こんにちは! 侍エンジニアブログ編集部(@samuraijuku)です。
この記事をご覧のあなたは、
初心者に適した効率的な勉強方法を教えてほしい!
などなど、独学でのプログラミング習得に関して様々な疑問や不安を抱いているのではないでしょうか?
昔に比べると、ネット上でプログラミングに関する情報はかなり増えてきているため、独学のハードルは下がってきています。しかし、それでもプログラミングの独学は挫折者が多いのが事実です。
それは何故でしょうか?
実は、多くの人が正しいプログラミングの勉強方法を実践できていないからです。本来、正しいステップを踏めばプログラミングは独学でも身に付ける事ができるのです。
そこでこの記事では、初心者が効率的にプログラミングを修得する為の独学勉強法を伝授致します。
また、独学におすすめな言語や初心者がつまずくポイントなど、独学に関する不安や疑問を全て解決致します。
- これから独学を始めようと思っている方
- 独学で挫折したことがある人
そんなあなたに、ぜひ参考にしてもらいたい記事です。
この記事の目次
プログラミングは正しい学習法で学べば独学で習得可能
まず最初に、プログラミングは独学での取得は可能かどうか? という質問にお答えすると、習得は可能です。
しかし、独学から簡単なアプリケーションを作るには300時間程度、実際の現場で通用するスキルを身につけるには1000時間程度かかると言われています。
1000時間というと、1日3時間の学習で333日分なので約1年ほどかかるという計算になるため、本格的にエンジニアとして活躍したいと考えている人は、スクールに通うなど学習の効率化をはかる必要があります。
簡単なアプリケーションでしたら300時間ほどで作れるため、なんとなくプログラミングに触れてみたいという方は独学でも十分に経験可能です。
プログラミング学習で重要なこととは?
プログラミングを勉強していくために重要なポイントをお伝えします。
それは「学校のテストのように暗記するものではない!!」です。
ここを間違えると、いくらやっても身につかず遠回りして結局挫折に繋がってしまいます。
プログラミングというと得体のしれないものに感じるかもしれませんが、コンピューターが理解できる言語と定義すると英語やフランス語と同じように考えられます。
つまり、プログラミングは翻訳に似ているという事です。
例えば、英語の本を翻訳する時を想像してみてください。英単語を全て覚えてないと翻訳できないでしょうか?そんなことはないですよね。知らない英単語があったら調べながらやっていきますよね。
プログラミングも分からないことがあったら調べながらやっていけばいいのです。
単語の量を知っていることよりも、プログラミングの基本を理解して調べながらでも動くものを完成させることの方が重要です。実際の現場でも、「こんな機能を作りたい→方法が分からない→調べる→取り入れる」という流れでやっています。
プログラミングを学習する時は、暗記しようと頑張るのではなく、どういう物を作りたいかを考えてそれを作っていくということが大切です。
プログラミング学習に必要なもの
いざプログラミング学習をやろうと思っても、何を準備したらいいか分からないですよね。
プログラミングをやるのに必要なものは「参考書とパソコン」以上2つだけです。
勉強と言えば参考書とノートを想像するかもしれませんが、プログラミング学習においてはノートよりパソコンです。
暗記するものではないので、ノートにメモしても実際に使って動かなければ意味がありません。手を動かしてプログラムを組んで1つでも多く作っていく方が大事です。
「参考書をみて、それを実際に作っていく」このサイクルが上手く回るとプログラミングスキルが身につきます。
プログラミング初心者におすすめなパソコンはMac
これからプログラミングを始めるならパソコンはMac? それともWindows? 迷っているならMacがおすすめです。
Windowsを使う際は、Windows向けのアプリ開発をする場合や、会社や取引先と同様に環境で開発したいというような場合のみでOKです。
現在Windowsを持っているのでしたらそのまま買わなくても良いので、もし買い直すならMacがおすすめと覚えておきましょう。
詳しい理由は下記の記事で解説しています。


独学におすすめなプログラミング言語
プログラミング言語の種類
独学におすすめなプログラミング言語を見る前に、まずプログラミング言語はだいたいどのようなものがあって、どんな領域で使われているのか確認しましょう。
現在プログラミング言語は全部で200種類以上あると言われているのですが、ここでは多く実用されている言語を載せています。
おすすめのプログラミング言語
これからプログラミング言語を独学で学ぶならRuby・PHP・Pythonがおすすめです。
Ruby
日本人まつもとゆきひろ氏によって開発されたため、解説書豊富で学びやすい。Webアプリ開発におすすめな言語。/ 詳細
PHP
Web開発でよく使用され、サーバーサイドで動く言語。データベースとの連携も可能。/ 詳細
Python
人工知能や機械学習を中心に Web開発も可能になって今人気のある言語。/ 詳細
特にRubyは日本人が開発しているため解説書が多く学びやすいのと、Webアプリケーションの開発にもっとも向いているため、プログラミングの全体像を把握することができるので、初心者におすすめな言語です。
初心者におすすめなプログラミング言語の詳細はこちらでも解説していますので、みてみてください。

これが挫折知らずの勉強法!独学でプログラミングを習得するまでの学習ステップ
せっかくやる気になったのに、方法が合わなくて途中で挫折してしまうのはすごくもったいないですよね。
ここで紹介する挫折知らずの方法に沿ってやっていけば、独学でも十分習得できます。
各ステップ目安の学習時間を載せてますので、参考にコツコツやってみてください。
ある日突然爆伸びすることはほとんどありません。とにかくコツコツ継続が一番の近道です。
ステップ0:目的を明確にする
プログラミングは目的によって、学習すべきプログラミング言語が異なります。まずは学習を始める前に、何を作りたいか目的を明確にしましょう。
例えば、プログラミングを習得して、Webサイトを作成したいならJavaScriptやPHPなどの言語が必要です。Webアプリやスマホアプリを開発したいならRubyやJavaを学ぶ必要があります。
このようにプログラミング言語は数多くあります。目的に合った言語を学ばなければ、あなたの作りたいものが作れないこともあるので、学習を始める前に目的を明確にして学ぶ言語を決めましょう。
この時、自分が興味のあることを選ぶのがポイントです。興味があることなら楽しく取り組めますし、途中でつまずいても何とかしてやり切りたいという気持ちになるものです。
ステップ1:基礎の基礎をプロゲートで学ぼう
【目安学習時間:100時間】
本格的なプログラミング言語を学ぶ前に、まずはプログラミングの基礎の基礎を学習しましょう。
ここでは「Progate」というプログラミング学習サイトを利用します。
Progateを使うメリットは、サイトにアクセスするだけで簡単にプログラミングが勉強できることです。通常であれば、自分のパソコンの中にプログラミングをするための環境を準備しないといけないのですが、Progateなら準備いらずですぐにプログラミングの勉強がスタートできます。
Progateはプログラミング言語ごとに初級・中級・上級とコースが分かれており、スライドで都度確認しながら学習を進められるため、未経験者でもサクッと学習を進めることができますよ。
とはいえ、一度Progateのコースをこなすくらいでは、プログラミング言語を理解できたとは言えません。まずは2〜3週以上あなたに必要なプログラミング言語のコースをこなしてみましょう。
ステップ2:ドットインストールで基礎を学ぼう
【目安学習時間:50時間】
Progateのコースを2〜3週すればある程度基本的なプログラミングの知識は付いたと思います。ここからは「ドットインストール」という動画教材を使用しながら学習を進めていきましょう。
ドットインストールは目的や言語ごとにレッスンが用意されていて、一つのレッスンが3分でまとめられていることが特徴のプログラミング学習サイトです。Progateで培ってきた技術をもとに動画教材を一通りこなします。
分からない箇所に関しては、teratailやStackoverflowといったエンジニア向けQ&Aサイトを活用したり、ググる習慣を身に付けましょう。
プログラミングをやっていく上で、ググるというのはとても大事なスキルです。上手く動かなかった時や実現したいけど方法が分からないといった場合に、よく使います。調べる回数が増えると、答えにたどり着く時間も短くなっていきます。
ステップ3:プロゲートとドットインストールを復習しよう
【目安50時間】
ステップ1とステップ2が終わったら、もう一度復習をしましょう。1回目である程度の基礎知識を学んだら、2回目で疑問に思ったところやもっと詳しく知りたいところを中心に学習していきましょう。
1回目は、学習サイト通りサンプルを見ながらコードを書いて学習を進めても問題ないのですが、2回目はなるべく自分で考えてコードを書くように心がけましょう。そうすることで、理解度がぐんっと上がるだけではなく、コードを書くことに慣れていきます。
Progateやドットインストール以外でも学習したい方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

ステップ4:サンプルを作ろう
【目安:50〜100時間】
一通り基礎の学習が終わったらサンプルを作ってみましょう。自分がお手本としたいサイトをいくつか選んで、そのサイト通りに作ることでWebサイトを作る流れがわかります。
どのようにすれば効率よくWebサイトを作ることができるのか。そう考えながら作ることで、より実戦に近い形で学習を進めることができます。
自分一人で作るのが難しいと感じる人は、サンプルをコピーしても大丈夫です。どのような設計でこのWebサイトが作られているのか知ることも重要なので、コピーして慣れてきたら自分で作ってみましょう。
ステップ5:サンプルにオリジナル機能を実装しよう
【目安:50〜100時間】
サンプルを何個か作って慣れてきたら、そのサンプルにオリジナル機能を追加してみましょう。このオリジナルは、自分で考えて作るので今までの学習の中では難易度が高いです。
どんな機能をつけるのか考えてから実装をするので、現場に近い形で学習をすることができます。まずは、どんな機能をつけるとそのWebサイトは便利になるかを考えてイメージすることが重要です。
例えば、Q&Aの箇所をクリックで開閉するようにしたり、TOPに戻るボタンを追加してみたり、大掛かりではなくていいので、自分で機能を考えて実装してみましょう。
イメージして、どんな順番でどこに追加するのか設計をしてから実装をするのが効率的です。
プログラミング学習でつまづくポイント!独学経験者1000人に聞いてみた
「独学ではどんな時につまづくの?」という声を多く聞く機会が多く、一度データを取ってみたら面白いんじゃないかということで、当編集部でプログラミングを独学で頑張る方1000人にアンケートを実施してみました。
1000人の内訳は、IT系の職種に在籍(もしくは以前在籍していた)方を500名と、非IT系の職種に在籍(もしくは在籍していた)方500名の、合計1000名です。
プログラミングを独学でやり通すことはできましたか?
まず、プログラミングを独学でやり通すことができたかを聞いてみると、
このように9割近くの方が独学でやり通すことができなかったと回答しています。
巷では、プログラミング学習について「独学で挫折する人は9割いる」と言われていましたが、嘘ではないようです。
ここでやり通したかどうかの基準としては、転職や就職、アプリ開発など「ある目標」に対して独学で達成できたかで質問しています。
やり通した方は13.7%と、ちまたで言われている10%よりも高い数字を出したものの、多数派はやり通せなかった方のようですね。
プログラミングの独学で挫折した理由はどんなものが挙げられますか?
プログラミングを挫折した873人にプログラミングで挫折した理由を聞いた結果、以下の8つの理由に分類することができました。
- 何を学習すればいいか分からない
- モチベーション
- 質問できる人がいない
- エラー
- 学習時間が取れない
- 書籍が難しい
- 教材で迷う
- 覚えることが多い(難しい)
これらの中でもっとも多いのが、「何を勉強すればいいのか分からない」という回答でした。傾向として面白かったのが、2番目に多い「モチベーション」を理由に挫折していることです。
侍エンジニアブログ編集部の仮説としては、「何をすればいいのか分からない」と思いながら独学に踏み切った層が徐々にモチベーションをなくすパターンが多いのでは? と考えました。
また、次に挫折する理由として多いのが、「質問できる人がいない」「エラー」の2つです。
これらは、独学中にプログラムが動かなくなったり、学んでいる内容が難しく、理解できなかった場合に出てくる質問として上位を占めています。
「質問できる人がいない」「エラー」といった理由もモチベーションを落としたり、結果的に何をすればいいのか分からなくなったといった理由につながるものなので、上位をして占めている挫折の理由は相互に関係するものなのかもしれませんね。
独学からの転職を目指す人は
ここまでの解説で、「プログラミングの独学は正しく行えば十分成功可能である」という事がお分りいただけたかと思います。
しかし、全くの未経験から独学でプログラミング学習を行い、そこからさらに転職や独立まで成功させるというのは難易度がもう一つ上がります。というのも、エンジニアとして仕事を獲得するには、
- 質の高いポートフォリオ
- 実務レベルのプログラミングスキル
- その他コミュニケーション能力やセルフマネジメント能力
などが必要になってくるからです。
上記の要素をクリアし、エンジニアとして転職やその先のキャリアアップまで考えいている人は以下の記事を参考にしてください。
独学からエンジニアへ転職を成功させる為のコツやヒントを数多く得られるはずです。


プログラミングスクールに通うのも1つの選択肢
独学で何度も挫折してしまった……
とにかく最短でプログラミングスキルを身につけたい!
転職を成功させるだけのスキルを身につけられるか不安……
そのような不安や願望がある方は、プログラミングスクールを利用するというのも選択肢の一つとして考えるべきでしょう。
何度もお伝えしている通り、プログラミングを独学で習得する事は無理ではありません。しかし、やはりプロに教わりながら学習を進めるのが最も効率的である事は間違いありません。
もちろん少なからずお金はかかってしまいます。しかし、独学でつまずきやすいポイントを解消し、転職成功や独立成功など、あなたの目的・目標達成の可能性を確実に引き上げてくれるのがプログラミングスクールのメリットです。
弊社「侍エンジニア」では、
- あなたの目標から逆算したフルオーダーメイドのカリキュラム
- 最後まで伴奏してくれる現役エンジニアによるマンツーマンレッスン
- ポートフォリオの一つになるWebサービス、アプリの開発
という3つのサービスを主軸に、あなたのプログラミング学習の効率を飛躍的に向上させます。その結果、最短で目標達成をする事が可能になります。
興味がある人はまずは弊社の無料体験レッスンを利用してみてください。
専属コンサルタントがあなたの目標や悩みをヒアリングし、理想の学習プランを提供させて頂きます。もちろん体験レッスンを受けたからといって入会せずとも問題ありませんので、お気軽にご利用頂ければと思います。
対面(渋谷)、オンラインどちらでも利用できます。下記カレンダーから直接予約可能となっているので、是非ご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?
今回はプログラミングを独学で習得する為の勉強方法を解説しました。独学を成功させるイメージは湧いたでしょうか。
- 暗記しようとしない
- 目標を決めてから取り組む
- 興味のあることを目標にすると挫折しにくい
- プログラミング学習サイトを上手く利用する
- 続けられる自信がないときはスクールを利用するのも一つの方法
これからの時代、「プログラミング」は必須スキルになってきます。エンジニアだけでなく、一般的なビジネスマンにとっても最低限のプログラミングスキルが必要だと言われているくらいです。
これを機に、ぜひプログラミングを身につけ、ご自身の可能性を広げていただければ幸いです。