Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い!7つの観点から徹底解説

Webデザイナーとグラフィックデザイナーは何が違うの?
どちらが自分に向いているんだろう…

デザイン分野に関心があるものの、Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いがわからず、どちらを目指そうか悩んでいる人は多いですよね。

双方はデザイナーという点で共通していますが、仕事内容や求められるスキルなど、その詳細には違いがあります。

この記事では仕事内容や必要なスキル・平均年収など、7つの観点でWebデザイナーとグラフィックデザイナーの違いをわかりやすく解説します。それぞれに向いている人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

高木 晃

情報系の大学を卒業後、HR関連のサービスを複数展開する事業会社に勤務。コミュニケーションデザイン領域のデザイナーを4年ほど務め、LPやバナーデザインの制作、コーディング等を経験。現在は株式会社SAMURAIでWebデザイナーとして、バナーデザイン制作やLP改善、Instagram運用等に従事。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違い7つ

さっそく、下記7つの観点でWebデザイナーとグラフィックデザイナーの違いを解説します。

仕事内容

デザインする対象が違う点で、Webデザイナーとグラフィックデザイナーの仕事内容には違いがあります。

Webデザイナーの主な仕事内容Web媒体のデザイン
(サイト・広告・アプリなど)
グラフィックデザイナーの主な仕事内容印刷物のデザイン
(ポスター・チラシ・看板・パッケージなど)

WebデザイナーはWeb媒体におけるデザインが主な仕事です。パソコンやスマートフォン・タブレットにおける、ユーザーの使いやすさや表示の最適化が求められます。

一方、グラフィックデザイナーは印刷物のデザインが主な仕事です。サイズも小さいものから大きいものまで多岐にわたります。デジタル化の拡大に伴い、グラフィックデザインの仕事もWeb上の画像やデザインに広がりつつありますが、基本的な違いは制作媒体にある点がポイントです。

求められるスキル

下記のように、Webデザイナーとグラフィックデザイナーでは必要なスキルが異なります。

Webデザイナー・プログラミングスキル
・コーディングスキル
・UI / UXの知識
・デザイン力
グラフィックデザイナー・印刷の知識
・紙の知識
・デザイン力
・消費者心理の理解

Webデザイナーは、商品やサービスの魅力を引き出すデザインが重要で、プログラミングやWebマーケティングの知識も求められます。

さらに、UI(※1)やUX(※2)の知識や、アニメーションのスキルも必要です。プログラミングやコーディングスキル(※3)にはHTMLやCSSが必須で、JavaScriptの知識も欠かせないでしょう。

一方のグラフィックデザイナーは、一目で消費者を惹き付けるデザインを追求する必要があるため、広告やポスターの制作において消費者心理の理解が重要です。

デザイン制作から印刷までの知識も必要で、印刷や紙に関する知識が役立ちます。

※1:UIとはUser Interface(ユーザーインターフェース)の略称で、日本語では「顧客接点」と訳されます。UIのデザインにおいては、ユーザーが直感的・快適に使える機能性を設計する必要があります。

※2:UXとはUser Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略称で「顧客体験」と訳されます。「エクスペリエンス」は体験や経験という意味で、ユーザーがサービスの利用によって得られる体験や経験を指します。UIは機能性における「モノ」の部分であり、UXは「コト」の部分です。

※3:コーディングとは「プログラミング言語を使ってソースコードを書く作業」のことです。具体的には、サービスや製品の詳細が載った仕様書に従ってコードを記述し、Webブラウザ上で見える形にしていきます。

平均年収

厚生労働省の調べによると、Webデザイナー、グラフィックデザイナー両者の平均年収には大きな差がないこともわかります。

両者はともに実力主義の業界であり、技術向上や経験を積むことで高収入を目指せるとされています。

それぞれの平均年収は下記のとおりです。

職業平均年収
Webデザイナー約300〜400万円
グラフィックデザイナー約300〜500万円

参考:求人ボックスマイナビクリエイター

Webデザイナーの場合、WebディレクターやWebプロデューサーなど責任者の立場に昇格すれば、さらなる収入も見込めます。

一方、グラフィックデザイナーは、大手企業では最大で1000万円も目指せますが、中小企業ではそれほど高くないことが一般的です。

将来性

Webデザイナーとグラフィックデザイナーの将来性は今後も高いと見込まれます。

デジタル化が進む現代社会において、Webやグラフィックデザインは企業や個人がビジュアルコンテンツを通じて情報を発信し、ブランディングを行う上で欠かせない要素となっているためです。

しかし、ツールやソフトウェアの充実により、デザイン作業自体が比較的容易になっており、それに伴い競争も激しくなっています。このため、将来性を確保するためには、単純なデザインスキルだけでなく、より高度なスキルや専門知識が求められるでしょう。

Webデザイナーやグラフィックデザイナーとしての生き残りのためにも、技術の研鑽や幅広いスキルの習得は欠かせないでしょう。

求人数

Webデザイナー、グラフィックデザイナーそれぞれの求人数を調べてみました。

求人ボックスマイナビ転職エンゲージ
Webデザイナーの
求人数
7万5,865件105件353件(東京都)
グラフィック
デザイナーの
求人数
2万4,111件137件114件東京都)

2024年2月時点の情報をもとに記載しています。

グラフィックデザイナー、Webデザイナーどちらも求人募集が出ていますが、トレンドとしてWebの需要が高いため、Webデザイナーの方が求人件数は多い傾向があります。

実際の求人例には下記のようなものがあります。

報酬~60万円/月
稼働時間目安9~19時/週5日勤務
勤務場所明治神宮前(原宿)/東京都
仕事内容・大手通信系キャリアサービス紹介サイト制作
・Webデザイン制作
・UI / UX設計
・コーディング
報酬30~47万円/月
稼働時間目安9~18時/10~19時(土日祝休み)
勤務場所大阪府大阪市北区
仕事内容・動画編集
・SNSデザイン制作
・コーポレートサイト制作
・ロゴや名刺などのデザイン制作 など

参考:求人ボックス

アルバイト・パートでの求人や、職種を活かしたフルリモートでの求人もみられます。

特定の資格を求める求人は少ないですが、相応の技術は求められるため、日々のスキル向上の努力は重要でしょう。

キャリアパス

Webデザイナーとグラフィックデザイナーのキャリアパスは、多岐にわたりますが、例として次のようなイメージができます。

キャリアパスの例
Webデザイナー・プロジェクト/チームリーダー
・プロデューサー
・Webコンサルタント
グラフィックデザイナー・グラフィックデザイナー
・アートディレクター
・クリエイティブディレクター
・コンサルタント

Webデザイナーやグラフィックデザイナーのキャリアパスには、幅広いスキルと知識が必要です。とくに、色彩感覚やレイアウトの基本原則など、デザインの基礎を習得することが重要です。また、デザインのグラフィックソフトウェアを使いこなせるスキルも必要になるでしょう。

そして、仕事をする上で欠かせないのがコミュニケーションスキルです。クライアントとの円滑なコミュニケーションや、チームとの効率的な協力が求められるためです。

ステップアップするには、プロジェクト管理能力やビジネス理解も重要な要素です。複数のプロジェクトを同時進行する能力やクライアントのニーズを理解し、それに応じたデザインを提供することが必要になります。

デザイナーは、常に学び続ける姿勢でスキルと知識を向上させながら、デザイナーとしてのキャリアを築いていくことが重要です。

未経験からの目指しやすさ

Webデザイナー、グラフィックデザイナーどちらも未経験からの目指しやすさの道のりに大きく違いはないといえます。どちらも知識をつけたあと実務経験を積み、独立するスタイルが基本です。

Webデザイナーになるためには、デザインスキルとコーディングスキルの習得が不可欠です。PhotoshopやIllustratorなどの基本的なデザイン知識とデザインツール、HTMLやCSSなどのコーディング言語を学びましょう。

グラフィックデザイナーになるためにはデザインスキルだけでなく、柔軟な発想力や根気・コミュニケーション能力・情報収集力などが求められます。さらに、常にトレンドを把握し、Webサイトを意識的に観察する意識も重要です。

またWebデザイナー志望者は実務経験が求められるため、独学でスキルを身につけつつ、アシスタントやアルバイト・クラウドソーシングで実務経験を積むこともひとつの方法です。

アピールポイントとして使えるため、下記の資格などを取得しておくのも効果的でしょう。

これらの資格を持つことで、実践的なスキルや色彩に関する知識があることをアピールできます。

Webデザイナーとグラフィックデザイナーはどちらがおすすめ?

違いは理解できたものの、Webデザイナーとグラフィックデザイナーのどちらを目指すべきか判断できない人もいますよね。

そこで、ここからはWebデザイナーとグラフィックデザイナーのそれぞれがどのような人に向いているのかを解説します。

Webデザイナーはこんな人におすすめ

次の項目に当てはまる人は、Webデザイナーが向いているといえます。

  • 好奇心が旺盛で新しいものが好き
  • 絵やデザインなど創造することが好き
  • ものづくりにやりがいを感じられる
  • パソコンを使った作業に抵抗がない
  • 粘り強く地道な仕事が苦にならない
  • 効率や時間管理を意識できる
  • 物事を論理的に考えることができる

パソコンを使った作業に抵抗がないのは基本ですが、新しい技術やトレンドに対する感度や、忍耐力と持続力も必要です。

またWebデザイナーには、クライアントの要望に従いながら、新しいアイディアやデザインを提案する能力が求められます。さらにクライアントのニーズを漏れなくくみ取り、デザインの提案を相手にわかりやすく伝えられる論理性や思考力を持つWebデザイナーは重宝されるでしょう。

なお、次の記事では未経験からWebデザイナーになる手順を詳しく解説しているので、参考にしてください。

Webデザイナーになるには?未経験から目指す4STEP
更新日:2024年4月16日

グラフィックデザイナーはこんな人におすすめ

グラフィックデザイナーはこんな人におすすめ

次の項目に当てはまる人は、グラフィックデザイナーが向いているといえます。

  • 世の中の流行・トレンドに敏感な人
  • 絵を描くことが好き
  • 自由な発想ができる
  • 向上心のある人
  • コミュニケーション能力が高い

グラフィックデザイナーには、デザインスキルに加えて想像力、アイディア発想力、伝達能力が必要です。

また、常に学ぶ向上心も不可欠です。想像力や独創的なアイディアを培うための広範な関心が求められます。

デザイナーの仕事のベースとなるのは絵を描くことであり、絵を描くことが好きな人にこそ向いている仕事です。必ずしも絵が上手である必要はありませんが、平面のデザインを立体のラフ案にして描けるなど、多彩な能力があれば現場で役立つでしょう。

また、クライアントの要望・イメージに沿ってデザインを工夫し、制作過程ではコピーライターやディレクターなど他職種が関わることも多くなります。コミュニケーション能力が高い方が向いているでしょう。

挫折なくWebデザイナーを目指すなら

ここまで記事を読み、独学でWebデザイナーに必要なスキルを習得しようと考えている人のなかには、


1人で習得できるかな…
途中で挫折したらどうしよう…

と不安な人もいますよね。

いざ独学でWebデザインを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「Webデザインスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、Webデザイナーへの就業や副業での収入獲得を実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。

300x300-samuraiengineer (1)
6
5
1
2
3
出典:httpscodecamp.jpcoursesmaster_design (1)
5
6
300x300-samuraiengineer (1)
6
5
1
2
3
出典:httpscodecamp.jpcoursesmaster_design (1)
5
6
previous arrow
next arrow
分割料金一括料金受講期間
4,098円~16万5,000円~1ヶ月~
  • 転職・副業・独立などの目的に特化したコースあり
  • 累計指導実績4万5,000名以上
  • 給付金活用で受講料が最大70%OFF

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。具体的には

  • 現役Webデザイナー講師による個別レッスン
  • Webデザイナーに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
  • 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談できます。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でWebデザインスキルが習得できるといえます。

また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもWebデザイナーに必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なお、Webデザイナーへの転職を見据えて学習したい人は受講料の最大70%が給付される「Webデザイナー転職コース」がおすすめです。金銭面での支援を受けつつ、Webデザインスキルの習得から転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してWebデザイナーへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

公式サイトで詳細を見る

Webデザイナーやグラフィックデザイナーに関するよくある質問

最後に、Webデザイナーやグラフィックデザイナーへよくある質問にまとめて回答します。

Webデザイナーやグラフィックデザイナーのやりがいは何ですか?

Webデザイナーのやりがいはいくつかありますが、大きなものとして下記の2つが挙げられます。

  • 自身のアイディアを形にできる
  • ユーザーの反応をダイレクトに実感できる

自身のアイディアやデザインが具体的なWebページとして形になる達成感は、非常に大きなやりがいでしょう。

成果が多くの人に見られ、好評な反応を得ると、満足感が得られます。また、Webデザイナーは常に新しいデザインやトレンドを追求できるため、クリエイティブな側面での充実感もあります。

グラフィックデザイナーも同様に、自分の手がけたデザインが広く認識され、多くの人に触れられることで喜びを感じられる仕事です。デザインへの興味やこだわりを持ち、創造的な側面に満足感を見出せる人が、この仕事に向いているといえるでしょう。

必要なスキルや日々の努力が必要な職種ですが、自分の仕事にやりがいを感じられるからこそ続けられる、素晴らしい仕事だとわかります。

Webデザインを勉強するおすすめの方法はありますか?

Webデザインを学ぶ方法としては独学とスクールでの学習がありますが、どちらが適しているかは自分の学習スタイルや目標によって異なるので、ベストな方法を選びましょう。

独学のメリット・スケジュールを調整しやすい
・費用を安くおさえられる
スクールのメリット・経験豊富から直接指導を受けられる
・体系的にスキルが習得できる
・挫折しにくい

独学では自分のペースで学べるため、スケジュールを調整しやすく、仕事などとも両立しやすいのが一番のメリットです。

また、費用をおさえられる点や好きなタイミングで学習できる点は、独学の大きなメリットです。chot.designのような無料の学習サイトや参考書を活用すれば、1万円程度でもWebデザインを学べます。

スクールでの学習の一番のメリットは、経験豊富な講師から直接指導を受け、質問に迅速な回答が得られる点でしょう。

緻密なカリキュラムが組まれており、基本から応用までを段階的・体系的にスキルを磨いて学べます。

クラスメイトや仲間と協力してプロジェクトを進め、異なる視点やアイディアを共有できる点や、クラスメイトと共に学習して切磋琢磨できるため独学よりも挫折しにくい点が、スクールでの学習特有のメリットといえます。

初学者や基礎からしっかりと学びたい場合にはスクールでの学習が向いているかもしれませんが、既に基本的なスキルがある場合や柔軟な学習を希望する場合は独学もひとつの選択肢です。

また、次の記事ではWebデザイン初心者は何から始めればよいのか、その勉強手順を詳しく解説しているため良ければ参考にしてください。

Webデザイン初心者は何から始めるべき?準備から勉強法まで徹底解説
更新日:2024年3月29日

まとめ

今回は、下記7つの観点でWebデザイナーとグラフィックデザイナーの違いを解説しました。

どちらも制作物をクライアントや多くの人に見てもらい、商品やサービスの購入につなげるやりがいのある仕事です。両者の違いや必要な知識・スキルについて理解し、適切に身につける必要があります。また、Webデザイナーやグラフィックデザイナーのやりがいや将来性のために、常にスキル向上への姿勢が重要です。

自分に向いているデザイナーの方向性を見極める際には、是非この記事を参考にしてください。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

目次