プログラミング初心者の勉強時間目安は?学習を継続するコツも紹介

プログラミングを習得するまでの学習時間を知りたい
プログラミング学習を継続するコツを知りたい

これからプログラミングを学習したい人のなかには、このような疑問を感じる人もいるでしょう。

この記事では、プログラミング初心者に必要な学習時間を解説したうえで、学習時間を確保するコツや継続して学習するコツを解説します。また、スキルを習得するまでのロードマップも解説するので、ぜひ参考にしてください。

なお、次の記事ではそもそもプログラミング初心者は何から始めれば良いのか、その学習手順やおすすめの教材を紹介しているので良ければ参考にしてください。

プログラミング初心者が独学で0から学習を始められる完全入門ガイド

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

SAMURAI ENGINEER Blog編集部

日本初の現役エンジニア講師によるマンツーマン専門プログラミングスクールを運営。卒業生は累計28,000名以上にのぼり、現場で活躍できるWebエンジニアを数多く輩出。転職成功率は驚異の94%を達成。ゼネラルリサーチの調べでは、挫折しないプログラミングスクールNo.1にも選ばれています。2013年創業以来の運営で得た知見をもとに、プログラミング学習・スクールの選び方・エンジニアのキャリアについて専門的な立場から解説します。

目次

プログラミング初心者に必要な学習時間とは?

プログラミング初心者に必要な学習時間

プログラミング初心者に必要な学習時間はおおよその目安がありますが、実際には学習する言語や独学かどうかによって変わります

ここからは、プログラミング初心者に必要な学習時間を詳しく解説します。

学習時間の目安は1,000時間

エンジニアになるまでの平均学習時間は1日4時間24分

■調査概要
掲載元:PR TIMES
調査期間:2020年1月~2月
調査方法:インターネット調査
調査対象: SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数:50名

必要な学習時間は学ぶ言語など諸条件によって異なりますが、一般的にはプログラミングを習得してエンジニアの仕事を行うレベルになるには約1,000時間以上は必要といわれています。

弊社が行った「エンジニアになるまでの1日の平均学習時間」の調査によると、1日の平均学習時間は4時間24分、学習期間は平均17ヶ月という結果が出ました。

このデータでは独学とスクールを利用した人の平均となっているため実際には個人差がありますが、スキルを習得するにはまとまった学習時間が必要であると分かります。

エンジニアになるまでの平均学習時間は1日1時間が多数

■調査概要
掲載元:PR TIMES
調査期間:2020年1月~2月
調査方法:インターネット調査
調査対象: SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数:50名

上記の表を見ると、1日1時間学習する人が最も多く次に4時間・2時間と続きます。

仕事をしながらだと平日にまとまった学習時間が取れないので1~2時間コツコツ学習する人、土日などにまとまった時間を確保して長時間学習する人が多いと推測できますね。

学習のペースは個人差がありますが、主に1,000時間を目安に学習を開始し、自分に合ったペースで継続して学習すると良いでしょう。

なお、次の記事ではプログラミングの習得に1000もの時間が必要な理由を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。

プログラミングの習得に1000時間必要な3つの理由とは?
更新日:2023年10月10日

学習したい言語によって学習時間は異なる

学習したい言語によって勉強時間は異なる

プログラミング言語はたくさんありますが、習得の難易度はプログラミング言語によって異なるため、必要な学習時間も差が出ます。

プログラミング言語の種類は、Javaなどの静的型付け言語とPHPやPythonなどの動的型付け言語の2種類に分類されます。

プログラミングの分類方法はいくつかありますが、学習時間を考えるうえで静的型付け言語と動的型付け言語では傾向が異なります。静的型付け言語は変数などのデータ型の宣言がいらない言語、動的型付け言語は変数などのデータ型の宣言が必要な言語です。

これからプログラミングを学ぶ人にとってはよく分からないかもしれませんが、学習していくと分かるようになるので今はそれぞれ違いがあることを理解しておくと良いでしょう。

コードの記述量や、学習時間の傾向は下記のとおりです。

言語の種類 プログラミングの記述量 文法 勉強時間
動的型付け言語少ないかんたん短い
静的型付け言語多い複雑長い

言語によって差はありますが、学びたい言語が静的型付け言語の場合は勉強時間が長くなり、動的型付け言語の場合勉強間が短くなる傾向があると覚えておきましょう。

独学とスクールの学習時間と学習期間

プログラミング習得に必要な学習時間は、独学かスクールを利用するかで異なります。

■調査概要
掲載元:PR TIMES
調査期間:2020年1月31日〜2月4日
調査方法:インターネットアンケートを使った自社調査
調査対象: SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数:50名

独学の場合はエンジニアになるまでの1日の平均学習時間が3時間30分、平均学習期間が18.3ヶ月となっています。一方でスクールの場合は平均学習時間が5時間30分、平均学習時間が15.1ヶ月です。

ここから分かることは、スクールに通うことでまとまった学習時間を確保しやすくなり最終的な学習期間が短縮できることです。

スクールに通うことで定期的に学習時間を確保できますし、分からないところもその都度解消できるので効率的に学習できます。

独学・スクールそれぞれにメリット・デメリットがありますが、しっかり学習時間を確保したい人や効率的に学習したい人にはスクールがおすすめです。

プログラミングの学習時間を確保する3つのコツ

勉強時間を確保するコツ

プログラミング学習を行ううえで問題となってくるのが、学習時間の確保です。プログラミング学習をスタートする人は多いですが、途中で学習時間が確保できなくなって挫折する人もいます。

ここからは、プログラミングの学習時間を確保するコツとして下記の3つを解説します。

  • 学習を習慣化する
  • 学習計画を公表する
  • 無駄な行動を見直してみる

学習を習慣化する

プログラミングの学習時間を確保するには、勉強する習慣を身につけるのが近道です。

短時間でもいいので毎日学習する習慣を身につけることで、違和感なく自然と学習を続けられ、コツコツ少しずつ学習することで知識が蓄積しやすくなります

また、プログラミングに慣れていない状態でいきなり何時間も勉強しようと思うと精神的な負担になるので、まずは毎日少しずつでいいので勉強時間を確保していきましょう。

毎日学習した時間をメモしていくと、数字が積み重なる達成感を味わえるのでおすすめです。

学習計画を公表する

定期的に学習時間を確保するためには、学習計画を公表するのも効果的です。

学習時間をなかなか取れない人のなかには、本当は時間があるのに何かと理由をつけて別のことに時間を使っている人もいます。そんな人はSNSやブログなどで学習計画を他人に公表して、どうしても学習しないといけない環境を作るのもおすすめです。

公表することで学習していないといたたまれない気持ちになりますし、SNSで共有することでコメントなどで励まされたり同じくプログラミングを学ぶ仲間ができたりすることもあります。

なかなか継続できない人は、学習せざるを得ない環境を整えるのも良いでしょう。

無駄な行動を見直してみる

無駄な行動を見直してみる

プログラミングの学習時間を捻出するには、無駄な行動を見直してみましょう。

学習時間を確保できない人のなかには、頑張れば学習に当てられる時間がある人も多いです。平日は仕事をしている人でも、通勤時間や帰宅してからの自由時間など学習に当てられる時間はあります。

もちろん仕事とプライベート、学習時間の両立も大事なので全ての時間を学習に当てる必要はありませんが、毎日決まった時間は学習時間を設けるのが理想的です。最初は毎日10分など短い時間でもいいので継続し、徐々に30分・1時間と時間を捻出するとストレスなく学習を継続しやすいでしょう。

学習時間を決める際には一度スケジュール帳などに一日の予定を記載してみて、空き時間を探す事から始めてみてください。

プログラミングの学習を継続する3つのコツ

勉強を継続させるコツ

プログラミングの学習時間を確保できた人でも、継続して学習するのが苦手な人もいるでしょう。ここからは、プログラミングの学習を継続するコツとして下記の3点を解説します。

  • 学習する目的を明確にする
  • 高すぎない目標を設定する
  • 学習計画を立てる

学習する目的を明確にする

学習を継続するには、学習する目的を明確にすることが大事です。目的を明確にすることでモチベーションを高く保てるので、もし学習につまづいたとしても学習を再開できるでしょう。

逆に学習する目的が明確でないと、挫折する可能性が高くなります。

「Webサイトが作れるようになりたい」「エンジニアとして働きたい」など、プログラミングを勉強する目的を明確にしてから勉強を始めましょう

高すぎない目標を設定する

高すぎない目標を設定する

プログラミング学習を挫折しないコツとして、高すぎない目標を設定することが挙げられます。

目標が高すぎると自分の実力と現状のギャップに苦しむ可能性が高く、うまくいかないことでモチベーションが低下し挫折する原因になりやすいです。

また目標が高いと達成のハードルが高くなるので、最終的な学習時間も増えてしまいます。

最初のうちは、少し簡単な目標を設定し成功体験を積むことが大事です。その後、ある程度学習が進んだ終盤に高い目標を設定すると新しいモチベーションになるのでおすすめです。

学習計画を立てる

プログラミング学習を継続するには、しっかりと学習計画を立てることが大事です。

いつまでにどこまで学習するのか、事前に学習計画を立てることで計画的に学習できるので、無理せず学習を継続できます。

ある程度期限を決めて取り組むことでモチベーションを保ちつつ集中して学習できますし、学習計画を立てることでどこまで学習すればいいのかという不安を解消しつつ適度な達成感を得ることが可能です。

最初から完璧な学習計画を立てるのは難しいので、まずは計画を立て実行しながら修正すると良いでしょう。

プログラミング初心者がスキルを習得するまでのロードマップ

これからプログラミングを学習する人は、学習時間はもちろん習得までのロードマップも気になりますよね。

ここからは、プログラミング初心者がスキルを習得するまでのロードマップとして下記の4点を解説します。

  • 学習する言語を決める
  • Webサイト・書籍で学習する
  • サンプルコードを真似して学ぶ
  • ポートフォリオを作成する

学習する言語を決める

プログラミング言語によって学習内容が異なるため、まずは学習する言語を決める必要があります。

言語を決める際には、自分がしたい開発内容やエンジニア像、言語の将来性や求人数などで選択すると良いでしょう。

ちなみに現役エンジニアが「未経験者が最初に学ぶべき」という声が多かったプログラミング言語はPythonでした。

未経験におすすめのプログラミング言語1位はPython

■調査概要
調査期間:2021年9月20日〜2021月10月1日
調査対象:クラウドワークスに登録している現役エンジニア100名
協力会社:株式会社クラウドワークス

学習のしやすさでいえば、JavaScriptやPHPも文法が比較的シンプルで覚えやすい言語です。

プログラミング初心者におすすめの言語は下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

人気のプログラミング言語ランキング!編集部が3つの指標で独自に調査
更新日:2023年10月10日

Webサイト・書籍で学習する

学習する言語を決めたら、次はWebサイトや書籍で基礎を学ぶと良いです。

最近ではプログラミングの基礎を学習できるWebサイトも増えており、動画・イラスト・スライドなどを使って少しずつ学習できます。

初心者がいきなり難しい参考書からスタートすると苦手意識が生まれる可能性もあるため、最初はWebサイトで学習し慣れたら書籍を使った基礎を学ぶと良いでしょう。

ちなみに、おすすめの学習サイトについては下記の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

無料で学べるプログラミング学習サイトおすすめ13選【2023年版】
更新日:2023年12月1日

サンプルコードを真似して学ぶ

Webサイトや書籍で基礎が学べたら、次はサンプルコードを真似しながらコーディングを学習する必要があります。基礎は学べたとしても、実践的なコーディングを学ぶには実際にコーディング経験を積むしかありません。

書籍にはサンプルコードが掲載されている場合が多く、そのコードを元にコーディング練習をすれば少しずつ文法や記述のルールなどを学べます。

最初はサンプルコードの真似をして学習し、少しずつアレンジを加えることで実践で使える応用力を身につけることができるでしょう。

ポートフォリオを作成する

ポートフォリオを作成する

サンプルコードを使った学習がある程度進んだら、次はポートフォリオを作成してみましょう。

ポートフォリオは実績を示す作品集のことで、ポートフォリオを作成することで転職時に実績となるだけではなく、実践的なコーディングスキルやエラーなどの対処法を身につけられます

ポートフォリオ作成のコツは下記の記事でも紹介していますが、最初は既存サービスを真似して余裕があればアレンジを加えると良いでしょう。最初から完璧な作品を作ろうと思うとハードルが高いので、クオリティはともかくまずは作品を完成させることを目指してみてください。

エンジニアのポートフォリオとは?作成するメリットや例、作り方も紹介
更新日:2023年10月20日

効率的に学習するならスクールの利用がおすすめ

プログラミングを効率的に学習するなら、プログラミングスクールの利用がおすすめです。

スクールにはプログラミング言語ごと、Web制作などの目的別に最適化されたカリキュラムが準備されていますし、講師のサポートを受けながら学べるので習得にかかる学習時間を短縮できます。

また、スクールは学習進捗の管理やチャットサポートなど学習環境が整っており、短期集中で学習できる点も魅力でしょう。なかなか学習を継続できない人でも、スクールであれば継続できる可能性があります。

弊社が運営するプログラミングスクール「SAMURAI ENGINEEER」では、完全オーダーメイドカリキュラムを導入しており、受講者に合わせた学習を提供しているのが特徴です。

また、経験年数が3年以上の現役フリーランスエンジニアを中心として講師を採用しており、カリキュラムの作成から実際のレッスンまで講師がマンツーマンでサポートしています。

過去にプログラミングに挑戦したものの挫折経験がある人や、初心者で不安という人ほどおすすめの環境です。

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この記事のおさらい

一般的に、エンジニアとして働けるレベルのスキルを身につけるためのプログラミングの学習には約1,000時間必要といわれています。

「まずは独学でプログラミングを学んでみたい」と思われている方は、こちらの記事でも詳しくまとめていますので参考にしてください。

プログラミングを独学で習得!おすすめの勉強手順をわかりやすく解説
更新日:2023年10月16日

一方、独学に自信がない方や効率的に短期間で習得したい方は、プログラミングスクールの活用がおすすめです。ぜひ検討してみてください。

プログラミング学習にかかる学習時間はどれくらい?

一般的にはエンジニアとして働けるレベルのスキルを身につけるには約1,000時間必要といわれています。ただ、選択する言語や独学かスクールを利用するかによって差があります。

学習時間を確保するコツは?

学習時間を確保するには、少しずつでもいいので学習する習慣を作って計画的に学習すると良いでしょう。まずは、学習に当てられる時間がないかあらためて自分のスケジュールを見直してみてください。

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プログラミング学習の挫折率は約90%と言われています。学習を成功させるには、モチベーションを維持して成長を実感できる環境が必要です。

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この記事を書いた人

侍エンジニアは「人生を変えるプログラミング学習」をコンセンプトに、過去多くのフリーランスエンジニアを輩出したプログラミングスクールです。プログラミングに役立つ情報や有用な情報を発信していきます。

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