こんにちは。侍エンジニアブログ編集部の中川です。
プログラミングの需要が高まるなか、40代未経験からプログラミングを習得したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、
プログラミングって難しいらしいけど、大丈夫かな。
といった不安や疑問を抱くこともあると思いますが、40代からプログラミング学習を始めるのは珍しいことではありません。弊社でも40代未経験からプログラミングを習得し、エンジニアとして活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。
むしろ将来的なことを考えれば、40代からでもプログラミングは学ぶべきでしょう。
そこでこの記事では、40代未経験でもプログラミングを学ぶべき理由を5つご紹介いたします。あわせて、どんなプログラミング言語を学ぶべきか、プログラミング学習の方法などもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
40代未経験からプログラミング学習を始めるのは遅い?
そもそもですが、40代未経験からプログラミングを学びはじめるのは遅いのでしょうか。
結論から言えば、プログラミング学習は若いうちに学んでおいた方がいいでしょう。そのため、40代未経験からプログラミングを学ぶ場合は、20代から始める方以上に努力と時間が必要になります。
しかし、40代からプログラミングを習得することが無理というわけではありません。最近では学習教材の質も高まっており、意欲があれば独学でもプログラミングを習得することはできるでしょう。
40代からプログラミングを学ぶべき5つの理由
40代からのプログラミング学習は難しいですが、それでも学ぶべき理由があります。
プログラミングを習得することで、
- 将来的に活躍できる
- 副業収入を得やすい
- IT業界へ転職できる
- エンジニアとコミュニケーションをとれる
- リモートワークで働ける
といったメリットを得ることができます。
特に40代となると家庭の時間を優先させたい方も多いのではないでしょうか。例えばリモートワークならそれも実現させやすくなります。
プログラミングを習得することで多様性の高い働き方を体現することができるのです。
将来的に活躍できるスキル
2020〜2030年に掛けてAIが発達し、いまある職業の47%は必要なくなると言われていることをご存知ですか。
タクシードライバーや電車の運転士などの機械を動かすような職業は全てAI化されると予想されています。そのような時代で活躍するためには、AIでは代替え出来ないスキルを身につける必要があります。
そんな背景があるなか、プログラミングは非常に需要の高いスキルです。プログラミングを習得することによって、論理的思考力や創造性を鍛えることができます。
つまり非エンジニアであってもプログラミングを習得する過程で、AI時代でも対応できるスキルを習得することができるのです。

副業で収入を得やすい
プログラミングは副業との相性がとてもいいスキルです。企業のHP作成やシステム開発案件など少し探すだけでも5000件以上の案件が見つかります。
また、プログラミング自体が希少性の高いスキルなので、単価が高いのも特徴のひとつです。今の収入をもう少し増やしたいとお考えの方にとってプログラミングはうってつけのスキルと言えるでしょう。
基礎的なプログラミングスキルだけでも、3〜10万円の案件は簡単にこなすことができます。
エンジニア向けではありますが、こちらの記事ではプログラミングと副業の相性について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

IT業界へ転職できる
40代未経験であっても、一定の条件を兼ね備えていればエンジニアへ転職することはできます。
一定の条件とは、プログラミングの他にどのような付加価値を与えることができるかということです。実はプログラミングは他業種のスキルと掛け合わせることで需要を段違いに上げることができます。
たとえば、あなたがいままでマーケターとして働いていたと仮定します。
いままでに培ってきたマーケティングの知識を活かして、顧客のニーズにあったシステム開発を提案したりすることができれば、その価値は何倍にも上がるでしょう。
その他にも、「営業×プログラミング」や「英語×プログラミング」などあなたのいままでの経験をプログラミングと掛け合わせることで、IT業界への転職は可能でしょう。
プログラミングと他業種スキルの相性についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

エンジニアとコミュニケーションを取れる
あなたがシステム開発などの企業に属している場合、エンジニアとコミュニケーションを取る機会も多いのではないでしょうか。
そういった機会でよくあるのがエンジニア側とコミュニケーションが取れないということです。プログラミングの理解を深めることで円滑なプロジェクトの進行や改善点の指摘など、スムーズにおこなうことができます。
リモートワークで家庭の時間を優先できる
プログラミングはリモートワークと相性がよく、在宅案件だけで生活しているエンジニアもたくさんいらっしゃいます。
40代となると、ご家庭を優先したい方も多いですよね。リモートで働けるエンジニア職は非常に相性が良いと言えるでしょう。
特にベンチャー企業などは面白い福利厚生を行っている企業も多く、なかにはフルフレックスかつリモートで働くことができる企業もたくさんあります。こういった企業に転職することで理想のライフスタイルを体現することができます。
40代未経験におすすめのプログラミング言語
40代でもプログラミングを学ぶべき理由はご理解いただけたと思います。
しかし、プログラミング学習を始めるうえで、決めておかなければならないことがあります。それはどのプログラミング言語を習得するかということです。
プログラミング言語選定によって、エンジニアライフが確定するといっても過言ではないので、目的に応じて慎重に選定しましょう。
ここでは、副業と転職の2軸でオススメのプログラミング言語をご紹介します。
副業収入が目的ならJavascript・PHP
あなたがプログラミングを習得して副業したいと考えているならば、「Javascript」「PHP」がおすすめです。
これらの言語はWeb系の案件をこなす上で必須となり、副業案件で多いWordPressのカスタマイズや企業LP制作などにおいて必要となります。
この言語を習得すれば、簡単に3〜10万円程度の案件を受注することができるでしょう。
それぞれの言語について詳しく知りたい方は下記の記事を参照してください。
エンジニア転職が目的ならRuby・Python
エンジニアへ転職することが目的なら「Ruby」「Python」をおすすめします。
Rubyは日本人が開発した言語で初心者でも扱いやすくアプリ開発において需要の高い言語です。Rubyを用いた開発を行っている企業が多いので、転職するうえで大きな武器になるでしょう。
PythonはAI開発において必須の言語です。今後AI開発の需要が上がることは確実なのでPythonを習得しておけばエンジニアとしての価値は非常に高くなります。
それぞれの言語について詳しく知りたい方は下記の記事を参照してください。
40代未経験からプログラマーになるのは正攻法では難しい
40代未経験からプログラマーに転職することは正攻法では難しいです。その大きな理由は「40代未経験を採用してくれる企業が圧倒的に少ない」ということ。
エンジニアは人材が不足しているとはいえ、企業側からしたら40代で未経験の方を探すよりも20代未経験のこれから成長する余地のある方を採用したいというのが本音でしょう。
とくにエンジニアが不足している企業の多くは即戦力を探しています。そのなかで40代未経験者を雇用するのは企業側にとってもリスクとなってしまいます。
実際に、「リクナビNEXT」で求人情報を見てみましょう。
このように40代ともなると、ほとんど求人自体が見つかりません。
あったとしても必須条件がいくつもあります。そのため、なにか企業側のメリットになるような要素がなければ、ほとんど雇ってもらえないでしょう。
40代未経験からプログラマーになるための戦略
少し厳しいことを記載しましたが、実際40代未経験からプログラマーになることは容易ではありません。
しかし、絶対に無理かと言われればそういうわけでもありません。ここからは、40代未経験からプログラマーになるための戦略をご紹介していきます。
実力を担保できるポートフォリオを用意する
まず自分の実力がないと間違いなく40代未経験からのプログラマー転職は難しいと言えます。そこで、自分の実力をしっかりと担保できる、しっかりと示す事ができるポートフォリオを用意しましょう。
ポートフォリオはその人が今までどのようなことを勉強し、どのような技術をえたのか企業側に明確に見せる事ができます。
ポートフォリオ作成についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

前職のスキルが活かせる転職先を探す
2つ目の戦略は、前職のスキルを活かせる転職先を探すことです。今現在のIT企業は、IT×◯◯(例えば不動産)などと、既存のビジネスとITを掛け合わす事がほとんどです。
もし自分が今までその◯◯の業界で働いていたのなら、そのスキルや知識を大いに生かしたプログラマーになれる可能性があります。また、今までにマネジメント経験などがある場合は、プログラマーになりチーム開発をする際に大いに活かされる事があります。
イベントに参加する
3つ目の戦略はイベントに参加する事です。
40代未経験からのプログラマー転職ともなると、企業から正規ルートから雇っていただけるのはかなりの実力がないと難しいかも知れません。
そこで、転職イベントなどに参加して自分を売り込みましょう。もしかするとそこで自分のポートフォリオを見ていただき、企業の採用担当の方から興味を持っていただけるかも知れません。
プログラマーのイベントに関してはこちらの記事を参考にしてみてください。

まとめ
今回は、40代未経験でプログラミングを習得し、プログラマーになる方法をお話ししていきました。実際に47歳男性で侍エンジニアを受講し2社の企業から内定をもらった方もいるように、可能性はないわけではないです。
その方のインタビュー記事も、参考にしてみてください。
