こんにちは!インストラクターの井上です。
プログラミングスクールのインストラクターという仕事柄、毎月100名以上のプログラミング学習者とお話する機会があります。
その中でもよく聞かれる質問は
- 「Javaを初心者から習得するためのコツを教えて欲しい」
- 「Javaの効率的な勉強方法を教えて欲しい」
- 「Javaの学習にかかる時間を教えて欲しい」
といったものです。
コツを先に言ってしまうと、「闇雲に取り組むのではなく、学習のロードマップを作って逆算的に取り組むこと」なのですが、初心者の方にはなかなか難しいですよね。
そこで今回は、初心者から独学でJavaを習得するための勉強法を8ステップに分けてわかりやすく解説します!今回ご紹介するコツやノウハウは、私が実際に多くの生徒さんに教えてきた内容になります。
なので、これを参考に学習のロードマップ作りに役立てていただければ幸いです!
また、しっかり言語選定をした上でJavaの学習に取り組まれている方は良いのですが、「プログラミングといえばJava」くらいのニュアンスで学習を開始すると、後々のキャリアに結びつかない可能性があります。
1分であなたに最適なプログラミング言語を診断できるアプリがありますので、下記のボタンより不安な方は言語診断を行ってみてください。
この記事の目次
はじめに:Javaで出来ること知ろう
まずはじめに、Javaの特徴を捉えて、あなたがやるべきことがJava学習で合っているのかを確認しましょう。Javaの特徴をもう一度、再確認したい人は下の記事を参考にしてみてください。
プログラミング学習で最大のロスは「学習対象を誤ること」です。
そのためには目的を明確にすることが重要です。目的を明確することで、学習効率が上がるだけでなく、確信を持って学習にのぞむことができます。
これはかなり大切なことなので、一番最初に時間をたっぷり取って考えるべきことです。不安な方は次の記事も参考に一度調べてみてください。
1. Javaの学習にかかる目安時間を知る
まずは、目安となる学習時間を決めましょう。期限を決めずにだらだらと学習をするのは、あまり効率が良くありません。
学習時間の目安を明確にし、その時間内で「効率的な学習方法」を見つけましょう。
はじめてプログラミングする人
「Javaが初めてのプログラミング」の場合、ある程度のレベル(例えばWEBアプリを開発できるまで)になるまでには、どのくらいの学習時間が必要でしょうか?
これは個人差がかなり出るので一概には言えませんが、独学の場合一般的に1000時間の学習をすればしっかりとしたプログラミングスキルが身につくと言われています。
Javaは初心者にとって比較的難易度が高く、挫折しやすい言語とも言われています。そこを乗り越えるまでにこれくらい学習は必要だ!とあらかじめ「覚悟」を持って望むことが重要です。
プログラミングの経験がある人
どの言語の経験が有るかにもよりますが、「オブジェクト指向の概念」がしっかり分かっている人でしたら、数十時間で使えるレベルまでなることができるでしょう。
ただ、C言語などの「手続き型」と呼ばれるような言語の経験がある人は、100〜200時間学習が必要だと考えていただいた方が良いです。
Javaを使いこなすまでに、学習量がどれくらい必要かわかってきたところで、「習得までの最強8ステップ」を具体的に見ていきましょう。
未経験者が学習時間を短くする方法
上で話した通り、独学の場合1000時間の学習時間が必要とされています。
ただでさえJavaは、他のプログラミング言語よりも挫折率が高いと言われています。
ちなみにプログラミングの一般的な挫折率は約9割です(以下記事を参照)。


Javaはこれ以上に挫折率が高い・・・と言えるかも知れません。
もし、独学で学習を進める場合には、この学習プランを明確にしなくては、学習を効率よく進められません。学習プランを自分で考えるのは、Javaをよく知らないし大変ですよね。
学習時間を短くするには、学習の方法や進め方を根本から見直す必要があるのですが、それが以外だとプログラミングスクールに通って経験者から直接教えてもらうという手段もあります。
スクールに通うことで、独学ではエラーにつまづいてなかなか解決できずに学習が止まってしまうところを、講師から解決方法を教えてもらいながら順序よくスキルアップすることができます。
また、弊社「侍エンジニア」では、あなたの理想の人生像→エンジニアとしてのキャリア→キャリアを最短で歩める言語・スキル選定を行って学習指導を個別に行っています。
今まさに学習しているものが将来を良くする方向に確実に繋がっている!と感じられる学習期間はとても有意義ですし、迷うことなくプログラミング学習に没頭できます。
具体的に知りたい!
というあなたは、下記の記事で大好評の無料体験レッスンの流れを詳しく解説していますので、見てみてください。

2. Javaの基礎文法を学習しよう
Javaを勉強するべきだと確信が持てたら、次は実際に学習に取り掛かっていきましょう。
全体像をつかみやすい動画学習をする
プログラミング自体が初めての方は、まずはじめに「ドットインストール」などの動画学習サイトで学習をはじめましょう。
視覚的に理解できるため、真似をしながらまずは全体像を捉えていきます。
分からない言葉が出てきたらメモをして、スキマ時間などに調べながら進めていきましょう。ドットインストールの使い方などはこちらでも詳しく解説しています。

体型的に理解できる入門書籍を読む
プログラミング経験者、また動画学習が終わった方は入門書を読むのも良いでしょう。
WEBサイトでの学習も良いですが、書籍は体系的に理解しやすく、後々リファレンスとして使用できる点でおすすめです。
下記の記事でも紹介していますので自分にあったものを見つけましょう。
実際に手を動かせる学習サイトを使う
プログラミング学習は一筋縄ではいかないこともあります。
動画を見ても理解できない
そんな時は学習サイトを使って手を動かしながら学習することをおすすめします。「これだけやっていればいい」というのはプログラミング学習にはないのです。
書籍も動画も学習サイトも併用して効率よく学習していく柔軟性があれば学習を着実に進めることができますね!
以下は学習サイトをまとめた記事なので、参考にしてみてください!


4. Javaのオブジェクト指向を学ぼう
Javaのアプリ開発において、オブジェクト指向という考え方を理解することは絶対に必要です。
オススメの方法としては、「簡単なゲームを作成すること」です。ゲームはオブジェクトの概念が分かりやすく、何よりワクワクしながら学習を進められる人が多いでしょう。
ゲーム制作用の書籍を下記にまとめていますので、興味の有る方は合わせてご覧ください。
オブジェクト指向についてはこちらで詳しく解説していますので参考にしてみてください。
5. Javaのフレームワークを学ぼう
Javaの基本的な勉強を終えることが出来たら、本格的な開発が出来るように「フレームワーク」を学びましょう。
本格的なアプリ作成にはフレームワークが利用できることが必須条件です。フレームワークが何か分からない!という方はこちらから。
こちらにフレームワークランキングなどもあるので、どのフレームワークを学習すればよいのか分からない方は参考にしてみてください。
なお、おすすめのフレームワーク「Spring」の学習書籍の紹介もしています。
6. Javaで開発サイクルを回す方法を学ぼう
ある程度フレームワークの基礎が学べたら、平行して開発を回す方法を学習していきましょう。具体的に言うと、テストのやり方やソースコードの管理の仕方を学んでいきます。
現場や対象のアプリの種類によってはさまざまですが、ソースコードの状態を管理する「Git」の学習などは行っておいて損はないでしょう。
Gitについてよくわからない方は次の記事なども参考にしてみてください。
その他の開発サイクルを回す際に役立つものをまとめた記事もありますので参考にしてみてください。
開発を回すことは勉強会にいくことで学ぶことができる
プログラミング学習をしていれば、どうしても自主学習になってしまいがちです。一人で学習するのが当たり前になってしまうと、いざ現場で仕事をする際にギャップを感じてしまうことも少なくないのです。
そこで、いきなり仕事受注する前に勉強会にいき、共同で簡単な作品を一緒に開発する仲間を見つけることも必要です。
そう、現場の開発ではプログラミング以外のスキルが必要になってくるのです。共同開発には特に意思の連携が必要で、相手を配慮し伝える力が必要なんです。
その力を現場に出る前にしっかり学んでおくことでエンジニアとしてのキャリアも高めることができます。
ぜひ勉強会に積極的に出て、エンジニアとしての働き方をマスターしてくださいね!
7. 周辺技術を学びJavaでレベルアップしよう
Java単独で出来ることには限界があります。
Javaの開発が出来るようになってきたら、「WEBサーバの立て方」や「Linux自体の学習」なども始めるのも良いでしょう。
そういった周辺技術を学ぶための記事もありますので目を通してみてください。
ただ、この学習は独学ではなかなか難しい面もある為、週末バイトをしてみたり、実際に仕事にして学んでいくことが良いでしょう。
週末バイト等をするためのオススメのサービスは次の記事で紹介しています。
8. Javaの知識を深め柔軟なシステムの構築しよう
機能追加などをしやすいプログラムの方法などを学習して、より柔軟なシステムを構築できるように学習していきます。
具体的に言えば、「デザインパターン」という特定の動作を実装する定石の学習や、Javaのカンファレンス系イベントへ参加して最新情報を収集することなどがあります。
また、体系的な知識習得や実力試しに資格学習をしてみるというのも人によっては面白いかもしれません。資格に興味の有る方は次の記事もご覧ください。
学習スピードを高速化、最短で仕事獲得するなら侍エンジニアへ
ここまでJavaの最速学習8ステップを解説してきました。いかがでしたでしょうか?Javaは難易度は難しい方ですが、求人数も多く身につけたら確実にあなたのキャリアを後押しする言語です。
もっと早く転職したい!
という方は、侍エンジニアの完全個別型のマンツーマンレッスンの検討をしてみてはいかがでしょうか?
- 挫折させない!質問し放題のマンツーマンレッスン
- あなたの理解度に合わせて進められるフルオーダーメイドカリキュラム
- 転職の際にスキルを証明できるオリジナルアプリ開発支援
の3つの軸で、プログラミングを身につけて人生を変えたい!というあなたを最大限にサポートいたします。
無料体験レッスンでは、これらのサービスの詳細であったり、過去の転職成功者の事例や、あなたのキャリアと最適な言語選定などの学習相談にものらせていただきます。
オンラインでも受講は可能ですので、下記のカレンダーよりお気軽にお申し込みくださいね。それではまたお会いしましょう!