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PHPのトレンドを見極める! データ比較から見えたPHPの将来性

データ比較から見えた PHPの将来性


PHPって流行ってるの?
言語ごとのトレンドに興味あるな
フレームワークはどうなんだろう?

プログラミングを学んでいる人も、実際に使っている人も、自分が使える言語や学ぼうとしている言語が流行っているかどうかって結構気になりますよね。

トレンドに乗った言語はコミュニティが活発になって、イベントが開催されたり、有用なライブラリやフレームワークが開発されたり、言語の開発そのものが活発になったりといいことずくめです。

一方トレンドに乗れなかった言語はその逆です。

そこで、この記事ではPHPをメインとして、言語やフレームワークのなかで「トレンドがどのように推移しているのか?」「また、そこから読み取れること」を分析していきます。PHPの未来はどうなるのか!?

さっそくいってみましょう。

Web系言語の検索トレンドを分析!

この記事ではGoogleが提供しているサービスである「Googleトレンド」を利用して、トレンドを測っていきます。

これはGoogleでどれくらい検索されているのかを時系列で表示してくれるツールです。興味のあるキーワードがどれくらい流行っているのか調べたい時に使えますので、いろいろと情報収集に使えます。

Google トレンド

ではさっそくPHPを含むWeb系の言語のトレンド推移を見ていきましょう。

Googleトレンドは一回に5個のキーワードを比較できます。今回はPHP以外に、Java、Python、Ruby、JavaScriptを選出しました。どれもWebで使える言語で、メジャーと言えそうなものと言うのが選考基準です。

日本

まずは日本のトレンドを見てみましょう。以下の図は今回選んだ言語の過去五年間の検索の推移を示しています。一番検索された言語の一番検索された回数を100として、それぞれをグラフに書き込んでいます。


こうやってみると、Javaが強かったのが、だんだんPythonに追いつかれているのがよくわかりますね。2018年の段階でほぼ同じくらいか、タイミングによっては上回っている部分すらあります。

緩やかな上昇を見せているPythonですが、増加の要因はやはり最近の人工知能ブームが後押ししていると考えられます。

一方、今回メインのPHPは2016年ごろにピークを迎えているものの、徐々に減少しているのがグラフから読み取れます。とはいえ、今回の検索の中では検索総数が3位につけているのは立派と言えるでしょう。

意外だったのが4位のJavaScriptと5位のRubyでしょうか。JavaScriptはnode.jsなど、RubyはRailsといった有力なフレームワークが出てきており、この期間で流行しはじめていたと考えられるのですが、検索ボリュームはそこまで大きく変動していません。

フレームワークについてはフレームワーク名で検索するため、フレームワークを動かす言語そのものの検索にはそこまで影響が出ていないのかもしれませんね。

世界

今度は世界に目を向けてみましょう。下の図はこれまで見てきたグラフの全世界版です。全世界でどれだけ対象のキーワードが検索されているのかをグラフ化したものです。


全体的な傾向は日本とほとんど変わらないと言えるでしょう。Javaが徐々に減少して、Pythonが少しずつ増えていき、PHPはそこまで変動無く3位です。

Rubyに関して、特徴的なピークが2015年頃にありますが、6月の下旬2週間程度の間にものすごい検索量があった模様です。その頃のRubyというと2.2.2がリリースされた辺りで、たいして大きな事件もなかったように記憶しているのですが???

詳しく調べたところ、Ruby Roseというモデルのゴシップが世界的に盛り上がった時期だったようです。確かに同じRubyですが、なんとも言えない気分になるオチでしたね。

PHP主要フレームワークのトレンドを見る

続いて、PHPのフレームワーク別でトレンドを見ていきましょう。

  • 日本で大人気といわれているCakePHP
  • 最近人気が急上昇中のLaravel
  • 高速動作が魅力のCodeIgniter
  • 大規模開発向けで多機能なSymfony
  • ロシアや中国で人気と噂のYii


今回はこれらを比べてみました。

日本


日本は伝統的にCakePHPが強いと言われてきましたが、近年、ついにそのトレンドも逆転しました。2017年からCakePHPを抑えてLaravelが検索トレンドの首位に躍り出ています。

2019年の現在ではLaravelが他を圧倒しており、新規に開発されるものはLaravelが多くなりそうな予感です。後で見ますが、世界的にも似たような流れなので、当面はLaravelを学んでおくのがトレンドに沿った学習と言えるでしょう。

CakePHPとLaravelを両方使えれば、日本においてフレームワークを使った開発で困ることはないと言えます。

世界


こちらの方はさらに特徴が顕著に出ていますね。Laravel一強状態です。

CakePHPはもともと日本だけやたらと人気で、世界的にはそれほどでもないと言われていましたが、まさにそれを表すグラフになってしまっています。まさかSymfonyやCodeIgniterより検索ボリュームが低いとは思いませんでした。

ちなみに、ロシアや中国で人気らしいと聞いてランキングに入れたYiiですが、当のロシアや中国でもそこまで検索されていませんでした。確かにロシアは2014年ごろはYiiが強かったようですが、2016年でLaravelと逆転し、現在はLaravel一強となってしまっています。

ロシア


中国

中国もやはり2016年にLaravelが一位になって以来、独走状態が続いています。


旧共産圏で人気が高いというのも過去の話になりつつ有るのかもしれません。

世界を舞台にPHPで戦っていくのであれば、今後はますますLaravelの重要性が高まっていきそうです。

トレンドの推移から考えるPHPの今後

さて、様々なトレンドデータを見てきましたが、これらを踏まえた上でPHPの今後がどうなるのかを最後に考えてみましょう。

フレームワークならLaravel

わかりやすいところから行くと、フレームワークはLaravelを学んでおくのがトレンドに沿っており、流行の恩恵を一番に受けることができるといえます。多くの有能なユーザがLaravelをさらに発展させていき、日本語の書籍や動画などの学習環境も充実していくことが予想されます。

PHPそのものはどうなる

では、それを支えるPHPそのものはどうか、という話ですが、筆者は楽観的な見方をしています。

確かにPHPは5年前に比べて検索ボリュームが3割ほど減少しています。後発のRubyやPythonが盛り上がってきた中、PHPはこのまま駆逐されてしまうのではないか、と心配したくなるのも無理はありません。

ですが、トレンドを見ていただくとわかるように、Rubyと比べるとPHPは相変わらず上位に居るのです。Pythonには抜かれましたが、これは人工知能という圧倒的に大きな流行に乗ってのこと。PHPの主戦場であるWeb開発言語の人気という点で負けたとは言い切れません。

また、PHPには圧倒的に有利な武器が3つあります。これらを根拠としてPHPは今後も生き残っていくでしょう。

PHPの優位性3つ

HTMLとの親和性

1つ目はHTMLとの親和性の高さ。ライブラリなどを一切使わずにHTMLに直接書き込んで普通に動くのはPHPの大きな強みです。気軽なサーバサイドのスクリプトとしてのポジションは早々簡単には無くならないでしょう。

「HTMLが滅びない限り、PHPも滅びない」と断言する人もいるくらいです。

PHPが実行可能な環境の量

2つ目は実行可能な環境の量。以下のサイトを見ていただきたいのですが、これは世界中で使われているサーバサイド言語の利用割合を調査したものです。

参照:Usage of server-side programming languages for websites

表を見るとPHPが79.0%でダントツ首位です。一瞬何かの間違いかと思うレベルで他を引き離していますが、これが世界の真実です。

PHPは世界中で一番使われているであろうApacheというWebサーバソフトウェアで、ほぼ無設定で動かすことができます。PythonやRubyはそれぞれ専用のアプリケーションサーバというものを建てないと動かせないんです。

レンタルサーバを借りたことの有る方ならわかるかと思いますが、ほとんどのレンタルサーバでPHPは実行可能ですが、他の言語が使えるかどうかはマチマチだったはずです。それにはこういった背景があったんですね。

ここまで使われている言語がいきなり居なくなると考えるほうが難しくないでしょうか?

PHPは実際に多くの人々に使われている

3つめは、PHPが実際に多くの人々に使われているという事実です。

みなさんもWordPressというCMSの名前を聞いたことが有るのではないでしょうか? ざっくりいうと簡単にブログやWebサイトを作成できるツールで、Webの深い知識がない方でも簡単にWebサイトが開設できることで評判のツールです。

そして大事なことは、このWordPressがPHPで作られている、ということです。さらに、WordPressは世界中のWebサイトの33.9%で利用されています。

参照:Usage of content management systems

つまり、世界のWebサイトの1/3はPHPの恩恵を受けているわけです。さらに、PHPを積極的に使って作られたシステムもたくさんあります。

Facebookは創業時にPHPを使ったことで有名ですし、現在はPHPを独自改良したHackという言語を使っています。HackはシームレスにPHPと連携できることも特徴の一つで、PHPで書かれたスクリプトのほとんどがHackで利用可能です。

世界最大のデジタル百科事典・WikipediaもPHPをつかったMediaWikiによって運営されています。

これだけ多くの現在運用中のシステムがあれば、当然保守・運営に多くの人手が必要です。そのため、PHPエンジニアの需要はしばらくは存在し続けると言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はPHPとフレームワークのトレンドをいろいろな角度から見てきました。

順当な結果、意外な結果、いろいろな発見ができたのであれば記事としては大成功です。また、これを機にPHPに興味を持っていただけたなら筆者として望外の喜びです。

ぜひPHPの学習にも挑戦してみてください!

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書いた人

平山 晃

平山 晃

フリーのエンジニア・ライター。
プログラミング、ライティング、マーケティングなど、あらゆる手段を駆使して、
ハッピーなフルリモートワーカーを目指し中。

最近興味がある分野は深層強化学習。
積みゲー、積ん読がどんどん増加しているのがここ数年の悩み。
実は侍エンジニア塾の卒業生だったりします。

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