マクロとかも聞くけど、何がどう違うの?
国内におけるIT人材不足の深刻化を背景に、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。
そんな現状から、業務の効率化や自動化に活用しやすいプログラミング言語「VBA」に興味や関心を抱き始めた人もいるでしょう。
ただ、全くの初心者の方にはVBAがピンと来なかったり、多少エクセル関連を触ったことがある方でもあいまいな人もいるはず。
そこで、今回は初心者の方でも5分でわかるように、VBAとはなにかをわかりやすく解説します。これまであいまいだったVBAやマクロがなんなのか、という部分をすっきり理解できますので、これからVBAを使ってみたい方は目を通してみてください。
- VBAはMicrosoft Office製品での作業・業務効率化に重宝されるプログラミング言語
- マクロとはOffice製品で操作を自動化するプログラム
- VBAの独学には学習サイトと書籍を併用した勉強が効率的
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本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
抑えておきたいVBAの基礎知識
VBAとは?
まず始めに、ざっくりとでもVBAの説明をみていきましょう。
VBA【 Visual Basic for Applications 】 とは、Microsoft Officeに含まれるアプリケーションソフトの拡張機能で、利用者が簡易なプログラムを記述して実行することで複雑な処理の自動化などを行なうことができるもの。また、そのために用意されたプログラミング言語。
Microsoft社のOfficeシリーズのソフトウェアの一部であるWordやExcel、Access、PowerPointなどで利用できる機能で、同社のプログラミング言語および実行環境であるVisual Basicの簡易版を用いてプログラムを作成することができる。これらのソフトウェアの動作の一部を変更したり、繰り返し行われる定型的な作業や複雑な処理を自動的に実行することができる。
少しわかりづらいですよね。なんとなく、「Microsoftオフィスのエクセルやワードなんかで使える、便利機能みたいなもの」くらいには理解できましたでしょうか?まずはそれくらいで大丈夫です。
次に、VBAを理解する為には「マクロ」というものから考えると理解がしやすいので、まずその「マクロ」の説明をしていきます。
マクロとは?
マクロとは録音機能のようなものです。スマホなどで録音機能を使ったことがあると思います。ボタンを押して音声を録音しておけば、再生ボタンを押すといつでもその音声を聞くことができますよね?
マクロとはまさにこの録音機能のようなものです。エクセルなどで例をあげると、録音といってもエクセルは音声ではないので、「記録」といった方がいいですね。
それではエクセルでなにを記録するのかというと、それは、「エクセル上で行った操作」です。そうして「記録された操作」は何度でも繰り返し使えるようになります。
なんとなく「マクロ」に関してのイメージはつかめましたでしょうか?マクロの詳しい使い方はこちらの記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
VBAの正体は?
マクロ機能は「操作」が「記録」されるわけですから、内部で何かが残されているはずですよね。実は、マクロでエクセルなどの操作を記録すると、その操作内容がプログラム言語に変換されて、プログラムの形で内部に書き残されます。
このプログラム自体が「マクロ」であり、そのプログラムを作っているプログラム言語が、「VBA(Visual Basic for Applications)」であるということです。
つまりVBAとは、「便利なマクロ機能を構成するプログラミング言語」ということですね。
ちなみに、マクロやVBAと聞くとエクセルのイメージが強いですが、ワードやパワーポイントなどにも同じくマクロとVBAの仕組みが備わっていて、それぞれ「Word VBA」、「PoworPoint VBA」と呼んだりします。
VBAでできることは?何が便利なの?
「操作を記録できる」ということは、今まで繰り返していた行っていた作業を「再生ボタン」を押すだけでできるようになるので、作業効率化が図れるということです。
例えば、あなたが社内の営業成績をエクセルで管理しており、毎月の成績を上司にまとめて報告している仕事をしているとしましょう。報告の時は、営業成績順に並べ替えてデータを提出する決まりになっているとします。
流れとしては、以下のような手順ですね。
一見すると単純作業なので、それ自体は問題が無い気もします。
しかし、管理するデータが複数のエクセルファイルに分かれている場合は、それぞれのデータにつき1つずつ並べ替えをする必要があります。そうなってくると作業量が多く大変ですよね。
また、月ごとにデータを提出する必要があるのであれば、毎月同じ作業を繰返ししていることになるので、生産的な仕事をしているとはいえません。
実は、これらの作業工程をエクセルVBAを使ってマクロに覚えさせてしまえば、2回目以降はそのマクロを実行するだけで同様の作業をやってしまうことが可能になるのです。
データの管理や事務作業を仕事にしている人は同じ動作を繰り返すことが多いので、作業ごとに分けてマクロを製作しておけば、仕事の効率が劇的に向上するでしょう。
VBAでできることについては、こちらのサイトで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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簡単にVBAを使い始めるには?
VBAを仕事などに活かしていこうとしている方であれば、使えるためのオススメ勉強方法を知りたいと思われているのではないでしょうか?なかなか1日で習得できるようなものではありませんので、気軽に始めてはいかがかと思います。
オススメは、気軽に学べる学習サイトから始めて、雰囲気や基本を押さえたら、書籍学習でさらに理解を深めるというステップバイステップで進める方法です。
詳しくはこちらのサイトで解説していますので、ぜひ参考にしてください。
使い方がよくわかる学習入門サイト5選
気軽に学べる学習サイトについては、これらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
オススメの学習本6選
学習サイトでVBAの全体像や基礎知識を理解できたら、次は書籍学習に移っていきましょう。こちらのサイトで詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
VBAの資格は?
どうせ学習するなら、キャリアアップや転職に活かしたいですよね?そこで、VBAの資格や種類、難易度についてこちらのサイトで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
VBAを覚えたら収入アップは可能か?
VBAを取得すれば、エクセルなどで業務の効率化をすることはできます。ですが、VBAを習得すると収入が飛躍的にアップするかというと、そうではないです。
資格を取っても転職などは有利にはなりますが、収入アップには繋がりにくいのが現状です。では、どうすれば収入を飛躍的にアップする事ができるでしょうか?それは、Webプログラミングを学ぶことです。Webプログラミングとは、Web上で使えるアプリを開発できるプログラミングのことです。
例をあげると
- Amazon・楽天・ZOZOTOWNなどの買い物アプリ
- Facebook・Twitter・InstagramなどのSNS
- 食べログ・ホテルの予約アプリ・クックパッド
など、こういったサービスがあります。現在、このようなサービスは世の中に広まっていて、今後はこのようなサービスを作れる人に需要が集まっていきす。今のうちにプログラミングのスキルを身につければ、一生仕事には困らないスキルを身につける事ができます。
とはいえ、
と不安を抱えている方もいますよね。
実のところ、プログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社が実施した調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを経験した」と回答しています。
上記の調査から、自力で不明点やエラーを解決できないために、独学者の多くがプログラミング学習で挫折しているとわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そのため、初学者が挫折せずにプログラミング習得を目指すなら、プロの講師に質問できる環境を用意するのが賢明です。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績4万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% ・転職成功後の平均年収65万円UP ・転職成功後の離職率3% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初学者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
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といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談できます。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なプログラミングスキルだけを効率的に習得可能です。
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公式サイトで詳細を見るまとめ
VBA(Visual Basic for Applications)は、マイクロソフトのエクセルやアクセスなどのアプリケーションを効率的に制御するためのプログラミング言語です。
業務改善のプロの視点から、VBAは時間のかかる作業を自動化し、エラーを減らし、業務プロセスを効率化するのに非常に有用です。
以下にVBAの特徴をまとめました。
自動化 | 繰り返し作業を自動化し、時間を節約する。 |
エラーの削減 | 作業の自動化により、人間のエラーを減らす。 |
カスタマイズ | ユーザーの特定の要件に合わせてカスタマイズ可能。 |
データ分析 | 大量のデータを効率的に分析し、レポートを作成する。 |
インテグレーション | 他のマイクロソフトアプリケーションとの連携を可能にする。 |
VBAについて深く学びたい方は他の記事もぜひ参照してください。