デザイナーといっても様々なデザイナーがいますよね。
Webの世界においてもそれは同じで、年を追うごとに本当に様々なデザイナー職が誕生しています。
その中でも本記事では
- Webデザイナー
- UIデザイナー
この2つのデザイナーに焦点を当てて、仕事内容や必要なスキルなど様々な面から両者の違い・共通点をご紹介していきます。
Webデザイナーになりたい人も、UIデザイナーになりたい人も、どちらのデザイナーになろうか迷っている人にもわかりやすい表にまとめましたので、最後までお読みください。
- Webデザイナーは要望をもとにWebデザインを作成する仕事
- UIデザイナーはユーザー目線でWebデザインを作成する仕事
- デザイン制作に重きを置くならWebデザイナー、機能性を重視するならUIデザイナーがおすすめ
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本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
WebデザインとUIデザインの違い
簡単に言うと、WebデザインとUIデザインの違いは以下のとおりです。
- Webデザイン
WebサイトやWebサービスの見た目を美しさを整えるデザイン
(見た目の美しさの設計) - UIデザイン
ユーザーがWebサイトやスマホアプリを快適に使うためのデザイン
(機能性の設計)
上記のように、Webデザインは「見た目の美しさ」を設計するのに対し、UIデザインはユーザーが使いやすいよう「機能性」を設計するという違いがあります。
とはいえ、近年はWebデザインにもユーザーの使いやすさを配慮されたデザインが求められるようになってきており、WebデザインはUIデザインを内包するものになってきています。
WebデザイナーとUIデザイナーの違い
続いては、WebデザイナーとUIデザイナーという職業の観点から、それぞれどんな違いがあるのか見ていきましょう。
結論から言えば、WebデザイナーとUIデザイナーの違いは以下の表にあるとおりです。
では、以下からそれぞれの職業別により詳しく仕事内容やスキルなどを説明していきます。
Webデザイナーとは?
Webデザイナーとは、クライアントの要望をもとにWebサイトやWebサービスのデザインをする仕事です。
Webデザイナーの仕事内容
具体的な仕事内容としては、企業や個人から依頼を受け、クライアントのイメージ通りのWebサイトやWebサービスを制作できるよう、画面で表示される色やレイアウトをデザインしていきます。
また、時にはHTMLやCSSなどの言語を使ったコーディング作業も行うこともあります。
なお、次の記事ではWebデザインを扱うWebデザイナーとはどんな職業なのか、その仕事内容を平均年収や将来性なども交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。
→ Webデザイナーとは?仕事内容や年収、未経験からなる方法も紹介
Webデザイナーに必要なスキル
Webデザイナーは主にPhotoshop、Illustrator等のAdobe系デザインソフトを使いこなすスキルが求められます。
加えて、HTML・CSS・JavaScript等の言語を使ったコーディングスキルや、クライアントや制作チームとうまく仕事を進めていくためのコミュニケーション能力も必要とされます。
※Webデザイナーに必要なスキルや勉強法は以下の記事も合わせてどうぞ。
Webデザイナーの年収・求人件数・将来性
doda・2014年の調査によればWebデザイナーの平均年収は330万円となっています。
求人数は以下の表にあるとおりで、最も多いところでは300件を超えるほど需要の高い職業です。
将来性については、dodaの転職市場予測2019上半期によれば、わずかに増加傾向にあり年収アップやキャリアアップもかないやすい職種とのことで、今後も需要が見込めるようです。
UIデザイナーとは?
続いてはUIデザイナーとは、ユーザー目線に立ち、サイトやアプリを快適に使うためのデザインをする仕事です。
UIデザイナーの仕事内容
仕事内容としては、ユーザーが快適かつ直感的に目的が達成できるサイトやアプリ設計を行うことです。
そもそもUIはUser Interface(ユーザーインターフェース)の略で、Webサイトやスマホアプリ等の表示画面や操作方法のことです。
サイトやアプリ上の要素のレイアウト、ボタンの配置・大きさ、色やフォント、検索機能まで、ユーザー目線の使い勝手のいいサイトを目指します。
UIデザイナーの必要なスキル
まず、ユーザーの視点に立って、サイトやアプリの使い心地を客観的に分析・改善する力は必要不可欠です。
評価されている点ではなく「不満」に耳を傾けることが大事で、それを解決するにはどうすればいいのかと想像し、改善するスキルがとても求められます。
他に、Photoshop、Sketch、Illustratorといったデザイン設計ツールや、UIデザイン用に設計されたAdobe XDやFigmaなどのツールも使えるようになっておきましょう。
UIデザイナーの年収・求人件数・将来性
転職サイトで確認すると、UIデザイナーの年収は400万円程度が最も目立ちます。中には1000万円以上の年収と記載されている求人もあり、高年収が見込める職業のようです。
なお、大手転職サイトでの求人件数結果は以下の表のとおりで、新しい職業であるためかまだまだ数は少なめです。(2019年8月22日時点)
AppAnnieのまとめた調査では「アプリ市場は極めて好調」とのことで、アプリの操作性をデザインするUIデザイナーの需要は今後も高まることが予想されます。
Webデザイナー or UIデザイナー 向いているのはどんな人?
ここまでの内容を踏まえてまとめると、
- Webデザイナー
美しいデザインを仕事にしたい人、コミュニケーションが得意な人、Web制作に関わりたい人 - UIデザイナー
機能美を追求したい人、人の話を聞くのが好きな人、スマホアプリが好きな人、またその制作に関わりたい人
それぞれ上記のような人が向いていると言えます。
Webデザイナー・UIデザイナーになるには?
Webデザイナー・UIデザイナーは共に様々なツールを使いこなす必要もあり、年々求められるスキルが増えてきています。
そのため、これらの職業に就きたいと考える方は、プログラミングスクールでプロに教わるのが最短で確実な道です。
現役のデザイナーに実際の現場で使われるスキルを直接教わることができるだけでなく、就職・転職サポートを備えているところがほとんどなので、仕事の獲得まで手伝ってくれるため安心です。
あなたに合ったスクールの選び方・おすすめのスクールは以下の記事が参考になりますので、こちらから選んでみましょう。
まとめ
Webデザイナー・UIデザイナーの違いがおわかりいただけたでしょうか?
あなたの希望に合った方を選択し、ぜひやりがいのある仕事を見つけてください!