Rubyはオワコンなのか?機能性・市場・将来性・情報量の4視点で調査

こんにちは、フリーの時期も含めエンジニアとして10年以上開発に携わってきた侍エンジニア塾ブログ編集部のヤマシタです。

あなたは「Rubyはオワコン」という噂を聞いたことがあるのではないでしょうか?

え、、Rubyってオワコンなの?学習しない方がいいの?

と不安なあなたのために今回、「Rubyはオワコンなのか」について機能性・転職市場・将来性の3視点で調査しました。

あなたがRubyを選ぶべきなのか、この記事で明確にすることができますので、ぜひ参考にして言語選定に活かしていきましょう。

Rubyがオワコンだと言われている4つの理由

TIOBE人気言語ランキングの低迷

Ruby言語は人気プログラミング言語として有名になり、2016年にはTIOBE Indexという世界中で支持されている言語ランキングで史上最高位の8位を獲得することができました。

引用:TIOBE Index May 2016でRubyが史上最高位へ到達 - 持続可能な成長段階へ突入か | ソフトアンテナブログ https://www.softantenna.com/wp/webservice/tiobe-index-may-2016/

上記は2016年にRuby史上最高位となる8位を獲得した時のデータです。しかし史上最高位の8位獲得後、Rubyの順位低迷が続いています。

上記は2018年と2019年の人気プログラミング言語ランキングです。上記のランキングを見ると、2018年には12位、2019年には15位と低迷続きとなっています。

ここ2,3年間は大幅な順位変動が見られず、Top10入りを逃すなど注目度としての低迷を見せていることが分かりますね。

Rubyの求人数の下落

米国のテクノロジー系求人サイトDice.comという求人サイトにおけるRuby開発者の求人数が、2018年の1年間で数十パーセント以上下落したというデータが紹介されています。

英語圏におけるRubyの求人数が大幅に下落したことから分かることは、Ruby開発者へのニーズが明らかに減ったことを意味します。

一説によれば米国は、日本よりもテクノロジーが10年進んでいると言われているので、近い将来には日本におけるRuby開発者の求人数も下落するのでは...?

そう思ってしまう方も多いようです。

高い柔軟性による保守の難しさ

Rubyの長所でもあり、短所でもあるのが、「柔軟性の高い文法である」という点です。

Rubyの柔軟性という点については、規則に従わないコーディングを行っても難なくプログラムが動いてしまう特徴があります。

それむしろいいんじゃない?

そう感じてしまう場合もあるかもしれませんが、1人以上で開発する場合には、むしろ以下のような困ったことが起きてしまいます。

文法の規則が自由すぎて他人のコードが読みにくい
自由度が高いためコード修正がしにくい

実は、上記の2点が保守作業に大きく響きます。

他の言語で置き換え可能な機能が多い

Rubyは、突出した機能がないこともオワコンだと言われている理由に挙げられています。

Webアプリ開発を行う際にはRubyの名前が挙がることもチラホラあるのですが、やはりPHPの方が国内では案件数も多いし、何より保守運用の面ではPHPだなぁといった意見もあったりします。

また、Rubyは機械学習プログラムを開発をすることもできますが、基本的にはPythonの方が圧倒的に開発言語として選ばれており、機能面に関してもライブラリの数やその他の機能面でもPythonが圧倒的に勝っています。

細かいところを突っ込んでいくと、様々な言語に代替可能なので、そういった面で考えても「オワコン」だと考えられるようですね。

詳しくどんな言語に代替可能なのかは以下の記事を参考にしてみましょう。

RubyはオワコンらしいからRubyの代替を考えるよ - Qiita https://qiita.com/raccy/items/a8351e897da9b01d173f

Rubyは本当にオワコンなのかの検証

Rubyはオワコンなのか?の検証を下記の4つの観点で検証しました。

機能性 → Rubyというプログラミング言語自体の機能性はどうか?
転職市場 → Rubyを元にした開発案件はどれだけあるか?
将来性 → 今ではなく将来的にRubyはどうか?
情報量 → ネット上にどれだけ情報があるか?

それぞれ説明していきます。

Rubyの機能性

では、「本当にRubyはオワコンなのか?」を機能性という点について検証してみましょう。

結論から言うと、個々の機能性の面で見たときに、他の言語に負けている点は多くありますが、平均点は取れている機能が多いためオールマイティーに使える言語と判断できました。

野球選手の能力値で置き換えて考えると分かりやすいのですが、松井秀樹のパワーとイチローの足を手に入れるために両方を苦労して入れるよりも走攻守がオールCくらいのRubyを導入する方が企業としては回るケースもよくあります。

Rubyはよく、サービス思考型のとにかくサービスを開発するという目的に特化した企業でよく使われることが多く、モダンできちっとした開発ができて、それなりに生産性もあるRubyは機能性という面ではまだまだ現役だと判断できますね。

Rubyの転職市場

次にRubyの転職市場がどれくらいあるのかを他の言語と比較することで大小が分かってくると思うので、エビデンスとして調べてみました。

転職市場を確かめる上で参考にしたのは、国内最大級の転職サイト「doda」です。
doda内の求人案件数を言語ごとに検索して、求人案件数を比較してみます。

Web系言語としてよく使われる言語に厳選して比較すると以下の結果になりました。

  • Ruby:845件
  • PHP:2,279件
  • Java:4,573件
  • Python:1,253件

主要のWeb系に強い言語と比較してもRubyの案件数は少なく、今後ほぼ間違いなく右肩下がりに下がっていく傾向にあります。

とはいえ、急激に下がってくるわけではなく、徐々に下がるという形が予想されているので、直近で仕事がなくなるといったことはほぼないと言えるでしょう。

Rubyの将来性

Rubyの将来性は上記で解説した「機能性」と「転職市場」、そして「プログラミング言語の人気ランキングの推移」で総合的に判断できます。

将来性についても2パターンで考えることができ、

  • 将来的に伸びるのか
  • 将来的に使い続けられるのか

この2つの考え方があります。
「将来的に伸びるのか」について言えば、結論としてほぼ間違いなく右肩下がりになることはここまでのデータに基づいた解説で証明してきた通りです。

しかし、「将来的に使い続けられるのか」という点に置いては、今のところ「使い続けられる」という結論になりました。

その理由としては、「Rubyの機能性」で解説した通り、特別優れた言語とは言えませんが、モダンできちっとした開発ができて、それなりに生産性もあるRubyは「将来的に使い続けられるのか」という点ではまだまだ将来性があると判断できます。

サービス開発に重きを置いた企業では、引き続き使い続けられる言語の一つとなるでしょう。

ちなみにRubyは国産の言語ということもあるので、日本の市場に置いては生き残りやすい言語の一つとも言えるため、そうした視点で見ても将来性はあると判断できます。

Rubyに関する情報量

最後にRubyに関する情報量について解説していきます。

Rubyは国産の言語ということもあり、日本語のリファレンスやチュートリアル、参考記事が豊富に存在します。

他の言語だと「このリファレンス、英語か。。。」と思ってしまうようなものばかりですが、Rubyだとそういったことがなくスムーズに開発が可能です。

さらにRubyのコミュニティーも国内にたくさんあり、様々な勉強会や情報交換の場が設けられています。

そうした面で考えるとRubyは、オワコンと言われつつも初学者からのニーズは熱く、プログラミング学習始めたてのユーザーにとって登竜門となり続ける可能性だってあります。

Rubyはオワコンなのかの結論

結論から先に言うと、Rubyはオワコンなのかという結論は、オワコンではないと判断できます。
その理由として、サービス思考系エンジニアを集めたい企業側がRubyを継続的に使われていく傾向にあるからです。

ちなみにエンジニアには大きく2種類のエンジニアがいて、

  • 技術思考系エンジニア
  • サービス思考系エンジニア

この2種類が存在します。
技術思考系エンジニアというのは、ゴリゴリと最先端技術を駆使するエンジニアのことで、技術追求型の企業には非常に好まれるエンジニアです。

逆にサービス思考系エンジニアというのは、技術よりもサービス開発優勢のエンジニアのことで、技術追求型ではなく、サービスの価値を高めることに関心が強い、守りを固める企業には好まれます。

RubyやRuby on Railsなどは、サービス思考系エンジニアが使う言語に分類され、サービスの価値を高めていく守りを固めるフェーズの企業にはニーズがあるので、そうした企業からのニーズは残り続けると考えられ、オワコンという状態には遠いと判断できます。

どの言語でも仕事で活躍できるかどうかは考え方次第

各言語の平均的な年収と市場の最大年収にはギャップがある

年収は需要やニーズを定量化した数値です。年収で、世の中にどれだけ必要とされているのかを大まかに測ることができます。

プログラミングの年収ランキングを見てみるとTop10に位置する言語は、どの言語も年収中央値と市場の最大年収にかなりギャップがあります。以下の表を見てみましょう。

引用:プログラミング言語別年収中央値を発表、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2018/0807.html

どの言語も最大提示年収と中央値を比較すると2倍近く差がついていることが分かります。

つまり、上記のようなある程度ニーズがあるとされている言語市場では、どんな言語でも高い需要を持つ人材がいるということが分かります。

プログラミング学習は最初の半年がもっとも大切

先ほど、ある程度ニーズがあるとされている言語市場では、どんな言語でも高い需要を持つ人材がいることが分かりました。

じゃあ早速プログラミングを始めてみよっかな!

そう考えているあなた、ちょっとだけ待ってください!

プログラミング学習は挫折率が9割だと言われていることもあるぐらい、挫折する方が非常に多いです。

その挫折の主な理由は、「最初の半年間のスタートダッシュがうまくいかなかったこと」です。

プログラミング学習の方向性やつまづいた時の修正方法などが明確に分かっていない状態で学習を始めても必ず挫折してしまいます。

プログラミング学習の方向性やつまづいた時の修正方法などが明確に分かっていない状態を解決するには「綿密な計画」が必要です。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、「Rubyはオワコンなのか?」について解説しました。

結論としては、「Rubyはオワコンではない」として、その理由として、サービス思考系エンジニアを集めたい企業側がRubyを継続的に使われていく傾向にあるからだと解説しました。

あくまで今回は、データをもとに編集部で「Rubyはオワコンなのか」を断定しました。様々な視点からみれば、やはりRubyはオワコンだと考える方ももちろんいるでしょう。

そのため、まとめだけを見て疑問に思う方は再度、最初から読み直していただきご自分で判断をしてみてください。

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書いた人

タテイシリョウ

タテイシリョウ

最近長嶋一茂に似てると言われる、侍エンジニア塾ブログ編集部のタテイシリョウです!
「新しい情報を正確に分かりやすく」をモットーに記事執筆に取り組んでいます。

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