この記事では、特徴も交え、プログラミング言語の種類を一覧にまとめて紹介します。
プログラミング言語を一覧で知りたい!
プログラミング言語はどれを選べばいいの?
国内におけるIT人材の不足が深刻化していることもあり、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。
そんななか、転職や副業での収入獲得に向けたリスキリングを目的に、プログラミングを学び始めようと考えている人も多いのではないでしょうか。
ただ、プログラミング言語の種類はとても多く「簡単には選べない」という人もいますよね。プログラミング言語選びの成功には、一覧表で主要な言語を把握するのがおすすめです。
そこで、今回次のトピック別でプログラミング言語を一覧表にまとめて紹介します。
プログラミングの知識がなくても読みやすい内容ですので、ぜひご一読ください。
- プログラミング言語には数百以上の種類が存在する
- 初心者は「Python」「Java」「C」などの言語学習がおすすめ
- 「R言語」「C++」「Python」などは平均年収が高い言語
また、包括的にプログラミング言語への理解を深めたい方は次の記事を参考にしてください。
→ プログラミング言語が丸わかり!初心者向けに選び方やおすすめ言語を紹介
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
プログラミング言語一覧(全30種類)
プログラミング言語は、数百種類以上存在します。そのなかでも比較的求人数が多く、将来性があるものを中心に、主要なプログラミング言語を30種類ピックアップしました。
まずは、全30種の主要プログラミング言語を一覧表で紹介します。これらの言語は本ブログでも取り上げていますので、リンクした記事もあわせて参考にしてください。
言語 | 主な利用分野 |
C言語 | 業務システム/組み込みシステム |
C++ | 業務システム/組み込みシステム/ゲーム |
Java | Webアプリ/業務システム/組み込みシステム/スマホアプリ |
C# | パソコンアプリ/ゲーム |
JavaScript | Webアプリ/ゲーム |
PHP | Webアプリ |
Ruby | Webアプリ |
TypeScript | Webアプリ |
Python | Webアプリ/人工知能 |
R言語 | 人工知能 |
Go言語 | Webアプリ |
Swift | パソコンアプリ/スマホアプリ |
Kotlin | スマホアプリ |
Objective-C | パソコンアプリ/スマホアプリ |
Visual Basic | パソコンアプリ |
VBScript | 業務効率化 |
BASIC | CUIプログラム |
Google Apps Script | 業務効率化/自動化 |
Haskell | 業務システム |
Scala | Webアプリ/業務システム |
Groovy | Webアプリ/業務システム |
Delphi | パソコンアプリ/スマホアプリ |
Dart | Webアプリ/スマホアプリ |
D言語 | 組み込みシステム |
Perl | Webアプリ |
COBOL | 業務システム |
SQL | Webアプリ/人工知能/業務システム |
FORTRAN | 科学計算 |
MATLAB | 人工知能/組み込みシステム |
Scratch | プログラミング教育 |
各言語の特徴や読み方など、詳しい情報については1つずつ解説していきます。
なお「どの言語を学んだらいいのかわからない…」という方は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、上画像のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。
どのプログラミング言語を選べばいいのかわからない方は、ぜひ一度お試しください。
自分にあうプログラミング言語を診断してみるC言語
「C言語(シーげんご)」は、45年以上の歴史がありながらも根強い人気のあるプログラミング言語です。
C言語のプログラムは、データ領域の限られたハードウェアでも高速動作が可能という特徴があります。その性能の高さから、電子機器の組み込みシステム開発などで特に需要が安定しています。
ただしプログラムの実行前に変換処理(コンパイル)が必要だったり、メモリーのアドレス管理やデータ管理がシビアだったりと、習得難易度は高めです。
C++
「C++(シープラスプラス)」は、前述したC言語に「オブジェクト指向」と呼ばれる概念をプラスしたプログラミング言語です。名前が長いので「シープラプラ」「シープラ」などと呼ばれることもあります。
オブジェクト指向は、プログラムに登場する要素を「オブジェクト」として扱う概念です。しっかり理解するのは難しい概念ですが、使いこなせばプログラム開発を効率化できます。
そのためC++を使っている開発現場は多く、特に業務システム開発やゲーム開発で高い需要があります。オブジェクト指向について詳しく知りたい方は、次の記事をお読みください。
Java
「Java(ジャバ)」は汎用性が高く、トップクラスの求人数を持つプログラミング言語です。Javaのプログラムは「Java Virtual Machine」という仮想環境により、幅広いコンピューターOSで動作します。
特に業務システム開発での需要が高く、動作速度も高いため他にも幅広い分野で使われます。Javaの文法はC++とやや似ており、オブジェクト指向の概念も持つ習得難易度の高い言語です。
C#
「C#(シーシャープ)」は、前述のC++やJavaをベースとして作られたプログラミング言語です。Microsoft社が開発した言語なので、Windows上で動作するアプリ開発に良く使われます。
同じくMicrosoft社製の「Visual Studio」という優秀な開発環境が使えるので、効率的な開発が可能です。またゲーム開発に使われることも多く「Unity」という開発環境を用いれば幅広いジャンルのゲームを作れます。
Unityに興味のある方は、こちらの記事をぜひご覧ください。
JavaScript
「JavaScript(ジャバスクリプト)」は、Webサイトの動作を制御するプログラミング言語です。JavaScriptのプログラムはユーザーパソコンのブラウザ上(フロントエンド)で動作し、表示に動きを付けたりボタン操作を処理したりします。
Webアプリ開発には欠かせない言語なので、安定した需要があります。Webブラウザさえあればプログラムを変更した後すぐに動作確認できるため、プログラミング初心者でも学びやすい言語です。
JavaScriptを使うためには、Webサイトの表示内容やデザインを定義する「HTML/CSS」の習得も必要です。それに加えて、個人でWebアプリを開発する場合は後述する「PHP」なども学びましょう。
HTML/CSSの基礎知識については、次の記事を参考にしてください。
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PHP
「PHP(ピーエイチピー)」は、WebサイトのデータをWebサーバー上で管理するためのプログラミング言語です。PHPのプログラムは、ユーザーから直接見えないWebサーバー上(バックエンド)で動作します。
PHPは、Webアプリのバックエンド(サーバーサイド)開発でとても高い需要があります。Web系の開発以外にはあまり使われません。
文法は比較的シンプルで、プログラムの実行前に変換処理が不要なため、初心者でも習得しやすい言語です。
Ruby
「Ruby(ルビー)」は、日本人のまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語です。Rubyの文法はとてもシンプルで、初心者でもすっきりしたプログラムを書きやすい特徴があります。
PHPと同様に、Webアプリのバックエンド開発で使われることの多い言語です。Rubyは汎用性が高く、スマホアプリ開発やスクレイピング(Webデータの収集・分析)に使われることもあります。
TypeScript
「TypeScript(タイプスクリプト)」は、Microsoft社がJavaScriptを改良して作ったプログラミング言語です。比較的新しい言語ですが、JavaScriptと同様にWebアプリのフロントエンド開発で使われることが増えています。
JavaScriptとの最大の違いは、プログラムで使う変数(データの入れ物)の扱い方です。JavaScriptだと変数の使用時にデータの種類(文字列や数字など)を指定する必要がなく、プログラム実行時にコンピューターが判断します。
一方のTypeScriptでは、変数の使用時にプログラマーがデータの種類を指定する必要があります。記述量は増えるものの、プログラマーの意図通りにプログラムを動かしやすいため、思わぬ誤動作の防止につながるのです。
Python
「Python(パイソン)」は、人工知能(AI)開発で最もポピュラーなプログラミング言語です。初心者でも覚えやすいシンプルな文法で、少ない記述量で無駄のないプログラムが書けます。
Pythonは人工知能だけでなく、Webアプリ開発やデータ分析などの幅広い用途に利用可能です。30年ほどの歴史を持つ言語で、国内外で安定した人気があります。
R言語
「R言語(アールげんご)」は、データ分析に特化したプログラミング言語です。一般的なプログラム開発はできませんが、データ分析が欠かせない人工知能開発で使われることが良くあります。
ただし文法は他の言語と比べると独特で、数学・統計学の知識なども欠かせないため習得難易度は高めです。R言語を使えるエンジニアは多くないので平均年収は高く、習得できれば収入アップも狙えます。
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Go言語
「Go言語(ゴーげんご)」は、Google社によって開発された比較的新しいプログラミング言語です。Go言語の文法はJavaに似ていますが、それよりもシンプルなため初心者でも習得しやすくなっています。
Webアプリのバックエンド開発で使われることが多い言語です。まだ求人数は他の言語に比べると多くありませんが、平均年収が高く今後の人気上昇が期待できます。
Swift
「Swift(スウィフト)」は、Apple社が開発した比較的新しいプログラミング言語です。iOSのスマホアプリやmacOSのパソコンアプリなど、Apple社製品向けのプログラムであれば基本的に何でも開発できます。
文法はPythonなどの良さを取り入れたシンプルさがあり、初心者でも比較的覚えやすい言語です。汎用性はそれほど高くないものの、Apple社製品の開発では豊富な求人が存在します。
Kotlin
「Kotlin(コトリン)」は、Javaをベースに開発された新しいプログラミング言語です。Javaよりも文法がシンプルで、初心者でも比較的理解しやすくなっています。
Kotlinが使われる分野は、おもにAndroidのスマホアプリ開発です。それ以外の分野にはまだ広まっていませんが、互換性のあるJavaからKotlinに移行するケースも増えています。
Objective-C
「Objective-C(オブジェクティブシー)」はC++と同様、C言語をベースに作られたオブジェクト指向型のプログラミング言語です。C++はC言語の仕様自体を上位互換しているのに対し、Objective-Cはオブジェクト指向を補足的に追加している違いがあります。
macOSのパソコンアプリやiOSのスマホアプリなど、Apple社製品のアプリ開発で初期から使われてきました。昨今ではSwiftの普及で活躍の機会は減っているものの、根強くObjective-Cを使っている企業もあります。
Visual Basic
「Visual Basic(ヴィジュアルベーシック)」はC#と同様、Microsoft社により作られたプログラミング言語です。Windowsのパソコンアプリ開発で主に使われ、GUI(操作画面)を手軽に作れる魅力があります。
Visual Studioではサポートされているものの、C#と比べて使える開発環境は限られるため、C#ほど需要は高くありません。とはいえ、文法はC#よりもシンプルで覚えやすい言語です。
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VBScript
「VBScript(ブイビースクリプト)」は、Visual Basicをベースに作られたプログラミング言語です。開発環境を構築せずとも、メモ帳さえあれば使える手軽さが魅力といえます。
VBScriptを使うことで、パソコン作業を効率化するプログラムを作成可能です。個人開発には役立つ言語ですが、一般的なチーム開発ではVisual Basicほど使われません。
BASIC
「BASIC(ベーシック)」は、Visual Basicのベースとなっているプログラミング言語です。キーボード操作で動かす「CUI」のプログラムを作成できます。
Visual Basicと文法は似ていますが、操作画面を持つGUIのプログラムは作成できません。一般的なプログラム開発で使われる機会は多くありませんが、Visual Basicを学ぶ方は把握しておきましょう。
Google Apps Script
「Google Apps Script(グーグルアップススクリプト)」は、Google社がJavaScriptをベースに開発したプログラミング言語です。JavaScriptはユーザーのパソコン上で動作するのに対し、Google Apps ScriptはGoogleのサーバー上で動作する違いがあります。
そのため、「Googleドキュメント」などのGoogleが提供するクラウドサービスと連携できるのが特徴です。一方で、開発環境が限定されるなどのデメリットもあり、JavaScriptほどの求人数はありません。
Haskell
「Haskell(ハスケル)」は、1990年から存在する歴史の長いプログラミング言語です。「関数型」という分類の言語で、数学における関数のようなものを用いてプログラミングします。
文法は独特で、学習コストが高くなりやすい言語です。そのため求人数はあまり多くありませんが、業務システム開発で用いられる場合があります。
Scala
「Scala(スカラ)」は、JavaにHaskellのような関数型言語の特徴をプラスしたプログラミング言語です。関数型とオブジェクト指向型の「いいとこどり」をした言語で、注目度が高まっています。
Javaと互換性があり、Javaの環境があればScalaのプログラムも動作可能です。そのためJavaと同じく高い汎用性を持ち、Web開発や業務システム開発など幅広く利用できます。
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Groovy
「Groovy(グルービー)」はScalaと同様、Javaと互換性のあるプログラミング言語です。文法は前述したRubyに似てシンプルなため、Javaよりも覚えやすいといえます。
Groovyの登場は2003年ごろながら、近年になって注目度が急上昇しています。プログラミング言語の人気指標である「TIOBE Index」では、2021年11月現在12位にランクインしているのです。
Delphi
「Delphi(デルファイ)」は、「統合開発環境(IDE)」が一体となったプログラミング言語です。統合開発環境は、前述したVisual Studioのように、開発に必要な機能が一通り備わったソフトウェアを指します。
Delphiを用いることで、パソコンやスマートフォンのアプリ開発を視覚的に行えるのが魅力です。ただし、統合開発環境が使えるのはWindowsパソコンに限られます。
Dart
「Dart(ダートまたはダーツ)」は、Googleにより作られた新しいプログラミング言語です。JavaScriptの代替言語として作られているため、初心者でも比較的覚えやすいといえます。
Dartは「Flutter」と呼ばれるフレームワーク(開発ツールの1種)を使うことで、その真価を発揮します。iOS・Androidのスマホアプリをともに開発できる上に、Web開発も可能です。
D言語
「D言語(ディーげんご)」はC++と同様に、C言語をベースに作られたプログラミング言語です。C言語の処理性能はキープしつつ、C++のようにオブジェクト指向を用いたプログラムの記述も行えます。
ただし、言語としては優れているものの、プログラム開発ではあまり使われません。組み込みシステム開発などでC言語やC++が普及する中で、D言語はタイミングに恵まれませんでした。
Perl
「Perl(パール)」は、30年以上前から存在する歴史のあるプログラミング言語です。主にWeb開発で使われますが、Web開発言語の中でも比較的高速で動作する特徴を持ちます。
PHPやRubyなどの台頭により、近年では活躍の場が減っているものの、根強く使っている企業もあります。Perlを使えるエンジニアが多くないこともあり、平均年収が高い言語です。
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COBOL
「COBOL(コボル)」は、60年以上の長い歴史を持つプログラミング言語です。トレンドの言語ではないものの、業務システム開発でCOBOLを使う企業も多く存在します。
COBOLスキルを持つエンジニアは多くないため、高単価の案件も豊富です。文法は他の言語と比べて独特ですが、読みやすくシンプルなため、比較的覚えやすいといえます。
SQL
「SQL(エスキューエル)」は、大量のデータを収集・管理するための「データベース」を操作する言語です。厳密にはプログラミング言語ではありませんが、多くのデータを扱うシステムやアプリには欠かせません。
人工知能(AI)開発のデータ分析などにも使われ、活用シーンは多岐にわたります。プログラミング言語を学ぶなら、併せて勉強しておきたい言語です。
FORTRAN
「FORTRAN(フォートラン)」は、世界最古の高水準言語(人間が理解しやすいプログラミング言語)です。一通りの基礎文法が備わっており、C言語をはじめとした多くの言語に影響を与えました。
高度な科学計算を行えるのが特徴で、スーパーコンピュータ(科学計算用の大規模なコンピューター)に使われています。ただし、一般的なプログラム開発には使われません。
MATLAB
「MATLAB(マトラボまたはマットラブ)」は、数値解析ソフトウェアが一体となったプログラミング言語です。データ分析を得意としており、人工知能(AI)開発で注目されています。
また、プログラムの制御をモデル化して、そこからコードを自動生成できるのも特徴です。プログラミングの労力を削減できるため、組み込みシステム開発などでも使われることが増えています。
Scratch
「Scratch(スクラッチ)」は、子どものプログラミング教育用に作られたプログラミング言語です。一般的な言語のようにコードを記述せず、ブロックを組み合わせてプログラムを作っていく特徴があります。
手軽にプログラミングを体験できる魅力から、世界で7,000万人(2021年11月現在)を超えるユーザーが存在します。通常のプログラム開発には使えませんが、「子どもにプログラミングを教えたい」という方におすすめです。
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平均年収が高いプログラミング言語一覧
平均年収が高いプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。なお、平均年収はIT系メディア大手「TECH Street」の「2020年プログラミング言語別年収ランキング」をもとに記載しています。(20~50代の年収を平均化)
言語名 | 平均年収 |
R言語 | 593万円 |
C++ | 545万円 |
Python | 539万円 |
Perl | 537万円 |
C言語 | 534万円 |
PythonやR言語が使われる「人工知能開発」、C++やC言語が使われる「IoT(モノのインターネット)開発」は、いずれも注目度の高い分野です。注目度が高いと、開発できるエンジニア数が求人数に追いつかない「売り手市場」となり、年収が高くなる傾向があります。
「Perl(パール)」は、おもにWeb開発で使われるプログラミング言語です。PHPやRubyの普及で、徐々に活躍の場は減っています。それでもPerlスキルを求める企業も根強く存在するため、平均年収は高いといえます。
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初心者でも習得しやすいプログラミング言語一覧
現役エンジニアが100人にアンケート調査をしたところ、「未経験者が最初に学ぶべき」という声が多かったプログラミング言語はPythonでした。
Pythonがおすすめな理由は次のとおりです。
記法がわかりやすく、学習したことを使用して何らかのアウトプットを作るまでのハードルが低いため、初心者にもおすすめです。
30代・男性
Pythonはライブラリが豊富でさまざまな開発が可能です。業務効率化にとっては重要なプログラミング言語であり、これからも伸びる言語です。
学習のしやすさでいえば、JavaScriptやPHPも文法が比較的シンプルで覚えやすい言語です。
プログラミング初心者におすすめの言語は下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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今後注目の新しいプログラミング言語一覧
今後の伸びが期待できる新しいプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。
言語名 | 登場した年 |
Go言語 | 2009年 |
Kotlin | 2011年 |
TypeScript | 2012年 |
Swift | 2014年 |
新しいプログラミング言語は、他言語の良い部分を取り入れた、比較的覚えやすい文法のものが多くあります。その一方で、歴史の長い言語に比べるとWeb上の参考情報は少ないのが難点です。
いずれの言語も歴史が短いにもかかわらず、求人検索エンジンの「indeed」では2021年7月現在、2,000件以上の求人が存在します。将来性を重視したい方におすすめの言語です。
将来性の高いプログラミング言語はこちらの記事でも紹介していますので、あわせて参考にしてください。
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開発分野別・人気プログラミング言語一覧
開発分野によって、使われるプログラミング言語はさまざまです。ここでは、開発分野ごとに人気のプログラミング言語を一覧表でご紹介します。
- Webアプリ開発
- スマホアプリ開発
- 人工知能(AI)開発
- ゲーム開発
- 業務システム開発
それぞれ、順番に解説していきます。
なお、開発分野を重視してプログラミング言語を選びたい方には、次の記事もおすすめです。
Webアプリ開発
Webアプリ開発で人気のプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。
言語名 | 主な用途 |
JavaScript | フロントエンド開発 |
Python | バックエンド開発 |
Ruby | バックエンド開発 |
PHP | バックエンド開発 |
Java | バックエンド開発 |
Go言語 | バックエンド開発 |
Webアプリはブラウザから利用できるので、プログラムに変更があってもユーザーに再インストールしてもらう必要がありません。
そのため、細かいアップデートがしやすいインタプリタ型言語が使われることが多いといえます。インタプリタ型言語はプログラム変更のたびに変換処理を行う必要がなく、アップデートの手間が少ないためです。
Webアプリ開発に使われるプログラミング言語について詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。
スマホアプリ開発
スマホアプリ開発で人気のプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。
言語名 | 主な用途 |
Swift | iOSアプリ開発 |
Java | Android開発 |
Kotlin | Android開発 |
スマホアプリは、ユーザーがアップデートする手間を増やさないよう、頻繁にはバージョン更新を行いません。
そのためプログラム変更が手軽に行える言語よりも、速度面で優れたコンパイラ型言語が多く使われます。コンパイラ型言語はプログラムの変換処理をあらかじめ済ませておくため、実行時に変換の手間が発生しないのです。
スマホアプリ開発に使われる言語の詳細については、次の記事をご覧ください。
人工知能(AI)開発
人工知能(AI)開発で人気のプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。
言語名 | 主な用途 |
Python | 人工知能開発全般 |
R言語 | データ分析 |
Julia | 技術計算 |
人工知能開発は一般的な開発とは異なり、大量のデータを集めて分析したり、複雑な計算を行ったりすることが求められます。そのため、このような分析や計算を少ない記述量で実現できる言語が人気です。
最もポピュラーな言語は「Python」ですが、データ分析には「R言語」、技術計算には「Julia(ジュリア)」が使われることもあります。
Juliaはまだ他の言語ほど普及していません。しかし動作速度に優れた言語で、今後広まっていくことも考えられます。
人工知能開発におすすめの言語はこちらの記事でも紹介していますので、あわせてご一読ください。
ゲーム開発
ゲーム開発で人気のプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。
言語名 | 主な対象ジャンル(ゲームエンジン名) |
C# | コンシューマーゲーム[*1]/パソコンゲーム/スマホゲーム(Unity) |
C++ | コンシューマーゲーム/パソコンゲーム(Unreal Engine) |
JavaScript | ブラウザゲーム[*2](Cocos2d-x) |
ゲーム開発でキャラクターの複雑な動きなどを実現するためには、多大な労力が必要となります。そのため、開発の労力を減らせる優秀な「ゲームエンジン」(ゲームに特化した開発環境)が存在する言語が人気です。
また言語やゲームエンジンによっても、開発できるゲームジャンルはさまざまです。ゲームジャンルやゲームエンジンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
業務システム開発
業務システム開発で人気のプログラミング言語一覧は、下記のとおりです。
言語名 | 特徴 |
Java | 高速で汎用性が高い |
C++ | 特に高速な動作 |
C言語 | 高速で軽量な動作 |
業務システム開発は、企業の業務改善や業務効率化を目的とした個別対応が基本となります。
そのためプログラムの速度面が重視されやすく、コンパイラ型言語の中でも高速で動作するものが人気です。また、同様に速度面が重視される電子機器の組み込みシステム開発でも、これらの言語が良く使われます。
業務システム開発におすすめの言語は次の記事でも紹介していますので、あわせてご覧ください。
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挫折なくプログラミング言語の習得を目指すなら
プログラミング言語の種類を知り、学んでみようかなと興味が湧いてきた方のなかには
独学で習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…
と不安な方もいますよね。
実のところ、これまで紹介してきたようなプログラミング言語の学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%がプログラミングの学習途中で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
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4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
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- 累計指導実績4万5,000名以上
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侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
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公式サイトで詳細を見るまとめ
今回はプログラミング言語に関して、さまざまな一覧表でご紹介しました。
- 主要なプログラミング言語一覧
- 初心者向けプログラミング言語一覧
- 平均年収が高いプログラミング言語一覧
- 今後注目の新しいプログラミング言語一覧
- 開発分野別・人気プログラミング言語一覧
これらの一覧表を活用することで、あなたに合った言語を選びやすくなります。しかし言語選びはスタートラインに過ぎず、習得するためには正しい方法でのプログラミング学習の継続が大切です。
本ブログでは、プログラミングを学びたい方の役に立つ記事をたくさん用意しています。色々な記事を参考にして、プログラミング言語の習得をぜひ成功させてください。
「Python」「JavaScript」「Ruby」「PHP」の4言語がリストアップされます。いずれも文法が比較的シンプルで、効率的に実践学習しやすい言語です。詳しくは本文で解説しています。
「C#」「C++」「JavaScript」の3言語がリストアップされます。いずれもゲーム開発を効率化できる優秀な「ゲームエンジン」が存在する言語です。
参考文献
- 文部科学省「プログラミング教育」
- 厚生労働省 職業情報提供サイト 「jobtag」
- IPA 独立行政法人 情報処理推進機構「DX白書2023」
- 経済産業省「我が国におけるIT人材の動向」「IT人材育成の状況等について」「IT人材需給に関する調査」
- 松尾研究室「生成AI時代の人材育成」
- 厚生労働省「開発した教育訓練プログラム」
- プログラミング教育の問題と対策
- プログラミングの本質的難しさと 日本語/英語プログラミング言語の比較検討
- TIOBE Index
この記事の監修者
株式会社SAMURAI
独学でプログラミング学習を始めるも挫折。プログラミングスクール「SAMURAI ENGINEER」を受講し、Web制作を学ぶ。副業でWeb制作を行いつつ、「初心者がプログラミングで挫折しないためのコンテンツ制作」をモットーにWebライターとして侍エンジニアブログ編集部に従事。
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