この記事では、Rubyがどんなプログラミング言語なのか、その特徴をわかりやすく解説します。
Rubyってどんなプログラミング言語なんだろう?
他のプログラミング言語と何が違うの?
「Ruby」は文法がシンプルで理解しやすく、初心者におすすめのプログラミング言語です。
しかしRubyという言葉を聞いたことはあっても、どんな言語なのかイメージが湧かない方は多くいますよね。また、Rubyは需要が高いとおすすめされるが、現状を把握してから学ぶかどうか決めたい人もいるはず。
そこで、本記事では次のトピック別にプログラミング言語「Ruby」を網羅的に解説します。おすすめの学習方法もあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
Rubyがどんなプログラミング言語かは次の動画でも詳しく解説しています。動画で知りたい方はぜひご覧ください。
- Rubyはどんなプログラミング言語?
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Rubyは、Webサイト制作を得意とする、オブジェクト指向型の日本製スクリプト言語(プログラミング言語)です。楽しくプログラミングしてもらうをコンセプトに設計されており、シンプルかつ読みやすい点が特徴です。
- Rubyを使うと何ができるの?
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Rubyを使えば、WebサイトやWebアプリ・スマホアプリ・APIなどが開発できます。サーバー上でのやりとりやデータを保存する「サーバーサイド処理」に長けていることから、Web系のシステム開発に重宝されています。
- Rubyは習得すべき言語?
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2024年時点、日本国内におけるRubyの需要は非常に高く、Webサービスの開発で重宝されています。将来性も高く、今後も市場規模が拡大すると予想されていることから、習得すべき言語であるといえます。
Rubyとは
Ruby(ルビー)とは、日本製のプログラミング言語で、オブジェクト指向型のスクリプト言語です。まつもとゆきひろ氏によって開発され、1995年より公開されています。
Rubyは開発当時すでに使われていたいくつかのプログラミング言語(Perl、Smalltalk、Eiffel、Ada、Lisp)の考え方を参考にして、関数型プログラミングと命令型プログラミングを掛け合わせた形で制作されています。
制作者の考え方のもと、シンプルかつ読みやすい構文でありながら、細かくプログラムを作り込めるバランスの取れた言語としてリリースされたことで、世界中から支持を集めている人気のプログラミング言語です。
Rubyはシンプルかつ読みやすい構文で作られているだけでなく、世界中のユーザーが積極的に情報を公開しているため学習コストが比較的低く、プログラミング初心者にもおすすめです。
名前の由来は7月の誕生石
Ruby(ルビー)という名前の由来は2つあります。
1つ目は、制作者まつもとゆきひろ氏の同僚が7月生まれだったこと。ルビーは7月の誕生石です。2つ目は、開発当時参考にしていたプログラミング言語の1つが「Perl(パール)」だったこと。パールは6月の誕生石です。
「Pealと同じようなことができる、Pealの次に続くプログラミング言語を作りたい」という願いも込めて、「Ruby」の名称が採用されました。
Web開発が得意な言語
Rubyは、Perlと同じくWeb開発を得意としています。
Rubyは、「サーバーサイド処理」と呼ばれる処理を得意としているプログラミング言語です。これは、Webサーバーから取得したデータをWebサーバー上に保存し、ユーザーの入力に応じてデータを書き換えたり送受信したりする処理のことです。
Web上のサービスに欠かせないシステムの構築を得意としていることから、Web開発だけでなく、スマホアプリ開発やスクレイピング(Webデータ抽出)、SNS開発などにも利用でき、高い汎用性があります。
Ruby on Railsとの違い
Rubyと混同されやすい言葉に「Ruby on Rails」があります。Ruby on Railsは、Ruby開発における「フレームワーク」の1つです。フレームワークとは、便利なプログラムをまとめた骨組みのこと。
Rubyを「電車」と例えるなら、Ruby on Railsは「線路」に近いイメージです。Ruby on Railsを用いれば、基礎となるフレームワークを用意して、あとは必要なコードを付け足すだけで複雑な機能を持つプログラムが構築可能です。Rubyの開発効率化や開発期間の短縮につながり、プロジェクトをスムーズに進められるでしょう。
Ruby on Railsには、「MVC」という概念が採用されています。MVCとは、アプリケーションをModel(データ)・View(表示)・Controller(制御)の3要素に分割する考え方です。
Controllerは、ユーザーからの要求を受け取ってModelやViewを制御。それにしたがってModelはデータを更新し、Viewは画面表示を更新する、というのが大まかな流れです。
MVCは各要素の役割が明確で方針が分かりやすく、開発をスムーズに行えるメリットがあります。なお、次の記事ではRuby on Railsの特徴を、使うメリットも交え詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
Rubyが持つ3つの特徴
ここからは、Rubyが持つ特徴を、3つにまとめて解説します。
なお、次の記事ではRubyのメリット・デメリットを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
→ 【初心者向け】Rubyのメリット・デメリット・学習法を5分で学ぶ
コードがシンプルでわかりやすい
Rubyの文法は分かりやすく、シンプルなコードが書けます。
たとえば、画面上に「侍エンジニア」と表示するプログラムを考えてみましょう。プログラミング言語のJavaとRubyでの書き方は、それぞれ以下のとおりです。
■Javaの場合
public class Sample { public static void main( String[] args ) { System.out.println("侍エンジニア"); } }
■Rubyの場合
puts "侍エンジニア"
Javaはclassやmainのように、クラスやメソッドと呼ばれるものを定義する必要がありますが、Rubyはその必要がありません。
このようにRubyの文法は全体的に簡単なため、プログラミング初心者でも理解しやすいのが大きなメリットです。
また、次の記事ではRubyを使ったプログラムの基礎的な書き方を、例を交えながら解説してますので、ぜひ参考にしてください。
→ Rubyのプログラムはどう書くの?例を見ながら基礎をマスターしよう
なお、IT企業への転職や副業での収入獲得を見据え、独学でRubyを習得できるか不安な人は「侍エンジニア」をお試しください。
侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチの2名体制で学習をサポートしてもらえます。
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プログラムの変更やバグを特定しやすい
Rubyは「オブジェクト指向言語」のため、プログラムの変更や問題の特定が容易に行えます。オブジェクト指向とは、プログラムの登場人物を「オブジェクト(モノ)」として扱う考え方です。
まずはオブジェクトのもととなる「ひな形」を作成。ひな形には、オブジェクトが持つ特徴や行える操作を含めます。そして、ひな形から生成したオブジェクトを動かしていく、というのが大まかな流れです。
オブジェクトやひな形という単位ごとに独立して扱えるため、プログラムにまとまりが生まれ、影響範囲を明確にできます。その結果プログラムの変更がしやすくなったり、バグの発生時に問題の特定がしやすくなったりするのです。
なお、より詳しくオブジェクト指向を知りたい方は下の記事を参考にしてください。
→ 【Ruby】オブジェクト指向とは?概要からメリットまで解説
初心者からでも習得しやすい
Rubyはスムーズに学べるため難易度が低く、初心者でも習得しやすいでしょう。
前述のJavaなどだと、プログラム実行前にコンピューターが理解できる形に変換(コンパイル)する必要があります。プログラムに問題があればコンパイルエラーで実行できず、原因調査することに。
その点、Rubyは実行時にプログラムを1行ずつ変換する「インタプリタ」を使えるため、コンパイルが不要です。プログラムに問題があっても途中までは動きを確認でき、実践学習がスムーズに行えます。
またRubyは日本製ということもあり、日本語の参考情報が豊富にあります。そのため学習の不明点をWeb上で解決しやすく、初心者でも挫折しにくいでしょう。
なお、コンパイルを行うソフトウェアを「コンパイラ」と呼びます。次の記事では、コンパイラとは何なのか、その特徴をインタプリタの違いも交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。
→ コンパイラとは?基礎知識やインタプリタとの違いをわかりやすく解説
次の記事ではRubyの基礎文法を初心者にもわかりやすいようにまとめて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Rubyでできること
RubyはWeb開発だけでなく、さまざまな用途に使われています。具体的にRubyを使ってできることは、次の5つです。
また、次の記事ではRubyでできることや実際に作られているサービスを紹介してますので、あわせて参考にしてください。
→ Rubyでできることって?実際に作られたサービス3例つきで紹介
Webサイト制作
Rubyを使うとオウンドメディアサイトやECサイトのような、Web上で情報やサービスを得られるサイトの制作が可能です。
前述したように、Rubyはサーバーサイド処理が得意なプログラミング言語です。Webサーバー上でのデータのやり取りは、Webサイト制作では欠かせない機能であることから、Rubyによる開発が適しています。
それだけでなく、Ruby on Railsを活用すれば、サイト制作に必要なさまざまな基本機能を簡単に追加できるため、Web上のさまざまなタイプのサイトを自由に作れます。
サーバーサイド処理の一例として、Webサイトによくある検索機能の流れは下図のとおりです。
このように、ユーザーが入力した内容をWebサーバー上で検索し、結果をWebブラウザ上に表示する、といった処理はRubyで実現可能です。
■Rubyが使われたWebサービスの代表例:グノシー
Webアプリ開発
動画共有サービスのようなWebアプリ開発は、Rubyの得意分野です。前述のRuby on Railsを使うことで既存のライブラリを流用でき、開発の負担を減らせます。
データ管理はもちろん、ログイン認証機能にもRubyは良く使われています。例えば、ユーザーが入力したユーザー名やパスワードが正しいか判断する、といった処理をRubyで簡単に実装可能です。
■Rubyが使われたWebアプリの代表例:cookpad(クックパッド)
スマホアプリ開発
Rubyには下表のように、スマホアプリ開発に適したフレームワークや開発環境も存在します。これらを使うと、iOSやAndroidのスマートフォン上で動作するアプリの開発も可能です。
名称 | 作れるもの |
RUBOTO(フレームワーク) | Androidアプリ |
RUBYMOTION(開発環境) | iOSアプリ/Androidアプリ |
Web開発に強いRubyを使えば、Webアプリと同等の技術をスマホアプリでも利用できます。そのため、スマートフォンにインストールして使うタイプの「ネイティブアプリ」とWebサーバー上で動作するWebアプリの機能を連動させた「ハイブリッドアプリ」を作れるのも魅力です。
■Rubyが使われたスマホアプリの代表例:Twitter
API開発
Ruby on Railsを使うと「API」の開発が可能です。APIとは、異なるサービス同士が連携するための「窓口」となるプログラムのこと。たとえば、ブログ記事を別のSNSで共有できるのは、APIのおかげです。
また、前述のスマホアプリがWebサーバーとデータ通信を行う際にも、Rubyで作ったAPIを利用できます。APIについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
■Rubyが使われたAPIの代表例:Hulu
Web上のデータ抽出
RubyはWeb上での処理が得意なので、スクレイピングにも使えます。スクレイピングとは一口に言うと、Web上のデータを抽出することです。
Web上から抽出したデータを調査や分析に活用するために、個人的に取り入れている方も多くいます。
Rubyでは「Nokogiri」というライブラリを使うことで、簡単にスクレイピングが実現できます。Nokogiriを用いたRubyにおけるスクレイピングの基礎やその方法を知りたい方は下の記事を参考にしてください。
また、次の記事ではRubyでできることを、実際に作られたサービス例も交えて詳しく紹介しているのであわせて参考にしてください。
→ Rubyでできることって?実際に作られたサービス3例つきで紹介
Rubyの需要・将来性
現在、Rubyの需要は高く、今後も高い将来性が期待できます。ここでは、Rubyの需要・将来性が高いといえる理由を、それぞれ詳しく解説します。
2024年時点での需要は非常に高い
求人専門の検索エンジンである求人ボックスで「Ruby」と検索すると、2024年7月現在で約4万9,000件の求人がヒットします。Rubyの需要はかなり高いといえるでしょう。
また、財務省が発表している「日本のデジタルコンテンツ産業の展望」によると、日本国内におけるデジタルコンテンツの市場規模は、スマートフォンやタブレットの普及により拡大を続けています。続いて、世界のデジタルコンテンツ市場に目を向けた場合、日本の市場同様右肩上がりでの推移となっています。とくにゲーム分野が占める割合が大きく、全体の4割強です。
そのほか、オランダTIOBE Softwareが月次で発表する人気プログラミング言語ランキング「TIOBE Index」において、Rubyは常に上位に位置しており、世界的に安定した人気があるといえます。
結果として、日本国内におけるRubyの需要はかなり高いと言えるでしょう。
今後も高い将来性が期待できる
Rubyは日本で生まれた背景もあり、日本国内における需要は増え続けています。
デジタルコンテンツに強いプログラミング言語であることからRubyを利用する企業も多く、サービスの価値や提供スピードを高めることに関心が強い、スタートアップ企業やベンチャー企業に好まれています。
そのため、Rubyは今後も高い将来性があると判断可能です。
Rubyの需要や将来性をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
→ Rubyに将来性や需要はあるの?最新の動向を4つの視点で解説
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Rubyの学習方法
ここからは、Rubyの学習方法を、3つにまとめて紹介します。
それぞれの特徴を踏まえ、自分に合った学びやすい方法で学習しましょう。
また、次の記事では初心者からRubyを習得する入門方法を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
→ 初心者のためのRuby入門徹底ガイド【基礎からわかりやすく解説】
本・参考書で学ぶ
メリット | ・1冊で幅広い知識をカバー ・情報が体系的にまとめられている ・オフラインでも学習可能 ・すき間時間で学習可能 ・復習しやすい |
デメリット | ・1冊ごとに費用がかかる ・書籍を読みながら文字を打つのが大変 ・持ち運びが大変 ・初期段階で挫折する可能性がある(環境構築) |
こんな人におすすめ | ・本を読むのが好きな人 ・オフラインでも勉強したい人 ・持ち運びを苦と思わない人 |
1つ目の学習方法は、書籍を利用した方法です。
書籍は1冊でカバーできる情報の幅広さや、信ぴょう性の高さが魅力です。ほかにも、入門者向けから上級者向けまで、自分のレベルに合わせて本を選ぶことができます。体系的に学習ができるほか、復習もしやすいメリットがあります。
Rubyを本で学習したい方には、次の2冊がおすすめです。
プログラミング初心者の方でも安心して読める、分かりやすい内容です。初めてプログラミングにふれる方は、この書籍から始めることをおすすめします。
Ruby開発者・まつもとゆきひろ氏が監修しています。1冊目よりも少しだけ難度が高いので、1冊目を完了した方や初級編では物足りない方におすすめです。
なお、下の記事ではRubyの学習におすすめの書籍・本を詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください。
→ 【完全保存版】Rubyの学習本おすすめ全7冊!入門・中級・上級編
学習サイトで学ぶ
メリット | ・オンラインで学習可能 ・動画タイプの教材がある ・無料でも学習できる ・すき間時間で学習可能 ・最新情報を取得しやすい |
デメリット | ・オフラインで学習できない場合が多い ・無料サイトには限界がある ・パソコンで長時間学習すると身体に負荷がかかる ・リサーチスキルが必要 |
こんな人におすすめ | ・自分のペースで学習したい人 ・パソコンの扱いに慣れている人 ・動画タイプの教材を希望する人 |
2つ目の学習方法は、学習サイトを利用した方法です。
学習サイトは、オンラインで手軽に勉強できるという大きな魅力があります。学習サイトには、テキスト形式と動画形式の2タイプあり、とくに動画形式で学習をしたい人におすすめです。ただ無料サイトは手軽に利用できる反面、質問や相談できる機能が少ないため、不明点を自分で解決できないと効率的に学習を進められない可能性があります。
そのため、独学でRuby言語を習得できるか不安な方は数千円の費用をかけてでも、問題が発生したタイミングで現役エンジニア等に質問できる有料の学習サイトを選ぶのが賢明といえます。
Rubyを学習サイトで学びたい人には、次のサイトがおすすめです。
また、次の記事ではRubyの学習におすすめのサイトを7つ紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
→ Ruby学習サイト7選!初心者向け必勝ロードマップを徹底解説
プログラミングスクールで学ぶ
メリット | ・カリキュラムが体系的 ・プロの講師が教えてくれる ・疑問点や不明点を質問できる ・挫折しにくい |
デメリット | ・費用がかかる ・まとまった時間が必要 ・対人コミュニケーションが必要 |
こんな人におすすめ | ・効率よく学習を進めたい人 ・1人で学習するのが不安な人 ・疑問点や不明点をいつでも聞ける環境がほしい人 |
3つ目の学習方法は、プログラミングスクールを利用した方法です。
実のところ、Rubyといったプログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社が実施した調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを経験した」と回答しています。
上記の調査から、自力で不明点やエラーを解決できないために、独学者の多くがプログラミング学習で挫折しているとわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「Ruby言語を習得するのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そのため、初学者が挫折せずにRuby言語の習得を目指すなら、プログラミングスクールのようなプロの講師に質問できる環境で勉強を進めるのが賢明です。
なお、スクールのなかでも「学習途中で挫折しないか心配…」と不安な方へ特におすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
分割料金 | 一括料金 | 受講期間 |
---|---|---|
4,098円~ | 16万5,000円~ | 1ヶ月~ |
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侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、初学者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、Ruby言語を習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
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- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談できます。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でRuby言語の学習を進められるといえます。
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なプログラミングスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、ITエンジニアへの転職を見据えRubyを学びたい人は受講料の最大70%が給付される「Webエンジニア転職保証コース」がおすすめです。金銭面での支援を受けつつ、Rubyの習得から転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してRuby言語を習得できますよ。
公式サイトで詳細を見るRubyを学ぶ際の注意点
前章でも触れましたが、独学でプログラミング学習する場合「挫折」が最大の天敵です。挫折せずにRubyが習得できるよう、下記の3点を意識しつつ、学習を進めましょう。
- モチベーションを保てるよう工夫する
- Q&Aサイトを積極的に活用して問題解決する
- 毎日継続する
1つ目は、モチベーションを保つためには「何をどこまでできるようにする」といった目標設定が大切です。また、同じ学習仲間を見つけると良い刺激をもらえて、モチベーション向上につながるでしょう。
2つ目は、プログラミング初心者は学習でつまずいた時に問題解決できないと、挫折しやすいといえます。teratailなどのQ&Aサイトを積極的に活用して、問題を早期解決できるようにしましょう。
3つ目は、毎日継続することです。「この時間はRubyを学習する」とタイミングを決めて学習することで習慣化され、息切れすることなく学習できますよ。
なお、次の記事では初心者がRubyを難しいと感じる理由や多言語との違いを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
→【初心者必見】Rubyが難しいと感じる4つの理由!他言語との違いも紹介
Rubyを学ぶべきか判断できない時は?
Rubyを学ぶべきか迷っている方も多くいますよね。そんな方のために、Rubyを学習すべきか判断できるチェックリストを用意しました。
チェックリスト5項目中3項目以上当てはまった方は、Rubyとの相性が良いでしょう。
また、Rubyの学習を始めようか迷っている人は、弊社の「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、下画像のようなあなたに合うプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。
どの言語が自分にあうかあいまいな人はぜひ一度お試しください。
RubyにまつわるFAQ
最後に、Rubyに関してよくある下記の質問に回答します。
Rubyを使うデメリットってあるの?
Rubyを使うデメリットは、主に次の2つです。
- 実行速度が遅い
- 個人によって記述に差が出てしまう
Rubyのプログラムは実行時に1行ずつ変換されます。すぐにプログラムを実行できる反面、事前にプログラムをまとめて変換するJavaなどと比べれば、実行速度は遅いのです。
また、Rubyは記述の自由度が高く、同じ処理内容でもさまざまな書き方ができます。初心者でもプログラムが書きやすい一方で、プログラマーによって記述に差が出やすく、チームでの情報共有が大変な場合も。
なお、次の記事ではRubyがやめとけと言われる理由を詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
→ Rubyがやめとけといわれる3つの理由!習得すべき言語なのかも解説
RubyとPythonならどちらを学ぶべき?
Rubyと比較されることが多い言語に、「Python」があります。Ruby・Pythonともに文法がシンプルで汎用性も高いため、選ぶのが難しいですよね。
どちらを学ぶべきかは学習者のニーズによって変わるため、下表を参考に選びましょう。
Pythonはこんな人におすすめ | ・人工知能を開発したい ・収入アップを目指したい |
Rubyはこんな人におすすめ | ・Webアプリを開発したい ・在宅ワークがしたい |
人工知能を開発するなら、先端技術開発で人気の高いPythonがおすすめです。一方でWebアプリ開発なら、優秀なRuby on Railsを使えるRubyに軍配が上がります。
また、先端技術開発は高単価な仕事が多いため、Pythonの方が収入アップは狙いやすいでしょう。一方のRubyはWeb系の仕事が多いため、在宅ワークがしやすいといえます。
なお、下の記事では特徴や違いを比較しながらRubyとPythonのどちらがおすすめなのかを詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
→ 徹底比較!未経験者がRubyとPythonを勉強するならどちらがいい?
RubyとPHPならどちらを学ぶべき?
Rubyと同じくWeb系の開発で人気が高い言語に、「PHP」があります。それぞれに異なる魅力があるため、学習者のニーズに合わせて選びましょう。
PHPはこんな人におすすめ | ・Web開発を極めたい ・安定感を重視したい |
Rubyはこんな人におすすめ | ・Web系以外も開発したい ・学びやすさを重視したい |
ジャンルによっても細かく変わりますが、総合するとPHPの方がWeb系の求人数は多いといえます。Web系に絞って開発していきたい方には、PHPの方がおすすめです。
一方で、PHPはWeb系以外の開発が基本的に行えません。Web系以外も開発したい方には、スマホアプリ開発やスクレイピングも可能なRubyの方が適しています。
また、PHPはWeb分野で需要が安定しており、今後も高い需要が期待できます。ただし、PHPも比較的覚えやすい言語ですが、文法がよりシンプルなRubyの方が学びやすいでしょう。
なお、次の記事では双方を比較しつつRubyとPHPの特徴を詳しく解説しているので、合わせて参考にしてください。
→ 【現役エンジニアが徹底比較】PHPかRuby勉強するならどっち?
まとめ
本記事では、プログラミング言語「Ruby(ルビー)」の概要や学習方法について網羅的に解説しました。
Rubyは需要が高く、コードがシンプルで覚えやすいことからプログラミング未経験者にもおすすめの言語です。「どの言語を学んだらよいか分からない…」という方は、ぜひRubyを学習してみてはいかがでしょうか。
今回紹介した内容を参考にして、ぜひRubyの習得を目指してください。
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事は100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
※株式会社SAMURAIが提供しているRubyの学習教材・カリキュラム
侍テラコヤで提供しているRubyの学習教材
・Rubyコース
・Rubyの基礎を学ぼう
・Webアプリ開発の前提知識を身につけよう
・Twitter風アプリを作ろう(Rails)
・でAmazon風アプリを作ろう(Rails)
・ToDoアプリを作ろう(Rails)
・ゼロから食べログ風アプリを作ろう(Rails)
・ゼロからオリジナルWebアプリを作ろう
侍エンジニアで提供しているRubyの学習カリキュラム
・Webエンジニア転職保証コース
・オーダーメイドコース
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。