Rubyを学習サイトで勉強したい
Rubyを独学で習得できるか不安
Rubyは独学で習得できます。初心者向けの学習サイトを使えば、効率的に習得可能です。
しかしどのサイトを選べばいいか、本当に独学できるのか、不安な方もいるのではないでしょうか。
この記事では、初心者向けのRuby学習サイトを厳選して紹介します。すべて現役エンジニアが実際に利用してみて「おすすめできる」と判断したサイトですので、ご安心ください。
ほかにもRuby独学で挫折しないコツやロードマップ、学習時の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
Rubyを短期間で習得したい方は、以下の記事をあわせてご覧ください。

この記事の目次
Ruby初心者向け学習ロードマップ

Rubyを初めて勉強する方は下記のロードマップを参考に、学習を進めます。
- ステップ1:HTML・CSS・JavaScriptなどWeb開発で使用する言語を学習する
- ステップ2:Rubyの基礎文法を学習する
- ステップ3:Ruby on Railsを学習する
- ステップ4:Webサービス・アプリケーションを開発する
まずはWeb開発で必ず利用する、HTMLとCSSを勉強しましょう。
次にRubyの基礎を学習し、ある程度習得できたらフレームワークの「Ruby on Rails」の勉強をスタートします。
Rubyで開発を行うときは、Ruby on Railsを利用するのが一般的です。

Rubyを学べるおすすめ学習サイト7選

初心者がRubyを学習するときには、学習サイトの活用が効果的です。Rubyの学習サイトは無料のものが多く、スライドや動画を用いてゲーム感覚で学べます。
Rubyが学べるおすすめの学習サイトは、下記の7つです。
どんなサイトなのか1つずつ、詳しく解説します。
20分ではじめるRuby
「20分ではじめるRuby」は、短時間でRubyの基礎をひと通り学習できるRubyチュートリアルです。
Rubyをパソコンにインストールしてプログラミングを実行します。
Progate(プロゲート)
「Progate(プロゲート)」は、Rubyの基礎をスライド形式で学べるサイトです。実際にコードを書きながら勉強を進められるので、文法や変数などスムーズに覚えられます。
Ruby以外にもHHTML/CSS、JavaScriptなどもありますし、有料版では基礎だけでなく応用も学習できます。Progate(プロゲート)なら、パソコンがあればすぐに学習をスタートできるのも魅力です。
なお移動中のスキマ時間でRubyを学習できる、スマートフォンのアプリ版もおすすめです。
ドットインストール
「ドットインストール」は動画を見ながら、Rubyを含めさまざまな言語が学習できるサイトです。
動画はすべて3分にまとめられているので、通勤・通学時間や休み時間などちょっとした空き時間に学習できます。
またRuby以外にもHTML/CSS、JavaScriptなども学習できます。
Rubyがミニツク
「Rubyがミニツク」は、Ruby専門の学習サイトです。
レッスンは、テキスト・動画・ドリル・演習の4つのコンテンツで進められます。自分のレベルや学習の進捗に合わせて、コンテンツを選択しましょう。
Ruby on Railsのレッスンも用意されています。
CODEPREP(コードプレップ)
「CODEPREP(コードプレップ)」は、実際にプログラミングを書いて動かしながら学習できる実践型サイトです。
穴埋め式の基礎的な課題から自由にコードを作成し動きを確かめる課題まで、学習者のレベルに応じた学習ステップがあります。
挫折しそうになったときには、ディスカッションボードというコミュニティで質問できます。仲間と一緒に学習できる点も魅力です。
Paizaラーニング
「Paizaラーニング」は、動画でRubyを学べる学習サイトです。3分の動画レッスンを見た後に、プログラミングを実行しながら学習します。
ブラウザ上でプログラミング言語を実行できるため、難しい環境設定をする必要がなく、モチベーションが下がることが少なくなります。
またRuby学習について、現役エンジニアからアドバイスをもらえる点も嬉しいポイントです。
Let’sプログラミング
「Let’sプログラミング」はRubyを含むプログラミング初心者に向け、テキストと画像で基礎を解説するサイトです。
知りたい項目のリンク先を学ぶことで、Rubyの環境構築や変数・定数など、基礎知識を丁寧な解説で学べます。
Rubyのおすすめ学習本

Rubyの学習には、本の活用も有効です。ここでは、Ruby初心者におすすめ学習本2つを紹介します。
- 【初心者向け】3ステップでしっかり学ぶRuby入門
- 【Rails用】Ruby on Rails5 アプリケーションプログラミング
【初心者向け】3ステップでしっかり学ぶRuby入門
「【初心者向け】3ステップでしっかり学ぶRuby入門」は、Ruby初心者に向け、文法やコーディングのポイントを丁寧に解説する本です。
予習→実践→復習のサイクルが設定されているため、Rubyをスムーズに習得できます。説明も丁寧でわかりやすいので、「難しい本は苦手」という人でも読みやすいでしょう。
Ruby学習のスタートにおすすめの一冊です。
※2021年6月現在情報
Rubyソースコード完全解説
Rubyソースコード完全解説は、Rubyのソースコードを使って、文法や構造を詳しく解説したものです。
オブジェクト指向の基礎知識がある読者が対象とされますが、本格的にRubyを習得したい方にはおすすめの内容です。
※2021年6月現在情報
以下の記事で、Rubyの学習におすすめの本をレベル別に紹介しています。


Rubyを学習する際の注意点

Rubyを独学で学習するときの注意点は、下記の2つです。
- わからないことはすぐに解決する
- 自分のレベルに合った教材を使用する
1つずつ、解説します。
わからないことはすぐに解決する
プログラミング学習では、不明点をすぐに解決することが大事です。
Rubyを独学するときは、気軽に質問できるQ&Aサイトの活用がおすすめです。「teratail(テラテイル)」や「stackoverflow(スタック・オーバーフロー)」であれば、現役エンジニアが短時間で質問に回答してくれます。
以下の記事でおすすめのQ&Aサイトを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のレベルに合う教材を使用する

Rubyを効率的に習得するには、自分のレベルに合う教材を選びましょう。
いきなり難しい教材からスタートしても、理解できずに挫折してしまいます。まずは簡単な初心者向けの本や無料Webサイトなどで学んで、基礎が身についたら少しずつ難度が高い課題をこなしましょう。
Rubyの基礎を習得した後で、Ruby on Railsを経験しながら覚えるのがおすすめです。
今回紹介したロードマップを見ると、初心者は長い道のりに感じる場合が多いです。自分のレベルに合った教材を選んで、少しずつ学習するようにしましょう。
Rubyを効率的に学習するためのポイント

Rubyを効率的に学習するためのポイントは、下記の3つです。
- 本・Webサイトで基礎を学ぶ
- サンプルコードでコーディングの練習をする
- Webアプリケーションを作成する
1つずつ、解説しましょう。
本・学習サイトで基礎を学ぶ
Ruby習得の時間を短縮したいなら、本や学習サイトでしっかりと基礎を固めることが重要です。
実践的なスキルを習得しようとしていきなりRuby on Railsの模写を始める方もいますが、細かい不明点が発生し挫折の原因となります。
Ruby on Railsは初心者でも使いこなせるフレームワークであるといわれます。しかし、それはRubyの文法など基礎を理解していることが前提です。
Rubyの基礎を習得していないと、Ruby on Railsの学習は困難になります。
サンプルコードでコーディングの練習をする

Rubyの基礎を習得したら、次はサンプルコードを参考にコードを書いて、実行しましょう。
プログラミングでは、コーディングで発生するエラーの解決を通じて理解が深まることが多いです。コーディングの練習で機能の実装やバグの確認、バックアップデータの管理などを経験しておくと次のステップに活きます。
Rubyでよく使う文法のサンプルコードを紹介しますので、学習の参考にしてください。
<サンプルコード例>
【putsメソッド】
puts 'puts' puts 'Rubyを’' puts '解説します' 実行結果 Rubyを 解説します
putsはRubyの基本的な文法で、「puts ‘◯◯’」で文字や数字が出力されます。「’’(シングルコーテーション)」は「””(ダブルコーテーション)」でも構いません。
【変数】
name = "太郎" puts name 実行結果:太郎
変数を使えば文字列に値を代入できます。
誰かの名前を代入するときは「name」といった具合に、わかりやすい変数名を設定するのがポイントです。
【if条件分岐】
a = 80 if a > 90 then puts "高得点です!" end 実行結果:nil
条件分岐のif文もRubyの基礎なので、覚えましょう。
上のサンプルでは条件として、aが90より大きければ「高得点です!」と表示させるようにif文で指定しています。aは80で90より小さいため、結果にはnil(指定の値が存在しない)が表示されます。
このようにRubyには覚えるべき構文がたくさんあります。最初はサンプルコードを真似てみて、うまく実行できたら少しずつアレンジを加えてみてください。
Webアプリケーションを作成する
学習が進みサンプルコードでの学習が終了したら、次は簡単なWebアプリケーションを作ってみましょう。最初から完全オリジナルのアプリケーションを開発するのは難しいので、すでにあるサービスを真似して作成してみてください。
自分で作成できたら、転職時にアピール材料になるポートフォリオにできます。コードの読みやすさにもこだわって作成すると良いですよ。
インデントの位置をそろえる工夫やコードの意図がわかるようにコメント文を記述する、のようなプログラミング作法に気をつけることも必要です。
Rubyの独学が難しい場合の対処法

Rubyは独学で習得できます。とはいえプログラミング学習は挫折する方が多いのも事実です。
当社が独自に実施したプログラミング学習の挫折についてのアンケート(298名を対象)では、プログラミング学習を行った人の87.5%は挫折を経験していることがわかっています。


同アンケートで挫折や行き詰まりを感じた理由を調査したところ、不明点を聞ける環境がなかった(40.8%)、エラーが解決できなかった(36.3%)という回答が多く得られました。
■調査概要
掲載元:PR TIMES
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
サンプル数:n=298
調査対象:10代〜80代の男女
上記のアンケート結果をふまえRubyを独学するときは、学習が困難になったときの対処法を押さえておく必要があります。Ruby独学が難しくなったときの対処法はおもに下記の2つです。
- 学習仲間やメンターを見つけて頼る
- プログラミングスクールを利用する
1つずつ、確認しましょう。
学習仲間やメンターを見つけて頼る
独学だと孤独でモチベーションが維持できない方は、学習仲間やメンターを見つけてみましょう。Rubyを学ぶ仲間がいれば、学習で悩んだときに相談できます。
メンターや学習仲間は、勉強会やセミナーやTwitterの利用などで探せます。
メンターと一緒に学習を進めるメリットは次の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

プログラミングスクールを利用する

独学で挫折した経験がある方やRubyを効率的に短期間で習得したい方は、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
プログラミングスクールを利用すれば、RubyやRuby on Railsを体系的に学べます。
「スクールだと自分のペースで学べないのでは?」と不安がある方には、SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)をおすすめします。
SAMURAI ENGINEERは、完全オーダーメイドのカリキュラムが特徴です。専属講師によるマンツーマンレッスンで、着実にRubyを習得できます。
「どんなレッスンか知りたい」という方は、無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。
この記事のおさらい
Rubyの学習サイトのおすすめとして、「20分ではじめるRuby」「Progate(プロゲート)」「ドットインストール」「Rubyがミニツク」などが挙げられます。
Rubyの学習は次の手順で行うと効果的です。
・ステップ1:HTML・CSS・JavaScriptなどWeb開発で使用する言語を学習する
・ステップ2:Rubyの基礎文法を学習する
・ステップ3:Ruby on Railsを学習する
・ステップ4:Webサービス・アプリケーションを開発する
Ruby初心者の方が失敗しないためには、まず本やWebサイトでたのしく学習するのが大切です。基礎を学習したらサンプルでコーディングの練習をして、慣れたら簡単なWebアプリケーションを作成するのがおすすめです。