プログラミングスクールって実際どうなの?
悪評もあるみたいだけど、本当にやめた方がいいの?
インターネット上で「スクールはやめとけ」「通っても無駄」といった噂を耳にすると、プログラミングスクールに通おうか悩む人は多いですよね。
受講生からの口コミや卒業生の成果など、実態を確認しないままスクールへの通学を決めてしまうと「通わなければよかった…」と後悔しかねません。
そこで、今回は弊社SAMURAI ENGINEERがプログラミングスクールの卒業生に実施した調査をもとに、下記の内容を解説します。
この記事を読めば、スクールに通うべきかを判断できますよ。
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この記事の監修者

フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
プログラミングスクールは「やめとけ」「無駄」と言われる6つの理由
プログラミングスクールが「無駄」「やめとけ」「意味ない」などと言われるのには、それだけの理由があります。
ここからは、プログラミングスクールに対するネガティブな噂や評価が多い理由を6つにまとめて紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.実践で役立つスキルが身につかない

プログラミングスクールに通う人の多くは、次のような目的実現を考えていることでしょう。
- ITエンジニアへの就職や転職
- 副業での収入獲得
- フリーランスエンジニアへの独立
上記のような目的がある以上、スクールで習う内容が実践的でないとなんの意味もないと感じてしまいます。
実際に、プログラミングスクールのカリキュラムの中には、実践的でなかったり初歩的な内容しか学べないところも少なくありません。そのため「スクールに通えば実践的なスキルが身につく」と思い込むのは危険です。
ただスクールに通うだけでなく、
- 自分から積極的に講師へ質問する
- 学んだことを活かして自分なりに作品を作ってみる
といった、積極的に学ぶ姿勢が大切になります。
2.就職・転職できない

「プログラミングスクールを卒業すればITエンジニアに就職・転職できる」と謳っているところもありますが、スクールを卒業すれば誰でもITエンジニアとして就職できるわけではありません。
プログラミングスクールを卒業した後、ITエンジニアに就職できるかどうかはプログラミングスキルに加え、入社後に活躍できる人材であることを企業へアピールできるかどうかにかかっています。
有名大学を卒業すると就職に有利になるかもしれませんが、有名大学の卒業生すべてが高収入を得ているわけではありません。プログラミングスクールもこれと同じです。
就職・転職活動では、知識を現場で活かす力や基本的な社会人としての素養、将来性などを総合的にチェックされます。「プログラミングスクール卒業」というのは、略歴の1つでしかなく、それだけで内定を獲得できるわけではないのです。
- 学んだことを活かして、自分でアプリを作成してみる
- 資格取得にチャレンジしてみる
このように積極的な行動を取ることが、就職面接での評価にも繋がります。
なお、次の記事では「プログラミングスクールに通っても就職・転職できない」といわれる理由やその真偽を、独自調査も交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。
→ プログラミングスクールに通っても就職できないのは本当?理由や特徴を解説
3.講師が今の現場をわかっていない

なかには、働いている講師の質が悪いプログラミングスクールも存在します。
実務の経験がない講師や、現場で活躍できるレベルのスキルを有していない講師が担当では、十分な学びを得られないでしょう。また、技術の変遷が激しいIT業界において、定期的に知識やスキルのアップデートを行っていない講師から学べるものも少ないはずです。
基本、講師から指導を受ける以上、講師が有するスキル以上のノウハウは教えてもらえません。講師自体のレベルが低ければ、卒業時に身につけられるスキルもたかがしれているということになります。
なお侍エンジニアでは、現役エンジニアがマンツーマンで講師を担当します。さらに入学前から卒業後まで、生涯学習サポートも行っているため、無理なく実力をつけやすい環境を実現しているのが特徴です。
4.結局挫折するのでお金の無駄

プログラミングスクールにかかる費用は、それぞれのスクールやコースごとで異なります。一般的な相場としては、数十万円程度かかる場合が多いでしょう。
仮に途中で挫折すれば、受講生は「スクールにかけた費用を無駄にする」といった末路をたどります。
大前提として、プログラミングスキルの習得には相応の学習時間と努力が必要です。学習時間が確保できない場合や努力が続かず、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
突き詰めると挫折するかしないかは、本来はプログラミングスクールの問題というよりも本人の資質の問題です。しかし、途中で挫折する人が多いという点も、プログラミングスクールは意味がないと言われる理由のひとつとなっています。
5.ほかの方法でもプログラミングは勉強できる

もちろん、プログラミングはスクールに行かなければ学べないわけではありません。現在では、学習サイトやアプリ・書籍など、さまざまな方法でプログラミングスキルを習得できます。
そのため、長期にわたりコツコツとプログラミングの勉強を継続できる人なら、そもそもプログラミングスクールに通う必要はないという意見もあります。
実際にスクールへ通わず、独学でプログラミングスキルを身につける人もいます。
ただし、独学でITエンジニアやプログラマーになるには、自身で綿密な学習計画を立て、その計画を遂行する力が必要です。独学がスクールでの学習以上に難易度が高い点は、あらかじめ理解しておきましょう。
6.収益構造の闇が深い

「プログラミングスクールは収益構造の闇が深い」といった噂からスクールへネガティブな印象を抱く人も存在します。
スクールの主な収益源は下記の2つです。
- 受講生が支払う入学金や受講料
- 卒業生を企業へ紹介したことで得る人材紹介料
受講生(卒業生)と企業の両者から利益を得ている点を「闇が深い」と指摘する声が多いようです。ただし、両者から利益を得る収益構造は「仲介業」と呼ばれる一般的なビジネスモデルも同様といえます。
一例をあげると、不動産仲介業は売主と買主の双方から仲介手数料を得るビジネスモデルです。このありふれたビジネスモデルを闇と言い切ってしまうのは、やや飛躍を感じますよね。

ただし、受講料がかからない無料スクールの場合は注意が必要です。
無料スクールは受講生が受講料を負担しないため、収益源が「企業から得る人材紹介料」のみとなります。利益をあげるには「可能な限り手(費用)をかけずに、短期間で企業へ就職させるか」が勝負なのです。なお、スクールによっては、就職先となる企業も提携先に限定されているところもあります。
そのため、ほぼ自習に近い形でプログラミングを学習させられたり、あまり魅力を感じない企業へ転職せざるを得ないことも。
この点も、プログラミングスクールの収益構造による闇の一面といえるでしょう。
プログラミングスクールはやめた方がいいのか?

結局、プログラミングスクールにはメリットがあるのでしょうか。それとも、やめた方が良いのでしょうか。
これは、スクールに通う人によるところが大きいといえるでしょう。
大学の場合、「卒業資格を取ることが大切」といった見方もありますが、プログラミングスクールではただ卒業しただけではなんの意味もありません。受け身の姿勢でいるだけでは、無駄になってしまうことが多いでしょう。
一方で、複数のスクールの中から自分に合ったスクールを選び、積極的に自ら学んでいける人であれば、スクールのメリットを最大限得られると考えられます。
とはいえ、「スクールに通うべきか、自分で判断するのは難しい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこで侍エンジニアでは、プロの講師による無料のカウンセリングを実施しています。
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そもそもプログラミングスクールの受講をすべきか、だれかに相談したい
このように悩んでいる方は、以下からお気軽に無料カウンセリングへお申し込みください。
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侍エンジニアの無料カウンセリングは、プロのコンサルタントがあなたの疑問や悩み、目標にしっかりと寄り添った上で最適なカリキュラムを提案させていただきます。
プログラミングの知見がない方には「プログラミングとはなにか」といった基礎知識から説明してもらえるので、未経験の方でも安心してカウンセリングに臨むことができます。
プログラミングを学びたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。
スクール受講が適している人

下記に当てはまる人は、プログラミングスクールでの受講が向いているといえるでしょう。
- プログラミングを学ぶ目標がはっきりしている人
- 自分から積極的に行動できる人
- 効率よく集中してスキルを身に付けたい人
プログラミングスクールは、受講生1人ひとりの目的実現に適したコースを提供しています。限られた受講期間で集中的に学習できるため、効率よく知識を身につけられます。
ただし、自身の目的実現には受け身の姿勢ではなく、レッスン外での自習や不明点等はすぐに聞くといった積極性が重要です。
スクール受講はやめた方がいい人

下記に該当する人は、プログラミングスクールの受講はやめた方がよいでしょう。受講料や時間の無駄にならないように、スクールを受講すべきかどうか慎重に検討してください。
- プログラミングに興味がない人
- プログラミングの学習に時間をとれない人
- スクールへ通いさえすればスキルが身につくと考えている人
そもそも、「プログラミングに興味はないけれど、楽に稼げそうだから転職のために勉強したい」という人は、プログラマーやITエンジニア自体に向いていません。
前述したように、プログラミングスキルの習得には相応の時間と努力が必要です。
プログラミング自体に興味がなければ、スクールでの受講も前向きに取り組めないでしょう。仮に転職できたとしても、プログラミングに無関心ではIT業界で働き続けるのは困難といえます。
同様に「時間がないからスクールで勉強したい」という人も注意が必要です。スクールのレッスン時間だけで実務レベルのスキルが身に付けられるのは間違いです。レッスンはもちろん、レッスン外の時間で予習や復習することではじめて、実務レベルのスキルを習得できるのです。
なお、次の記事ではプログラミング学習にはスクールと独学のどちらが適しているのかを、詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
→ プログラミングスクールと独学、どちらを選ぶべきかエンジニアが解説
卒業生に聞いたプログラミングスクールの現実
プログラミングスクールが無駄かどうかを判断するには、スクール卒業生の声を聞くのが一番です。
そこで、ここからはSAMURAI ENGINEERがプログラミングスクールの卒業生へ実施した意識調査をもとに、スクールの実態を3つにまとめて紹介します。
76%が目的を達成
調査にて「目的の達成度」を聞いたところ、76%、卒業生の4人中3人が「達成できた」と回答しました。

調査概要:プログラミングスクールに関する意識調査
調査期間:2021/11/19~12/3
調査対象:プログラミングスクールを卒業した10代~50代の男女91名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
別の調査にて「スクールに通ってよかったこと」を聞いた質問へ
- 学習のペースがあがった
- モチベーションを維持できた
- 転職や就職、案件を獲得できた
などの回答が寄せられたこと、Twitterでの口コミからも、スクールで目的が達成できる可能性は高いといえます。

調査概要:プログラミングスクールに関する意識調査
調査期間:2021/10/1~10/15
調査対象:プログラミングスクールを受講している、卒業した10代~50代の男女80名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
このように、学習サポートや就活支援など、受講生1人ひとりの目的実現を支援してくれる点がスクールのメリットです。
ただ、卒業生のなかには「目的が達成できなかった」と感じた人もいるようです。
上記のとおり、転職サポートに期待したものの、卒業後も転職できないケースがあるのは事実です。また、受講途中で目標が変わった結果、受講料を無駄にしてしまうケースも見られました。
スクールに通えば、目的を達成できる可能性を高められる一方で、達成できないリスクもある点はあらかじめ理解しておきましょう。
75%が受講に満足
調査にて「スクールの満足度」を聞いたところ、75%が「満足できた」と回答しました。

調査概要:プログラミングスクールに関する意識調査
調査期間:2021/11/19~12/3
調査対象:プログラミングスクールを卒業した10代~50代の男女91名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
上の結果から、卒業生の多くはスクールでの受講に高い満足度を得ているとわかります。
ただ一方で「スクールに通って不満だったこと」を聞いた質問には、次のような回答も見られました。

調査概要:プログラミングスクールに関する意識調査
調査期間:2021/10/1~10/15
調査対象:プログラミングスクールを受講している、卒業した10代~50代の男女80名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
調査の結果、62%が「サポート内容がいまいちだった」と回答しています。また、教材や講師の質が低いという回答も続きます。
サポート内容はもちろん、教材や講師の質などは、プログラミングスクールごとに差があります。そのため、受講生の中には不満を感じる人もいるようです。とくに講師との相性は受講しなければわかりません。
下記はスクールでの学習が役に立たないと感じた卒業生の口コミです。
プログラミングスクールでの受講に満足した人がいる一方で、不満を感じる人もいるという点はおさえておきましょう。
47%が年収増加
調査にて「卒業後の年収変化」を聞いたところ、47%が「年収が上がった」と回答しました。また、年収が増加したうちの半数以上が「10万円以上増えている」と答えています。


調査概要:プログラミングスクールに関する意識調査
調査期間:2021/11/19~12/3
対象者:プログラミングスクールを卒業した10代~50代の男女91名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
年収は企業が属する業界(SIer業界、Web業界など)や役職でも異なりますが、プログラミングスキルを活かせるIT業界の年収相場は高めです。転職サイト「DODA」によると、IT・通信分野の年収相場が全体で4番目の高さでした。そのため、他業界から転職した場合でも、着実にスキルを身につければ年収アップは可能といえます。
業種分野 | 平均年収(全体) |
金融 | 454万円 |
メーカー | 453万円 |
総合商社 | 446万円 |
IT/通信 | 436万円 |
建設/プラント/不動産 | 421万円 |
インターネット/広告/メディア | 412万円 |
専門商社 | 411万円 |
メディカル | 400万円 |
サービス | 366万円 |
小売/外食 | 351万円 |
参考:DODA
※2023年1月時点の情報
ただし、回答者の2%は「卒業後年収が下がった」と回答しています。理由はさまざまですが、転職前の年収が高い場合や未経験から転職した場合は、年収が下がるケースもあるようです。
とくに前職で役職や長期にわたる経験を積んでいる場合、未経験で転職すれば収入が大きく減少する可能性もあります。現実を踏まえると、キャリアチェンジするときは一時的な年収減少を受け入れられるか検討すべきでしょう。
もちろん、年収が下がったからといって転職が失敗したというわけではありません。人によっては、ワークライフバランスの改善やストレスの軽減などが目的で転職するケースもあります。
また、次の記事ではプログラミングスクール卒業後のリアルな実態をより詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
→ プログラミングスクール卒業後のリアル!独自調査をもとに徹底解説
悪質なプログラミングスクールの特徴4つ
ここからは、悪質なプログラミングスクールの特徴を4つご紹介します。
悪質なプログラミングスクールを契約してしまうと、「高い授業料を支払ったのに、見合ったサポートを得られない」となるリスクがあります。プログラミングスクール選びを間違えて時間とお金を無駄にしないためにも、ぜひチェックしてください。
【特徴1】「未経験でも月80万」などの誇大広告を使っている
「未経験でも月80万円稼げます!」
「プログラミング初心者でも年収800万円のエンジニア転職ができました!」
プログラミングスクール選びをしている人の中には、上記のようなキャッチコピーを目にした方もいるのではないでしょうか。「誇大広告かも?」と思われるような広告を行っているプログラミングスクールは、注意した方が良いです。
悪質なプログラミングスクールの中には、受講を検討している方の「エンジニアになって稼ぎたい」という気持ちをくすぐるため、上記のような誇大なキャッチコピーを行っているところもあります。
怪しいと思ったときは、卒業生のインタビューなどを見てはいかがでしょうか。たとえば侍エンジニアでは、卒業生にインタビューを実施しています。
→ 卒業生のインタビュー記事はこちら
事前に確認することで、自分に合っているか、受講した後ギャップを感じないかなどのチェックができます。
【特徴2】カリキュラムの内容がふわっとしており、法外な授業料がかかる
「カリキュラムの内容が曖昧」
「他社と比較しても、受講料が異常に高い」
このようなスクールは、避けることをおすすめします。
真面目に運営しているプログラミングスクールであれば、受講中にどのようなことを学べるのか、ホームページなどでアピールしているものです。また同業他社と比較して同じようなサポート内容にも関わらず、受講料だけ高いということもあります。
またカリキュラムの内容がよく分からない場合は、受講前にホームページをチェックしたり無料カウンセリングで質問したりするのがおすすめです。
たとえば侍エンジニアでは、プロの講師による受講前の無料カウンセリングを実施しております。カリキュラムへの質問をはじめとした、受講前に悩んでいることの相談が可能です。無料で利用できるため、気になる方はぜひチェックしてください。
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【特徴3】質問をしても答えてくれない(または回答が遅い)
「質問しやすい環境が整っているか」
「質問に対して何営業日を目処に返事が返ってくるか」
プログラミングスクールを比較するときは、このあたりに注目することもおすすめです。
多くのプログラミングスクールでは「〇営業日を目処に質問回答する」「〇時間以内に質問回答する」など、回答時間の目安が明記されています。このような記載が無いスクールの場合、質問に対する返事がない(もしくは遅い)可能性が考えられます。
質問に対する回答がすぐに得られないと、学習の手が止まってしまいかねないものです。効率的にプログラミング学習を進めるためには、質問への回答時間が明記されているところをおすすめします。
なお侍エンジニアでは、質問から回答までに最短で30分ほどです。質問の内容によっては1日かかることもありますが、その分しっかり整理した上で回答しております。
【特徴4】就職先の相談がしづらく、斡旋される就職先が固定されている
プログラミングスクールと契約する前に、就職先についても確認しておくことをおすすめします。プログラミングスクールの中には「就職サポート付き」といった文言を掲載している場合もありますが、実際には「転職先がスクールと提携している企業からしか選べない」というケースもあります。
プログラミングスクールは、特定の企業に卒業生を斡旋することでインセンティブを得ているケースもあります。この場合、卒業生にとっては将来の選択肢が制限されてしまうリスクも。
- 卒業生は過去どのような企業に就職できたのか
- 自分で選んだ就職先でも相談できるのか
このような点を、受講前のカウンセリングで質問することをおすすめします。
なお、次の記事ではプログラミングスクール卒業生の就職・転職先を、就業後の年収や離職率も交え詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→ プログラミングスクールの就職・転職先は?業種や年収、離職率も紹介
プログラミングスクールに通うべきかを判断する3つのポイント

プログラミングスクール卒業生の現実は理解したものの、自分がスクールに通うべきか判断できない人もいますよね。
次のような要素を確認しないままスクールへ通い始めても、かけた費用や時間を無駄にしかねません。
- プログラミングスキル習得の挫折率の把握
- プログラミングへの適性把握
- 目的の明確化
- 受講スケジュールの確保
そこで、ここからはプログラミングスクールに通うべきか判断するポイントを3つにまとめて紹介します。
スキルを習得するまで独学が続けられるか
まず、プログラミングスキルを習得できるまで独学を継続できるか確認しましょう。
近年プログラミングを学ぶ人は増えている反面、学習途中で挫折する人も多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%がプログラミング学習で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しました。


調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
独学の場合、不明点などは自力で解決しなければいけません。そのため、未経験者にはとくに難易度が高く挫折しやすいのです。
とはいえ、最終的に独学とプログラミングスクールのどちらを選ぶかは個人の判断になります。どちらもメリット・デメリットがあり、自分に合うほうを選択すべきです。
独学の場合、コストを抑えつつ自分のペースで学習できます。一方で学習中の質問はできないため、不明点が解消できなかった結果、モチベーションが低下して挫折する可能性が高くなるでしょう。
その点、プログラミングスクールは講師にわからない点をすぐに質問できます。また、長年のスクール運営により最適化されたカリキュラムでスキルを習得できるだけでなく、手厚いキャリア支援を受けて目標を実現可能です。
ただし、プログラミングスクールを利用した場合、費用は独学よりも高くなります。また、講師の質や相性により理解度が左右される点もデメリットといえるでしょう。
どちらもメリット・デメリットがあるため、プログラミングスクールで学習を継続できそうかで受講するか判断してください。
独学でのスキル習得に必要な学習時間を確保できるか
次に、独学でプログラミングスキルの習得に必要な学習時間を確保できるか確認しましょう。
ITエンジニアとして働けるほどのスキルを身につけるには相応の時間がかかります。事実、現役エンジニア50名に「エンジニアになるまでに必要とした1日の学習時間や学習期間」を聞いたところ、
- 1日の学習時間:平均4時間24分
- 学習期間:17ヶ月
がかかったと回答しました。

調査概要:「エンジニアになるまでの1日の平均学習時間」に関する調査
掲載元:PR TIMES
調査期間:2020年1月~2月
調査方法:インターネット調査
調査対象: SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数:50名
また、プログラミングスクールを利用した場合は、独学に比べ「平均学習時間は長くなるものの、最終的な学習期間は短くなった」といった回答も見られました。

調査概要:「エンジニアになるまでの1日の平均学習時間」に関する調査
掲載元:PR TIMES
調査期間:2020年1月~2月
調査方法:インターネット調査
調査対象: SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数:50名
調査結果をもとに計算すると、独学の場合は合計2,244時間もの学習時間を確保する必要が出てきます。
- 1.1日4時間24分×30日=7,920分
- 2.7,920分×17ヶ月=134,640分
- 3.134,640分÷60分=2,244時間
これだけの学習時間を確保するのは簡単ではありません。学校に通ったり仕事をしていれば、平日に長時間学習するのは難しいため、休日もまとまった学習時間が必要です。
また独学では、学習するかどうか決めるのは自分に委ねられます。そのため、疲労でやる気が起きなかったり他の誘惑に負けてしまい学習がおろそかになるリスクも考えられます。
なお、Twitterでは独学でプログラミングスキル習得をした感想として、下記の口コミが見られました。
口コミにもあるとおり、一般的に独学はプログラミングスクールで学ぶより効率が落ちるため、難易度はかなり高めです。
上記の学習時間や期間を確保できそうな人や、自分自身でモチベーションをコントロールできる人は、独学からスタートしてみるのも良いでしょう。一方で短い期間で効率的にスキルを習得したい人は、プログラミングスクールの利用を検討するのがおすすめです。
学習と目的実現に向けた行動を並行できるか
最後に、プログラミング学習と目的の実現に向けた行動を併走できるか確認しましょう。
これからプログラミングを学ぼうとしている以上、次のような目的があるはずです。
- ITエンジニアへの就職や転職
- 副業での収入獲得
- フリーランスへの独立
上記の目的を実現するには、プログラミングスキル習得と同時に目的の実現に向けた対策や準備が欠かせません。
独学の場合、プログラミング学習だけで手いっぱいとなり、キャリア実現の対策に時間を使えない人もいます。また、はじめての転職・就職など経験がなければ、なおさら難易度は高まるでしょう。
一方で、プログラミングスクールであれば、学習を進めながら就業サポートやフリーランス・副業で稼ぐための案件獲得支援などが受けられます。
独学でプログラミングスキルを習得できると考えている人も、勉強と並行しながら目的実現に向け行動できるか確認しましょう。並行するのが難しそうであれば、プログラミングスクールの利用を検討してください。
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プログラミングスクール受講を後悔しないために最低限すべきこと3つ

ここでは、プログラミングスクール受講後に「こんなはずではなかった」と後悔しないために、最低限注意すべき3つのことをご紹介します。
「プログラミングの考え方に馴染めず、ついていけない」
「想像よりもしんどくて、もうやめたい」
といった悩みを抱えないよう、
プログラミングスクールへ通う前に「お金と手間をあまりかけず、小さくスタートしてみる」ことをおすすめします。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.受講前にプログラミングを試す
プログラミングスクール受講後に公開しないためには、スクール受講前に自分でプログラミングに触れてみることをおすすめします。
実際にコードを書いたり開発環境を用意してみることで、プログラミングの雰囲気やイメージを掴みやすくなります。この段階で、自分にプログラミングができそうかどうか、ある程度判断できます。
実際にプログラミングを試してみて、「これならできそう!」と思った方は、プログラミングスクールの申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
2.無料カウンセリングを受ける
プログラミングスクール選びで後悔しない方法の1つに「申し込む前に無料カウンセリングを受ける」ことが挙げられます。
- 「プログラミングを学んでこんなことをしたい」といったイメージはあるけど、具体的に何をどの順番で学ぶべきか分からない
- プログラミングスクールの紹介ページを確認したけど、自分が知りたいことが記載されていない
- プログラミングスクールの申し込みに、漫然とした不安感がある
このような疑問・悩みを抱えている人に、無料カウンセリングはおすすめです。カウンセリングを通して、スクール受講前の悩みや疑問を解消できます。
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プログラミングの知見がない方には「プログラミングとはなにか」といった基礎知識から説明してもらえるので、未経験の方でも安心してカウンセリングに臨むことができます。
プログラミングを学びたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。
なお、下の記事ではそもそもプログラミングスクールの無料カウンセリングとは何なのか、その特徴を受ける利点や活用してわかることも交え詳しく解説しているので、良ければ参考にしてください。
→ プログラミングスクールの無料カウンセリングとは?受けるべき理由も紹介
3.低価格で始められる環境も検討する
「プログラミングスクールが気になっているけれど、受講料がネックで一歩踏み出せない」と悩んでいる方は、まずは低価格でプログラミングを学べる教材の利用がおすすめです。
プログラミングスクール受講者の中には、「多額のお金を出したのに、学べることが多くない」とギャップに苦しむ人もいるものです。しかし最近では、比較的低額で質の高いプログラミング学習教材も登場しております。
たとえばSAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ)では、登録無料からプログラミング学習を始められます。実践型教材を活用したプログラミング学習はもちろん、現役エンジニアへの質問も可能です。気になる方は、ぜひ以下をチェックしてください。
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また、必要に応じて現役エンジニアとのマンツーマンレッスンも受けられるため、初心者の方でも挫折なくスキル習得が可能です。
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自分にあうプログラミングスクールの選び方

ここまでの解説で「独学は難しそう…」「プログラミングスクールで学んでみようかな」などと感じた人もいますよね。
ただ、一言でプログラミングスクールといっても、学習の進め方やサポート内容は場所ごとにさまざまです。そのため、詳細を確認せずにスクールを選べば「他のところにすればよかった…」とかけた費用や時間を後悔しかねません。
そこで、ここからは自分にあうスクールが選べるよう、下記4つの比較ポイントを紹介します。
上記のポイントをもとにスクールを比較しながら、自分にあうところを選んでみてください。
レッスンが受けられるか
はじめに、レッスンが受けられるスクールかを確認しましょう。
多くの人は「プログラミングスクール=レッスンがある」といったイメージを抱いているかもしれません。しかし、なかにはレッスンを設けず「教材だけを提供し、オンラインでの質問のみ受け付けている」といったスクールもあります。
また、レッスンがあるスクールでも
- レッスンの形式
- レッスンの内容
- レッスンの頻度
- レッスン時間
- 講師の質
などは異なります。
とくに、レッスン形式には個別・集団の2種類があり、それぞれ特徴が違います。
上記から、プログラミングスクールを選ぶ際はレッスンの有無だけでなく、レッスンの形式や内容・頻度・時間・担当者の実務経験なども確認が必要です。
具体的には、次の表を参考にしながら、自分にあうスクールを選びましょう。
レッスン内容 | ・教材を使い学習+講師への質問 ・教材のみの提供 ・質問でのサポートのみ など |
レッスン頻度・時間 | ・週1回60分 ・週2回25分 など |
講師の質 | ・現役エンジニア ・専属講師 ・エンジニア経験者の講師 など |
講師の質 | 個別レッスン→マンツーマンで充実したサポートを重視したい人 集団レッスン→学習仲間と一緒に学習したい人 |
おすすめは教材をもとに、レッスンを進めるプログラミングスクールです。教材をもとにしたレッスンであれば、充実した教材と講師サポートの両方を利用できます。教材とサポートの両方が充実していれば、未経験者でも挫折せず卒業できるでしょう。
レッスン外で質問や相談ができるか

プログラミングスクールを選ぶ際は、レッスン外で質問や相談ができるかも確認しましょう。
スクールのレッスンは学習に重要な要素であることは事実ですが、効率的に学ぶためにはレッスン外の予習や復習を行う必要があります。ただし、レッスン外の学習ではさまざまな疑問がでるものです。
挫折せずプログラミング学習を続けるには、レッスン外で出た疑問をスムーズに解決できるかが重要です。下記のように、レッスン外での質問・相談方法はスクールごとに異なるため、質問しやすい仕組みがあるか確認してください。
- 教室で直接質問・相談
- Web会議システムで質問・相談
- オンラインチャットで質問・相談
- オンライン掲示板で講師・専属オペレーターに質問・相談
- メール・電話で質問・相談
また、質問システムだけでなく、質問可能時間や返信頻度もスクールごとに異なります。質問可能時間は公式サイトに記載しているケースもあれば、記載がなく無料カウンセリングなどで質問しなければいけないケースもある点には注意が必要です。
効率的に学習するためには、可能な限り自分の学習する時間帯に質問可能で、素早い回答を期待できるプログラミングスクールがおすすめです。
就職や転職・フリーランスへの独立を考えている人は、技術的な質問に限らずキャリアに関する質問・相談ができるか確認しましょう。
なかには、就職・転職サービスを提供する会社と提携しているところや、専属のキャリアコンサルタントに卒業後のキャリアを相談できるスクールもあります。
目的を効率的に実現するためにも、プログラミングスクールを選ぶ際は、技術・キャリア面の双方で質問や相談できるかを確認してください。
金田茂樹さんのコメント
フルスタックエンジニア兼プログラミングスクール講師
決められた時間を有意義に使うために、やりたいことや聞きたいことを前もって聞けるようなチャットやインストラクターへの連絡ができる仕組みがあるところがBEST。
受講は通学かオンラインか

プログラミングスクールを選ぶときは、受講形式も確認しましょう。受講形式は通学とオンラインがあり、それぞれメリット・デメリットが異なります。
通学の場合、対面で講師に学習サポートを受けられるため、わからない点をその場で解決可能です。「〇曜日の〇時は通学」という形で受講の予定を立てておけば、学習の習慣化にもつながります。
しかし、通学は手間がかかる点や、教室が近くにないと利用できないのはデメリットです。また、受講スケジュールが決まっているため、予定変更に弱い点も注意しなければいけません。
一方、オンラインでの受講は自宅やカフェ・通勤電車の中など、場所・時間を問わず学習できるため、自分のペースで学習を進められます。
ただ、オンラインでの受講はパソコンやスマートフォンなどの電子機器を活用しながら進めるため、電子機器の扱いに慣れていない人は学習や質問・相談がしにくい可能性も。また、自分のペースで学習できる反面、計画的に勉強を進めないとやる気が下がり、途中で投げ出しかねません。
上記を踏まえると、対面で講師から指導を受けたい人や通いやすい場所に教室がある人は通学、場所や時間に縛られず自分のペースで計画的に学習したい人はオンライン受講を検討するとよいでしょう。
金田茂樹さんのコメント
フルスタックエンジニア兼プログラミングスクール講師
主なプログラミングスクールは主要都市にあります。そこへ通うのはなかなか大変なので、オンラインでレッスンができ、マンツーマンやチャット形式で細かな指導をしていただけるところがオススメです。
事前カウンセリングの印象は良いか

ここまで解説したポイントを踏まえ、気になるスクールを2~3校に絞り、カウンセリングを受けましょう。
なかには、公式サイトへ明記されている内容以外で気になることや疑問点を解決したい人もいますよね。また「スクールに通えば本当にプログラミングスキルが身につくのか」「ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得が実現できるのか」などといった不安を相談したい人もいるはず。
上記のような疑問や不安を抱える人に向け、多くのプログラミングスクールでは無料で受けられるカウンセリングを開催しています。気になるところを2~3校に絞り、各スクールのカウンセリングを受けることで、自分にあうかを判断しやすくなるからです。


まさに「百聞は一見に如かず」。各スクールのカウンセリングで感じた印象を比べつつ、最終的には自分が感じた印象で通うスクールを決めると良いですよ。
金田茂樹さんのコメント
フルスタックエンジニア兼プログラミングスクール講師
「スクールで学んで何ができるのか?」「何をしたいからスクールで学ぶのか?」 悩みますよね。まずはプログラミングスクールに気軽に相談してみるのがオススメです。
また、次の記事では事前に知っておくべき前知識も交え、プログラミングスクールの選び方を7つの観点で解説しているので、あわせて参考にしてください。
プログラミングスクール受講を無駄にしない3つのポイント

ここまで、プログラミングスクールを活用するための方法を織り交ぜながら、アンケート調査の結果や向いている人、いない人について解説してきました。
その上で、プログラミングスクールに通う時間やお金を無駄にしないために覚えておきたい3つのポイントを紹介します。すでに説明した内容と重なる部分もありますが、改めて確認しておきましょう。
プログラミングスクールに通っている強みを最大限に活用して、将来につなげていきましょう。
【ポイント1】自分から積極的に学ぶ
プログラミングスクールの受講時間だけでプログラマーになるのは、現実的ではありません。
次の調査結果は、現役エンジニアがエンジニアとして働き始めるまでに有した学習時間です。プログラマーとエンジニアは同じ仕事ではありませんが、参考として紹介します。
■調査概要
掲載元:PR TIMES
調査期間:2020年1月~2月
調査方法:インターネット調査
調査対象: SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数:50名
1日平均4時間24分というのは、かなり長いと感じる人が多いのではないでしょうか。
- 月曜日~金曜日/20時半~23時まで/2.5時間学習
- 土曜日、日曜日/10時~20時半まで/8.5時間学習(昼休憩1時間)
上記のモデルケースの場合、平均の学習時間はおおよそ4時間12分となります。日々の余暇のほとんどを学習に費やし、さらに1年5カ月かけてようやくエンジニアになっていることがわかります。
どのような職種を目指すかにもよりますが、長時間勉強を続けられる意欲と持続力がなければ、仕事につなげるのは難しい場合が多いでしょう。
【ポイント2】仕事に結び付けるための活動をする
プログラミングスクールの中には、就職のあっせんやサポートをしてくれるところもあります。しかしすべてをスクール任せにしていては、なかなか仕事には結び付かないでしょう。
いくらサポートを受けられるといっても、就職活動をするのはあくまでも自分自身です。面接の際にアピールできるアプリ開発をしてみたり、ポートフォリオをつくったりといった活動を自主的に行いましょう。
なお面接の際、「スクールの課題で作りました」といってアプリやWebサイトを提示しても、評価されないことが多いので注意してください。
どういう意図で開発を行い、なぜその技術を選んだのか、難しかったポイントはどこかなどを自分の言葉でアピールすることが大切です。プログラマーとしてのスキルだけでなく、コミュニケーション力やアピール能力、プレゼン能力なども磨きましょう。
【ポイント3】講師や仲間とかかわって情報収集する
プログラミングスクールのメリットは「プログラミングスキルが学べる」だけではありません。プログラマーを目指している仲間や先輩エンジニアである講師、OBなどと知り合えることも大きなメリットです。
こうした人脈は、モチベーションの維持や情報収集に役立ちます。さらに、将来的に思わぬところで仕事につながる可能性もあるでしょう。
横のつながりを作れる機会を設けているかどうかは、それぞれのプログラミングスクールによって違います。ただし、どのようなスクールでも講師とはかかわる機会がありますし、同じスクールに通っている人をSNSなどで探すことも可能です。最近では、受講生や卒業生のコミュニティに力を入れるスクールが増加しています。
人脈づくりや情報収集に関しても、自分から積極的に動くことがメリットにつながります。
プログラミングスクールが仕事に結び付いた2つの成功事例

プログラミングスクールの卒業生の中には、「無駄」「意味ない」と感じている人もいれば、実際に仕事に結びつけて活躍できるようになった人もいます。どちらになるのかは、それぞれの人の頑張りと、プログラミングスクールの選び方次第だといえるでしょう。
ここでは、SAMURAI ENGINEERでの学習が仕事に結び付いた成功事例を紹介します。
【事例1】正社員経験のない派遣から正社員エンジニアに
佐藤さんは、大学の建築学部、服飾専門学校を経て、力仕事メインの派遣社員として働いていたというプログラマーとしては異色な経歴の持ち主です。プログラミングの学習を始めたのも、「仕事につなげたいから」ではなく、趣味の小説を書く中で登場人物にプログラミングをさせたいと思い、実態を学ぶためだったからだそうです。
実際に学習を始めてみてから、プログラミングの面白さに気づいたという佐藤さん。本格的なスキルを身に付けるためにSAMURAI ENGINEERに入学して、わずか6カ月で正社員エンジニアとしての就職を果たします。
1日8時間や10時間勉強する日もあり、正社員採用までには13社に応募したという佐藤さんは、「自ら動いて成功を勝ち取った」好例だといえるでしょう。
佐藤さんの体験談を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

【事例2】子育てしながら在宅ワークで稼ぐ2児のママ
ご主人の転勤で上京することになった木村さんは、上京後、仕事と育児の両立やキャリアデザインに悩み、プログラミングを勉強することを決めました。「自分も楽しくてやりがいがある仕事」を考えたときに、思い至ったのがプログラミングだったということです。
個人個人に合わせたカリキュラムを作ってくれることと、毎回同じ専属講師が学習指導をすることが魅力でSAMURAI ENGINEERに入校した木村さん。ココナラというマッチングサービスを活用して、学習スタートからわずか3カ月で初案件を獲得しました。
現在はフリーランスとして、1日3~4時間程度の稼働で正社員時代と同程度の収入を得ています。
木村さんの体験談を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

まとめ
ここでは、プログラミングスクールの実態や受講を無駄にしないポイントを紹介しました。ここで、紹介した内容をまとめます。
- プログラミングスクールは「やめとけ」「無駄」と言われる6つの理由
- 1.実践で役立つスキルが身につかない
- 2.就職・転職できない
- 3.講師が今の現場をわかっていない
- 4.結局挫折するのでお金の無駄
- 5.ほかの方法でもプログラミングは勉強できる
- 6.収益構造の闇が深い
- 悪質なプログラミングスクールの特徴4つ
- 【特徴1】「未経験でも月80万」などの誇大広告を使っている
- 【特徴2】カリキュラムの内容がふわっとしており、法外な授業料がかかる
- 【特徴3】質問をしても答えてくれない(または回答が遅い)
- 【特徴4】就職先の相談がしづらく、斡旋される就職先が固定されている
- プログラミングスクールに通うべきかを判断する3つのポイント
- スキルを習得するまで独学が続けられるか
- 独学でのスキル習得に必要な学習時間を確保できるか
- 学習と目的実現に向けた行動を並行できるか
- プログラミングスクール受講を後悔しないために最低限すべきこと3つ
- 1.受講前にプログラミングを試す
- 2.無料カウンセリングを受ける
- 3.低価格で始められる環境も検討する
- 自分にあうプログラミングスクールの選び方
- レッスンが受けられるか
- レッスン外で質問や相談ができるか
- 受講は通学かオンラインか
- 事前カウンセリングの印象は良いか
- プログラミングスクール受講を無駄にしない3つのポイント
- 【ポイント1】自分から積極的に学ぶ
- 【ポイント2】仕事に結び付けるための活動をする
- 【ポイント3】講師や仲間とかかわって情報収集する
実際の口コミやアンケート結果を見てみると、実際にプログラミングスクールに通って、「思っていたのと違う」「役に立たない」と感じた人がいるのも事実のようです。しかしその一方で、プログラミングスクールに通って成功を収めている人も少なくありません。
大切なのは、評判や口コミに左右されすぎずに、自分にとってプログラミングスクールが役に立つかどうかを検討することです。
そのためには、プログラミングスクールの無料相談や無料体験などに参加してみるのがおすすめです。SAMURAI ENGINEERでも無料カウンセリングを受け付けていますので、判断材料のひとつとしてご活用ください。
無料カウンセリングの詳細を見るこの記事のおさらい
「プログラミングスクールはやめとけ」「意味ない」などという評判が事実かどうかは、通う人の姿勢やプログラミングスクールの選び方によって変わります。確かに、プログラミングスクールにさえ通えば成功できるというわけではありません。特に趣味ではなく仕事につなげたい場合は、自分がプログラミングに向いているかどうかを検討してから学習を始めることが大切です。
プログラミングスクールでの学習が無駄になるかどうかは、その人が自分で勉強する時間を作り、積極的に学ぶかどうかで変わります。またせっかくスクールに通うなら、生徒同士のつながりを広げたり講師からさまざまな情報を得たりして、環境をフルに活用しましょう。
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プログラミング学習の挫折率は約90%と言われています。学習を成功させるには、モチベーションを維持して成長を実感できる環境が必要です。
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Twitterより引用