Javaをインストールするには?初心者向けに必要手順を簡単解説

 

Javaのインストール方法は?
インストールしたJavaの動かし方は?
Javaの開発環境はどれをインストールすべき?

 

数あるプログラミング言語の中でも、長年にわたり高い人気をキープしている「Java」。プログラミングの副業が注目されている中で、Javaの学習を始めたいと考える方も増えています。

しかし、プログラミング初心者だとJava学習の始め方が分からず、上記のような疑問を抱えていますよね。プログラミング学習を成功させるには、スタートラインとなる「開発環境構築」が非常に大切です。

そこで本記事では、Javaのインストール方法や実行方法、おすすめ開発環境など幅広くご紹介します。プログラミング初心者でもわかりやすい内容ですので、ぜひご覧ください。

Javaインストール前の予備知識

Javaをインストールする前に、必要な知識を押さえておきましょう。下記の3点について、順番に解説します。

  • そもそもJavaとは
  • JVM・JRE・JDKとは
  • JDKのライセンスに関する注意点

そもそもJavaとは

「Java」は、1995年にリリースされた歴史の長いプログラミング言語です。業務システム開発やWeb開発など、幅広い分野で使われています。

また、Javaのプログラムは実行時に変換処理などが発生しないぶん、比較的高速で動作します。性能も汎用性も高いため、25年以上経った今でも高い人気を維持しているプログラミング言語です。

Javaの基礎知識やできることについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もお読みください。

JVM・JRE・JDKとは

Javaをインストールする前に、「JVM」「JRE」「JDK」の3用語は必ず理解しておきましょう。

JVM(Java Virtual Machine:Java仮想マシン)は、Javaプログラムの動作環境を仮想的に作り出すためのツールです。JVMがコンピューターOSに合わせてプログラムを翻訳するため、Javaのプログラムは幅広いOSで動作します。

JRE(Java Runtime Environment:Java実行環境)は、Javaプログラムの実行に必要な要素をセットにしたツールです。JREには、前述のJVMも含まれています。

JDK(Java Development Kit:Java開発キット)は、Javaプログラムの実行・開発に必要な要素をセットにしたツールです。前述のJREに加えて、プログラムをコンパイル(実行前の変換処理)するためのツールも含んでいます。

つまり、JDKをインストールすればJVMやJREも導入できることになります。とはいえJavaのプログラミングではいずれも良く使われる用語なので、次の記事を読んで詳しく理解しましょう。

JDKのライセンスに関する注意点

JDKには、「Open JDK」と「Oracle JDK」の2種類が存在します。Open JDKは、その名のとおりオープンソース(ソースが公開されている)のJDKで、基本的に無料で利用可能です。

一方Oracle JDKは、米Oracle社が開発・提供しているJDKで、同社がライセンスを保有しています。このライセンスは、趣味や作業効率化などの目的で個人的に使用する場合は、無料で利用できます。

両者は機能で見れば、ほぼ同等です。「それならOpen JDKを利用すれば良いのでは…」とお考えの方もいますよね。しかし、「Javaで作ったプログラムを販売したい」という場合は、Open JDKの利用に注意が必要です。

Open JDKで開発したプログラムは、ソースコードを一般公開しなければなりません。せっかく作ったプログラムの中身を簡単に知られてしまうのでは、第3者に真似されてしまう恐れもあります。

またOpen JDKは、セキュリティパッチなどのサポートを受けられる期間が、Oracle JDKよりも短いのです。そのため、JDKを商用利用する場合はOracle JDKの商用ライセンスを購入しましょう。

Javaのインストール方法【3ステップ】

Javaのインストールに必要となるのは、下記の3ステップです。

  • 1. JDKのインストール
  • 2. 環境変数の設定
  • 3. Javaのインストール確認

ここでは商用利用しないことを前提として、「Oracle JDK」のインストール手順をご紹介します。使用したパソコンのOSはWindows10です。

ステップ1:JDKのインストール

まずは、JDKをインストールしましょう。

■手順

①Oracle社公式サイトのJavaダウンロードページにアクセスし、「JDK Download」をクリックします。

JDKのダウンロードページ

②画面下部にある、末尾が「windows-x64_bin.exe」となっているリンクをクリックします。なお、ダウンロード時のJDKバージョンによって、前半部分の名称は変わります。

ダウンロードファイルの選択画面

③チェックボックスにチェックを入れ、ダウンロードボタンをクリックします。ダウンロード完了まで少し待ちましょう。

ダウンロードの確認画面

④ダウンロードしたファイルを実行すると、JDKのセットアップ画面が表示されます。「次」をクリックします。

JDKセットアップ画面

⑤後ほど設定に使うので、インストール先を確認し、メモしておきましょう。その後、「次」をクリックします。

インストール先の確認画面

インストール完了まで、しばらく待ちましょう。

JDKのインストール中

⑥「閉じる」をクリックすれば、JDKのインストールは完了です。

JDKのインストール完了

ステップ2:環境変数の設定

インストールしたJDKを使えるようにするには、環境変数を設定する必要があります。環境変数は、必要なファイルの格納場所をプログラムに教えてあげるためのパスです。

なお、Javaにおける環境変数の設定方法については次の記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。

 

■手順

①画面左下にある検索バーで「環境」と入力して、Enterキーを押します。環境変数の設定画面が表示されます。

環境変数の設定画面を開く方法

②「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の2種類あります。パソコン内の全ユーザーアカウントに環境変数を適用するなら、システム環境変数の編集が必要です。

今回は、システム環境変数の「Path」をダブルクリックして編集します。現在ログイン中のアカウントでしかJavaを使わない方は、ユーザー環境変数の「Path」をダブルクリックすればOKです。

編集する環境変数の選択

③「新規」をクリックします。

環境変数の新規追加

④ステップ1でメモしたパスの末尾に「bin」を付け足して入力し、「OK」をクリックします。binは、Javaのプログラム実行に必要なファイルが格納されたフォルダです。

Java用の環境変数を追加

⑤環境変数の設定画面で再度「OK」をクリックします。システム環境変数を編集した場合は、パソコンを再起動しましょう。これで、環境変数の設定は完了です。

環境変数の編集を適用

ステップ3:Javaのインストール確認

環境変数の設定まで完了すれば、Javaのプログラムを実行できる状態となります。正しくインストールできたか確認しましょう。

■手順

①画面左下にある検索バーで「cmd」と入力し、Enterキーを押します。コマンドプロンプトが表示されます。

コマンドプロンプトの開き方

②「javac -version」というコマンドを入力し、Enterキーを押します。これは、Javaのコンパイラ(プログラムを変換するツール)のバージョンを確認するコマンドです。

Javaのコンパイラバージョン確認

下図のようにバージョンが表示されれば、Javaのインストールは成功です。

Javaのコンパイラバージョン確認結果

Javaがインストールできない場合の対処方法

インストール確認で下記のように表示された場合は、Javaのインストールや環境変数の設定に失敗していることが考えられます。

'javac' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

まずは、環境変数の設定に誤りがないかどうか再確認しましょう。設定に問題がない場合、パソコンの再起動により解決することもあります。

それでも問題が解決しない場合は、JDKをアンインストールしてから再度インストールすることをおすすめします。Windowsでのアンインストール手順は、次の記事の「手動でアンインストールする方法」を参考にしてください。

 

Javaインストール後のアップデート方法

Javaは、2021年現在でもアップデートが行われ続けています。不具合修正やセキュリティ対策追加など重要な更新内容が多いので、Javaのアップデートは定期的に行いましょう。

新しいバージョンのJavaがリリースされると、画面右下に「Java Update利用可能」などと通知されます。通知をクリックして、指示どおりにアップデートすれば基本的にOKです。

Javaのアップデート方法について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

Javaプログラムの実行方法【3ステップ】

Javaのインストールが完了したら、下記の3ステップでプログラムを実行してみましょう。

  • 1. Javaプログラムの作成
  • 2. Javaプログラムのコンパイル
  • 3. Javaプログラムの実行

Javaプログラムの実行手順について、ご紹介します。プログラミング実践の第一歩として定番の「Hello World」と表示するプログラムです。

なお、ここでは特別な開発環境を使用しない手順となります。次の記事では、「Eclipse」という環境を用いた方法も紹介していますので、併せて参考にしてください。

 

ステップ1:Javaプログラムの作成

まずは、Javaプログラムを作成しましょう。

■手順

①Javaファイルの格納場所を決めます。特別なアクセス権限が必要な場所でなければ、どこでも構いません。今回はCドライブ直下に「JavaTest」というフォルダを作成します。

Javaファイルの格納場所

②Javaプログラムを格納する空のテキストファイルを作成します。拡張子は「.java」です。今回は、「HelloWorld.java」というファイル名にします。

空のJavaファイルを作成

③作成したJavaファイルに、プログラムを書き込みます。今回実行するプログラムは、下記のとおりです。Javaファイルにコピーアンドペーストして、上書き保存しましょう。

public class HelloWorld
{
    public static void main(String[] args)
    {
        System.out.println("Hello World");
    }
}
プログラムの書き込み

最初の「public class HelloWorld」は、HelloWorldというクラス(設計図のようなもの)を定義しています。クラスは、Javaに欠かせない「オブジェクト指向」という概念の一部です。

Javaにおけるオブジェクト指向については、次の記事をお読みください。

 

「public static void main」の部分は、「エントリーポイント」を定義しています。エントリーポイントは、プログラムの実行が始まる地点です。

そして「System.out.println」の部分で、「Hello World」を出力しています。

ステップ2:Javaプログラムのコンパイル

ステップ1からも分かるとおり、プログラムは人間が理解しやすい英単語などを用いて記述します。Javaプログラムを実行するためには、事前に「コンパイル」という変換処理が必要です。

コンパイルでは、プログラム全体をコンピューターが理解できる「機械語」(0と1で表されるデータ)に変換します。ここでは、作成したJavaプログラムをコンパイルする手順をご紹介します。

より詳しいコンパイルの方法については、こちらの記事をご一読ください。

 

■手順

①「Javaのインストール確認」と同様にコマンドプロンプトを起動し、カレントディレクトリをJavaプログラムの格納場所に変更します。「カレントディレクトリ」は、これから処理するディレクトリ(フォルダ)のことです。

カレントディレクトリの変更には、「cd」コマンドを使います。今回は「cd C:\JavaTest」と入力し、Enterキーを押します。

カレントディレクトリの変更

②「javac HelloWorld.java」と入力し、Enterキーを押します。「javac」が、Javaプログラムをコンパイルするコマンドです。「HelloWorld.java」の部分は、コンパイルするファイル名に合わせましょう。

Javaプログラムをコンパイル

コンパイルに成功すると、下図のように拡張子が「.class」のファイル(クラスファイル)が生成されます。これは、コンパイルによりコンピューターが理解できる形となったプログラムです。

クラスファイルの生成

このクラスファイルはWindows10に限らず、Javaの実行環境さえ入っていれば幅広いコンピューターOSで実行できます。

なお、プログラムに問題がある場合はコンパイルに失敗し、クラスファイルは生成されません。コマンドプロンプトに表示されたエラーを解決し、再度コンパイルコマンドを実行する必要があります。

ステップ3:Javaプログラムの実行

コンパイルまで完了したら、いよいよプログラムを実行できます。Javaプログラムの実行方法は、「java クラスファイル名」の形でコマンド入力し、Enterキーを押すだけです。

このとき入力するクラスファイル名には、拡張子の「.class」は不要なので注意しましょう。

Javaプログラムの実行

下記のように「Hello World」と表示されれば、Javaプログラムの実行は成功です。

Javaプログラムの実行結果

Javaプログラムがうまく実行できない場合は、次の記事で対処法をご確認ください。

 

Javaのおすすめ開発環境

ここまでご紹介してきたのは、Javaプログラムを作成・実行するための最も初歩的な方法です。Javaのプログラム開発をより快適にするためには、開発環境の導入が欠かせません。

具体的には、下記2つの開発環境がおすすめです。

  • Eclipse
  • Visual Studio Code

1つずつ、順番にご紹介します。上記以外のJava開発環境も知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

 

統合開発環境(IDE)なら「Eclipse」

「統合開発環境(IDE)」とは、プログラムの作成や実行、ファイル管理などの開発に必要な機能がそろったツールのこと。Javaの開発に使える統合開発環境の中で最もポピュラーなのが、「Eclipse」です。

Eclipseは無料で使える上に、機能拡張するための「プラグイン」も豊富に存在します。そのため、多くの開発現場で使われている人気の統合開発環境です。

Eclipseの導入方法や使い方は、次の記事が参考になります。導入方法については、お使いのコンピューターOSに合わせた記事をお選びください。

テキストエディタなら「Visual Studio Code」

統合開発環境は多機能ですが、処理が重くなりやすいなどのデメリットも。快適にプログラムを書きたい方には、テキスト編集に特化したツールである「テキストエディタ」が適しています。

無料で使える最もおすすめのテキストエディタが、「Visual Studio Code」です。Microsoft社が提供している信頼性の高いエディタで、WindowsだけでなくmacOSやLinuxなどのコンピューターOSでも使えます。

インテリセンス(自動補完システム)などの便利な機能も充実しており、プログラミング効率をアップできます。こちらの記事では、Visual Studio Codeの導入方法から使い方まで紹介していますので、ぜひお役立てください。

 

Javaの学習で挫折しないためには

Javaはとても需要の高い言語ですが、難易度の高さもトップクラスです。複雑な文法が多い上に、コンパイルで発生するエラーをすべて解決しないと、プログラムを動かせません。

すべての不明点や問題点を自分ひとりで解決するのは非常に難しく、独学では挫折する方が大半です。Javaをインストールしたのに使えないのでは、環境構築にかけた時間が無駄になってしまいますよね。

Javaの学習で挫折したくない方には、プログラミングスクールがおすすめです。熟練したJavaの講師が丁寧にサポートしてくれるので、スムーズに問題解決でき、挫折の不安がなくなります。

弊社「SAMURAI ENGINEER」は、マンツーマン指導を完全オンラインで受けられるスクールです。Javaを習得して仕事に活かしたい方は、ぜひ無料カウンセリングをお試しください。

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まとめ

今回はJavaをインストールしたい方向けに、下記の6点についてお伝えしました。

  • Javaインストール前の予備知識
  • Javaのインストール方法【3ステップ】
  • Javaがインストールできない場合の対処方法
  • Javaインストール後のアップデート方法
  • Javaプログラムの実行方法【3ステップ】
  • Javaのおすすめ開発環境

Javaは難しいプログラミング言語ですが、習得すれば仕事の幅が大きく広がります。今回の内容を参考にJavaの環境を構築して、ぜひJavaの習得を成功させてください。

Javaのインストール方法は?

「JDKのインストール」「環境変数の設定」「Javaのインストール確認」を順番に実施しましょう。詳しい手順は記事をご覧ください。

インストールしたJavaの動かし方は?

「Javaプログラムの作成」「Javaプログラムのコンパイル」「Javaプログラムの実行」を順番に実施しましょう。詳しい手順は記事をご覧ください。

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侍テック編集部

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