未経験からのアプリ開発に必要な知識をわかりやすく解説

未経験でもアプリは開発できるの?
アプリを開発するにはどうすればいいんだろう?

国内におけるIT人材不足の深刻化を背景に、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。

そんななか、ITスキル向上の一環としてアプリ開発を考えている人や、新規事業でアプリ開発を視野に入れている人もいるのではないでしょうか。

ただ、アプリ開発といってもアプリの種類や扱うプログラミング言語はさまざま。選択肢の多さゆえ、どこから手をつければ良いか分からないことも。

そこで、本記事では未経験からアプリ開発するのに必要な知識・スキルをわかりやすく解説します。開発できるアプリの種類や作り方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • 未経験からでもスマホアプリは開発可能
  • iOSアプリはSwift、AndroidアプリはJavaなどの言語で開発できる
  • スマホアプリが開発できる人材は今後も高い将来性が期待できる

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

未経験からでもアプリ開発は可能

未経験からでもアプリ開発は可能

アプリ開発は、未経験からでも十分に可能です。プログラミングの専門的な知識やスキルが必要だと思われがちですが、そうとは限りません。

IT技術の発展とともに、ノーコードツールやアプリ開発に特化したフレームワークも充実してきています。そのため、手軽に効率よくアプリ開発を行えるようになりました。

複雑な機能を有するアプリを開発するのは困難ですが、メモアプリやSNS風アプリといったわかりやすい構造のアプリであれば、未経験からでも作成しやすいです。

さらに専門的なプログラミング知識を習得すれば、より高度で複雑なアプリ開発も目指せるでしょう。

ノーコードツールとは
ノーコードツールとは、プログラミングの知識がなくても、アプリやウェブサイトを作成可能なツールです。予め用意された部品を組み合わせていくだけで、気軽にアプリを作ることが可能です。プログラミング言語を覚える必要がないため、誰でもすぐに使い始められます。

フレームワークとは
フレームワークとは、アプリやウェブサイトを作る際に利用できる「組み立てキット」のようなものです。あらかじめ用意されたパーツやルールを使い、プログラムの組み立てを助けます。フレームワークを使えば、プログラムをすべて一から書く必要がないため、効率よく作業を進められます。

シンプルなWebアプリからの開発がおすすめ

ノーコードツール等を活用せず、未経験から知識やスキルを養いアプリを自作したい人はWebアプリ開発から挑戦するのがおすすめです。

Webアプリ開発で使用されるJavaScriptPHPRubyなどのプログラミング言語は、記述量が少なく、未経験からでも学びやすいです。また、開発に高性能なパソコンは必要なく、ブラウザ上で動作するアプリのため、動作確認も簡単に行えます。

開発を通じて知識やスキルが身につけやすい点でも、Webアプリは未経験者におすすめといえます。

なお、次の記事ではアプリ開発の流れやおすすめツールを紹介しているため、あわせて参考にしてください。

アプリ開発は簡単?開発の流れ・アプリの種類・おすすめツールを紹介

作りたいアプリごとで必要なスキルは異なる

大前提、作りたいアプリごとで必要なスキルは異なります。

必要なスキル(扱う言語)
Webアプリ・JavaScriptやPHP、Rubyなどのプログラミング言語
統合開発環境(IDE)テキストエディタの操作方法
スマホアプリSwiftやJavaScriptなどのプログラミング言語
・統合開発環境(XcodeAndroid Studio)の操作方法
ハイブリッドアプリ・SwiftやJavaScriptなどのプログラミング言語(スマホ側)
HTMLCSSなどのプログラミング言語(ブラウザ側)
・統合開発環境(XcodeやAndroid Studio)の操作方法

例えば、WebアプリではJavaScriptやPHPなどの言語を使用します。スマホアプリでは、iOSアプリかAndroidアプリどちらの開発を行うかにより、使用する言語が違います。

それぞれ開発にあたって必要な開発環境が異なってくるため、事前に把握しておくことが大切です。

1人で開発できるか不安な人はスクールもおすすめ

アプリ開発は未経験からでも可能な反面、独学では挫折しやすい側面もあります。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などを理由に、87.5%がアプリ開発に必要なプログラミング言語の学習途中で「行き詰まりを感じた」と回答しています。

プログラミング学習における挫折率の調査
プログラミング学習者の87.5%が挫折を経験したことがある

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

いざ独学でアプリ開発を始めても、勉強の最中に挫折すれば学習にかけた時間や費用が無駄になりスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「侍エンジニア」です。

月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれるため、途中で挫折する心配はありません。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

なお、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してアプリ開発スキルの習得が実現できますよ。

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自力でアプリを開発する3つのメリット

自力でアプリを開発する3つのメリット

ここからは、自力でアプリを開発するメリットを、3つにまとめて紹介します。

開発スキルが身につく

自力でアプリ開発をすれば、プログラミングスキルはもちろんのこと、次のようなアプリ開発に必要な周辺のスキルが身につけられます。

  • インフラ関連(サーバー、データベースなど)
  • デザインスキル(UI/UX)
  • 自己解決スキル(仮説と検証)
  • フレームワーク

アプリ開発において身につけられるスキルはソフトスキルのみならず、自己解決スキルといったロジカルシンキングも習得可能です。

さまざまな周辺スキルを覚えることで、エンジニアとしての総合的なスキルを習得した人材になれるでしょう。

就業や副業・独立時の実績になる

アプリ開発を通じて習得したスキルは、ITエンジニアへの就業や副業・独立時の実績として提示可能です。

開発したアプリを記載したポートフォリオを作成すれば、エンジニアとして転職するときや、副業・独立時の営業活動の際に利用できます。

開発したアプリをブラウザ上で公開しておいたり、GitHubを利用してソースコードを公開しておいたりすれば、誰でもアプリを閲覧・使用が可能です。

転職や営業の際に公開しているアプリを提示すれば、確実な実績を所持している証明になるでしょう。

自分好みのアプリが作れる

自分好みのアプリを作れるのは大きなメリットです。

ほしい機能を自由に追加し、自分用にパーソナライズされた特定の機能を持つアプリを自作可能です。

それだけでなく、アプリ開発において自分の好きなようにカスタマイズできるのは、高いモチベーション維持にも役立ちます。

完成したアプリが納得のいく使用感であった場合、感動とともにアプリ開発スキルを習得した自信もつきます。

開発できるアプリの種類

開発できるアプリの種類

開発できる主なアプリは、次の3種類に大別できます。

ブラウザ上やiOS、Androidなど、アプリを動作させたいプラットフォームの違いにより、必要となるプログラミング言語の知識やスキルは異なります。

以降では、各アプリの特徴や開発難易度、必要なものなどを詳しく解説します。

Webアプリ

Webアプリ
特徴ブラウザ上で使用可能なアプリ
開発難易度★☆☆☆☆
開発に必要なもの・パソコン
・インターネット環境
・統合開発環境(IDE)やテキストエディタソフト(無料可)
開発に必要な知識/スキル・JavaScriptやPHP、Rubyなどのプログラミング言語
・統合開発環境(IDE)やテキストエディタの操作方法
こんな人におすすめアプリ開発をしたことがない初学者、開発したいWebアプリの構想がある人

Webアプリはインターネットのブラウザ上で動作するタイプのアプリです。パソコンやスマホで特定のURLにインターネットを通して接続し、アプリをダウンロードせずにWebブラウザ上でそのまま使えます。

多くのプログラミング言語でWebアプリを開発できますが、初学者におすすめなのはJavaScriptやPHP、Python、Rubyなどです。これらの言語は記述量が少なく、初学者でも学びやすいので、Webアプリ開発に興味のある方はぜひ学習してみてください。

Webアプリ開発についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

Webアプリ開発とは?入門者がゼロから開発するための知識と学習手順まとめ

スマホアプリ

スマホアプリ
特徴スマートフォンにダウンロードして使用するアプリ
開発難易度★★★☆☆
開発に必要なもの・パソコン
・インターネット環境
・統合開発環境(XcodeやAndroid Studio)
・アプリ登録料
開発に必要な知識/スキル・SwiftやJavaScriptなどのプログラミング言語
・統合開発環境(XcodeやAndroid Studio)の操作方法
こんな人におすすめプログラミングをある程度学習している人、開発したいアプリの構想がある人

スマホアプリは、スマートフォンにダウンロードして使うタイプのアプリです。iPhoneで使用されるiOSと、Googleの提供するAndroid向けの2種類のアプリがあり、それぞれ開発に用いる言語が異なります。

スマホアプリを開発する際は、公開するプラットフォームにより推奨されるパソコンのOSも異なります。例えば、iOSアプリを開発する場合はWindowsOSのパソコンでも可能ですが、Mac製のパソコンが推奨されています。

iOSアプリとAndroidアプリで必要なスキルや準備が異なるので、開発を始める前にどちらのアプリを開発するのか決めておきましょう。

スマホアプリ開発についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

スマホアプリを開発するには?初心者向けに必要なことを解説

 

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリ
特徴ブラウザ上でもスマートフォンにダウンロードしても使用可能なアプリ
開発難易度★★★★★
開発に必要なもの・パソコン
・インターネット環境
・統合開発環境(XcodeやAndroid Studio)
・アプリ登録料
開発に必要な知識/スキル・SwiftやJavaScriptなどのプログラミング言語(スマホ側)
・HTMLやCSSなどのプログラミング言語(ブラウザ側)
・統合開発環境(XcodeやAndroid Studio)の操作方法
こんな人におすすめプログラミングにある程度精通している人、明確な開発目的がある人

ハイブリッドアプリはWebアプリとスマホアプリ両方の性質を持ったアプリを指します。

YoutubeNetflixなど、ハイブリッドアプリは生活に欠かせない存在です。利便性の高いアプリ開発ができれば、収益を上げることもできるでしょう。

ただし、個人で開発するとなると、複数の言語やフレームワークが必要となるため、慣れてきてから制作に取りかかるとよいでしょう。

アプリを開発する3つの方法

アプリを開発する3つの方法

アプリ開発を行う場合、よく想像される方法がプログラミング言語を用いてコードを一から記述していく方法です。しかしアプリ開発用のツールや統合開発プラットフォームの充実により、ノーコードやローコードで開発を行うこともできるようになりました。

ここからは、アプリを開発する方法を、3つにまとめて紹介します。

ローコードとは
ローコードツールとは、少しのプログラミングのみでアプリやウェブサイトを作れるツールです。ノーコードツールよりはプログラミングの知識が必要ですが、通常の開発より簡単でスムーズに作業を進められます。既存パーツのドラッグアンドドロップや簡単なコードの記述で、自分のアイデアを形にすることができます。

0から自作する(プログラミング)

概要プログラミング言語を用いてすべてのコードを記述していく方法
メリット・プログラミング言語の学習を並行して行える
・プログラミングの考え方や文法、構文を理解できる
デメリット・学習コストが高い
・高難易度だと感じる場合がある
開発に必要な知識/スキル・パソコン
・インターネット環境
・統合開発環境やテキストエディタ
・利用するプログラミング言語の知識
難易度★★★★☆
こんな人におすすめある程度プログラミングに精通している人、プログラミング言語も同時に学びたい人

1つ目は、プログラミング言語を用いて0から自作する方法です。プログラミングを習得しつつアプリ開発も同時に行えます。

ただし、プログラミング言語を学びながら開発を進める必要があるため学習コストが高い傾向です。また、未経験から自作する場合は開発期間も長くなるでしょう。

そのため、JavaScriptのように初心者でも扱いやすい言語を使用できるWebアプリの開発から始めるのがおすすめです。

プログラミング言語はプログラミングの考え方や文法・構文が似ている部分もあるため、まずは最初の1つの言語を習熟することで、ほかの言語の習得も早くなります。

スマホアプリ開発の詳しい手順についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

【保存版】アプリ開発の手順6つ!作り方の流れ・必要な準備も解説

ゲームエンジンを活用する(ローコード)

概要プラットフォーム側が用意したコードやひな型を使い、少ないコードで制作する方法
メリット・制作にかかる時間を短縮できる
・無料で試せるものもある
デメリット・提供されたコードやひな型より複雑なものを作成する場合時間がかかる
・より本格的な開発を行うにはプログラミングスキルが必要
開発に必要な知識/スキル・パソコン
・インターネット環境
・ゲームエンジンの使用方法
・利用するプログラミング言語の知識
・有料サービスの場合、利用料
難易度★★★☆☆
こんな人におすすめある程度プログラミングに精通している人、ゲームアプリを作ってみたい人

2つ目は、ゲームエンジンを活用して開発する方法です。

ゲームエンジンとは言葉のとおり、ゲームアプリの開発に特化したソフトウェアです。「Unity」「Unreal Engine」「Godot Engine」など、少額から利用できるものもあれば無料で利用できるものもあります。ゲームを開発するだけでなく、さまざまなアプリ開発が可能です。

オープンソース化しているものを多く、プラットフォーム側が用意したソースやひな型を活用すればあまりコードを記述しなくても開発を進められるメリットがあります。

ただし、本格的なアプリ開発をする場合や、既存のソースやひな型にはない機能をアプリに持たせたい場合は、プログラミングの知識が必要となるでしょう。

Unityを活用したアプリ開発の詳しい手順については、次の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

Unityは難しい?作れるアプリの例・具体的な始め方を徹底解説!

開発ツールを活用する(ノーコード)

概要開発ツールで提供されているコードやひな型で簡単にプログラムを構築できる
メリット・制作にかかる時間を短縮できる
・無料で試せるものもある
デメリット・提供されたコードやひな型より複雑なものを作成できない場合がある
・自分がほしいと思う機能を実装できない場合がある
開発に必要な知識/スキル・パソコン
・インターネット環境
・開発ツールの使用方法
・有料サービスの場合、利用料
難易度★☆☆☆☆
こんな人におすすめプログラミングを学んだことがない初学者、まずは1つアプリを作ってみたい人

3つ目は、専用の開発ツールを活用する方法です。

アプリ開発用のツールには、コードの記述をせずともプログラムを構築できるノーコードツールが用いられています。

プラットフォーム側が用意した構造以上のアプリを作成することはできません。しかし、「試しに1つアプリを作ってみたい」などという方におすすめです。

ネット上で、該当する開発ツールに関する参考資料や使用例を探しやすい点からも、初めてアプリ開発をする際におすすめです。

アプリ開発ツールの紹介や開発の進め方について、次の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

無料のアプリ開発ツールおすすめ7選!失敗しない進め方も紹介

アプリの開発スキルを習得する勉強法

アプリの開発スキルを習得する勉強法

ここからは、アプリの開発スキルを習得する勉強法を、3つにまとめて紹介します。

学習サイトで勉強する

メリット・学習コストを削減できる
・自分に合う形式で学習を進められる
・情報が豊富
デメリット・質問・相談できる機能がない、人がいない
・間違った情報に気がつけない
こんな人におすすめ・コストを抑えたい人
・複数サイトを平行して確認できる人

独学でおすすめなのが、学習サイトを活用する方法です。

テキストで記述した勉強サイトだけでなく、解説動画を用いているサイトやスライド形式で設問を解きながらゲーム感覚で勉強できるサイトなどもあります。

無料で利用できるものが多く、コストを抑えつつ自分に合う形式で学習を進められます。

無料の学習サイトはお金をかけず手軽に学べる一方、多くの場合、不明点を質問・相談できる機能がありません。間違った情報や更新されていない情報に気がつかず、鵜呑みにしてしまう可能性がある点にも注意が必要です。

Progate」や「ドットインストール」「Schoo」など無料でも利用でき、有料サービスも提供しているサイトがおすすめです。

本・書籍で勉強する

メリット・学習コストを削減できる
・自分に合う形式で学習を進められる
・情報が豊富
デメリット・質問・相談できる機能がない、人がいない
・間違った情報に気がつけない
こんな人におすすめ・コストを抑えたい人
・複数サイトを平行して確認できる人

アプリ開発向けの学習本も数多く出版されています。学習本を使って勉強するメリットは、インターネット環境がなくても好きなタイミング・好きな場所で学習できること。

もちろんただ読むだけでなく、読んで学んだ技術を実際に手を動かしながら自分のものにしていくようにしましょう。学習本でインプットを行い学習サイトでアウトプットを行うなど、学習サイトと併用するのもおすすめです。

アプリ開発向けのおすすめの学習本は以下の記事にまとめていますので、こちらを参考にピンとくるものを選んでみましょう。

初心者がスマホアプリを開発するために必要な本おすすめ10選

プログラミングスクールに通う

メリット・体系的な学習手順で進められる
・質問・相談できる
・学習仲間がいる
デメリット・学習コストがかかる
・ある程度まとまった時間を確保する必要がある
こんな人におすすめ・1人でアプリ開発をするのが不安な人
・短期集中でスキル習得を目指したい人

1人で学習を進めていくと、学び方が本当に合っているか不安になったり、モチベーションの維持が大変であったりすることもあるでしょう。

効率的にアプリ開発に必要なスキルを習得したい方は、プログラミングスクールに通い現役エンジニアから直接習うのもおすすめです。

プログラミングスクールにかかる費用は決して安くないものの、受講期間が限られているからこそ短い期間で集中してスキル習得に励めるともいえますね。

おすすめのアプリ開発スクールや選び方について、こちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

アプリ開発スクールおすすめ6選!失敗しない選び方も紹介

アプリ開発にまつわるFAQ

最後に、アプリ開発にまつわる質問へまとめて回答します。

アプリ開発にかかる費用は?

個人にアプリ開発をお願いする場合、相場は「30万前後」とされています。ノーコードツールであれば5万円から、ハイブリッドアプリであれば50万以上の報酬を提示している案件もあります。

なお、法人にアプリ開発をお願いする場合の相場は「250万前後」とされています。アメリカの調査を参考にした法人向けアプリ開発の費用相場を、次に示します。

アプリの種類開発費用の相場
機能特化アプリ(例:カメラ)150万円
データ連携アプリ(例:カレンダー)150万円~
会員アプリ600万円~
SNSアプリ(例:Instagram)600~3,000万円
eコマースアプリ(例:Amazon)600~3,000万円
オンデマンドアプリ(例:Uber)700~1,000万円
マーケットプレイスアプリ~3,000万円
IoTアプリ100~600万円
eラーニングアプリ(例:Udemy)600~3,000万円
ヘルスケアアプリ800~4,000万円
ストリーミングアプリ(例:Netflix)800~4,000万円

参照:MLSDev

相場はアプリ開発にか掛けられる人件費や工数など規模の大きさにより変わってきます。

アプリ開発をメインにする職業は?

アプリ開発をメインにする職業は、エンジニアの中でも「アプリケーションエンジニア(アプリ開発者)」と呼ばれています。

要件定義からシステム設計、アプリ開発まで一連の作業を担当するため、プログラミングスキルだけでなく、データベースやネットワーク関連など幅広い知識が求められます。

アプリケーションエンジニアについて、次の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

アプリケーションエンジニアとは?初心者向けに仕事内容/年収/資格を解説

アプリ開発スキルの将来性は?

IT業界の急速な発展と国内におけるデジタル化の推進から、アプリ開発スキルの将来性は明るいと言えるでしょう。

ただし、アプリケーションエンジニアとして活躍し続けるためには、常に新しい技術を学び続けることが大切です。

まとめ

本記事では、アプリ開発を行う方法や自力で開発するメリット、開発できるアプリの種類や方法を紹介しました。

ITスキル向上の一環としてアプリ開発を考えている人や、新規事業でアプリ開発を視野に入れている人もいるでしょう。

未経験からでもアプリ開発は十分可能なため、シンプルなWebアプリの開発から始めてみませんか。独学では不安が残る人は、的確なサポートを受けられるプログラミングスクールを活用し、効率よく学習していくのもおすすめですよ。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
システムエンジニアからフリーランスへ転向して3年目。Webライターを中心に、サイトや動画の制作・業務効率化を目的としたプログラム作成などの仕事を担う。2024年から侍エンジニアブログの記事執筆を担当。エンジニア時代の経験を活かし、初学者にも理解しやすい解説の執筆を心がけています。
【専門分野】
Web関連全般(HTML,CSS,JavaScript,Pythonなど)/インフラ関連(Java,DB,SQLなど)/中国語(バイリンガル)
【SNS】
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