近年、プログラミングの注目度は一気に高まり、プログラミングを学習してエンジニアになる方が急増しています。そんな中Javaについて色々と調べていると、
Javaってそもそも何なんだろう……。
Javaで何ができるようになるんだろう。
と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
この記事では、そもそもJavaとはどういったプログラミング言語なのか?から始まり、次の4つについて初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
- Javaの特徴・用途
- Javaで作れるもの・就ける仕事
- Javaの効率的な学習方法
- Javaで簡単にプログラムを動かす方法
Javaとは?

Javaとは、プログラミング言語の一つ。現在、200種類以上のプログラミング言語がある中で、昔から良く使われており、Googleが開発に用いている「Google三大言語(Java、C++、Python)」の一つでもあります。応用力がある言語として昔から根強い人気を誇り、日本でも昔から変わらず人気が高い言語です。
Javaの人気が根強いのは、基本的にどんな環境でも使える言語だというのが大きいでしょう。システム開発、Web開発、アプリケーション開発と、使える場面が多岐にわたり、さまざまな開発に利用されているからです。特に、大企業での大規模システム開発やAndroidアプリの開発を得意としています。
また、Javaがさまざまなプログラミング言語の元になっているのも、ほかの言語と比較して優れている点です。
ちなみに、Javaによく似た名前のプログラミング言語に、JavaScriptがあります。実はこの2つ、名前こそよく似ていますが、全く別のプログラミング言語です。
Javaは業務システムやWebサービス・Android向けアプリの開発に使われますが、JavaScriptはWebブラウザで上で色を変えたりポップアップ表示をさせるというよな、動きがあるWebページの開発に使われることが多い言語です。
次の記事では、JavaとJavaScriptの違いをより詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

Javaの特徴
Javaの主な特徴は、次のとおりです。
- どんなコンピュータでも使えること
- オブジェクト指向であること
- 高い人気と需要があること
それぞれ詳しく解説していきます。
特徴1:Javaはどんなコンピュータでも使える
Javaの最大の特徴は「JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)」で動いていることです。Java仮想マシンとはその名前の通り、Javaのために擬似的に作り出されたマシンのこと。このマシン上で、Javaは動作します。
Javaは、Java仮想マシンが動作するコンピュータならどんなコンピュータ上でも利用できます。それはまるで、Java仮想マシンは「コンピュータ本体との通訳者のようなもの」で、通訳さえいれば世界中どこへでも自由に旅に行けるのと同じです。OSがMacでもWindowsでもLinuxでもOK。どんな環境でもJavaは動作するのです。
特徴2:オブジェクト指向で作られている
Javaを使ってプログラムを作るには、どんな小さなものでも「オブジェクト指向」という考え方が必要になってきます。
オブジェクト指向とは?
オブジェクト指向とは、モノ(オブジェクト)同士を関係させ、組み立てていくプログラミングの考え方のこと。
大きな木からいきなり机を作ろうとすると変なカタチの机ができる可能性がありますが、最初から
- 天板となる一枚の板
- 机の脚4本
を別々に用意すれば、天板と脚を組み合わせるだけで、ごく普通の机を作ることができます。このようにモノをモノを組み立てて1つのものを作る考え方をオブジェクト指向と言います。開発を効率的に進めるために必須となる考え方ですね。
下の記事では、オブジェクト指向とは何なのかを紹介しつつ、Javaにおけるオブジェクト指向をより詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。

特徴3:Javaは高い人気と需要のある言語
WEB上での検索数を記録する「TIOBE INDEX」を見ると、2019年時点でJavaは堂々のシェア1位となっています。

また、次に各プログラミング言語の人気度をグラフで示したものを見ていきましょう。

こちらは2002年以降の各プログラミング言語の人気度をグラフで示しています。黒い折れ線グラフが、Javaを表しています。
PythonやJavaScriptなどの登場でわずかに右肩下がりになっていますが、それでもJavaの人気は不動のものと言っていいでしょう。2000年代に入るとJavaがほぼ1位になっています。
また、もっと遡って1988年代からの言語の人気を示した表を次に見ていきましょう。

こちらを見ると、Javaは常にトップ3にランクインしています。時代の激しい流れはあっても、Javaの人気は衰えることを知りません。
また、次の記事ではJavaエンジニアの年収を上げる方法も交えて紹介しているので、あわせて参考にしてください。

Javaで開発できるもの
Javaを使えば、主に下記の6つを開発できます。
- 1.業務システム開発
- 2.Androidアプリ開発
- 3.Webアプリケーション
- 4.Webサイト
- 5.ゲーム開発
- 6.組み込みシステム
それぞれ解説していきますね。
1.業務システム開発
Javaで制作できるアプリの代表的なものに「業務システム」があります。オンラインで動作するもので、例えば運送会社の配送システムや、金融の取引システムなどもJavaで作られています。業務システムでは多数の情報を管理するためにデータベースを使用します。
業務システムで使われているデータベースの「Oracle Database」ではJavaを使って開発することができます。「Oracle Database」の詳細に興味のある方はこちらの記事を確認してください。
2.Androidアプリ開発
Googleが提供するAndroid自体がJavaで動いており、Androidアプリを作る時にもJavaを使います。
今はiPhoneのアプリが主流だから時代遅れでしょ
そう思う方もいるかもしれませんが、日本のスマホのシェア率を確認してみると、次のとおりです。
Androidが4割強を占め、Javaで開発するAndroidの需要はまだまだ高いと判断できます。世界的にはAndroidのシェアが高い傾向にあるので、Androidアプリを開発するエンジニアの需要は十分にあります。
3.Webアプリケーション
Javaは、業務システムのような組織内のシステムだけでなく、Webサービスを支えるアプリの開発もできます。Twitterのような大規模なWEBサービスなどもJavaで開発できます。
実はTwitterは元々Rubyで開発されていましたが、その当時はアクセスが集中すると処理をしきれず、クジラの画像のエラー画面が表示されていました。そのため、開発に使用する言語をRubyからJavaに変更。多数のアクセスを処理できるようになってエラー画面が出ることはなくなりました。
Javaは開発に時間がかかる言語なので、小規模なWebアプリ開発には向いていませんが、Twitterのような大規模アプリの開発に最適なのです。TwitterがJavaにシフトして成功した話はこちらの記事を参考にしてください。
なお、下の記事ではJavaを使ったWebアプリ開発時に読んでおくべきおすすめの記事を紹介しているので、良ければ参考にしてください。

4.Webサイト
Webサイトを介したさまざまなWebサービスは、現代の暮らしになくてはならない存在です。
Webサイトはさまざまな言語を組み合わせて構築されており、ユーザーが目にする画面(フロントサイド)に表示されるのはHTMLやCSSといった言語が使われていますが、処理を行うサーバー側(バックエンド)のプログラムにはPHPやRuby、Javaが使われていることが多くあります。身近なところでは、楽天やebayといったECサイトで、Javaが採用されていますね。
5.ゲーム開発
Javaではゲーム開発もできます。人気のクラフトゲーム「Minecraft」は、Javaで開発されています。
- Minecraftとは?
- Minecraftとは、ブロックを積み重ねて建物や町を自由に作るゲームです。洞窟探検をしモンスターを倒す、サバイバルを楽しむこともできます。遊び方はユーザー次第。まさに「自由に遊べるゲーム」です。/ 引用:Minecraft 公式サイト
ゲーム開発の言語はC#が主流と聞いたけれど……
ゲーム開発で使われる言語は確かにC#が主流ですが、Javaでもゲーム開発はできます。クオリティも追求できる優秀なプログラミング言語として使われています。
次の記事では、Javaでゲーム開発する方法をおすすめの学習サイトや本・書籍も交えて紹介しているので、良ければ参考にしてください。

6.組み込みシステム
Javaの開発が始まったのは1991年のこと。開発のきっかけは、実は家電製品でした。当時はC++を使い開発されることが多かった家電製品やカー用品でしたが、家電製品の進化に合わせてプログラムを書き替えねばならず、困難を極めていたのです。
1996年、初めてJava1.0が発表され、以来、多くの家電製品に組み込まれるシステムにJavaが使われるようになりました。ブルーレイディスクプレーヤーやカーナビゲーションシステム、洗濯機や冷蔵庫、テレビなど多くの家電製品でJavaが採用されています。
身の回りのあらゆるものがインターネットの繋がるIoT化も、Javaが支えていると言っても過言ではありません。
また、下の記事ではJavaでできることを使用例も交えて紹介しているので、あわせて参考にしてください。

Javaのメリット
Javaを学ぶメリットは、主に次の3つです。
- その1:言語として高性能
- その2:人気が高く日本語の参考記事や書籍などが多い
- その3:仕事に直結しやすい
これらを、それぞれ詳しく見ていきましょう。
その1:言語として高性能
Javaは人気の言語であるRubyやPHPなどのWeb系プログラミング言語に比べると、少し学習難易度が高いのですが、その分言語として高機能な性能を持ちあわせています。例を挙げると下記になります。
- プラットフォームに依存しない
- 開発効率と保守性が高い
- ライブラリが充実している
Javaは、JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)が入っているパソコンであれば、OSに依存せず、ほぼ同じコードで動かせます。また、ライブラリが豊富なので、「これがしたい」と思いついたことに複雑な処理が必要な場合でも、すでに便利なライブラリがあったりします。
どんなに小さなプログラムを作る時でも、Javaを使う時はオブジェクト指向という考え方が必要です。オブジェクト指向は、現代のプログラミングでは必要不可欠な考え方。Javaを学べば自ずとオブジェクト指向を身につけられるでしょう。
その2:人気が高く日本語の参考記事や書籍などが多い
Web上での検索数を記録するTIOBE Indexを見ると、2020年6月時点でJavaはシェア2位です。それだけJavaを使うプログラマーが多いということを示しています。

Javaは多くの人が使っていて人気が高い言語だからこそ、プログラミング学習をする際に参考に見るサイトなどが多いということも表しています。簡単なエラーなら、日本語で検索すればだいたい解決できます。
日本語での参考情報が多いので、応用的な開発も進めやすいという特徴も。Javaの基本を押さえていれば、ネットを使って自分で調べて、開発を先へと進めていけます。Q&Aサイトを見ても、Javaをキーワードにした質問の数はとても多く、そこから情報を集められるのは大きなメリットの1つです。
その3:求人数が多く仕事に直結させやすい
ここまで説明してきたように、Javaは、人気やシェアが他の言語に比べて圧倒的に高い言語。トレンドに左右されず、10年以上前から人気が高い言語です。さらに、活用できる幅が広いというのも大きなメリットです。
では実際にどのくらい求人数があるのか、確認してみましょう。大手求人サイト「doda」でJavaをキーワードに検索してみると…

2020年6月9日現在で4,255件もの求人がヒットしました。ほかの言語では、C言語660件、PHP1.989件、Python1,333件なので、数あるプログラミング言語の中でも、Javaの求人数はトップクラスと言えます。Javaを習得できていれば、就職・転職する際に優位に立てるでしょう。
Javaのデメリット
Javaのデメリットは、次のとおりです。
- その1:Javaでも動作しない環境がある
- その2:Javaのオブジェクト指向・設計に手間がかかる
それぞれ解説していきます。
その1:Javaでも動作しない環境がある
Javaの最大の特徴であるJVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)ですが、JVMが入っていないパソコンでは、当然ですがJavaは動きません。
JVMについては、次の記事で詳しく解説しています。

また、炊飯器や冷蔵庫などの電子機器に使われる「マイコン」と呼ばれるシステムにはJavaのプログラムは組めません。
- マイコンとは?
- 電気機器を制御するための電子部品。炊飯器や冷蔵庫、洗濯機といった電気機器に組み込まれています。/ 詳細はこちら
その2:Javaのオブジェクト指向・設計に手間がかかる
Javaは、学習開始から習得できるまでに、大幅な時間がかかる言語です。プログラミング言語の仕組みを理解することが難しいというのは勿論ですが、仕事にするためには学習範囲はプログラミング言語の学習だけにとどまらないからです。
オブジェクト指向で開発するJava言語は、オブジェクトを作成する必要があります。そのため、簡単な機能を作るだけなら、かえって手間がかかってしまいます。中途半端な技術で下手な設計をすると、根本から作り直すような状況に陥る可能性も。ネットワークやハードウェア系の知識がないと「仕事として成り立たない」こともあります。
また、次の記事ではJavaのメリット・デメリットを初心者に難易度が高い理由も交えて紹介しているので、あわせて参考にしてください。

Javaの効率的な学習ロードマップ
これからJavaについて学ぶのに、道筋の全体像が分からないと学習の仕方がわかりませんよね。学習サイトで学ぶのもいいですが、基本的に何をどんな順序で学ぶべきなのかを知っておかないと実力はついてこないもの。
そこで、次のようなロードマップで進めていくことをオススメします。
【仕事獲得に必要な最低限のスキルセットを整えるロードマップ】

①基本文法とIDEについて学ぶ
Javaには覚えるべき基本的な文法や概念があります。例えば
- データ型
- オブジェクト指向
- プロモーフィズム
- 継承
- 配列
- 例外
- カプセル化
- インターフェイス
- …etc
などなどです。これらの基本的な文法や概念は、Javaを習得後、実際の開発の軸になります。ここの理解がふわっとしていると、今後のキャリアにかなり響くことでしょう。受験勉強と同じように、基本をしっかり固めて、その応用で開発をやるということを頭に入れておきましょう。
資格を取って、自分の理解度がどの程度か知っておくのもオススメです。現時点でのおすすめの資格は「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8 認定資格」です。(後ほど細かく触れます)。
またこの段階で、IDE(統合開発環境)についても使えるようにしておきましょう。
②プロジェクト管理ツールについて学ぶ
Javaのライブラリを効率的に管理できて、ビルド(最終的な実行ファイルを作成すること)が簡単にできるプロジェクト管理ツールについて学ぶ必要があります。ビルドについてはこちらの記事でサクッと理解してみましょう。
編集部のおすすめプロジェクト管理ツールはGradleなので、わかりやすい解説はこちらをチェックしてみてください。
③正しく美しいコーディングについて学ぶ
基本文法を理解してコードをある程度書けるようになったら、独自のくせがつく前に、美しいコードを書けるようにしたいもの。GoogleのJavaコーディング規約を元に美しく正しいコードがかけるように修正していきましょう。
いや、これ英語で分からないよ……もっとわかりやすいものないの?
という方はこちらをチェックしてください。Google非公式ながら、日本語に翻訳されたコーディング規約を読むことができます。このコーディング規約をもとに、今まで書いてきたコードを見直しましょう!
自分のコードの見直しが終わったら、Github上に上がっているソースコードを見て自分のモノにしつつ、コーディング規約や他のコードと照らし合わせるのがおすすめ。美しいコードについて学びながら、正しい知識が定着します。
④テストコードについて学ぶ
先ほど、コーディング規約を見て正しいコードについて学んでもらいましたが、それでも間違ったコードを書いてしまうことは避けられません。どんなにすごいプログラマーでもエラーを出してしまうことからは逃れられないのです。
エラーが出てしまった時にこそ、テストコードが必要です。テストコードでは、不具合を起こしてしまわないようにコードがきちんと動くかテストできるからです。始めの段階でテストコードを身に付けて、さらに美しいコーディングができるように守備力を固めましょう。
参考になるスライドをご紹介します。ぜひこちらをチェックしてみてください。
⑤データベースについて学ぶ(SQLについて)
Javaは、「これを作りました!」という成果物を示しにくい傾向があります。なぜなら、システム関連のコーディングなどは会社で行うことが多く、1人で完結するようなプログラムを作り上げる機会はそうあるものではないからです。
とはいえ、評価してもらえるような成果物を作り、それを作る過程でどのように学習したのかが、その先の仕事獲得の際、とても重要です。
そのために一つの成果物としてWeb制作に取り組む中で、データを管理するデータベースについて学ぶ必要があります。データベースでデータのやり取りを行う際は、SQLが必要です。
SQLについて詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

⑥フレームワークについて学ぶ
次に効率的にWebサイトを作成できるJavaのフレームワークについて学んでいきましょう。効率的かつ速度感をもってWeb制作するためには、Javaのフレームワークが不可欠です。
次の記事では、Javaのフレームワークを使うメリットやデメリット、おすすめのフレームワークなどを紹介しています。適したJavaのフレームワークを選び集中的に学習しましょう。

⑦機能を実装してみる
ブログのようなWebサイトを作ったら、ログイン機能や作成、削除などのWebサイトの基本的な機能実装を行いましょう。これで、簡単なWeb制作は終わりです。さらに、いいね機能やお気に入り機能といった少し応用が効いた機能もつけるとさらにGoodです!
作成したWebサイトをGithub上に公開すれば、ポートフォリオとしても活用できます。
具体的なJavaポートフォリオの作り方は、下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

また、ポートフォリオ公開まで進んだら、実際に仕事を獲得しましょう。Java副業の案件を獲得する方法は、次の記事で詳しく解説しています。良ければ参考にしてください。

Javaで基本プログラムを実行してみよう!
Javaを開発する流れは、基本的に次のとおりです。
- Javaのインストール
- Javaのプログラムを書く
- Javaで書いたソースコードをコンパイルする
- Javaで出来上がったクラスファイルを実行する
順を追って、Javaのプログラムを書いて実行するまでの流れを解説していきます。
①Javaをインストールする
Javaのプログラムを書いて実行するには、Javaをインストールする必要があります。Javaのコンパイルや実行に必要なJDKのインストールや環境変数の設定は、下の記事を参考にしてください。

②Javaで実際にプログラムを書く
まずはJavaでプログラムを書きます。Javaプログラムの拡張子は「.java」です。下記は「Hello world!」と文字列を出力するサンプルプログラムです。これをソースコードといいます。
Sample.java
public class Main { public static void main(String[] args) { System.out.println("Hello world!"); } }
※ソースコードをコピーすることができます
③Javaで書いたソースコードをコンパイルする
書いたソースコードをJVMが実行できる形式に変換します。これをコンパイルといいます。コンパイルするには、ターミナルでプログラムのある場所に移動し、下記のコマンドを実行します。
javac プログラムファイル名
先ほど作成したSample.javaを、Windows付属のターミナルであるコマンドプロンプトを使用してコンパイルしてみます。
Sample.javaは「C:samurai」に保存します。

コンパイルが完了すると、同じディレクトリにプログラムと同じ名前で、拡張子「.class」のファイルが作成されます。これをクラスファイルといいます。コンパイルする時には、拡張子「.java」をつけるのを忘れないようにしてください。
④Javaで出来上がったクラスファイルを実行する
最後にクラスファイルを実行します。ターミナルで下記のコマンドを実行します。
java クラス名
先ほど作成したSample.classを実行するには、下記の順に操作します。
>cd C:¥samurai >java Sample.java >java Sample</strong>
[実行結果]
Hello world!
ここでは拡張子がいりません。
Javaの開発では、このような形でアプリケーションを作ります。
Javaで基本構文を使ったプログラムを書いてみよう!

ここでは、Javaプログラムでよく使う構文を紹介していきます。
なお、次の記事では入門者の方に向け、Javaの基礎を実践方法も交え詳しく紹介しているのであわせて参考にしてください。

Javaでif文を使った条件分岐
if文は、「もし◯◯の場合はXXする」といった条件によって処理を変える構文です。
if (条件) { // 条件にあてはまる場合に行う処理 }
Javaのfor文を使った繰り返し処理
for文は、繰り返し処理をする構文です。for文を使うと、何度も同じ処理を書く必要がありません。
for(int i = 0; i < 10; i++) { // 繰り返して行う処理 }
「int i = 0」は数値を入れる変数iを作成し、0を代入しています。「i < 10」はiが10より小さい間、繰り返して行う処理を実行します。「i++」は繰り返して行う処理が終わったら、iをひとつずつ増やします。これらの流れで、iが0から9までの間の10回同じ処理が繰り返し実行されます。
Javaにはどんな資格がある?
先ほど軽く触れましたが、Javaを勉強している人、もしくはこれから勉強しようと思っている人の中には、資格の取得を考えている人もいるのではないでしょうか。
Javaの資格は主に下記の2つです。
オススメは、Oracle認定Javaプログラマです。Javaの開発元による公式ベンダー資格なので世界中で通用しますし、就職や転職の際にも有効な資格と言えるからです。難易度が「Bronze・Silver・Gold」と三段階に分かれているので、まずは「Silver」の取得を目指すといいでしょう。
Javaの資格に関してより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

Javaプログラミングを本格的に学ぶなら
Javaで開発をするためには、まず学習をして開発するためのスキル・知識を得ることが必要不可欠です。しかし、学習の進め方を知らないと、途中でつまずいてしまい、思うように学習が進めることができません。
そこで、学習がスムーズにできるような記事を用意しました。

この記事の通りに学習を進めていけば、つまずくことなくJavaを習得できるでしょう。
挫折なくJavaを学習するなら
もちろんJavaは独学でも学べます。ただ実のところ、Java言語といったプログラミング学習に挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを経験した」と回答しています。


調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。


調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
「効率よく学べそう」という回答に関しては、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたインタビューでも「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とJavaの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できるほどのスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
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侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、ITエンジニアへの転職を見据えJava言語を学びたい人は受講料の最大70%が給付される「Webエンジニア転職保証コース」がおすすめです。金銭面での支援を受けつつ、Java言語の習得から転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してJava言語を習得できますよ。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回はJavaについて、特徴や使い道など、様々な角度から解説してきました。Javaは、大規模開発やAndroidアプリ開発を行うためのしっかりした言語ということが、理解してもらえたと思います。
この記事を読んでJavaに興味を持ったら、実際にコードを書いてみましょう!Java言語の特徴などを抑えていただいた上で、プログラミングライフをより楽しんでいただければ幸いです。
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