PHPのメリット・デメリットとフレームワークの利便性【現役エンジニアが解説】

どうも!侍エンジニアブログ編集部のリョウです!

最近は、プログラミングを学習する社会人の方が増えてきましたね!

そんな中でも人気がある『PHP』について、なぜそんなに選ばれているのかを現役トップエンジニアにきいてみたところ、

『PHPには魅力的なメリットがあるからだ』ということを教えてくれました。

そこで今回は、PHPのメリットやデメリット、さらにフレームワークというPHPエンジニアには欠かせない便利なツールついても解説しています。

初心者の方にも分かりやすく、知っておくべき情報を網羅しているので、ぜひご一読してPHPの知識を深めてスキルアップにつなげてくださいね。

なお、次の記事ではそもそもPHPとはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をできることや将来性も交え詳しく紹介しているので良ければ参考にしてください。

→ PHPとは何かわかりやすく解説!できることや将来性、学習方法も紹介

目次

PHPの特徴と現状

PHPは、Webサイト制作ではよく使われるとてもメジャーなプログラミング言語です。

初心者でも非常に習得しやすいプログラミング言語であり、公表はされていませんが、PHPを使って開発された有名なWebサービスも多いですね。

2003年に登場したCMS(コンテンツマネジメントシステム)「WordPress」の普及にともない、その開発言語として相性のよかったPHPはWeb業界でどんどん知名度をあげていきました。

その習得のしやすさから、PHPエンジニアはスキルが低いという偏見をもたれることもありますが、それはPHPが現在でもニーズの高いプログラミング言語であるから。

PHPを習得しているエンジニアが初心者からベテランまで幅広くいるというだけなので「PHPエンジニア=スキルが低い」という偏った見方をするのはおかしいですよね。

またPHPの特徴の一つとして、使えるフレームワークの数が多いという点があります。国内では「CakePHP」「Laravel」がおもに人気となっています。

フレームワークについては、PHPのメリット・デメリットを解説したあとに「そもそもフレームワークとはなにか?」「種類はどんなものがあるのか?」などについて分かりやすくお伝えします。

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更新日:2024年3月1日

PHPのメリットについて

PHPのメリットといえば「プログラミング未経験者でも学びやすいところ」とエンジニアなら誰もが口を揃えて言うと思います、それ以外にもメリットはありますので一つずつ解説していきますね。

習得までの難易度が低め

前述してますが、PHPは比較的習得しやすい言語なので「プログラミング自体が未経験」という方にもおすすめできます。

プログラムを実行するための環境設定もそれほど手間がかからず、Web系エンジニアとして稼いでいきたいという方はとりあえず習得しておいても損はないプログラミング言語です。

プログラミングスキルを身につけたいけど、どの言語を学べばいいか分からないと迷っている方は、PHPの習得から始めてエンジニアとしての一歩を踏み出すのもいいでしょう。

ネットや書籍など情報が充実している

PHPは歴史のある言語でモダンな言語ではないものの、その歴史がゆえにネット上では多くのサンプルコードが公開されています。

チュートリアルに関しても、かなり豊富に取り揃えられており、学習する上でかなり便利な環境になっています。

PHPを極めた専門家が執筆している書籍も豊富に揃っていますので、ネットと書籍を活用すればPHPに関する情報は十分に補完していけるはずです。

Q&Aサイトでも回答してもらえる確率が高い

プログラミング学習では、途中でつまずくことが何度もあることでしょう。

まずはネットで解決策を調べるものですが、それでも分からない時は時間を浪費せずに、便利なQ&Aサイトを利用するといいです。

プログラミングのQ&Aサイトで有名なものと言えば、「teratail(テラテイル)」などがあります。

プログラミングで分からない箇所の質問に対して、teratailに登録しているベテランプログラマーが回答をしてくれる無料サービスです。

teratailは、平均して1時間半という短時間で回答がくるレスポンスの良さも魅力となっていますね。

Q&Aサービスでは、そもそも使っているプログラミング言語がマイナーなものだったりすると、質問に回答してくれる人も減少してしまいます。

その点、PHPは使っているエンジニアの方が多いため、比較的早く、そして様々な回答をいただけることが多いので、整った学習環境という観点からもPHPはおすすめの言語といえるでしょう。

ほとんどのレンタルサーバーが対応している

作成したWebアプリケーションをWeb上に公開する時に、必ず使わなければいけないものが「サーバー」です。

ただ自分でサーバーを構築するのは大変なので、通常であればレンタルサーバーを契約することになるでしょう。また、最近はよくクラウドサーバーを利用する方もいますが、こちらでも問題ありません。

言語によっては、かなり使えるサーバーが限られてくるところなんですが、PHPは選べるサーバーが豊富で、その点で困ることはまずないです。

せっかく作ったのにWebに公開する時につまづきたくないですよね。

お仕事の案件が圧倒的に豊富

PHPの場合は、とくにWebアプリケーションの案件が圧倒的に多い印象を受けます。

PHPを使う案件が多い理由として、まず世界中のWebサイトのうち25%がWordPressで作られていることがかなり影響しています。

そもそもWordPress自体がほぼPHPで構築されているので、それに比例してPHPの需要も高まっているというわけですね。

ですので、Web系の案件でガッツリ稼いでいきたいと考えている方は、PHPの習得が必須となるでしょう。

ちなみに弊社のサイトもWordPressを使って構築しています!

PHPのデメリットについて

PHPは習得しやすく、情報も充実しており、需要まであってメリットだらけと思えますが、反面デメリットといえる部分もあります。こちらについても一つずつ解説していきますね。

自由度が高すぎてバグを起こしやすい

「自由度が高い」というのはメリットのように思えますが、プログラミングにおいてはその自由さがバグなどを発生させる大変なデメリットになることもあります。

記述方法における「ルール」が緩いので、すこし乱暴な表現をすれば「PHPは適当に書いても動く」プログラミング言語ともいえます。

例えば、これがチームで何か一つの大きなプログラムを構築するとなった場合どうでしょうか?

ルールが緩く、しかもある程度は適当に書いても動いてしまうとなれば、個人によってプログラムの書き方も変わってきてしまいます。

論理的・合理的な構造で成り立つべきプログラムが、統一性のない書き方で組み立てられたら「バグ」を発生するのは必然となりますよね。

しかも自由に書いてしまったために、PHPの場合は「バグ」の原因を見つけるのが困難を極めるケースが多々あります。

ですので、これはPHPに限らずではありますが、何か大きなプロジェクトを立ち上げた時は、記述方法などのルールをしっかりと決めて統一化することが、とても重要なことになります。

アプリ開発などはできない

PHPは、例えばAndroidのアプリ開発をしたいと思っても実現不可能です。Web系の案件が圧倒的に多いということからも、これは想像に難くないですね。

PHP自体の将来性を疑問視するわけではないですが、Web系の案件にばかり関わっていると、それ以外のアプリ・システム開発などに疎いエンジニアになってしまう可能性はあります。

ですから、PHPをあるレベルまで極めたらその他のプログラミング言語にも興味関心を示すようにしておくことをおすすめします。

比較的セキュリティが弱い

PHPは、ほかの言語と比べてもセキュリティの弱さを指摘されることが多い傾向にあります。

随時バージョンアップを繰り返すことで対策はしているようですが、いまだセキュリティが弱いという印象は拭いきれていません。

PHPで脆弱性が見つかる場所を大別すると、アプリケーション、PHP本体、Webサーバー&データベース、ネットワーク環境の4つになります。

PHP本体やWebサーバー&データベースで脆弱性が発見された時ははすぐに修正版へアップデートをすればそれほど大きな問題にはなりません。

ネットワーク環境についても「SSL」(HTTPS通信)の導入が効果的なので忘れないようにしてください。

アプリケーションの脆弱性ついては、プログラムの組み方にも左右される部分なので、日頃からPHPのセキュリティに関する情報を集めておくようにしましょう。

またPHPのアップデートについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてくださいね。

アップデートしてる?PHP 7.2の新機能と推奨されなくなった機能
更新日:2024年3月1日

PHPでよく使われるフレームワークとは

PHPでWebサービスを開発する時には「フレームワーク」がよく使われています。

「フレームワークとはなにか?」について簡潔に解説すると、PHPを使用してWebサービスを開発する際の「枠組み」になるものです。

Web開発でよく使われる機能をよせ集めて、作業をより効率化してくれるツールとなります。

例えば、普通のプログラミングでは100行くらいの記述が必要な部分を、このフレームワークを使うことで10行ほどのプログラムを記述するだけですんだりします。

また、フレームワークにはプログラムの統一化、セキュリティの強化などPHPのデメリットといわれる部分を補強する側面もあり、PHPのフレームワークは開発現場でも頻繁に使われるので覚えておきましょう。

PHPフレームワークを使うメリット

次にPHPフレームワークを使用するメリットについてあらためて解説していきますので、参考にしてください。

開発スピードが速くなる

PHPフレームワークは、あらかじめ使われる機能が標準搭載されているので、作業効率が一気に向上します。これで開発スピードが速くなるというわけですね。

さらに、実装する機能やデザインのカスタマイズも簡単に行えるので、短い時間でも高品質なWeb開発をすることが可能です。

フレームワークの仕様を理解するまでに少々の時間を要することはありますが、仕様の把握さえできれば、Web開発においては欠かせない武器になりますので、ぜひフレームワークも学んでおきましょう。

プログラムの書き方を統一できる

もはやPHPのフレームワークを利用する最大の価値といえるくらい、プログラムの書き方を統一化させることは大きなメリットになります。

大規模なWebサービスを作ろうとすれば、プログラミングを担当する人もけっこうな数になるはずです。

そこで集まったチームのみんなが自分なりの書き方でプログラミングをしていったらどうなるでしょうか?

ユーザーにとって快適なWebサービスを完成させることは難航を極め、プロジェクト自体が破綻することでしょう。

こういった事態を防ぐために、複数人のチームでWeb開発をする時は、フレームワークを積極的に活用してプログラムの書き方に「ルール」を作り統一化しちゃおうというわけです。

PHPのデメリットでも解説しましたが、わりと自由に書けちゃうプログラム言語のために、PHPは個人によって書き方がバラバラになる傾向があります。

このデメリットを補う手段として、書き方を統一化する目的でもPHPフレームワークは使われます。

バグの発生を減少させる

プログラミングをするのは人間ですので、プログラムを書き間違える可能性は十分にありますよね。

それがバグの発生につながるわけですが、フレームワークはプログラミングの単純なミスを無くし、バグを減少させることができます。

さらに正しいプログラムを記述していても、そのWebサービスを利用するユーザー側が想定外の使い方をした場合でもバグは発生します。

ただPHPフレームワークは、ある程度の想定外には対応できるように計算されてプログラムが組まれています。

つまり開発側はフレームワークを使った時点で、あらゆるバグが発生するリスクを減らす選択をしていることになります。

PHPフレームワークの種類

PHPフレームワークにも、Laravel、CakePHP、Symfonyなど色々と種類があります。

とくにLaravelやCakePHPはエンジニアからも人気があり、採用する有名企業もかなり多いです。

ただフレームワークもトレンドのようなものがあり、新しいフレームワークが次々と開発されていますので、市場動向にはアンテナを張っておくようにしましょう。

また、PHPフレームワークの種類については、以下の記事も参考にして理解を深めてみてくださいね。

【徹底比較】PHPフレームワークおすすめランキングTOP5
更新日:2024年3月29日
Laravelとは?PHPフレームワークの特徴やできること、使い方も紹介
更新日:2024年3月20日

もっと詳しくPHPについて知るには?

ここまでPHPのメリットについて知り、

もっと詳しくPHPについて知りたい

このように興味を持った人もいるかと思います。

  • 具体的にどんなサービスが作れるのか?
  • 本当に初心者でも仕事に繋げやすいのか?
  • 自分が学ぶべき言語は本当にPHPでいいのか?


など、このような疑問も出てくると思います。

このような疑問は1人で悩んでいても解決することはできません。学習をこれから始めようかと悩んでいる人は、PHPをもっと詳しく知りたいはず・・・

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    まとめ

    PHPの特徴やフレームワークのメリットなどについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

    Web開発においてはフレームワークも含めて非常に需要が高く、プログラミング未経験でしたらまずはPHPエンジニアを目指してみるというのもいいでしょうね。

    この記事を書いた人

    最近長嶋一茂に似てると言われる、侍エンジニア塾ブログ編集部のタテイシリョウです!
    「新しい情報を正確に分かりやすく」をモットーに記事執筆に取り組んでいます。

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