プログラミング初心者は、何から学び始めればいいの?
プログラミング初心者におすすめの勉強手順や学習方法を知りたい
副業やリモートワークで注目されている、プログラミングを学びたいと考える方が増えています。しかし何から始めたらよいのかがわからず、上記のように考えているプログラミング初心者も多いですよね。
正しい手順や方法を知らずに学び始めると、遠回りになったり、挫折したりしてしまうことも。そこで本記事では、まずプログラミング初心者は何から始めれば良いのか、その勉強手順やおすすめの教材を紹介します。
プログラミング未経験の方でも読みやすい内容なので、ぜひご一読ください。
なお、次の動画では「初心者がプログラミングの独学で必ずやるべき4つのこと」と題し、おすすめの勉強手順を詳しく解説しています。動画で独学方法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
この記事の目次
初心者は独学でプログラミングを習得できるのか
結論から言えば、プログラミング初心者でも、独学での習得は可能です。
学習サイトや書籍・Youtubeなど、最近ではプログラミングを学べる教材が数多く存在するため、独学でも習得しやすくなっています。
事実、侍エンジニアが実施した「初心者からプログラミング学習を始めた人への意識調査」では、約8割が次のような方法・教材を活用してプログラミングを独学したと回答しました。
主な学習方法 | |
32% | オンライン学習サイト/サービス |
20% | 本・書籍 |
18% | Youtube |
8% | 知人・友人から教えてもらう |
調査概要:初心者からプログラミング学習を始めた人への意識調査
調査期間:2022/8/07~2022/8/21
対象者:初心者からプログラミング学習を始めた男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
上記から、初心者がプログラミングを独学で習得する方法自体は豊富にあるのがわかります。だたし、誰もがスムーズにプログラミングを独学で習得できるとは限りません。
以降からは、プログラミングにおける独学の実態を紹介します。
習得目安はおよそ1,000時間
プログラミングを実務レベルまで身につける場合、習得時間としておよそ1,000時間は必要と言われています。毎日3時間きっちり勉強したとしても、10ヵ月以上もかかるのです。
もちろん、勉強者の適性や言語の難易度といった条件によっても習得時間は前後します。プログラミングに関する前提知識を持たない初心者だと、もっと時間がかかることも珍しくありません。
次の記事では、プログラミング初心者がスキル習得までにかかる勉強時間の目安を、学習継続のコツも交えて解説しているので、あわせて参考にしてください。

挫折する独学者も多い
プログラミングは独学での習得が可能な一方、挫折する人も多くいます。事実、弊社の調査では約90%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じたことがある」と回答しました。

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
その理由として特に多いのは、不明点やエラーを自分で解決できないことです。不明点やエラーについて誰にも質問できない独学では、勉強を進められなくなり多くの人が挫折しています。

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

また、独学だとまわりに刺激をくれる人がいないため、モチベーションの維持が難しいという声もあります。プログラミング初心者が挫折せずに習得することは、簡単ではありません。
とはいえ、初心者からプログラミングを習得して稼いでいる人も実際にいます。適切な勉強手順を踏めば、独学でもプログラミングの習得は可能です。
プログラミングの勉強に必要なものを揃えよう
プログラミングの勉強を始めるなら、必要なものを揃えましょう。プログラミングの勉強には、次の3つが必須となります。
- パソコン
- インターネット環境
- 開発環境
それぞれ順番に解説します。
なお、次の記事ではプログラミングの勉強に必要なものをより詳しく紹介しているため、あわせて参考にしてください。

パソコン(PC)
プログラミングにはパソコンが欠かせません。ただし、スペックが低いものだと動作スピードが遅くなることもあります。プログラミングに適したパソコンの用意が必要です。
パソコンの購入前には、下記の3条件を満たしていることをチェックしましょう。
- CPU:i5以上
- メモリ:8GB以上
- ストレージ:256GB以上(SSDを推奨)
iOSのスマホアプリやmacOSのパソコンアプリを作りたい場合は、Macパソコンが適しています。「Xcode」という便利な開発環境を無料で使用できるためです。
それ以外のものを作りたい場合は、国内外トップシェアのWindowsパソコンを選んでおけば間違いありません。自宅以外でも勉強したい場合は、ノートパソコンを選びましょう。
次の記事では、プログラミング初心者におすすめのパソコンを選び方も交え詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

インターネット環境
プログラミングの勉強では調べものをしたり、必要なツールをダウンロードしたりすることがあります。よって、快適にプログラミングを学べるインターネット環境も必須です。
自宅での勉強だけなら、「光回線」などの固定回線で問題ありません。自宅外で勉強するなら、セキュリティ性の高いモバイル回線が求められます。
自宅外では、「テザリング機能」に対応したスマートフォンを用いて、パソコンをインターネット接続する手もあります。ただしモバイル回線は、容量制限があるのでなので注意が必要です。
開発環境
「開発環境」とは、プログラムの作成や実行といった開発作業を効率化するソフトウェアのことです。開発環境は言語によって異なり、たとえば「Python」を学ぶならPython用の開発環境を準備する必要があります。
初心者には、「Cloud9」のようなクラウドサービスもおすすめです。ソフトをダウンロードしなくても、Webブラウザ上でコーディングやデバッグ(動作の確認)などができます。
なお、次の記事ではそもそもプログラミングに必要な環境とは何なのか、その特徴や構築の仕方を詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。

勉強前に押さえておきたいプログラミング独学サイクル
効率よくプログラミングを学ぶ上で重要なのは、積極的に実践を重ねていくことです。たとえば基礎文法にしても、文法自体を学んだら自分で実際に書いて動かしてみることが効果的です。
また、長期間にわたり挫折せずに独学を続けていくためには、独学サイクルを把握することも大切です。ここでは、実践を組み込んだ効率的な独学サイクルを、基礎編・応用編に分けて紹介します。
基礎的な独学サイクル

基礎的なプログラミング独学サイクルでは、オリジナリティを入れる必要はありません。基礎文法を覚える場合や、既存のサンプルプログラムを模写する場合は、上図の独学サイクルにしたがって学びましょう。
まずは、勉強のゴールを決めます(Goal)。次に、ゴールにたどり着くために必要な教材を選んで学びます(Input)。その後、勉強した内容に沿って実践しましょう(Output)。
プログラムが完成したら、エラーや動作上の問題がないかチェックが欠かせません(Check)。チェック結果をもとに、次は同じミスをしないように改善策を考えましょう(Adjust)。
以降は、Input・Output・Check・Adjustを繰り返しとなります。
応用的な独学サイクル

基礎が固まってきたら機能追加やデザイン変更など、オリジナリティを加えた勉強を行いましょう。上図の応用的なプログラミング独学サイクルがおすすめです。
最初に勉強のゴールを決めるのは、基礎編と同様です。その後は、自分のアイデアをしっかり形にするために、機能の設計を行います(Plan)。
どんな機能を作ればよいか明確になったら、その機能を実現するための要素を調査しましょう(Research)。以降は基礎編と同じ要領で、Input・Output・Check・Adjustの独学サイクルを回していきましょう。
【初心者向け】プログラミングの勉強手順
ここからは、初心者が挫折なくプログラミングスキルを身につけるおすすめの勉強手順を紹介します。
なお、プログラミングを学ぶ手順は作りたいもの次第で異なります。そのため、今回は「Webアプリケーション」を作りたいものに設定し、下記8ステップの勉強・開発手順を解説いたします。
- ステップ1:プログラミングの勉強目的を決める
- ステップ2:学ぶプログラミング言語を決める
- ステップ3:教材を選ぶ
- ステップ4:HTML/CSSを学ぶ
- ステップ5:選んだ言語の基礎文法・構文を学ぶ
- ステップ6:サンプルアプリ/Webサイトを作ってみる
- ステップ7:サンプルアプリ/Weサイトをカスタマイズする
- ステップ8:オリジナルサービスを開発する
では、それぞれのステップを詳しく解説します。
ステップ1:プログラミングの勉強目的を決める
いざプログラミングを学び始めたときに、目的があいまいだとモチベーションを維持できません。プログラミングの勉強を成功させるためには、目的を明確にしましょう。
ここで言う目的とは、言い換えれば「プログラミングを学んだ先にどうしたいのか」です。プログラミングを仕事にすることを前提とした場合、目的の例としては次の3つが挙げられます。
- 就職・転職して、高収入を実現したい
- フリーランスで、自由に働きたい
- 副業で、すき間時間を使って稼ぎたい
もちろん、次のように仕事・趣味を問わない目的でもOKです。
- プログラミングを学んでみたい
- この世にない自分だけのアプリを作りたい
ただし、プログラミングも一種の「ものづくり」です。いずれの目的にしても、それらの達成に必要となる具体的な目標である「プログラミングで何を作るか」まで明確にしましょう。
たとえばスマホアプリに興味があるなら、「スマホアプリを作ってフリーランスで自由に働きたい」などを目的・目標にすれば問題ありません。
とはいえ、プログラミング初心者だと「作りたいものがない」「自分に何が向いているかわからない」という人も多くいますよね。そんな人は、弊社の「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあうプログラミング言語や制作物、おすすめの学習プランを診断してもらえます。
プログラミングを勉強する目的があいまいな人はぜひ一度お試しください。
自分にあうプログラミング言語や学習プランを診断してみるステップ2:学ぶプログラミング言語を決める

プログラミングの目的や目標が決まったら、それを達成する具体的な手段である「プログラミング言語」を決めましょう。プログラミング言語とは、プログラムを書くときに使う言葉のことです。
今では何百種類ものプログラミング言語が存在し、できること・作れるものはそれぞれ異なります。上画像を例に、ステップ1で明確にした「作りたいもの」を開発できるプログラミング言語を選びましょう。
ステップ3:教材を選ぶ
プログラミング言語を独学するためには、教材選びも欠かせません。代表的なプログラミングの教材は、下表の4種類です。
教材の種類 | 特徴 |
学習サイト | 知識を得ながら実践しやすい/自分に合ったものを選びやすい |
学習本 | 1冊で体系的に学べる/オフラインでも学べる |
学習ゲーム | 楽しみながら飽きずに学べる/無料で学べるものが多い |
学習アプリ | スマートフォンですき間時間に学べる/初心者でも気軽に始めやすい |
プログラミング教材の種類
それぞれにメリットがあるため、自分に合った教材の種類を選びましょう。ただし、どの種類にしても数多くの教材が存在し、「どれを選べばいいかわからない」という人も多いですよね。
おすすめの教材を後ほど紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。また、「今すぐおすすめの教材を確認したい」という人は、次のリンクをタップしてください。
ステップ4:HTML/CSSを学ぶ
初心者がプログラミングを学ぶ際は、まず「HTML」と「CSS」から始めましょう。HTMLとCSSは、Webページを作るための言語です。HTMLは段落や見出しといった構成、CSSは文字色などのデザインを決定します。
これらは「マークアップ言語」と呼ばれるもので、プログラミング言語のようにコンピューターへの命令は記述しません。それでもHTML/CSSを学ぶべき理由は、Web系プログラミングの足掛かりとなるためです。
Web系は需要が高い上に習得しやすいプログラミング言語が多いため、初心者に最もおすすめです。また、先にHTML/CSSを身につけておけば、プログラミング言語にチャレンジするための自信につながります。
暮らしに欠かせないWebの仕組みを理解できるメリットもあり、Web以外の分野を志している人でも学んで損はありません。
ステップ5:選んだ言語の基礎文法・構文を学ぶ
HTMLとCSSの基本を学んだら、次は選んだプログラミング言語の基礎的な文法・構文を勉強します。入門レベルの学習本や学習サイトで、書かれている基礎知識を順番に吸収していけばOKです。
このとき、プログラミング言語に合った開発環境も導入しましょう。教材に書かれたプログラムを実際に書いて動かすことでイメージしやすくなり、理解がスムーズになります。
また、文法や構文といったプログラムの書き方が一通り理解でき余裕がある方は、「フレームワーク」も使ってみましょう。フレームワークは「プログラムのひな形」のようなもので、開発を効率化するために欠かせません。
ただ、RubyならRuby on Rails、JavaScriptならjQueryといった具合に、使えるフレームワークは言語ごとに異なります。前もって選んだプログラミング言語にあうフレームワークを確認しておきましょう。
ステップ6:サンプルアプリ/Webサイトを作ってみる
プログラム開発の仕事では、仕様書や設計書をもとにプログラミングします。独学ではそこまで正式な文書は不要ですが、実践では「何をどうやって作るか」という情報が必要です。
しかしプログラミング初心者では、何をどうやって作ればいいかわかりませんよね。そこで、まずはサンプル(お手本)にならってアプリを作ってみるのがおすすめです。
学習サイトなどの教材の多くは、「何をどうやって作るか」まで教えてくれます。こうした教材を頼りにサンプルアプリを作成して、アプリ開発の感覚をつかみましょう。
また、既存の優れたWebサイトやサービスも、一種のサンプルといえます。「こんなサービスを作りたいな」というサンプルがあれば、模写(真似)にトライするのも効果的です。
次の記事では、模写しながらコーディングするポイントを解説しているので、良ければ参考にしてください。

ステップ7:サンプルアプリ/Weサイトをカスタマイズする
サンプルアプリを作っただけでは、一からアプリを作れるレベルには達していません。そのため、作成したサンプルアプリに対して、オリジナル要素を加えながら慣れていきましょう。
たとえばボタンを追加したり、アニメーションを追加したりなど、さまざまなカスタマイズが考えられます。決まったものはありませんが、「今のアプリをより良くする」という意識が大切です。
カスタマイズのアイデアを見つけるときには、下記2つの視点で考えることをおすすめします。
- 課題ベースで考えてみる
例)ここが不便だな⇒もっと使いやすくするにはどうしよう? - 既存の別要素を組み合わせて考えてみる
例)あのサービスにある機能をここに入れたらどうだろう?
あくまで勉強の一環のため、失敗を恐れずチャレンジしましょう。
ステップ8:オリジナルサービスを開発する
サンプルのアレンジに慣れてきたら、オリジナルサービスの開発にステップを進めましょう。
オリジナルサービスの開発は、下記の手順で行います。
- 1.企画
- 2.設計
- 3.実装
アイデアを考えて企画に落とし込み、それを実現できるよう設計して、実際に作ってみます。
実装できたら期待どおりに動くかどうか確かめて、エラーがあれば修正します。うまく動かないところがあっても、それを適切に修正していくことができれば問題ありません。
開発したオリジナルサービスは、転職活動をするときや副業で案件獲得するときにポートフォリオとして活用できます。
オリジナルアプリを作成できたら、案件獲得や転職・就職まであと一歩です。
なお、次の記事ではプログラミングスキルを独学で身につけたい人に向け、おすすめの勉強法を紹介しているので、あわせて参考にしてください。

プログラミング初心者におすすめの学習教材
ここでは次の4種類に分けて、プログラミング初心者におすすめの教材を紹介します。
- 学習サイト
- 学習本
- 学習ゲーム
- 学習アプリ
それぞれのメリットがあるので、組み合わせて学習効果を高めていきましょう。
また、次の記事ではプログラミング学習教材の選び方を、おすすめの教材も交えて解説しているのであわせて参考にしてください。

学習サイト
学習サイトはWebブラウザさえあれば利用できるため、休日やすきま時間などで効率的な勉強が可能です。
動画で学べるものからわからないことを質問できるサイトまで、学習サイトの種類は幅広く、自分にあうものを選びやすい魅力もあります。学習サイトによって学べる言語や料金体系が異なるので選ぶまえに必ず確認しましょう。
なお、無料で利用できる学習サイトの多くはお金をかけず手軽に学べる一方、不明点を質問・相談できる機能がありません。
前述したとおり、不明点を解決できないことでプログラミング学習に挫折する独学者が多くいます。1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な方は、数千円の費用をかけてでも「不明点を質問・相談できる有料の学習サイト」を選ぶのがおすすめです。
では、ここからプログラミング初心者におすすめの学習サイトを2つ紹介します。
SAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ)
40種類以上の教材が登録無料から始められる「侍テラコヤ」では、
- 現役エンジニアが応える回答率100%のQ&A掲示板
- 必要に応じて受けられる現役エンジニアとのオンラインレッスン
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきた不明点を解決しながら挫折なく、プログラミングスキルが習得可能です。
Q&A掲示板の例
Google検索等で解決できなかった抽象度の高い質問も解決可能
また「学習ログ」で勉強の進み具合やこれまでの学習時間を確認しながら、自分のペースで学習を進められます。

なお、侍テラコヤは入会金不要・いつでも退会OKに加え、利用から1ヵ月の間は「全額返金保証制度」が適用されるので「他のサービスを選べばよかった」と後悔する心配もありません。
侍テラコヤは、すきま時間でコスパよくプログラミングスキルを学びたい人におすすめの学習サイトです。
公式サイトで詳細を見るドットインストール
「ドットインストール」は、1本あたり3分程度の動画でプログラミングを学べるサイトです。基本的な内容は無料でも学べるため、すき間時間に学びたい人は試してみると良いでしょう。
公式サイトで詳細を見るまた、次の記事ではこの2つ以外にもおすすめのプログラミング学習サイトを数多く紹介しているので、ぜひご覧ください。

学習本
書店や通販サイトをチェックすると、数多くのプログラミング学習本が見つかります。学習本ならオフラインでも学べる上に、1冊で幅広い知識を得られるメリットがあります。
学べる言語はもちろん、入門レベルから応用レベルまで難易度も幅広いため、自分のスキルに合わせて選びましょう。ここでは、プログラミング初心者におすすめの学習本を2冊紹介します。
「おうちで学べるプログラミングのきほん」は、実践しながらプログラムが動く仕組みを学べる1冊です。コンピューターの基礎やプログラミング言語の違いなども解説されており、予備知識なしでも読めます。
「ちゃんと使える力を身につける Webとプログラミングのきほんのきほん」は、これからWebプログラミングを学びたい人にぴったりの1冊です。インターネットやWebの仕組みから解説されており、Webプログラミングに欠かせない基礎知識が身につきます。
また、次の記事ではこの2つ以外にもプログラミング初心者の独学におすすめの本を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

学習ゲーム
ゲーム感覚でプログラミングを学べるサービスもあります。ゲームのジャンルはRPGやパズルなど、さまざまです。楽しみながら飽きずに学べるため、モチベーションを維持できるか不安な人に適しています。
無料で学べるサービスも数多くありますが、学びたい言語をサポートしているかを確認しましょう。ここでは、プログラミング初心者におすすめの学習ゲームを2つ紹介します。
コードクロニクル

「コードクロニクル」は、RPG感覚で人気のプログラミング言語を学べるサービスです。コードを魔法のように書いていくうちに、自然にプログラミングスキルが向上します。
CodinGame

「CodinGame」は、パズルゲーム感覚でプログラミングを学べるサービスです。基本的に英語表記ですが学べる言語がとても幅広く、プログラムのデバッグなども学べます。
こうしたプログラミング学習ゲームも、当然ながらプログラムで作られています。ゲームでプログラミングを独学してみたい人は、次の記事もぜひお読みください。

学習アプリ
スマートフォンでプログラミングを学べるアプリもあります。すき間時間に学べるのはもちろん、初心者向けのアプリが多いため、気軽に始めやすいのも魅力です。
学習アプリは、学習サイトと同様に料金体系や学習形式が異なるため、自分に合ったものを選びましょう。ここでは、プログラミング初心者におすすめの学習アプリを2つ紹介します。
Progate

「Progate」は、スライド形式でわかりやすくプログラミングを学べるアプリです。人気のプログラミング言語に幅広く対応しており、イラストが充実しているため初心者でもイメージしやすいでしょう。
Udemy

「Udemy」は、さまざまな講師が公開しているプログラミングの講座動画を選んで学べるアプリです。動画は買い切り型のため、一度買ってしまえば何度でも繰り返し勉強できます。
また、次の記事ではおすすめのプログラミング学習アプリを紹介しています。スマートフォンで気軽に独学したい人は必見です。

プログラミングを上達させるコツ
プログラミング上達のコツをつかむことで、初心者でも勉強がスムーズになります。ここでは、3つのコツを紹介します。
- 完全な理解を求めるよりも作ってみる
- わからない部分に戻って詳しく調べる
- 30分悩んでわからなかったら質問する
1つひとつの文法や概念について、座学だけで完全に理解しようとすると、相当な時間がかかります。それよりも、ある程度不明点はあれどプログラムを実際に作ってみる方が、実践を通して効率的に理解できます。
もちろんプログラムの完成後には再確認して、わからない点や不安な点を詳しく調べましょう。そうすることで、完全に理解した状態で次の勉強に進めるため、確実に知識を積み重ねることが可能です。
ただし、学び始めのうちはわからない点を自分だけで考えても、答えが出ないケースも珍しくありません。「なんとか自分だけで解決しないと...」といった心持ちでわからないまま考え続ければ、勉強へのモチベーションが下がり、挫折につながりかねません。
そのため、30分程度は自分で考えてみて、それでもわからなかったら「teratail」や「SAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ)」等のQ&Aサイトで質問するようにしましょう。
なお、次の記事ではプログラミングが上達するコツを詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください。

また、プログラミングの独学でモチベーションを維持する方法を、注意点も交えて紹介しています。プログラミングの勉強でやる気を維持できるか不安な人はぜひ参考にしてください。

挫折なくプログラミング習得を目指すなら
独学でプログラミングを習得できるかな...
途中で挫折したらどうしよう...
冒頭で解説したように、学習者の87.5%が挫折を経験していることから、独学でプログラミングを習得できるか不安な方もいますよね。
また、多くの無料学習サイトやWebサービスに不明点を質問・相談できる機能がないといった背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。


調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな...」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績3万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% ・転職成功後の平均年収65万円UP ・転職成功後の離職率3% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
冒頭で述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、現役エンジニアのようなプロに質問・相談できない状況でプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
侍エンジニアのサポート体制
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なプログラミングスキルだけを効率的に習得可能です。
侍エンジニアのカリキュラム例
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なぜ侍エンジニアが挫折せずプログラミングスキルを習得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。
公式サイトで詳細を見る初心者からプログラミングを習得した男女100名への意識調査
初心者からプログラミングを学ぶ手順や方法は理解できたものの、実際にプログラミングスキルを習得できるか自信が湧かない人もいますよね。
そこで、ここからは弊社が「初心者からプログラミング学習を始めた10代〜50代の男女100名」に実施した意識調査を紹介します。今からプログラミングを学び習得できるか不安な人はぜひ参考にしてください。
なお、今回調査した100名が「最初に学んだプログラミング言語」や「主な学習方法」は次のとおりです。


調査概要:初心者からプログラミング学習を始めた人への意識調査
調査期間:2022/8/07~2022/8/21
対象者:初心者からプログラミング学習を始めた男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
調査の結果、多くの初心者がPythonやJavaなどの将来性が高いとされるプログラミング言語から学び始めることがわかりました。
また、学習方法に関しては「オンラインの学習サイト・サービスや本、Youtubeをメインに学習した」といった回答が多かったものの、それぞれを併用しながら学習したと回答した人も多い結果となりました。なお、15%の人は独学での習得が困難だと判断し、スクールを活用しています。
次に「プログラミング学習で苦労したこと」を聞いたところ、半数以上が「わからないことやエラーの解決」「専門用語やコードを書く際のルールへの理解」などに苦戦したと回答しました。

調査概要:初心者からプログラミング学習を始めた人への意識調査
調査期間:2022/8/07~2022/8/21
対象者:初心者からプログラミング学習を始めた男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
学習へのモチベーションに関しては「わからないことやエラーを解決できない際に維持するのが難しかった」という回答が多く寄せられました。また「「一からプログラムを組んでください」といった応用問題になると、何から書けばいいのかわからない」と苦戦した人もいたようです。
次に「プログラミングを学習してよかったこと」を聞いたところ、約3割が「就職・転職先、働き方の選択肢が広がった」と回答しました。

調査概要:初心者からプログラミング学習を始めた人への意識調査
調査期間:2022/8/07~2022/8/21
対象者:初心者からプログラミング学習を始めた男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
「今の仕事に活かせた」と回答した人のなかには、「システムの裏側の仕組みを理解できたので、お客様の話も実務面から理解できるようになった。」「バグが起きたり問題が起きたときにその問題を細かく分析する癖がついたので、日常でも問題点を細分化することで一歩ずつ解決できるようになった。」などと答えた人も。目的以外の側面に好影響を与えるのも、プログラミングを学ぶ利点の1つといえますね。
最後に「効率よくプログラミングを身につけるのに必要なもの」を聞いたところ、半数以上が「実践の場」や「わからないことをすぐに聞ける/解決できる環境」が欠かせないと回答しました。

調査概要:初心者からプログラミング学習を始めた人への意識調査
調査期間:2022/8/07~2022/8/21
対象者:初心者からプログラミング学習を始めた男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
「プログラミングを上達させるコツ」でも解説したように、学んだ内容は実践を通じてこそスキルとして定着するようですね。
また、不明点が出てきてもプログラミングに詳しい知人・友人や講師へすぐに聞ければ、効率的なプログラミング学習が可能です。仮に、頼れる人が傍にいなくてもわからないことをすぐに調べる「検索力」があれば、スムーズに学習を進められますよ。
プログラミング学習を始めるあなたへ
今回はプログラミング初心者向けに、「何から始めれば良いのか」から、おすすめの教材まで幅広くお伝えしました。
プログラミングの習得には、多くの時間がかかります。遠回りしたり挫折したりしないように、勉強手順や方法などの正しい知識を押さえることが大切です。
初心者だからといって、あきらめる必要はありません。今回の内容を参考にして、ぜひプログラミングの勉強にチャレンジしてみてください。