Javaはどうやって学習すればいいの?
Javaを学習するにはどの教材を使えばいいの?
Javaでプログラミングを学ぼうとした場合、どこから手をつけて、どうやって学習していけば効率が良いのか、1人で答えにたどり着ける人は殆どいません。
今回は全くのプログラミング入門者が、Java言語を学習するために必要な内容をまとめました。本記事の通りに学習を進めていけば、つまずくことなくJavaを習得できます。ぜひ参考に進めてください。
Javaについては動画でもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
初心者にJavaのプログラミングは難しい?
初心者がいきなりJavaのプログラミングを勉強するのは、難しいといえます。難しい理由は下記の通りです。
- 初心者には学習環境を用意しづらい
- 文法の種類やルールが他の言語に比べて多い
- コード量が多い
初心者がプログラミングを学ぶ場合、文法の種類やルールが多いと難易度が高くなります。
ただJavaはルールが多いことは悪いことばかりではなく、良い面もあります。例えば、ルールがしっかりしており、機能ごとに仕事を振った場合でもある程度統一されたつくりになります。そのため、大規模開発に向いているということです。
Javaが難しいといわれる理由について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

また、Javaの特徴をもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。


Javaを始めるための環境を準備しよう

Javaで学習を始めるためには、Javaを動かすための環境が必要です。
簡単に素早くプログラミングを始めたい方には、「Cloud9」というWebサービスをおすすめします。「Cloud9」は、会員登録するだけでブラウザ上でJavaが動く環境を提供するサービスです。パソコンにアプリケーションをインストールせず、すぐに始めたい方にはおすすめです。
「Cloud9」でJava開発してみたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

本格的にJavaの開発を行うのなら、よく利用される「Eclipse」という統合開発環境がおすすめです。
Windows用の解説記事と、Mac用の解説記事がそれぞれありますので、お使いのOSに合わせて記事を確認してください。
Java初心者におすすめの本

プログラミング学習者にとって「今の自分に合ったレベルの学習書籍」を探し出すのは意外と面倒です。ここでは、Javaの学習におすすめの本をいくつか紹介しますので、参考にしてください。
初心者向け「Java」の学習本のおすすめ10選に興味がある方は、こちらの記事を参考にしてください。

中級・上級者向けの学習本に興味がある方は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

スッキリわかるJava入門 第3版(スッキリシリーズ)
対話形式でイラストを交えながら、わかりやすくJavaを解説している本です。サンプルコードも豊富で実際に動かしながら学べます。
プログラミングを練習しながら、Javaを学びたい方にピッタリの一冊です。
SAMURAI ENGINEER編集部コメント
練習問題の質が高く、なんとなく理解したつもりになっていた知識もしっかり理解できる構成になっています。Javaプログラミングで理解するのが難しいオブジェクト指向を、丁寧に解説しています。
また、読者特典としてブラウザからプログラムを実行できる仮想環境が提供されているので、学習環境を準備しなくてよいのも嬉しいポイントです。
新わかりやすいJava 入門編 第2版
Javaの基礎をじっくり学べる一冊です。解説→サンプルコード→練習問題の順番で解説する構成なので、知識の定着度を確認しながら学習を進められます。
SAMURAI ENGINEER編集部コメント
本書は解説が非常に丁寧なので、詳しくJavaを学びたい方に読んでいただきたい一冊です。また、Javaで学んでおきたい文法やルールを網羅的に解説しています。
そのため、Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格の参考書としてもおすすめです。

Java初心者におすすめの無料学習サイト
Javaの学習は、無料の学習サイトから始めるのが最も効果的です。ここでは、おすすめの学習サイトを紹介します。
学習サイトを詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

Progate
Progateとは、スライドで学習する無料サイトです。自分でコードを書いて進めていけるので、基礎を学びやすくゲーム感覚で学習できます。
学習サイトの「Progate」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ドットインストール
ドットインストールとは、動画で学べる無料サイトです。動画は3〜5分程度で、動画を見ながら実際に手を動かして学べるので、より実践に近いかたちで学習できます。
学習サイトの「ドットインストール」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

初心者でもできる!Javaのゲームプログラミング例

「初心者でもJavaでゲームをプログラミングできるの?」と疑問に思う方もいますよね。プログラミングする方法には次の2つがあります。
- Javaでゲームを開発できる学習サイトを利用する
- 他の人がJavaでゲームを開発したプログラムを参考にする
気軽にJavaでゲームを開発するなら、学習サイトを利用するのがおすすめです。Javaの基礎を学びながら、RPGやシューティングを作れる学習サイトが公開されています。
Javaでゲーム開発ができる学習サイトを詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

また、他の人がJavaでゲームを開発したプログラムを参考にして自分で作ってみるのも勉強になります。
こちらの記事では、トランプを引いて出た数字を競うゲームのサンプルコードが紹介されています。Javaでゲームを作成してみたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

Javaの基本をマスターしよう

Javaの基礎文法を解説します。文法ごとに参考記事を紹介しており、それぞれサンプルコードを確認しながら学習を進めましょう。
Javaでアプリ開発するまでの具体的な手順については、こちらの記事も参考にしてください。

変数とデータ型
変数とデータ型とは
Javaなどのプログラミングでは、変数というモノを使用します。変数は数字や文字列を格納するモノで、それに名前を付けて、変数名を使って処理を記述します。
データ型とは、変数に格納できるデータの種類です。
例えば、数値を入れるための変数には数値しか格納できないので、文字列を格納することはできません。変数とデータ型についてはこちらの記事を確認してください。


型変換(キャスト)
データ型は他のデータ型に変換することもできます。データ型を変換することをキャストといいます。
型変換(キャスト)については、こちらの記事を確認してください。

アップキャストとダウンキャスト
キャストは数値型と文字列型の変換だけではなく、クラスをキャストすることもできます。
これをアップキャストとダウンキャストといいます。アップキャストとダウンキャストについてはこちらの記事を確認してください。

数値の計算と演算子
ここでは、数値の計算や比較を行うための演算子について解説します。
演算子の使い方や優先順位については、こちらの記事を確認してください。

文字列(String)
文字列はString型で使います。文字列の結合、分割、検索などの便利な使い方をこちらの記事で解説しています。

条件分岐(処理を分岐させる方法)
if文
条件によって処理を変えるための基本的な方法は「if文」を使うことです。
「if文」の使い方は、こちらの記事を確認してください。

三項演算子
条件分岐には、「if文」を省略したような使い方ができる「三項演算子」というものもあります。
「三項演算子」の使い方はこちらの記事を確認してください。

switch-case文
条件分岐の分岐が多い場合には、「if文」を使うとプログラムのコードが読みにくくなるので、「switch-case文」を使います。
「switch-case文」の使い方はこちらの記事を確認してください。

繰り返し処理
for文
同じ処理を繰り返し行うループ処理を行うには、「for文」を使います。
「for文」の使い方はこちらの記事を確認してください。

while文とdo-while文
繰り返し処理には「while文とdo-while文」もあります。
「for文」との違いや「while文とdo-while文」の使い方は、こちらの記事を確認してください。

ループ制御(breakとcontinue)
ループ処理を行っている途中で、条件によってループ処理を終わらせたいときがあります。そのようなときには「break」と「continue」を使います。
「break」と「continue」の使い方はこちらの記事を確認してください。

拡張for文(for-each文)
「for文」を簡潔に記述するには、「拡張for文(for-each文)」を使います。
「拡張for文(for-each文)」の使い方はこちらの記事を確認してください。

Java8のforEachとラムダ式
Java8で「for文」さらに簡潔に記述できる「forEachメソッド」と「ラムダ式」が追加されました。
「forEachメソッド」と「ラムダ式」の使い方はこちらの記事を確認してください。

配列
同じデータ型の複数の値をまとめて一つの変数として扱いたい場合には、「配列」を使います。
「配列」使い方はこちらの記事を確認してください。

List(ArrayList)
「配列」と同じように、同じデータ型の複数の値をまとめて一つの変数として扱い、さらに値の数(要素数)を追加したり削除したい場合には、「List(ArrayList)」を使います。
「List(ArrayList)」使い方はこちらの記事を確認してください。

Map(HashMap)
「List(ArrayList)」では、インデックス番号(添え字)を指定して値を参照しますが、インデックス番号の代わりに自分で指定した「キー」を使って値を参照できるのが「Map(HashMap)」です。
「Map(HashMap)」使い方は、こちらの記事を確認してください。

クラス・メソッドの基本と応用
メソッド
メソッドとは、いくつかの処理をひとまとめにしたモノです。同じ処理を繰り返し行う場合には、メソッドを使うと便利になります。
「メソッド」使い方は、こちらの記事を確認してください。

クラス(Class)
クラスとは、プログラムを作成するための設計図のようなモノです。
「クラス(Class)」使い方はこちらの記事を確認してください。

コンストラクタ
Javaではクラスのインスタンス生成時に呼び出される、コンストラクタという機能があります。コンストラクタは、インスタンス生成時に自動で呼び出される性質から、クラスのメンバを初期化するときによく使われます。

オーバーロード
オーバーロードはメソッドで同じ内容の処理でも、引数の数を変えたい場合に使います。

オーバーライド
オーバーライドは、すでにクラスに存在するメソッドを変更して使いたい場合に使います。変更したいメソッドだけを記述し直すだけで、メンバ変数や他のメソッドをあらためて記述する必要がないため便利です。

抽象クラス(abstract)
抽象クラスは、開発者側にメソッドのオーバーライドを強制することができます。

static
<static修飾子>
Javaにはクラスをインスタンス化せずに、直接メソッドや変数にアクセスするためのstatic修飾子があります。

<static変数>
「static」句を使うと、それが含まれるクラスをインスタンス化せずにその変数にアクセスできます。この変数のことを「static変数」と呼びます。

<staticメソッド>
staticメソッドは、newを使わずに呼び出せます。

インタフェース(interface)
Javaには初めに処理内容を具体的に書かず、後からメソッドの実装をして使用するための「interface(インタフェース)」があります。
「interface(インタフェース)」については、こちらの記事を確認してください。

super
親クラスの変数やメソッドに、子クラスからアクセスしたいと思ったことはありませんか?そんなときは、「super」を使えば子クラスから親クラスの変数やメソッドを参照できます。

this
メンバ変数とローカル変数の変数名を同じにして使用したいと思ったことはありませんか?thisを使えば変数名が同じでも区別して使用できます。

例外処理(try-catch文)
プログラムを動作させていると、エラーによって処理が終了してしまうことがあります。このような異常終了を防ぐために、「例外処理(try-catch文)」があります。
「例外処理(try-catch文)」については、こちらの記事を確認してください。

ファイル操作
ファイルの読み込み
Javaのプログラムでは、テキストファイルやCSVファイルを読み込むことができます。
「ファイルの読み込み」についてはこちらの記事を確認してください。

ファイルの書き込み
Javaのプログラムでは、テキストファイルにテキストを上書き保存したり、追記することができます。
「ファイルの書き込み」についてはこちらの記事を確認してください。

ファイルやフォルダ(ディレクトリ)の操作まとめ
ファイルやフォルダ(ディレクトリ)の作成、削除、存在確認、コピーなどのさまざまな操作についてはこちらの記事を確認してください。

日付の使い方(Calendar/SimpleDateFormat)
Calendarクラス
Javaで日付を簡単に扱うには、「Calendarクラス」を使います。
「Calendarクラス」については、こちらの記事を確認してください。

日付(SimpleDateFormat)
Javaで日付を扱うには、「SimpleDateFormat」を使う方法もあります。
「SimpleDateFormat」については、こちらの記事を確認してください。

正規表現
Javaには文字列から特定のパターンを検索して、一致する文字列があるかをチェックするための正規表現があります。正規表現を使えば文字列の中から数字だけを抽出したり、メールアドレスを抽出できます。

マルチスレッド(Threadクラス)
Javaには、マルチスレッドで処理を効率的に行うためのThreadクラスがあります。Threadクラスを使ってマルチスレッドの記述をすることで、複数の処理を並列に行う効率的な動作をさせられます。
マルチスレッドの使い方についてはこちらの記事を確認してください。

Java初心者ほどプログラミングスクールがおすすめ

Javaは前述のように初心者には難易度が高いので、学習に時間がかかります。独学に自信がない方や効率よく最短で学び方は、適切な学習手順や教材が揃っているスクールに通うことをおすすめします。
スクールでは現役のエンジニアが指導し、質問・相談に答えてくれるところが多いので、挫折することなく難解なJavaでも学習できるでしょう。
SAMURAI ENGINEERでは「プログラミングは目的ではなく手段である」と考えています。「どんな人生を送りたいのか?」から逆算したカリキュラムや言語選定から一緒に考えます。
まずは「無料カウンセリング」をおこなってみてはいかがでしょうか?お話をしていき、業界の働き方や、今後の需要も踏まえて一緒にプログラミング学習プランをご提案いたします。
オンラインでも受講可能ですので、無料カウンセリングボタンよりお気軽にお越しください。
Javaが学べるプログラミングスクールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてください。

まとめ
Javaプログラミングは、文法やルールが多くて覚えるのが大変です。しかし、大規模開発に向いているため求人が多いというメリットもあります。
ぜひ本記事の内容を、Javaプログラミングの参考にしてください。
次の3つの理由があります。
・学習環境を用意しづらい
・文法やルールが他の言語に比べて多い
・文法が多い分コード量も多くなる
次の2つの無料学習サイトです。
・Progate
・ドットインストール