【性別/年代別】Webデザイナーの平均年収!高収入を目指す方法も紹介

Webデザイナーの平均年収ってどのくらいなの?
会社員のWebデザイナーが年収1,000万円稼ぐことはできるの?
未経験から年収の高いWebデザイナーになるにはどうすればいいの?

憧れや興味からWebデザイナーになりたい気持ちはあるものの、平均年収が気になる人は多いですよね。なかには「あまりにも年収が低かったら、Webデザイナーはやめておこうかな…」と考えている人もいるはず。

大前提、性別や年齢・働き方に応じてWebデザイナーの年収は異なります。「Webデザイナーは人気の職業だし、きっと年収も高いだろう」といったイメージだけでWebデザイナーを目指しては「もっとちゃんと調べておけばよかった…」と後悔しかねません。

そこで、この記事ではIT職種全体の年収と比べつつ、年代や性別・働き方などの観点で、Webデザイナーの平均年収を解説します。未経験・異業種から高年収のWebデザイナーを目指すにはどうすればよいのか、などの疑問にもお答えするので、ぜひ参考にしてください。

この記事の要約
  • Webデザイナーの平均年収は約481万円(月収約40万円)
  • スキルや実績次第では年収1,000万円も目指せる
  • プログラミングやマーケティングのスキルは年収UPに役立つ

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なお、次の記事ではそもそもWebデザイナーとはどのような職業なのか、その仕事内容を必要なスキルや将来性も交え詳しく解説しているので参考にしてください。

Webデザイナーとは?仕事内容や年収、未経験からなる方法も紹介
更新日:2024年3月21日
本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

Webデザイナーの平均年収は約481万円

Webデザイナーの平均年収は約481万円

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」「職業情報提供サイトjobtag」によると、令和4年(2022年)時点、Webデザイナーの平均年収は約481万円(月収約40万円)です。2023年8月に、500万件以上の求人情報を取り扱う「求人ボックス」が発表したWebデザイナーの平均年収は473万円であることから、現在も473~481万円(月収39~40万円)が平均値といえます。

なお、厚生労働省の同調査にて公表されているWebデザイナーやITエンジニアを含む情報通信業全体の平均年収は379万円です。

上記から、IT業界のなかでもWebデザイナーの平均年収は高い水準にあるといえます。

以降では、年代・性別の観点でWebデザイナーの平均年収における傾向をさらに詳しく解説します。

50代後半が年収のピーク

50代後半が年収のピーク

厚生労働省の「職業情報提供サイトjobtag」から、Webデザイナーの平均年収は50代後半(55〜59歳)が約585万円と、最も高い収入を得ているのがわかりました。Webデザイナーの平均年収は年齢が上がるにつれ上昇し、50代後半でピークを迎える傾向にあるといえます。

年代Webデザイナーの平均年収Webデザイナーの平均月収
~19歳約219万円約18.2万円
20~24歳約305万円約25.4万円
25~29歳約362万円約30.1万円
30~34歳約432万円約36万円
35~39歳約535万円約44.5万円
40~44歳約562万円約46.8万円
45~49歳約576万円約48万円
50~54歳約565万円約47万円
55~59歳約585万円約48.7万円
60~64歳約426万円約35.5万円
65~69歳約333万円約27.7万円
70歳約246万円約20.5万円

参考:厚生労働省「職業情報提供サイトjobtag
※平均月収は平均年収をもとに算出しています。

50代後半の年収が高い理由は、これまで積み上げた実績から多くのWebデザイナーが管理職や専門職に就き、高いスキルレベルを有していることだと考えられます。ただ、60代以降は体力の衰えや定年退職が近づいている点などを踏まえ、ピークに比べ年収が下がる傾向にあります。

会社ごとで給与の決まり方は異なるものの、会社への貢献度や功績といった実績・高いスキルレベルなどを持ち合わせていれば、20代や30代でもピークと同様の年収を得るのは可能でしょう。

なお、下の記事では30代・未経験からWebデザイナーを目指す手順を、必要なスキルも交え詳しく紹介しているのであわせて参考にしてください。

Webデザイナーは30代未経験でも目指せる?必要スキルや手順を紹介

また、次の記事では40代・未経験からWebデザイナーになる手順をステップ形式で詳しく解説しているので、参考にしてください。

【即実践】40代未経験からWebデザイナーへ転職するための4ステップ

女性Webデザイナーの年収は男性より低い傾向にある

女性Webデザイナーの年収は男性より低い傾向にある

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに算出した求人ボックスのデータから、女性Webデザイナーの年収は男性より低い傾向にあるといえます。

年代男性Webデザイナーの平均年収女性Webデザイナーの平均年収
20~24歳約296万円約288万円
25~29歳約362万円約338万円
30~34歳約431万円約380万円
35~39歳約503万円約399万円
40~44歳約556万円約416万円
45~49歳約563万円約410万円
50~54歳約621万円約514円
55~59歳約651万円約504万円

参考:求人ボックス(厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに算出したデータ)

上記から、男性Webデザイナーの平均年収は女性よりも高く、年齢が上がるにつれ年収差がひらいているのがわかります。特に、前述したWebデザイナーの年収ピークとされる50代後半時点では約147万円もの年収差が出ています。

なお、性別における年収差はWebデザイナーだけでなく、IT業界全般に共通する傾向です。理由としては、男女間での雇用機会や昇進・昇給に関する格差などが考えられます。また、女性が仕事と家庭・子育ての両立を求める場合、フルタイムで働くことが難しくなるといった点も影響しています。

上記から、女性の就業時間やキャリアパスが制限され、結果として年収にも差が生じてしまうのです。

ただ、現在では男女間での賃金格差がない企業が増えているだけでなく、フリーランスへの独立といった就業以外の選択肢もあるため「女性だから」といった理由で、Webデザイナーを諦める必要はありません。

男女間での年収差が少ない企業への就業やフリーランスへの独立などを見据えつつ、Webデザイナーを目指すのも良いでしょう。

なお、下の記事ではWebデザイナーが女性に適した職業といえる理由を詳しく解説しているので参考にしてください。

Webデザイナーって女性向きの仕事?女性にオススメのポイント7選

Webデザイナーは年収1,000万円を実現できるのか

Webデザイナーが年収1,000万円を実現することは可能です。求人ボックスで調べたところ、2023年9月時点で年収1,000万円を実現できるWebデザイナー求人が5,488件ヒットしました。

掲載求人には、未経験から最大1,200万円の年収条件で正社員を募集するものや、出社せず自宅などで勤務(リモートワーク)可能な業務委託の求人もみられました。

求人ボックスに掲載されていた年収1,000万円以上の主な求人例
雇用形態・正社員
・派遣社員
・業務委託(副業/フリーランス) など
求人募集する会社の規模・ベンチャー/中小企業
・大手/大企業 など
勤務地・東京都/大阪府などの都市圏
・島根/香川県といった地方都市 など
給与・年収350~1,200万円
・年収900~1,200万円
・年収3,000万円~ など
勤務形態・原則出社勤務
・リモートワーク/フレックスタイム制(働き手が始業/終業時間を自由に決められる制度) など

ただし、最低年収1,000万円以上の募集求人には次のような条件を設けるところが多くみられました。

  • 3年以上のWebデザイン実務の経験
  • JavaScriptなどを用いたコーディングが可能なこと

上記から、Webデザイナーとして年収1,000万円の獲得は可能なものの、実現には相応の実務経験やスキルが求められるといえます。

上限なく自身で稼ぐ金額を決められるという点では、会社員ではなくフリーランスへ独立することで、Webデザイナーとして年収1,000万円を目指すのも良いでしょう。

Webデザイナーの年収アップにつながる4つのスキル

Webデザイナーの年収アップにつながる4つのスキル

ここからは、Webデザイナーの年収アップにつながるスキルを、4つにまとめて紹介します。

プログラミングスキル

コーディングもできるWebデザイナーは重宝する

プログラミングは、Webデザイナーの年収アップにつながるスキルの1つです。

大前提、プログラミングはWebデザイナーに必須のスキルではありません。Webサイトの制作やアプリ開発は、工程ごとに専門職種の人が分業しながら進めていくのが一般的だからです。

  • Webサイト/アプリのデザイン設計・作成:Webデザイナー
  • Webサイト/アプリの実装(コーディング):コーダー

しかし、会社の方針や制作するWebサイト・アプリの規模次第では、Webデザイナーがコーディングまでを担当するケースもあります。そのため、デザインの設計・作成だけでなく、コーディングが担当できるWebデザイナーは重宝されやすい傾向にあるのです。

前述したとおり、最低年収1,000万円以上の募集求人には「コーディング業務を担えること」を採用条件として設けるところもありました。

上記から、プログラミングはWebデザイナーの年収アップにつながる重要なスキルといえます。

なお、次の記事ではWebデザイナーにプログラミングスキルが重要な理由を、おすすめの言語もまじえ詳しく紹介しているので参考にしてください。

Webデザイナーにプログラミング言語の知識が必要な理由と必須言語3選+α

マーケティングスキル

Webデザイナーが持つべきマーケティングスキル

マーケティングスキルも、Webデザイナーの年収アップにつながる能力といえます。Webデザイナーには、目的の成果を出すWebサイトやアプリが作れるよう、次のようなマーケティングスキルが求められるからです。

  • 競合他社のサービス調査
  • 想定利用者の分析
  • 成果の改善/向上を見据えたデザイン改善

大前提、Webサイトやアプリはただ作成するだけでは意味がありません。企業や依頼者が費用をかけて作る以上「購買につながる集客」「利用者の増加」といった何らかの成果が求められるのです。そのため、Webデザイナーには下記のような調査や分析をしたうえで、成果につながるWebサイト・アプリのデザイン作成が求められます。

  • 競合他社はどのようなWebサイト/アプリを運営しているのか
  • ユーザー(利用者)はどのようなデザインを好むのか

また後述する課題解決能力があるWebデザイナーであれば、現状Webサイト・アプリに足りないところを洗い出し、成果の向上につながる適切な改善策の立案や実行も可能です。

上記から、マーケティングスキルがあるWebデザイナーは年収を高めやすいといえます。

課題解決能力

先にて少し触れましたが、課題解決能力もWebデザイナーの年収アップにつながる能力の1つです。課題解決能力とは、現状や発生した問題の原因を特定し解決に導く力を指します。

Webデザイナーの場合「どうすれば目標の成果を実現できるのか」という考えを起点に、作成したWebサイトやアプリの成果改善・向上をはかります。競合他社の調査や利用者の分析など、マーケティングスキルを駆使することで、より精度の高い課題解決が可能です。

マーケティング担当者ではなく、Webデザイナー自身に課題解決能力があれば、Webサイトやアプリ内のデザイン改善も効率的かつ効果的に進められます。

そのため、マーケティングスキルに加え課題解決能力を有したWebデザイナーは、企業や依頼者から重宝され年収を上げやすくなります。

コピーライティングスキル

ライティングスキルも、Webデザイナーの年収アップにつながる能力といえます。コピーライティングスキルとは、文章で商品・サービスの魅力を伝え、読者の購買行動を促す技術です。

前述したとおり、Webデザイナーには成果を出すWebサイト・アプリのデザイン作成が求められます。コーディングスキルやマーケティングスキルと同様に、ライティングスキルがあるWebデザイナーは、デザイン作成から成果の改善・向上を一貫して担えます。

そのため、費用の削減や効率化といった意味合いで企業や依頼者から重宝されやすく、結果的に自身の年収アップにつながるのです。

上記から、ライティングスキルの有無はWebデザイナーの年収に大きく影響するといえます。

未経験・異業種から高年収Webデザイナーを目指すには

未経験・異業種から高年収Webデザイナーを目指すには

なかには、異業種で働く現状からどうWebデザイナーになればよいのか、イメージが湧かない人もいますよね。

そこで、ここからは未経験・異業種から高年収Webデザイナーを目指す方法を、2つにまとめて紹介します。

なお、次の記事では未経験からWebデザイナーになるにはどうすればよいのか、その手順を詳しく解説しているので参考にしてください。

Webデザイナーになるには?未経験から目指す4STEP

エージェントサービスを活用する

エージェントサービスを活用する

エージェントサービスを活用することで、未経験・異業種からでも年収が高いWebデザイナーへの転職や独立が実現しやすくなります。

エージェントサービスとは、転職・独立希望者と適した人材を求める事業者の間に立ち、双方を支援するマッチングサービスです。転職・独立の実現から働き始めた後の給与・単価交渉まで、一貫した支援が受けられるため、未経験・異業種からでも効率的に高年収のWebデザイナーを目指せます。

対象者主なサポート内容サービス例
転職
エージェント
転職したい人・転職先の紹介
・職務経歴書の作成支援
・面接対策
・書類送付から面接日程の調整/就業手続きなどの代行
・転職後の給与交渉 など
マイナビITエージェント
Geekly(ギークリー)
Green
フリーランス
エージェント
独立したい人・条件に適した案件の紹介/獲得代行
・依頼先との面談の同席
・ポートフォリオや履歴書の添削
・契約手続きや請求書作成の代行 など
フォスターフリーランス
レバテッククリエイター
ITプロパートナーズ

ただし、あくまでエージェントは転職・独立の実現に向けた支援がメインです。Webデザイナーに必要なスキル習得といった学習面のサポートが受けられない点はおさえておきましょう。

転職・独立に向けた支援だけでなく、Webデザイン学習もサポートしてもらいたい人は、後述するスクールを利用するのがおすすめです。

Webデザインスクールに通う

Webデザインスクールに通うなら...

Webデザインスクールに通うのも、未経験・異業種から高年収のWebデザイナーを目指す方法の1つです。

スクールでは、実務経験のある現役Webデザイナーから指導を受けつつ、Webデザインスキルの習得が目指せます。また、短期間で効率的に目的が実現できるよう、学習と並行しながらWebデザイナー転職やフリーランスWebデザイナーへの独立に向けたサポートも受けられます。

目的主なサポート内容スクール例
Webデザイナー
への転職
・転職に必要なWebデザインスキルの習得支援
・ポートフォリオの作成サポート
・職務経歴書の作成/添削
・転職先の紹介
・面接対策 など
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
TechAcademy(テックアカデミー)
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
フリーランス
Webデザイナー
への独立
・独立に必要なWebデザインスキルの習得支援
・ポートフォリオの作成サポート
・受講期間中での案件獲得サポート
・案件の進め方から納品までのレクチャー など
SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
ZeroPlus(ゼロプラス)
デジハリオンライン

事実、スクールを活用しWebデザイナーへの転職やフリーランスへの独立を果たした卒業生は多くいます。

受講3ヶ月で公務員からWebデザイナーへの転職を果たした森田さん

なお、身につけられるスキルやサポート内容はスクールごとで異なります。転職や独立へのサポートを受けられるコースは決められているケースもあるため、事前のカウンセリング等で確認しておきましょう。

地域や費用などの条件に適したWebデザインスクールがないか探したい人は、下の記事を参考にしてください。

おすすめWebデザインスクール情報比較サイト

まとめ

今回は、年代や性別・働き方などの観点でWebデザイナーの平均年収を解説しました。他のIT職種に比べ、Webデザイナーの平均年収は高い傾向にあります。

未経験からでも年収1,000万円を目指せる求人があるなど、需要の高さもうかがえます。エージェントやスクールを活用しつつ、この記事を機にWebデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

元ウェブディレクター/編集者
メイン機はOS9時代からMac。
最近はUnityに興味があります。

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