この記事では、違いも交え、RubyとPythonの違いを解説します。
最近人気のプログラミング言語に「Ruby」と「Python」があります。どちらも人気・需要の高い言語ですが、今からプログラミング言語を勉強しようと思っている方の中には
どちらを勉強したら良いのかわからない
言語にどんな特色があるのかわからない
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は「徹底比較!Ruby vs Python 勉強するならどっち??」と称して、あなたの目的からRubyとPythonのどちらを身につけたほうが良いのかわかる記事を書きました。ぜひプログラミング言語選びの参考にして下さい。
- Webアプリメインで開発したい人はRubyがおすすめ
- AI・機械学習を開発したいならPythonがおすすめ
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RubyとPythonそれぞれの特徴と得意分野
Rubyの特徴と得意分野
Rubyは1995年ごろにまつもとゆきひろ氏によって開発された、習得を簡単にするために工夫されたプログラミング言語です。日本人のまつもとさんによって開発されたため、日本語での解説が多く理解しやすいと評判です。
とても汎用性が高く、下記の通り様々なものを作ることができます。
- Webサイト制作
- ショッピングサイト制作
- SNS開発
- Webアプリケーション開発
- スマホアプリ開発
- チャットボットの開発
- 人工知能開発
なかでもWebアプリケーション開発に一番向いており、クックパッドや食べログなど様々な有名サービスがこれまでRubyを使って開発されてきました。
Rubyがどんなプログラミング言語なのか、その特徴をおさらいしておきたい人は下の記事を参考にしてください。
Pythonの特徴と得意分野
Pythonは、1991年にオランダ人のグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されたプログラミング言語で、近年発表されているプログラミング言語ランキングでは、軒並み上位に食い込むほど今人気の高まっている言語です。
Python=人工知能というイメージも多いかもしれませんが、Pythonで作れるものは人工知能以外にも結構多いです。
- Webアプリケーション
- デスクトップアプリケーション
- 組み込みアプリケーション
- ゲーム
- 機械学習(人工知能)
などの様々な製品をpythonで作ることができ、YouTubeやInstagramなどの人気サービスもPythonで開発されています。文法がシンプルで書きやすいため初心者でも学びやすいことも人気沸騰の理由の1つになっています。
Pythonとはどんなプログラミング言語なのか、その特徴をおさらいしておきたい人は次の記事を参考にしてください。
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Ruby・Python目的別徹底比較表
Ruby | Python | |
---|---|---|
Webサービス開発なら? | ◯ | ◯ |
人工知能を作りたい人は? | ◯ | △ |
就職・転職したいなら? | ◯ | ◯ |
フリーランスエンジニアになりたい人は? | ○ | △ |
在宅・リモートワーク勤務したい人は? | ○ | △ |
年収をあげたい人は? | △ | ○ |
求人数が多いのはどっち? | △ | ◯ |
案件を取りやすいのはどっち? | ◯ | △ |
学びやすいのはどっち? | ◯ | △ |
それぞれ詳しく知りたい項目をクリックしてください。
webサービスを作りたい人
結論
- どちらでも開発は可能だが、Rubyがおすすめ
理由
Rubyにはwebサービスを高速で開発することができるRuby on Railsというフレームワークがあります。
このRuby on Railsはドキュメント、情報が豊富で初心者でもとても扱いやすいフレームワークです。高速にweb開発をすることができるのでベンチャー企業には支持されています。
一方、PythonにはDjangoというフレームワークあり、Railsに比べてとてもシンプルにwebサービスを開発することができます。海外の公的機関で採用されていたりと、とても信頼されているフレームワークです。
Railsは高速化を実現するために、短いコードでたくさんのファイルを自動的に生成しますが、DjangoはRailsに比べれば意図しないファイルを作成してしまう可能性は低いです。
ファイルを自動生成することはRailsの長所ですが、よくわからないファイルがたくさん作成されると予期しない依存関係を生んでしまい、初心者がつまづいてしまう危険性も十分にあります。
これらのメリット・デメリットを踏まえると、現時点では日本語での解説が多く学びやすいのはRailsのためRubyの方がおすすめです。Djangoの方がシンプルでわかりやすい記述ではあるため、数年後にDjangoの解説が世に溢れた場合はDjangoの方がおすすめできる日が来るでしょう。
Railsにしても、Djangoにしてもwebサイトを作成するための基本的な知識は同じで、フレームワークはただそれを手助けしてくれるものです。
なので、まず、フレームワークを使い始める前に少しでもwebサイト作成に対しての背景知識があるとチャートリアルも進めやすいです。
最終的にwebサービスを立ち上げる流れを理解できれば、どんなwebフレームワークでも使いこなせるようになりますので、コツコツ勉強していきましょう。
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人工知能を作りたい人
結論
- Python
理由
Pythonは人工知能のライブラリがとても充実しています。世界的に見ても人工知能のファーストチョイスはPythonで、instagramやgoogleなどでもPythonが採用されています。
Rubyでも人工知能用のライブラリは存在しますが、Pythonにまだまだ遅れをとっている状態です。そのため、人工知能を作りたい人はPythonを勉強すると良いでしょう。
就職転職したい人
結論
- どちらとも言えない
理由
これは就職転職したい、業界、会社によって変わってきます。
求人の絶対数だけで言えばRubyの方が多いですが、人工知能などの最新の分野を取り入れている企業ではPythonが採用されていたりもします。
そのため、行きたい会社、興味のある会社によって勉強する言語を合わせていくと良いでしょう!
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フリーランスエンジニアになりたい人
結論
- 現時点ではRubyの方がなりやすい
理由
フリーランスエンジニアになるには、現時点ではかすかにRubyの方が案件数が多いためRubyの方がなりやすいです。
しかしここ最近Pythonの人気に伴いPythonのフリーランスエンジニアの案件数もRubyとほぼ同じ量になってきています。
今後はフリーランスエンジニアの案件数はRubyとPythonはほぼ同じ、もしくはRubyでもなれるけど、Pythonの方が案件数が多くてなりやすいっていう日がくるかもしれません。
在宅リモートワークで働きたい人
結論
- Ruby
理由
RubyはRuby on Railsの影響で数多くのベンチャー企業で採用されている言語です。
ベンチャー企業は、在宅リモートワークなどの新しい働き方に寛容なため、リモートワーク求人数も多くなります。
Pythonも日本のベンチャー企業で取り入れられることはありますが、絶対数がまだまだ少ない状態です。(日本国内に限っての話です)
Pythonは海外ではRuby以上の人気があるので、将来海外で働きたい、趣味でPythonでweb開発をしたいという方を除いて、在宅リモートワークで働きたい人はRubyを勉強しましょう!(求人の母数が多いということが主な理由です)
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年収をあげたい人
結論
- Python
理由
2018年に発表されたビズリーチのプログラミング言語年収ランキングによると、Pythonの年収中央値は575万円、Rubyは550万円とPythonの方が平均年収が高いというデータになりました。
人工知能や機械学習に対するニーズは高まり続ける一方ですが、まだPythonを使いこなせるエンジニアは少ないため、人材価値として上がっているのだと思われます。
求人数が多いのはどっち?
結論
- Python
理由
2018年の求人検索サイト「indeed」によると、Pythonが4,621件、Rubyが4,474件という結果になりました。Pythonのニーズの高まりを感じます。
案件を取りやすいのはどっち?
結論
- Ruby
理由
Rubyはベンチャー企業が開発に使用していることが多いため、業務委託という形で雇ってくれる会社が多いです。
求人数としてはPythonの方が多いものの、Rubyの方が初心者が最初の仕事獲得をするハードルでいうと取りやすいです。
学びやすいのはどっち?
結論
- Ruby
理由
Rubyは初心者がWebアプリを作るのにおすすめな言語です。Webアプリを1つ作ることで、プログラミングで作品を作り上げるまでの過程を学ぶことができるため、その後の学習効率も良くなります。
Pythonはコード自体は書きやすいものの、まだそこまで解説書が多くないため、現時点ではRubyの方が学びやすいです。
と思ったら、まずは弊社の「無料カウンセリング」を受けてみて、学習前に必要なマインドや知識を深めてみてはいかがでしょうか。
侍エンジニアでは下記の3つの軸で、完全個別型のプログラミング学習指導を行なっています。
まずはお気軽に無料カウンセリングをご利用頂ければ、あなたに合った学習プランを提供させて頂きます。以下のカレンダーから直接予約が可能となっているので、ぜひご相談下さい。
RubyとPython、どちらを学ぶべき?
プログラミングは言語によってできることが違います。そのため、あなたの目的にあった言語を選ぶことが非常に大切なのです。
言語によって求人数や平均年収も異なるため、最初の言語選択があなたのエンジニア人生を決めると言っても過言ではありません。
様々な角度から比較してみて、目的に合った言語を選択しましょう。それでは改めてRubyとpythonどちらを学ぶべきなのかまとめていきます。
Rubyを学ぶべき人
Webアプリや、プログラミングの全体像をまず理解したい方はRubyから学習に入るのがおすすめです。
Rubyはとても読みやすい言語で「初心者にも優しいプログラミング言語」と言われています。開発者のまつもと氏が『Rubyは「楽しさ」を第一の目標にしたプログラミング言語』という話をされているのは有名です。
「Pythonに比べたら人気も落ちてきてるし、年収も低いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、Rubyの方が初心者の案件獲得には向いていますし、フリーランスエンジニアになるなど、スキルさえ身についてしまえばRubyでも十分年収の高い人材になることは可能です。
なので、Pythonに年収などだけで惹かれている方はRubyから学んだ方がいいでしょう。そんなRuby学習の始め方から勉強手順はこちらの記事にまとめているのでぜひご覧ください。
Python学習を始めるなら?
Pythonを学ぶべき人は、今話題の人工知能(AI)開発に携わりたい。ビッグデータを扱える分析者になりたいなどの明確な目的を持った人におすすめです。
人気は急上昇していますし、今後の需要が伸びていくのは間違いないのですが、それだけで選んで興味のないものを開発するのは難しいですよね。
ですので、明確に人工知能やデータ解析をしたい方以外はまずはRubyから学んで全体像を掴んでから、Pythonの求人がもっと初心者人も流れやすくなってきたタイミングでPythonの学習を始めてもいいと思います。
Python学習の流れ・手順を、こちらの記事にまとめているのでぜひご覧ください。
効率的なプログラミング学習法
RubyとPythonどちらが良さそうかわかったところで、どう勉強を進めていくかを解説していきます。
侍エンジニア式の勉強方法はと言うと、「アウトプット前提の学習法」です。アウトプット前提とは、サービスを開発していく中で分からなかった部分を学習していき、解決しながら学んでいく方法です。
最初は特に勉強、勉強と勉強のための勉強になりがちなんですが、作りたいものを決めてそのためにどんな知識は必要なのか?を考えながら学んでいくことで、とても実践に近いスキルが身につきます。
この実践的な学習方法を弊社では重要視しており、生徒さんがプログラムを書けるようになったのではなく、「プログラムを書いて何かを作れるようになった」「転職や独立などプログラムを書いて人生が変わった」までをサポートいたします。
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- あなたのプログラミングを身につける目的をヒアリング
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※メールが届かない場合は、SAMURAI ENGINEERサポート(support@sejuku.net)までご連絡ください。
まとめ
今回はRubyとPythonを目的別に比較してみました。
日本ではRubyを採用している企業が多く、Pythonはそれほど流行っていない印象を受けますが、海外ではPythonはとても使われている言語です。
また、機械学習や強化学習を勉強する場合は現時点ではPython一択でしょう。
どちらも勉強しておいて損はない言語と言えるので、皆さんもこれを機にどちらかの言語を勉強してみてはいかがでしょうか?
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に、提供コースは「教育訓練給付制度の指定講座」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
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