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PHPとは? 初心者向け学習方法やPHPエンジニアになる方法を解説

PHPは初心者向けと聞いて調べたけど
難しい言葉ばかりでどんな言語なのかよく分からない……

学習方法のおすすめは? どうやって動かせばいいの?
PHPではどんな仕事ができるか知っておきたい!
どんなことが出来るの?

こんにちは! 侍エンジニア塾編集部です。

PHP(ピーエイチピー)」はWebプログラミング言語の中でも特に人気があり、初心者向けと言われています。しかし初心者にとっては、それぞれのプログラミング言語が「どんな言語」で「何ができる」のか特徴を掴むことはとっても難しいですよね。

「結局調べても何を言っているのか分からない……本当にPHPの学習を始めても大丈夫かな……」と不安になっている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、

  • そもそもPHPとはなんなのか?
  • どんな特徴があってどんな風に使われているのか?
  • PHPはどのような仕組みで動いているのか?
  • 習得するとどんな仕事ができるのか?
  • PHPってどうやってプログラムを記述するのか?
  • おすすめの基礎学習法は?

といった内容を、専門用語を極力使わないようにして、誰にでも分かるように徹底解説していきます。PHPがどんな言語なのかしっかりと理解できる内容になっていますので、興味がある方も初めてPHPについて調べてみた方も、ぜひ最後まで読んでみてください!

PHPとは

画像:shutterstock

webアプリ・サービスを作るのに適した言語

PHPは1996年ごろに登場したプログラミング言語で、サーバーサイドのスクリプト言語です。WebサービスやWebアプリ開発に使用され、世界中で人気の言語でもあります。

日本でもPHPを扱える人は10万人以上いるといわれており、TIOBE Softwareが公開している人気プログラミング言語の指標でも、PHPは9位にランクインしています。


引用元: TIOBE Index https://www.tiobe.com/tiobe-index/

JavaやC、C++など、比較的規模の大きなシステムを構築する言語が上位にランクインしているなか、スプリクト言語ではPHPがトップクラスの人気があることがわかりますね!

Webサービスを開発できる言語では他にJavaScriptがありますが、PHPとは大きな違いがあります。JavaScriptはクライアントサイド、つまりWebブラウザで動作するものです。PHPはWebサーバー上で動くため、開発するにはWebサーバーにPHPがインストールされた環境が必要になります。

サーバー側にあるデータベースと簡単に連携することができたり、HTMLに埋め込んで使うことができるため、初心者でも比較的簡単に動作確認ができたり、動きのあるWebページが作れるようになっています。

※なお、ここまでの内容がいまいち理解できないという方は、もう少しプログラミングの知識を身につけてから学習した方がいいかもしれません。初心者向けにわかりやすく解説した記事があるので、一度目を通してみてください。

【初心者必見】プログラミングとは?誰でもわかる基礎知識
更新日 : 2020年7月2日

次の章では、PHPとHTMLの違いについて見ていきましょう。

PHPとHTMLの違い

PHPとHTMLは、WEB制作などの際にはセットで活用されることが多いです。PHPもHTMLもWEBページに文字などを表示することができますが、そもそもHTMLというのはプログラミング言語ではありません。正確には「マークアップ言語」と呼ばれるもので、PHPとは異なります。

ではHTMLとPHPには具体的にどのような違いがあるのでしょうか。それは、HTMLは静的なページを制作し、PHPは動的なページを制作するということです。HTMLだけでは、ユーザーごとにページの表示内容を変えたりすることはできませんが、PHPであればそれができます。

先程もお伝えしましたが、「PHPとHTMLはWEB制作などの際にはセットで活用されることが多い」です。つまり、HTMLで静的に制作されたページにPHPを使い動的な処理を加えるイメージです。

このように、PHPとHTMLには明確な違いがあるので、学習する際には「何が作りたいのか?」などを明確にし、学ぶべきことを的確に学習できるようにしましょう。では続いて、PHPの需要や仕事内容についてお話していきます。

PHPの需要や仕事内容

ここでは、PHPの需要や仕事内容のお話をします。PHPは現在多くのアプリやサービスに活用されていることや、他の言語にも応用が効くため、将来性をみても安定しているプログラミング言語です。

具体的な仕事内容は、

  • WEBアプリケーションの開発・構築
  • WEBサイトの制作・構築
  • 業務システム開発

など、多岐に及びます。

PHPエンジニアと聞いて一番最初に思いつく仕事といえば、WEBサイト制作やWEBアプリケーションの制作でしょう。しかしそれだけではなく、割合は少ないですが、業務改善システムの開発やゲームの開発などにもPHPは使われています。それだけ需要も多く、お仕事が多いことが分かるでしょう。

PHPがどんな言語なのか、なんとなくでもつかむことができたでしょうか? 次にPHPがどのように動いているのか、仕組みの部分も簡単に理解していきます。

PHPの動く仕組みを簡単に理解しよう

初めに少し触れましたが、PHPはサーバーサイドのプログラミング言語です。そのため、Webブラウザで表示するためのHTMLやCSSなどのファイルが保存されているWebサーバー上で動作します。

PHPがWebサーバー上でどのように動くのか、順を追ってみていきましょう。

  • クライアントであるユーザーが「リクエスト」した内容をサーバーが受け取る
    ブラウザでWebページを見ているとき、ボタンを押したりしますよね。それがリクエストになっていたりします。

 

  • 受け取ったリクエストの内容は、サーバーで解析及び処理してクライアントに返すための答えを作る
    サーバー上にあるプログラムがリクエストに対する答えを出してくれます。

 

  • 答えは「レスポンス」としてクライアントサイドに返す
    プログラムが出した結果が、ブラウザに表示されたりして返ってきます。

php_server_cliant

PHPの動く仕組み

このようにPHPは動作するため、開発するにはPHPがインストールされたWebサーバーが別途必要になります。PHPを導入する詳しい方法は「環境構築をしてみよう」で後述しますので、そちらをご覧ください。

さて、PHPのことが少しずつわかってきたでしょうか? 更に理解を深めるために、PHPで実際に作られているものを具体例を交えてみていきましょう。

超簡単にまとめると……

PHPの特徴を「超」簡単にまとめていきます。

Webアプリ・サービス開発に特化した言語

PHPは、Webで動いているさまざまなサービスやページ作りがとっても得意なプログラミング言語です。初心者から上級者まで、いろいろなレベルのエンジニアが使用しています。プログラミング学習の目標がWebアプリ開発なら、PHPは適した言語でしょう。

Webサービスが良く分からないという方は、こちらの記事を是非参考にしてください。分かりやすくWebサービスについて解説しています。

webサービスとは?知りたいけど聞きにくい初歩知識をQ&Aで解説
更新日 : 2019年7月3日

初心者に優しい人気言語

PHPは基本的なことさえ知っていれば、「Java」等のプログラミング言語に比べて比較的容易に使用できます。PHPはWebアプリ開発に特化された言語なので、構文がシンプルでプログラミングが未経験でもとっつきやすい言語です。

今まで公開していたシンプルなWebサイトにお問い合わせフォームをつけたり、システム的な機能を追加したくなったりした時なども簡単に導入可能です。

人気がある言語なので、困った時やつまずいた時に質問できる人や情報サイトが多いという点も初心者には安心できるポイントですよね。

PHPでできているもの

PHPは世界中で使われている言語と紹介しましたが、具体的にどのような場面で使われているのか紹介していきます。

WordPressで使われている

画像:shutterstock

皆さんは「WordPress」をご存知でしょうか?WordPressはブログのようなページを簡単に制作できるパッケージのこと。なんと、世界のウェブサイトの3分の1がこのWordPressで作成されているといわれています。

実は、そのWordPressにPHPが使用されているんです。そのため、PHPの人気が長く続いているんですねWordPressについて詳しく知りたい、興味が出たという方は、次の記事を是非ご覧ください。

WordPressとは?PHPとデザイン言語で基礎からカスタマイズ攻略
更新日 : 2019年9月11日

PHPを扱うことができれば、世界的に人気のWordPressを使いこなすことにも繋がるため、一石二鳥です。このようにPHPでは、ブログのようなサイト(CMSサイトと呼ばれます)を簡単に作ることができます。

ECサイトなどに使われている

画像:shutterstock

Webアプリと呼ばれるものはほぼ全てPHPで制作可能ですが、特に日本においては「ECサイト」を構築する際にPHPがよく使われています。ECサイトとは、インターネット上で商品を販売しているWebサイトのことです。

ECサイトを制作したい場合は、PHPで作成されている「EC-Cube」が有名です。もちろん、SNSやイベントマッチングサイトなど、多くの場面でPHPは活躍しています。世界的に有名なSNSサービスである「facebook」もPHPを使って開発されているんですよ!その他にも、検索サイトの「Yahoo!」やグルメの口コミサイトである「ぐるなび」などもPHPで作られています。

このように、日本でも海外でもいろいろなページに使われており、まだまだ人気は続きそうです。そんなPHPにはどのようなメリットがあるのでしょうか? また、デメリットについても知っておきたいですよね。次の章でまとめて紹介していきます。

PHPのメリット・デメリット

画像:shutterstock

先程から紹介しているように、PHPにはメリットがたくさんあります。しかしデメリットも存在します。そこでここでは、メリットとデメリットをわかりやすくまとめてみました。

PHPのメリット

ではまず、PHPのメリットからご説明してきます。PHPのメリットをまとめると、以下のようになります。

  • 構文がシンプルで簡単
  • PHPは人気言語ためWEB上に情報が多い
  • 比較的習得難易度が低い
  • 需要が高いので、案件が豊富

順番にご説明していきます。

構文がシンプルで簡単

PHPは構文がシンプルなので、初心者の方にも優しいのがポイントです。プログラミング初心者の方にとっては全く何をしているのかわからないくらい複雑な記述法の言語もあるので、構文がシンプルなのは大きなメリットではないでしょうか。

PHPは人気言語ためWEB上に情報が多い

PHPはWEBサービス開発に多く使用されており、利用人口も多く大変人気です。そのため、PHPに対する情報がWEB上に大量にあることもメリットの一つです。例えば、PHPを勉強し始めてエラーやわからないことに直面したとき、キーワードを入力して検索するだけで、同じように悩んでいる人が多いため多くの情報が転がっています。

調べれば日本語の情報だけでも大量に出てきますので、初心者の方にとってはエラーだけでなく不安の解消になります。不安感が原因で挫折することが多いプログラミング学習において、大きなメリットと言えるでしょう。

比較的習得難易度が低い

先程ご説明した、「構文がシンプル」や「WEB上に情報が多い」ということも相まって、PHPは比較的習得しやすい言語です。PHPでは実際に動かしながら学ぶことに最適なプログラミング言語で、初心者の方が学習するのに最適です。

需要が高いので、案件が豊富

先程も少し触れましたがPHP自体が人気の言語なので、需要が高くお仕事も豊富にあることもメリットの1つ。初心者の方がWEBエンジニアを目指しPHPを学習して、アウトプットも兼ねて実際の案件を受けるのにも適しています。

PHPを利用したWEB制作では、完全在宅案件も豊富にあるので、副業やフリーランスエンジニアの方たちにも大変人気です。

PHPのデメリット

ここまでPHPのメリットばかりを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。

  • Webアプリ・サービス以外のものはほぼ作れない
  • セキュリティが甘め
  • 自由度が高すぎる

こちらも順番に解説していきます。

Webアプリ・サービス以外のものはほぼ作れない

PHPは、WebアプリやWEBサービス以外の開発にはあまり向いていません。「スマホアプリを作りたい!」という方などのWebサービス以外の開発を考えている方は、別の言語を学習したほうが良いでしょう。

セキュリティが甘め

PHPのセキュリティについては日々のバージョンアップで徐々に対応してきているのですが、ゆくゆくはそのあたりの知識も学習していく必要があります。

PHPでWEBサービスを作ると、会員機能や決済システムといった重要なユーザーの個人情報を扱う事も出てきます。そのような場合には、開発者であるあなたがしっかりとセキュリティを考慮した実装をしなくてはなりません。

自由度が高すぎる

PHPはシンプルな構文とご説明しましたが、自由度が高いため、コードを書く人によっては同じ処理でも全く違う書き方ができたりします。その自由度の高さ故にバグを見過ごしてしまったり、知らず知らずのうちに危険なコードを書いて実行してしまう可能性も。

そのような場合には、しっかりとデバッグするなどの対策する必要があります。

PHPにはデメリットももちろんありますが、初心者の方でも簡単に作れて動かせます。このような理由から、プログラミング初心者が最初に触れる言語としておすすめの言語です。

さて次の章では、なぜプログラミング初心者にPHPをおすすめするのか?この理由の解説をしていきます。

プログラミング初心者にPHPをおすすめする理由

ここまでで、PHPについて基本的なことやメリット・デメリットなどをご紹介してきました。そんなPHPを、プログラミング初心者の方におすすめする理由をご説明します。

無償で利用できる

PHPは完全に無料で利用することができ、公式サイトには利用マニュアルも完備されています。バグの修正やメンテナンスも随時行われているので、初心者の方でも安心して利用できますね。

型を指定しなくていい

PHPでは、変数を定義する際に型を指定しなくても良い仕様になっています。通常、他の言語では変数を宣言する際には型を指定する必要があり、これが初心者の方にとって結構難しいところであったりします。

例えば、文字として「100」を利用していたとします。これを文字として持つのではなく、「数値」として保持したいとする場合には、他の言語ですと型を数値型として再定義する必要がありますが、PHPではこれを暗黙的に変換してくれるのです。

とても便利な機能ではあるのですが、頼り切ってしまうと意図しない型での扱いになってしまうこともあるので、自分の中ではこの変数がなにを表しているのかを知り、管理できるようにしておきましょう。

需要が高く転職しやすい

こちらはPHPのメリットをご紹介した際にも少しお話しましたが、PHPは需要が高く非常に人気言語のため仕事も多いです。プログラマが不足しているこの業界では「PHPがある程度できる人」というのは、それだけで雇ってくれる企業が意外と多くあります。

このようにPHPを学習すると、転職する際にも有利に働きます。

次の章ではメリットにもあった「求人」について解説していきます。PHPを使えると、どのような仕事に就くことができるのでしょうか?

未経験からPHPエンジニアになる方法

どんな求人があるのか見てみよう


PHPを習得することでどのような仕事ができるのか、具体的に見ていきましょう。有名なビジネスSNSサービスの大手である「Wantedly」でPHPを検索したところ、2019年4月時点で18907件のPHP関連の求人が見つかりました。

人気のあるJavaで18928件、C言語で9205件なので、PHPの案件が豊富であることがわかりますね。このように、PHPは人気のある言語なので、当面求人はたくさんあると思っても良いでしょう。

次に、「レバテックフリーランス」の案件例を見ていきます。PHPの開発経験が1年あれば、最大月収70万円という案件もあることが確認できました。

引用元:レバテックフリーランスhttps://freelance.levtech.jp/

PHPは現在も、Web開発の現場で多くの需要があります。特に「Ruby」や「PHP」など、サーバーサイドと呼ばれるデータ管理等を行う環境を使いこなすことができれば、高い収入が見込めます。

引用元:リクナビNEXT https://next.rikunabi.com/

ちなみに、転職サイトによっては、PHPでの実務が未経験でもOK! という求人情報もあります。需要は高まっているのにエンジニアが足りないため、実務未経験でもチャンスがあるようです。

PHP以外の言語も身につけておく

PHPはWebサイト制作と相性のいい言語です。例えば、企業のポータルサイトやオウンドメディア、ECサイトや、業務システム開発に使われています。そのため、もしPHPと合わせて学ぶなら、PHPと同じようにWebサイト制作に使われているHTML/CSS、JavaScriptがおすすめです。

Webアプリを作ろうとした場合、フロントエンドとバックエンドの両方の知識が必要です。フロントエンドではHTML/CSSやJavaScriptが、バックエンドではPHPが使われることが多いです。PHPと合わせてHTML/CSSとJavaScriptを学んでおけば、できる業務範囲が広がるため年収アップが狙えます

PHPと合わせてHTML/CSS、JavaScriptも使えて、デザイン力に自信があるならWebデザイナーを目指すのもいいでしょう。このようにPHPと一緒にそのほかの言語を勉強しておくと、将来の選択肢を増やせます。

PHPでポートフォリオ用の制作物を作る

エンジニアへの転職の際に、スキルを証明するものとして「ポートフォリオ」が欠かせません。未経験者の場合は、勉強の際に作成した制作物をポートフォリオにできます。もし、PHPエンジニアとして転職をしたい場合は、PHPを使って制作したものをポートフォリオとして準備するのがおすすめです!

実はPHPは、いろんなサイトに使われています。例えば、「Facebook」や「ウィキペディア」、国内のサイトだと「ぐるなび」や「ココナラ」などはPHPで開発されています。

引用元:ぐるなび https://www.gnavi.co.jp/

PHPを使えば、問い合わせフォームの作成やログイン機能、予約システムの作成などのサービスを作れます。そのため、ぐるなびやココナラなどのサイトの作成に最適です!

ポートフォリオを作りたい場合は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

フリーランス必見!差をつけるPHPエンジニアのポートフォリオ作成術
更新日 : 2019年5月28日

PHPを使えるようにしてみよう

画像:shutterstock

この章では、実際にPHPをインストールして使えるようにする方法について紹介していきます。

環境構築をしてみよう

PHPはWebサーバである「Apache」とセットでインストールする必要があります。方法として、以下2点があります。

  • PHPとApacheをそれぞれインストールする方法
  • XAMPPというアプリケーションを使ってインストールする

続きは以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください!

【初心者必見!】PHPをインストールする方法
更新日 : 2019年8月20日

とりあえずPHPを手軽に動かしてどんな感じなのか体験したいという方は、オンライン学習サイトであるpaiza.ioで試してみるとよいでしょう。

次に、実際にコードを書いて動かしてみます

実際のコードを少し見てみよう

PHPファイルは「.php」の拡張子を付けることにより、コンピュータが「PHPで書かれたソースファイルであること」を認識してくれます。

PHPのプログラムは、以下のように記述します。

 <?php
 //処理を記述

 ?>

PHPプログラムは基本的にHTMLの中にプログラムを埋め込んで、さまざまな処理を行います。

PHPの基本的な書き方:

<!DOCTYPE HTML>
<html>
   <head>
       <title>超初心者必見!PHPとは?特徴やできること・基礎学習法まとめ</title>
   </head>
   <body>
       <?php
           echo "Hello PHP!!";
       ?>
    </body>
</html>

このファイルを拡張子「.php」で保存し、Webブラウザで実行すると「Hello PHP!!」が出力されます。このサンプルではHTMLファイルの中にPHPのプログラムを埋め込んで、echoでブラウザに文字列を出力しています。

実際に動かす準備が整ったところで、おすすめの学習方法について見ていきましょう。PHPを学習するには大きく2つの選択肢があります。その中の一つ、「独学で学習する」方法について最初に紹介していきます

PHPを独学で学習したいと思ったら

画像:shutterstock

PHPは独学でも比較的マスターしやすいと言われています。この章では、まず「習得したい要素」と書籍、サイト、勉強会について解説します。

まずマスターするべき要素とは?

PHPの基礎としてまず習得しておきたい要素を紹介していきます。最初はこの要素を使いながら、いろいろなページを作ってみることをおすすめします!

変数

変数とは、プログラムで扱うデータを一時的に保存する箱のようなものです。変数はそれぞれのプログラミング言語で使用する予約語以外なら、好きな名前を付けられます。

PHPで変数を指定するときは、ドル記号($)のあとに変数名を記述します。

$Name = 'Taro'; 
$name = 'Jiro';
echo $Name;
echo $name;

$3item = '3item'; // 数値で始まるので無効 
$_7items = '7item'; // アンダースコアは有効
$äaa = 'aaa'; // 'ä' はアスキーコードは有効

コメント

プログラムにおいてコメントは、ファイル名のバージョンやクラス名、関数名を記述したり、処理内容の始まりや終わりを記述するために使います。複雑な処理でもコメントを確認すれば処理の内容がわかるようになるなど、大きなメリットがあります。

コメントには行頭に「//」を付けるスタイルや「/* */」で囲む方法、行頭に「#」を付ける方法などがあります。

<?php
// 2017/12/28追記
ここでは、連想配列に値を設定し、
print_rで配列の中身を出力します。
$fruits = [0=>'apple', 1=>'orange', 2=>'melon', 3=>'banana', 4=>'pineapple'];
/* 結果を出力 */
print_r($fruits);
/*結果を出力 */
echo 'これはエラーになります';
$str = 'コメントのテストです'; #ここからコメント
#結果を出力します。
echo $str;
?>

if文

if文はほとんどのプログラミング言語で使われる条件式で、「もし◯◯だったら、◯◯の処理を実行する」といった条件分岐を記述するのに便利な構文です。

$value1 = 200;
$value2 = 100;

//value1がvalue2より大きかった場合
if ($value1 > $value2){
  echo 'value1はvalue2より大きい';
}

この処理だと変数$value1が$value2より大きいため、if文の条件分岐処理が実行され、echoでブラウザに「value1はvalue2より大きい」が出力されます。

for文

繰り返し処理を実行するためにはfor文を実行します。for文は繰り返し処理の回数を指定することが可能で、例えばウェブページを10件ずつ表示するように指示するためには、for文での繰り返し処理を10回指定することになります。

//処理を10回繰り返す
for($count = 1; $count <= 10; $count++){
    //記事を表示する
}

まずマスターしたい要素はこの4つです。何度も使うことになる要素なので、意識してマスターしてみましょう。

次に、おすすめの入門書籍について紹介します。

初心者へおすすめの入門書籍

プログラミング学習では、書籍と実践を組み合わせることで効率よく学習できます。初心者におすすめの入門書をここでは数冊紹介していきますので、学習のおともにぜひ検討してみてくださいね。

PHPだけではなく、プログラミング入門にも非常に分かりやすい1冊です。難しい本は苦手……という方や、これから勉強するぞ!という方におすすめの書籍です。

プログラミングして思った通りに動いたとき、とっても嬉しい気分になりますよね。この書籍は、実際に何かをつくろうという視点からプログラミングを学習できる1冊になっています。

他にもおすすめの書籍はたくさんあります。次の記事では詳しい書籍の解説を含め、わかりやすく紹介しているのでぜひご覧ください。

失敗しないPHP入門書選び!エンジニアがオススメする厳選7冊
更新日 : 2020年3月23日

次は、学習中に参考になるサイトを紹介します。

学習の参考になるサイト

書籍だけではなく、最新の情報が得られるWebサイトも参考に学習を進めていくことをおすすめします。

「学習スライド」で雰囲気をつかむ

学習スライドは短時間で多くの情報が得られるので、非常に効率のいいスタートを切ることができます。流し見でも良いので、学習スライドを使ってまずはPHPに慣れるところからやってみましょう。

入門者向けのPHP学習スライドはこちらにまとめてあります

無料で読める!PHP初心者スライド入門講座まとめ5選
更新日 : 2020年6月11日

「環境構築」を楽にする

環境構築とは、プログラミングを自分のPCで学習できるように準備することです。実はこれが意外と大変で、中級者の方でもつまずいてしまうことがあるほどなんです!

しかし、そんな環境構築を簡単に済ませることができる「cloud9」というサービスを使えば、つまずくことなく簡単にプログラミング学習の準備を済ませられます。

PHP学習の環境構築に関しては、こちらを読んでみてください。

Cloud9の使い方と便利機能!最強プログラミング開発環境(IDE)
更新日 : 2020年3月24日

学習サイトで触れてみる

スライドで雰囲気を掴んで、簡単に環境構築を済ませたら、次は「学習サイト」を使いましょう。「PHPマニュアル」では、PHPの基本的な解説からインストール方法、構文や関数の使い方まで一通り解説されています。

こちらは公式リファレンスを日本語に訳したものなので、わかりにくい記述があるかもしれません。ですが、一度は目を通すことをおすすめします。

他にも、おすすめのチュートリアルサイトがあります。ここでは紹介しきれませんので、学習サイトを使ってみようと考えている方はぜひ次の記事をご覧ください。

【2019最新版】オススメPHP学習サイトを紹介! 脱初心者の秘訣も伝授
更新日 : 2020年1月9日

書籍、サイトと紹介してきました。最後は「勉強会」という要素を紹介していきます。

勉強会に参加してみる

その言語が好き! 学習したい!という共通の思いを持った人々が集まって、いろいろな場所で勉強会が開かれていることをご存知でしょうか?

勉強会に参加するのには勇気がいるかもしれませんが、同じレベルの学習者に出会えたり、プロのエンジニアから教えてもらえたりと良いことだらけです。時間と場所の都合がつくなら、参加をおすすめします。

引用元:connpass https://connpass.com/

IT勉強会や、イベントを検索できる「connpass」というサービスがあります。勉強会に参加したいと考えている方は、ここで「PHP」と検索して、情報を見逃さないようにチェックしましょう! 

さて、次の章では客観的にスキルを証明できる「PHPの資格」を紹介していきます。

PHPの資格にチャレンジしてみよう

オンライン学習

 

PHPのスキルを客観的にアピールする資格として、おすすめなのが「PHP技術者試験」です。この章では、受験概要や、資格取得のメリットまでまとめて解説します。

PHP技術者試験とは

PHP技術者認定機構が実施しているPHP技術者試験は、PHPのスキルを客観的に証明できる資格です。PHP技術者試験の難易度は下記の通りです。

初級

試験の概要は下記の通りです。

  • 受験料金:12,000円(税抜)
  • 設問数:40問
  • 試験時間:1時間
  • 出題形式:選択式(複数または単一選択)
  • 合格ライン:7割正解

引用元::PHP7初級試験 https://www.phpexam.jp/summary/novice7/

全国にあるオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターにて、ほぼ年中開催されています。

PHP技術者試験初級の詳細はこちら

試験問題は認定教材やPHPオンラインマニュアルの内容を中心に出題されるため、未経験者でも合格可能です。独学でも合格は狙えますが、もし「独学だと不安……」と感じるなら認定スクールで学ぶといいでしょう。

上級/準上級

試験の概要は下記の通りです。

  • 受験料金:15,000円(税抜)
  • 設問数:60問
  • 試験時間:2時間
  • 出題形式:選択式(複数または単一選択)
  • 合格ライン
    • 7割以上の正解 上級試験合格(1050~1500点/1500点)
    • 5割以上-7割未満の正解 準上級試験合格(750~1049点/1500点)

引用元:参照:PHP5上級試験/準上級試験 https://www.phpexam.jp/summary/expert/

PHP技術者試験上級/準上級の詳細はこちら

全国にあるオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターにて、ほぼ年中開催されています。

PHPの知識だけでなく、実用的な内容も問われるため、3年程度の実務経験を有するPHPエンジニアが対象レベルです。試験対策する場合は、認定教材やPHPオンラインマニュアルで勉強しておきましょう。

認定ウィザード

PHP技術者試験の最上位レベルが「認定ウィザード」です。

認定ウィザードに応募する場合には、上級試験でスコア90点(90%)以上を取得し、所定の文章を提出して審査を受けます。審査に合格すれば、認定ウィザードになることが可能です。

PHP技術者認定ウィザードの詳細はこちら

参照:PHP技術者認定ウィザード https://www.phpexam.jp/summary/wizard/

資格を取得するメリット

PHP技術者試験は、PHPエンジニアとしての技術力を客観的に評価する資格です。未経験者の場合は、ポートフォリオでは伝えきれない技術力を証明できます。そのため、転職に有利になるでしょう。また資格試験の勉強を通じて、PHPエンジニアに必要な基礎知識を身につけることができます。

PHP技術者試験についてこちらの記事で詳しく解説しているので、よかったら参考にしてくださいね

【徹底解説】PHP資格の種類や難易度・おすすめ勉強方法まとめ
更新日 : 2016年8月3日

独学が不安な人はスクールを検討してみよう

実は一度、独学で勉強 → 挫折してしまった経験があり
繰り返したくない

一人で勉強すると、結局やらなくなってしまいそうで不安……

と心配になる方もいるかもしれません。そんな方は、一度スクールを検討してみることをおすすめします。スクールでの学習なら、挫折が怖いという方もしっかりサポートを受けられるので安心です。目標やゴールを、プロが一緒に設定してくれたり、今後のキャリアの話ができたり、という点もおすすめです。

とはいえ、自分にあったスクールを選ぶのは難しいですよね。こちらの記事では、プログラミングスクールを選ぶときのポイントについて解説しているので、参考にしてもらえると嬉しいです!

プログラミングスクールでは、無料の体験講座をやっていることが多いです。もし、気になるスクールがあったら、まずは体験講座を申し込んでみてくださいね。

【社会人必読】プログラミングスクールの選び方!6つのポイントを紹介
更新日 : 2020年1月29日

おまけ

PHPのフレームワーク

「フレームワーク」とは、各言語に用意されているアプリケーションの雛形のようなものです。PHPのフレームワークとしては、最近では「Laravel」が有名です。

そもそもフレームワークとは何なのか、他にもどんなフレームワークがあるのかを詳しく知りたい方は次の記事をご覧ください

Webフレームワークとは何か?
更新日 : 2019年11月13日

まとめ

ここではPHPの概要や特徴、インストールからプログラムの実行方法などについて解説しました。日本においては、特にWebアプリ開発でよく使われる言語ということがおわかりいただけたでしょうか。

PHPの特徴をおさえた上で、楽しいプログラミングライフを送ってください!

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書いた人

ヤマシタ

システムエンジニアとして10年勤務→フリーランスへ。現在は侍ブログ編集部としてこれまでに200記事以上の記事を執筆。
大規模システム開発からWebアプリ開発まで経験あり。最近ではPythonの機械学習に挑戦中。

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