PHP初心者は何から学習すればいいの?
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
PHPは、Web開発に特化したプログラミング言語です。マスターすれば幅広く活用できるPHPは初心者にも人気で、初心者向けの書籍も数多く出版されています。そんなPHPを学習することで、以下3つのような仕事ができるようになります。
- WebサービスやWebアプリ開発
- WordPressを自在にカスタマイズ、テーマの制作
- データベースに接続してデータの登録・取得・削除
この記事ではPHPの基礎知識から学習するメリット、学習方法まで初心者向けに解説していきます。PHPに関して詳しく知りたいという人は、ぜひ最後まで読んでください。
なお、次の記事ではそもそもPHPとはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をできることや将来性も交え詳しく紹介しているので良ければ参考にしてください。
→ PHPとは何かわかりやすく解説!できることや将来性、学習方法も紹介
PHP超初心者がまず知るべきこと

PHPってそもそもナニ?
PHPとは「Personal Home Page Tools」の略称です。元々は個人が利用していた簡易的なプログラミング言語でしたが、それが人気を得てWeb開発向けに進化しました。Web開発向けに進化したと聞く複雑そうですが、そんなことはありません。PHPは文法も比較的わかりやすい上に、”関数”と呼ばれるデータを自動で処理してくれる文字が豊富にあります。
そのため初心者でもPHPの関数を利用すれば、比較的簡単にWeb開発を進められるのです。ただ、PHPを利用するためにはPHPがインストールされたサーバーを用意する必要があります。
PHPでできることってナニ?
PHPは、Webサイトに問い合わせフォームを追加するといった変更に便利な言語です。基本的にシステムの土台を作ることはできず、土台の上のサービス開発をできるのがPHPです。
例えば、以下の3つ。
- Webサービスの開発やWebアプリの開発
- WordPressのカスタマイズ・テーマの作成
- データベースに接続してデータの登録・削除・取得
自分が必要とするサービスやアプリの開発だけでなく、企業が必要とするサービス全般の開発にも携われるのがPHPの良いところですね。いまだ進化している言語でもあるので、今後できることが増える可能性もあります。

PHPで作れるものってナニ?
PHPでは、主に以下のようなWebサービスを作成できます。
- 集客サイト
- SNS
- ECサイト
- 社内の情報共有システムなど
これらは一例で、実際はPHPを使ってもっと色々な開発ができます。これだけ見れば、アプリやサービスに関してはかなり幅広く開発できることがわかりますね。
また、集客サイトやECサイトなど、企業にとって必要なサイトを開発できるというのもPHPのメリットです。そのかわりに、PHPでデザインなどは作れません。あくまでサービスの開発ができる言語と覚えておきましょう。

PHPの需要や仕事内容
PHPは需要が高く、求人数も豊富です。ビジネスSNS大手「Wantedly」でPHPを検索すると、2020年2月の時点で5,948件のPHP関連の求人があります。同サイトで、JavaScriptの求人数を検索すると1941件。PHPの求人数はJavaScriptの求人数の約3倍です。

PHPの需要が如何に高いかがわかりますね。PHPをマスターすればこれだけの求人の中から、選んで仕事できますよ。
初心者がPHPを学ぶメリット
初心者がPHPを学ぶメリットは以下の4つです。
- 比較的習得難易度が低い
- 年収が高い
- 転職しやすい
- 需要が高い
では、それぞれ詳しく解説していきます。
比較的学習難易度が低い
PHPが人気の理由のひとつには、「習得難易度の低さ」があります。これについては、実際に勉強してみて「難しいじゃないか。」と思う方もいるでしょう。
それでもPHPが習得しやすい理由は、以下の2つ。
- PHPの情報がネット上に多い
- 構文が人も理解しやすい
PHPは世界的にも人気のある言語のため、多くの人がQ&Aサイトやブログなどで情報を発信しています。そのため、わからないことを調べればすぐに解決できます。
年収が高い
PHPは人気の言語なだけあって、マスターすれば高い年収を目指せます。また、仕事が多いため、自分が納得できる条件の案件を探しやすいメリットもあります。
以下は、レバテックフリーランスの案件例です。PHPの開発経験1年で月収70万円までという案件がいくつも見受けられます。

この求人で求められるスキルは、PHPでの開発経験が1年以上のみです。実務経験さえ積めばこのような案件も獲得することも可能です。
転職しやすい
圧倒的な求人数の多さにより転職もしやすいです。勉強したことが無駄にならずに、キャリアアップにも繋がりやすいのがPHPの大きなメリットです。
PHPを勉強して転職に成功し、1年以上の実務経験を積めば、もし仮にその会社を辞めたとしても、実務経験は実績として残るので、より転職がしやすいです。もし最初の会社で1年以上勤めていれば、先に紹介した月収70万円までの案件も引き受けられますよね。
需要が高い
求人数が多いということは、需要が高いということ。需要が高ければ、正社員として働く場合もフリーランスとして働く場合も、仕事を見つけやすいメリットがあります。
先に紹介したように、PHPを使った仕事の求人数はJavaScriptを使う求人数の約3倍でした。JavaScriptと言えば、普段から使用しているスマートフォンやパソコンで常に使われているプログラミング言語です。
さらに、PHPはWordpressで使えるプログラミング言語です。現在、世界中のWebサイトの3分の1以上がWordpressで作られているため、今後国内でも、海外でも需要がなくなる可能性も低いプログラミング言語と言えます。

PHPは初心者でも習得できるの?
PHPの習得難易度は?
PHPは他のプログラミング言語と比較すると簡単で、学びやすいです。「いや、難しそうだったんだけど……」と思う人もいるかもしれませんが、それはPHPというよりもプログラミング自体が難しく見えているのではないでしょうか。
習得が簡単な理由は下記のような事柄が挙げられます。

PHPは他の言語と比べて、ライブラリが充実しています。ライブラリというのは、通常何行も書かなくてはいけない文字列を、1行で済ませられる機能のことです。さらに、他の言語と比べて覚える場所が少なく、比較的自由にプログラミングを進められます。
そのため、PHPは他の言語と比べて初心者でも学びやすい言語なのです。
PHPが学びやすい理由
PHPは、約20年前から存在しているプログラミング言語です。そのため、書籍だけでなくインターネット上にも情報が多く転がっています。
PHPを学習していて、ひっかかってしまう所は初心者なら似通っているもの。そういった体験談や解決方法がインターネット上に多くあるというのも、PHPを学びやすいポイントです
その上、サンプルコードという「このコードを入れればこういう結果になるよ」という文字列もインターネット上で見つけやすいです。初心者でもそれを駆使すれば、ある程度のプログラムを作成できます。
PHPを学ぶ方法は?
需要も高く、年収も高い傾向にあるPHPを効率よく学ぶには、どんな方法が良いのでしょうか? 以下の4つがPHPを学ぶ方法としてオススメです。
- 入門書籍
- 学習サイト
- チュートリアル
- プログラミングスクール
それぞれ詳しく解説していきます。
入門書籍
あまりPHPを学習する時間がない場合や、まだ本格的に学習する決意ができない場合は入門書籍がオススメです。PHPは需要が高い分、発売されている本の種類も多いです。選ぶ本に迷わないようにオススメの書籍をまとめてみましたので、ぜひご活用ください。

学習サイト
プログラミング学習サイトでもPHPを学習できます。基本的に、学習サイトは与えられた課題をこなしていく形式が多いプログラミング学習は、PCやスマートフォンがあればどこでも学習できるのがメリットの一つ。こちらも、オススメの学習サイトをまとめましたので、是非ご活用ください。

チュートリアル
チュートリアルサイトを利用するのもPHPを学ぶ方法の一つです。チュートリアルサイトとは、実際に画面を見ながら開発できる環境を整えたサイトで、自分の手を動かしてPHPを使った開発を実践できます。
「習うより慣れろ」という精神でPHPを学びたい人には、ぴったりの学習方法です。興味のある方は、オススメのチュートリアルサイトをまとめたページを活用してください。

プログラミングスクール
PHPを最短で仕事が受注できるレベルになるまで学びたいという人には、プログラミングスクールに通って学習するのがオススメです。プログラミングを独学で勉強する上で挫折の原因になるのが、気軽に質問できる人がいないこと。プログラミングスクールなら個人に合わせて教えてもらえますし、質問も気軽にできます。
オススメのプログラミングスクールをまとめましたので、是非ご活用ください。

おすすめのPHP勉強法は?
ここまででPHP入門者向け勉強法をいくつかご紹介しましたが、その中でもオススメの勉強法についてお話します。
参考書や解説サイトを使い独学で勉強
まずは、参考書やPHPの入門サイトなどを活用し、PHPの基本を独学していきましょう。その際に注意してほしいことは、以下の4つ。
- わからないことがあれば調べて解決する
- 早く習得したいからといって基礎を疎かにしない
- サンプルコードが出てきたら実際に手を動かしながらすすめる
- どんな応用ができるか考えながら勉強する
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
わからないことがあれば調べて解決する
勉強していくと、当然ですが参考書やサイトの情報だけではわからないことも出てきます。そんなときは、WEBで検索してみたり、Q&Aサイトで質問してみたりして、必ず解決してから次に進みましょう。
プログラミングはエラーを解決することも開発の大きなポイントなので、一つの「わからない」を放っておくと、解決できるものもできなくなります。「わからないことはすぐに解決する」ことを、忘れないようにしておきましょう。
早く習得したいからといって基礎を疎かにしない
たまに、基礎は応用をやっていれば自然と身につく。と言って基本を疎かにする人がいます。
ですが、それはとても危険です。PHPに限らずプログラミングというのは、基本さえしっかりしていれば、応用は工夫次第というところがあるので、必ず基本をしっかり勉強しておきましょう。
サンプルコードが出てきたら実際に手を動かしながらすすめる
プログラミングの勉強をする上で、とても重要になるポイントの一つがこちらです。参考書などを読んで理解した気になっていても、その後実際に手を動かしてみると分からないことが多い。なんてことは多々あります。
それを解決するために、サンプルコードなどで解説されている際には、必ず自分でも実際に手を動かしてコーディングしてみましょう。そうすることで、圧倒的に理解力が変わってきます。
どんな応用ができるか考えながら勉強する
ある程度基礎が理解できたら、その基礎を使って自分なら具体的に何ができるかなどを考えて、できれば実際に手を動かしてみましょう。基本を活かして応用を利かせられるようになれば、その基本はしっかりと理解できているので、安心して次の技術を勉強しましょう。
独学に限界を感じたらスクールへ通う
PHPを勉強している内に、独学に限界を感じることがあるかもしれません。実際にプログラミングを勉強し始めて、挫折する人も少なくはありません。せっかく一つの目標を持ってはじめた勉強です。途中で挫折してやめてしまうのはもったいないです。
なので、限界を感じて挫折してしまいそうな人は、「プログラミングスクール」などに通うのも検討すると良いでしょう。プログラミングスクールでは、ひとりひとりにメンターがついて教えてもらえるなど、メリットが多くあります。
ひとりで学習するのではないため、モチベーションが続きやすいのが特徴です。また、実際に現役のエンジニアの方に教えてもらえるので、わからないこともすぐに質問して答えをもらうことができ、一人で悩む時間もなくなります。
プログラミングスクールには、オンラインで受講できるところも多く、転職サポートをしてくれるところもあるので、困ったらそのようなスクールを積極的に活用していきましょう。
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実際のプロジェクトに参画し経験を積もう
では次に、少しだけ「ある程度基本が理解できて、簡単な制作物も作れるようになった場合」のお話をします。
個人での開発はある程度できてきた場合には、実際のプロジェクトに参画して実務経験を積みましょう。個人開発ではなかったようなトラブルや仕様変更など、様々な事が起因して開発に関わることになります。そういった経験は実際の現場でしか得られないので、実務経験をどんどん積み一流のエンジニアを目指しましょう。
まとめ
PHPは初心者でも学習しやすいプログラミング言語にもかかわらず需要が高く、マスターすれば高収入を目指せます。もしこれからプログラミングを始めて、正社員として、またはフリーランスとして働きたいのであればPHPはおさえておきたい言語です。
初心者だからといって遠ざけるのではなく、この記事を活用して自分に合った勉強方法を見つけてください。
とりあえず軽く様子を見たいという人には書籍や学習サイト、チュートリアルサイトがオススメ。最短でマスターしたいという人にはプログラミングスクールがオススメです。
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プログラミング学習の挫折率は約90%と言われています。学習を成功させるには、モチベーションを維持して成長を実感できる環境が必要です。
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