こんにちは!インストラクターの井上です!
プログラミング入門者の方から、「PHP」と「Java」はどっちを勉強すればいいの?と質問されることがあります。
最初に結論を言うと、JavaとPHPは全然違うもので、どっちが良いということは言い切れないです。
その人の、目的や目標によって、何を勉強するべきかが変わってくるからです。
今回は、WEBプログラミングを学習する「目的別」に、あえて2択とするならPHPとJavaどちらを学習すべきかを結論づけました。
また、その理由についても解説していきたいと思います。
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この記事の目次
その1:純粋にプログラミングを学びたいならJava
結論
Javaを学習しましょう。
理由
Javaはオブジェクト指向などの考え方がしっかりしている為、Javaで学習を行った方が応用力がつきます。
特に学生の方や、ITには興味はあるけれど仕事としてどのように関わりたいか分からない方はJavaの学習の方が良いでしょう。
ただし習得の難易度はJavaの方が難しいので、しっかり時間をかけて学べる前提となります。
その2:就職・転職したいならPHP
結論
WEB業界に入りたいならPHPを、SI業界に入りたいまたはスマホ(Androd)アプリを制作したい場合はJavaを学習しましょう。
理由
そもそも、PHPやJavaといったプログラミング言語の名前はよく聞きますが、冒頭でも述べたように使われている場所が全然違います。
日本のWEB業界、つまり企業等のWEBサイト制作や、SNSやECサイトなど自社WEBサービス制作の所ではPHPがよく使われています。
PHPは動作が軽量でさまざまな場所に簡単に導入できることから、小中規模のサービスでよく使います。
一方Javaは開発に時間がかかる為しっかりと作り込む大規模案件に使われることが多いです。
WEB業界でもTwitterのような世界的に使われている大規模サービスでないと採用するメリットが少ないです。
また、金融システムや配送システムなど、いわゆる基幹システムと呼ばれるような場所で開発が行われる際に使用されます。
その3:WEBデザイナーとしての「幅」を広げたいPHP
結論
PHPを学習しましょう。
理由
「その2」でも書いた通りJavaは大規模な案件が多い為、デザインに重きをおく仕事はほとんどありません。
PHPはHTML等に混ぜて使用する形で今までのスキルをそのまま応用出来るので、PHPの学習でまちがいないでしょう。
その4:在宅・リモートワークで働きたいならPHP
結論
PHPを学習しましょう。
理由
Javaは大規模な開発がメインになり、さまざまな人と連携して働く必要があり、セキュリティに厳しい現場が多いです。
まだまだ現場にいく下請け常駐スタイルでの働き方ほとんどです。
PHPをあつかうWEB業界では(WEB制作会社等であればほとんどが下請けですが)、技術力さえあれば一人でもほとんどの案件をこなせてしまう為、現場によってはリモートの働き方にしやすいです。
また、クラウドソーシングを利用したり人づてにCtoCで仕事が発生しやすい為PHPの方が圧倒的に場所は選びません。
その5:手に職をつけたいならJava
結論
Javaを学習しましょう。
理由
Javaはしっかりとした技術力がつくことと、大規模開発が多い為案件の契約基幹が基本的に長いです。
WEB制作であれば1〜2ヶ月程度で終わる仕事がほとんどですが、Javaは年単位での仕事になります。
逆に融通が利かないというデメリットもあるかもしれませんが、営業に追われなくても良いというメリットもあります。
まとめ
PHPとJavaの比較はいかがでしたでしょうか。
PHPを学習するにしてもJavaを学習するしても早いうちから始めるに越したことはありません。
もし自分がやりたいことがはっきりしてきたのであれば、コレを機械に学習の方もはじめてみてはいかがでしょうか。
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