エンジニアのキャリアプラン例9選【決め方と面接対策も解説】

理想のエンジニアになるには何をすればよいかわからない。
未経験だけど、どんなエンジニアを目指したらよいの?

エンジニアが成長していくには、将来の目標を定めて実績や経験を重ねていくことが必要です。そのために欠かせないのが、キャリアプラン。

しかし急にキャリアプランと言われても、ピンと来ない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、エンジニアのキャリアプランの決め方や実現方法について解説します。

エンジニアとして伸び悩んでいる方やこれからエンジニアになろうとしている方は、ぜひキャリアプランを明確にしてください。そして、自分の理想とするエンジニアを目指しましょう。

この記事の要約
  • エンジニアの主なキャリアプランは「スペシャリスト」or「マネジメント職に就く」
  • 副業や独立もキャリアプランとして有効的な選択肢
  • キャリアプランは数年後を見据えて目標を定めるのがおすすめ

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

エンジニアがキャリアプランを設定するメリット

エンジニアがキャリアプランを設定するメリット

画像:キャリアプランを設定するメリットは2つ
キャリアプランとは、「自分が将来的にどんな役職に就きたいか」「どんな仕事をしていたいか」を考え、目標を実現するために何をすればいいか計画を立てることです。

エンジニアがキャリアプランを設定するメリットは、以下の2つです。

  • 学ぶべきこと・ビジョンが明確になる
  • 目標を持つことで成長に繋げられる

つまり、キャリアプランは理想のエンジニアとなるために欠かせないものです。

学ぶべきこと・ビジョンが明確になる

エンジニアはキャリアの幅が広く、将来の目標によって身に付けるべきスキルが異なります

キャリアプランを設定しておけば、将来に必要なことを効率よく学び、必要な経験を積んでいくことができます。

目標を持つことで成長に繋げられる

エンジニアに限定したことではありませんが、目標を持つことは次のステップに進むために欠かせません。目標があることで迷いがなくなりますし、達成感も得られるはずです。

エンジニアは学習を続けなければ成長することはできません。その学習を続けるには、「こうなりたい」という明確な目標を持つことが大切です。

エンジニアの大まかなキャリアステップと5つの選択肢

エンジニアの大まかなキャリアステップ

画像:エンジニアが選べるキャリア・キャリアステップ
エンジニアが選べるキャリア・キャリアステップには、以下の5つがあります。

  • 未経験からエンジニアになる
  • キャリアアップのため転職する
  • スペシャリストとしてその道を極める
  • フリーランスエンジニアとして独立
  • 副業でエンジニアになる

具体的なキャリアプランを考える前に、まずキャリアやキャリアステップの大まかな方向性を知り、どうなりたいか自分の希望を定めておきましょう。

① 未経験からエンジニアになる

未経験からエンジニアを目指す場合、未経験可の会社に就職することが最初の一歩。未経験可の会社の場合、入社後の研修やOJTで基礎的な知識を身に付けられます。

とはいえ、全く知識のない状態では途中で挫折する可能性があります。実際に働き始める前に、何らかの形でプログラミングの学習を始めておくのがおすすめです。

② キャリアアップのため転職する

キャリアアップのため転職する

画像:転職でキャリアアップを図る
エンジニアは、転職でキャリアアップを図ることが多いです。

そこで、ある程度の経験を積んだら、その経験を生かして望むキャリアが積める会社に転職します。別職種にキャリアチェンジしたい場合やマネジメントの方向へ進みたい場合にも、転職が有効です。

③ スペシャリストとしてその道を極める

現場で開発に携わり続けたい場合には、上流工程を担当できるスペシャリストを目指していくことになります。汎用的知識を持ちながら、より専門性の高い技術を磨くことが必要です。

④ フリーランスエンジニアとして独立

フリーランスエンジニアとして独立

画像:フリーランスのエンジニアとして独立
スペシャリストとして活躍できるようになれば、フリーランスのエンジニアとして独立も視野に入ってきます。やり方によっては大きく収入アップを目指すことも可能

現場で活躍を続けたいエンジニアの方の選択肢ともなるでしょう。

⑤ 副業でエンジニアになる

副業が認められる企業も増えてきており、プログラミングを学んで副業でエンジニアとして活躍することも可能です。

業務委託や請負開発のほか、自身でサービス開発を行うようになる副業エンジニアも少なくありません。

現役エンジニアの方向けキャリア設計法

現役エンジニアの方向けキャリア設計法

画像:現役エンジニアのキャリア設計
現役エンジニアの方がキャリアを設計するには、これまでの経験を踏まえたうえで具体的な目標を定め、それを達成するための計画を立てていく流れになります。

必要なのは、次の2ステップです。

  • 過去・現在を分析する
  • 3年後・5年後を見据えて目標を設定する

具体的なやり方を見ていきましょう。

① 過去・現在を分析する

まず、過去に「どんな成功・失敗をしたか」「いままで何を目標にしていたか」を見直します。特に失敗したことや成功したことは、具体的になぜそうなったのかを細かく思い出してください。

そして、現在の自分を客観的に分析してみましょう。今の自分が会社で「どういう仕事を任されているのか」「どんなことが得意か」「どんなことを苦手としているか」を分析します。

これらを通じて、今自分がどんな方向に進んでいるかが見えてきます。

② 3年後・5年後を見据えて目標を設定する

3年後・5年後を見据えて目標を設定する

画像:数年先を見据えての目標設定
次に、「3年後」「5年後」くらいの自分がどのようになりたいかを想像してみましょう。そして、理想を手に入れるために「今足りないもの」「これからすべきこと」をすべて洗い出します。

ある程度洗い出せたら、出てきた課題に優先順位を付けることで目標が設定できます。

設定した目標について、それぞれいつまでに解決・達成するのか?そのために学ぶことは何か?といった期限・予定を詰めて行動計画を立てます。

行動計画を立てるときは

  • 直近2~3ヶ月に何をすべきか?具体的な作業まで落とし込んだ短期的な計画
  • 2~3年後までの優先順位を大まかに決めた中期的な計画

の2つをまとめておきましょう。このとき、以下の2点を心がけてください。

ポイント
  •  

    全て書き出した後に見直す

  •  

    量・時間も明確にする

全て書き出した後に意味や効果を考えながら見直すと、不要な作業や逆に不足していた作業が見つかるでしょう。

また、作業量やかかる時間もある程度見当をつけておくことで、目標達成の確度が高い計画を立てられます。

未経験や新卒からエンジニアを目指す方向けキャリア設計法

未経験や新卒からエンジニアを目指す方向けキャリア設計法

画像:未経験や新卒からエンジニアを目指す場合
未経験や新卒からエンジニアを目指す場合には、まず「どんなエンジニアになりたいか」というビジョンを定めることから始めます。

以下のステップで、具体的なプランを考えていきましょう。

  • なりたいエンジニア像を明確化
  • キャリアに合ったプログラミング言語を学習して就職
  • 実績・経験を積んで上流工程or別職種に転職

先にビジョンを明確にしておくことで、あまり必要でなかった勉強や経験をして遠回りをしてしまうことを避けられます。

① なりたいエンジニア像を明確化

エンジニアには様々な分野があります。

なぜエンジニアになりたいのか、エンジニアになって何を実現させたいのかという所から、まずはなりたいエンジニア像を明らかにしましょう。

例えば、下記のように分野によって身につけるべき知識や経験は異なります。

  • Webサービス開発なら、デザインやマーケティングに関する知識
  • AI開発なら、機械学習や数学・統計の知識

必要なスキルを効率よく身に着けるために、最初に将来のビジョンを定めましょう。

② キャリアに合ったプログラミング言語を学習して就職

キャリアに合ったプログラミング言語を学習して就職

画像:キャリアに合ったプログラミング言語
なりたいエンジニア像が決まったら、それを実現できるプログラミング言語を学んで未経験可の会社に就職して実務経験を積んでいきましょう。

未経験であっても、ポートフォリオがあると就職に有利になります。学習中に用いたサンプルコードを使用して、簡単なサービスやツールを作っておきましょう。

また、インフラ系のエンジニアを目指すのであれば、関連資格を取得するのもアピールポイントになります。

③ 実績・経験を積んで上流工程or別職種に転職

エンジニアとして業務経験を積んだら、上流工程を目指します。社内でステップアップする環境が整っていなければ、現在の経験を生かして転職し、キャリアアップを図っていきましょう。

以下の記事では、未経験からエンジニアとして就職に成功するためのステップを解説しています。これからエンジニアを目指す方はぜひご覧ください。

エンジニアへの就職を成功させるための戦略と実行方法
更新日:2024年3月1日

【職種別】エンジニアの主なキャリアプラン例

エンジニアの主なキャリアプラン例

画像:9職種別のキャリアプラン例
エンジニアには様々な職種があり、それぞれキャリアプランも異なります。そこで、以下の9職種別にエンジニアのキャリアプラン例をご紹介します。

  • システムエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • Webエンジニア
  • インフラエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • クラウドエンジニア
  • AWSエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • 機械学習エンジニア

キャリアプラン設定やキャリアアップを考える際の参考にしてください。

システムエンジニアのキャリアプラン

システムエンジニアは、1~3年目に基礎的な資格を取得しながら経験を積んでレベルアップしていくのが一般的。社内で長期間働いていれば次第に評価され、業務も上流工程へ変わってきます。

キャリアプランの方向性は、スペシャリストとしてプロジェクトリーダーやフルスタックエンジニアを目指すほか、ゼネラリストとしてプロダクトマネージャーやITコンサルの選択肢も出てくるでしょう。

以下の記事では、システムエンジニアのキャリアアップ方法について解説していますので合わせてご覧ください。

ネットワークエンジニアのキャリアプラン

ネットワークエンジニアのキャリアプラン

画像:ネットワークエンジニアのキャリアプラン
ネットワークエンジニアは運用監視からはじまり、2~4年目程度で設計やサーバ構築、5年目以降でスペシャリストもしくはゼネラリストを目指すというキャリアプラン。

シスコ技術者認定を活用して、スキルを固めていくのがおすすめです。

1~3年目に「CCNA」を取得し基盤を固めたあと、上位の「CCNP」「CCIE」などを目指しましょう。5年目以降になると、選択したいキャリアが明確になってくるはずです。将来的には、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどを目指すこともできるでしょう。

ネットワークエンジニアのキャリアプランについては、以下の記事で詳しく解説しています。

ネットワークエンジニアのキャリアパス!職種別に8つの選択肢を解説
更新日:2024年3月1日

Webエンジニアのキャリアプラン

Webエンジニアには、最新のWeb知識やプログラミング言語の開発経験が必要です。

参加するプロジェクトによって必要なスキルが異なるので、システムの企画・設計の他にも、デザイン・コーディング・SEO対策・Webマーケティングなど様々な知識が求められます。

転職時には職種を変更するのではなく同業種の別会社に転職する方が多いため、Webエンジニアとしてスキルを伸ばしていくことが重要です。

キャリアプランとしては、Webエンジニアとして経験を積んだあとWebディレクターとして上流工程を担当することになります。

まずはスキルを伸ばして、待遇のいい企業に転職することを目指したキャリアプランを立てましょう。また、十分な経験を積んだ後、フリーランスとして独立するというプランも考えられます。

Webエンジニアのキャリアプランについては、以下の記事で詳しく解説しています。

Webエンジニアのキャリアパスおすすめ9選【選び方や必要なスキルも紹介】
更新日:2024年3月21日

インフラエンジニアのキャリアプラン

インフラエンジニアのキャリアプラン

画像:インフラエンジニアのキャリアプラン
インフラエンジニアはITインフラの構築・運用・点検などが主な仕事。サーバーだけでなくネットワーク関連の知識も必要になります。

キャリアを高めるには1~3年で「CCNA」「LinuC レベル1」などの資格取得を目指し、その後「CCNP」や「LinuC レベル3」を目指すとよいでしょう。将来的にはスペシャリストとしての道のほか、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどを目指せます。

インフラエンジニアの業務内容やキャリアについては、下記の記事が参考になります。

インフラエンジニアの仕事内容!働き方の特徴や求人内容を紹介
更新日:2024年3月1日

サーバーエンジニアのキャリアプラン

主にサーバーの構築・運用保守を行うサーバーエンジニアは、上流工程になるとサーバーの設計から手掛けることになります。

スキルアップには「Microsoft Azure認定試験」の初級レベルを1~3年の間で取得しておくのがおすすめ。

そのあと、

  • マネージャーを目指すのであればプロジェクトマネジメントを学べる「PMP」
  • スペシャリストを目指すのであれば「MCP」や「LinuC」

を実務経験に合わせて取得し、スキルを高めておきましょう。

また、サーバーエンジニアには、ネットワークエンジニア、データベースエンジニアなどへのキャリアチェンジや、クラウドに特化したクラウドエンジニアやAWSエンジニアへの道もあります。

クラウドエンジニアのキャリアプラン

クラウドエンジニアのキャリアプラン

画像:クラウドエンジニアのキャリアプラン
クラウド上の設計や構築・運用保守を行うクラウドエンジニアは、サーバーやネットワークの知識があることが前提となります。まず、インフラエンジニアとして経験を積んだ後、クラウドエンジニアに転職して本格的な経験を積むことになるでしょう。

キャリアプランとしては、スペシャリストを目指すほか、プロジェクトマネージャーやITコンサルなどへ進むことが可能。なお、クラウドエンジニアの年収はインフラエンジニアよりも高いスキルが求められることから年収水準も高くなる傾向です。

クラウドエンジニアに必要なスキルや今後の将来性については、以下記事で紹介しています。

クラウドエンジニアとは?仕事内容や年収、必要なスキルも紹介
更新日:2024年3月18日

AWSエンジニアのキャリアプラン

AWSは「Amazon Web Services」上の運用や管理、サービス開発などを行う特化型のエンジニアで、AWS自体の知識のほかネットワークやプログラミングなど、幅広い知識が必要です。

AWSにはスキルに応じた資格制度があるため、キャリアアップのためには資格取得が早道。資格レベルは「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」の4段階があります。

アソシエイトは1年以上、プロフェッショナルは2年以上の経験が目安となりますので、まずこれらを取得して専門知識を持つAWSエンジニアとして技術を高めていくという流れになるでしょう。

AWSはインフラ系やクラウド系のエンジニアが専門性を高めてキャリアチェンジすることが多い職種ですが、AWSからのキャリアアップには、マネジメントポジションやITコンサルなどがあるでしょう。

AWSエンジニアについては、以下の記事で詳しく解説しています。

AWSエンジニアに必要なスキルまとめ【資格も紹介】
更新日:2024年3月29日

セキュリティエンジニアのキャリアプラン

セキュリティエンジニアのキャリアプラン

画像:セキュリティエンジニアのキャリアプラン
セキュリティエンジニアは、比較的新しい職種。ネットワークのセキュリティ対策、情報漏洩対策などを専門に担当し、保守・運用から経験を積んで、設計や実装へとステップアップしていきます。

スキルアップは、セキュリティ分野のシスコ技術者認定やCompTIA Security+などの資格取得を通じて行うとよいでしょう。

もともと、インフラやサーバーのエンジニアがキャリアチェンジした人の多いセキュリティエンジニアですが、次のキャリアとしては、マネジメント職へと進むことが多いようです。そのほか、企業のコンプライアンス担当、セキュリティコンサルタントとして活躍するというプランも考えられます。

セキュリティエンジニアの仕事内容などは、こちらの記事をご覧ください。

セキュリティエンジニアになるには?具体的な目指し方をわかりやすく解説
更新日:2024年3月28日

機械学習エンジニアのキャリアプラン

AIやディープラーニングなどの分野に関わる機械学習エンジニアは、将来性の高い職種ともいえます。

機械学習エンジニアはプログラミング言語の知識のほか、データベース、ネットワーク、数学のスキルが必要になるので、計画的にスキルアップを目指しましょう。

業務の流れとしては、分析やモデル作成から経験を積み、プロダクト化やコンサルティングなどへと専門性を高めていくこのが一般的。機械学習エンジニアは、AIのスペシャリストとして活躍するほか、データサイエンティストステップアップも可能です。

また、海外で活躍することも視野に入ってくるでしょう。技術次第では年収1,000万円を超えることも夢ではありません。

機械学習エンジニアの仕事内容や将来性については、こちらで詳しく解説しています。

機械学習エンジニアとは?年収や求人例、将来性も紹介
更新日:2024年3月29日

【職種別】スキルアップ・キャリアアップに役立つ資格一覧

スキルアップ・キャリアアップに役立つ資格一覧

画像:スキルアップやキャリアアップに役立つ資格
職種別に、スキルアップやキャリアアップに役立つ資格をまとめました。

職種資格
システムエンジニア基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、プロジェクトマネージャー
ネットワークエンジニアCompTIA Network+、LinuC、CCNA、CCNP
Webエンジニア基本情報技術者、PHP技術者認定試験、HTML5プロフェッショナル認定資格
インフラエンジニアLinuC、CCNA、CCNP
サーバーエンジニアLinuC、MCP
クラウドエンジニアGoogle Cloud認定資格、CompTIA Cloud+、CCNA、CCNP
AWSエンジニアAWS認定資格
セキュリティエンジニアCCNA、CCNP、CompTIA Security+、情報セキュリティスペシャリスト
機械学習エンジニアG検定、E検定

スキルアップのために、何をしたらよいかわからない……という方は、まずは本での学習がおすすめです。

以下の記事では、エンジニアが知識を深めるためにおすすめの本を紹介しています。

【2024年最新版】エンジニアなら必ず読むべきおすすめ本21選!
更新日:2024年3月23日

女性エンジニアはどんなキャリアプランを考えたら良い?

女性エンジニアはどんなキャリアプランを考えたら良い?

画像:女性エンジニアのキャリアプラン
ここからは女性エンジニアのキャリアプランについて少し見ていきましょう。

2019年に経済産業省が発表した 「情報サービス産業基本統計調査」によると、女性のITエンジニア比率は20%程度です。

エンジニアに女性が少ない理由として、仕事のハードさはもちろんのこと、技術変化の早い業界でもあるため産休・育休明けについていけないのでは?という懸念もあるのではないでしょうか。

しかし業界として、女性エンジニアの需要は非常に多いです。

なぜなら、女性ならではの発想や気遣いがシステムやアプリにも活かされるから。ユーザーの利便性を高める点で、女性エンジニアは重宝されています。

とはいえ、女性エンジニアは女性のライフイベントを迎えるにあたってキャリアに悩むでしょう。そこで、女性のキャリアプランの考え方を2つご紹介します。

キャリアを積み重ねるなら正社員

キャリアを積み重ねたいなら、やはり正社員がよいでしょう。正社員であることで上流工程に取り組むこともできますし、パートタイムやアルバイトよりも仕事の権限も大きくなります。

現在は産休・育休制度が整っている上、後の職場復帰もしやすいよう時短勤務制度を取り入れている会社も増えました。実際にこれらを活用して働くママも多いです。

ただし、制度があるだけで活用している女性がなく、利用しにくい場合もあるかもしれません。その場合は早めに転職をするのもひとつの手段です。産休・育休の取得条件も踏まえて転職を考えましょう。

派遣やクラウドソーシングという選択も

派遣やクラウドソーシングという選択も

画像:派遣やクラウドソーシングで働く
時間や環境の制約で正社員で働くことが難しい場合には、派遣やクラウドソーシングで働くこともできます。

クラウドソーシングはインターネット上で仕事の受発注をする仕組みで、フリーランスも多く利用しています。クラウドワークスやランサーズなどが有名です。

フリーランスなので出社する必要もなく、自宅のパソコンで仕事ができるのがポイント。出産の近い方やお子さんの面倒を見なければならない方でも仕事ができると主婦に人気です。

クラウドソーシングは、自分のペースに合わせて仕事ができる新しい働き方です。長期的なプロジェクトから数日や数時間で済む仕事もあるので、フルタイムで働きたい方はもちろん、スキマ時間に働きたい方にもおすすめします。

エンジニアとして理想のキャリアプランを実現する転職のポイント

エンジニアとして理想のキャリアプランを実現する転職のポイント

画像:理想のキャリアを実現するための3つのポイント
エンジニアは社内でキャリアアップを目指すこともできますが、多くは転職によってそれを叶えています。

理想のキャリアを実現するための転職におけるポイントは、以下の3点です。

  • キャリアプランをしっかり決める
  • 履歴書と職務経歴書を整理する(例文あり)
  • 面接対策を万全に行う

会社は、明確な目的意識を持ち業務を遂行できる人材を求めています。自分をしっかりとアピールできるよう、十分に準備を行いましょう。

キャリアプランをしっかり決める

ここまで見てきた「キャリア設計法」や「エンジニアの主なキャリアプラン例」を参考に、まずは理想のキャリアプランを明確に決めましょう。そして、そのキャリアプランが実現できる転職先を探します。

キャリアに迷いがあるときは、エンジニア専門のキャリア相談サービスやセミナーなども開催されていますので、参加してみると参考になります。

履歴書と職務経歴書を整理する(例文あり)

履歴書と職務経歴書を整理する

画像:必要な情報を分かりやすく記載
エンジニアの転職で重視されるポイントは、スキル、開発実績、経験業務の3つ

履歴書・職務経歴書では、できるだけ具体的にまとめ、納得感のある内容にまとめましょう。

職務経歴は、

  • プロジェクト概要
  • 担当フェーズ
  • 業務内容
  • 開発環境・規模
  • 実績

のように、具体的にわかりやすく記載します。

このとき注意したいのが、情報の不足。

例えば、プロジェクト概要で「管理システムの開発」と書いても何かわかりませんので「効率化を目的とした受発注システムの開発」とします。また、業務内容も「詳細設計」にとどめず「UI設計」など、経験業務がイメージできるような記載を心がけましょう。

キャリア実現のための転職では、履歴書や職務経歴書も重要です。特にエンジニアの場合は、キャリアアップのために転職を重ねていることも少なくありません。転職回数がマイナスとならないよう、転職の理由を具体的に記してください。

未経験の場合には、なぜエンジニアを目指しているのかという動機が重要です。前職での経験を踏まえた上で、納得のいく動機付けを行いましょう。

【志望動機の例文】

私はこれまで経理分野で働いていましたが、その中でもさまざまなIT技術を駆使して業務を行っていくと、さらなるIT技術革新の必要性を感じていました。

そのため経理の仕事がさらに効率的なるIT技術を自身で開発したく、事務・経理関係のソフトウェア開発やサービスを提供している御社を志望しました。

28歳で未経験からITエンジニアとなるのは、周囲と比較するとスタートが遅いと思いますが、その溝を埋めるため日々Javaの勉強を継続し、簡単ですがオリジナルのソフトを作成した経験があります。

技術革新のスピードが速いIT業界ですが、日々研鑽を積み新しい技術を身に付けることで、自発的に物を創り出しそれを社会へ貢献したいと考えています。

面接対策を万全に行う

面接対策を万全に行う

画像:面接対策は万全に
キャリアプランの実現のための転職では、面接対策は万全に行っておきましょう。

経験者の場合は、即戦力が求められます。志望動機とあわせて、これまでの経験や実績、今後のビジョンについて明確に述べられるようにしておきましょう。数字を入れ、具体的な説得力を持たせることがポイントです。

このとき、企業の望む人材と自分の希望や生かせるスキルが一致するものとなるよう、企業研究は綿密に行っておいてください。

未経験の場合には、エンジニアへの強い熱意が必要です。経験はなくても、現在エンジニアを目指すために実践していることをまとめておくことをおすすめします。

また、経験・未経験を問わず、ビジネスマナーや笑顔など基本的な面接での立ち振る舞いも注意しましょう。

キャリアプランがなかなか決められないあなたは

エンジニアになりたてで具体的なキャリアプランが決められない。
これから目指すけど明確なプランは決めてない。

エンジニアになりたての方やこれからエンジニアを目指す人にとって、今の段階で具体的なキャリアプランを作るのは難しいですよね。

しかし、ここまでに解説したとおり、エンジニアにとってキャリアプランは非常に重要。なかなかキャリアプランが決められないという方は、一度プロに相談するのがおすすめです。

例えばこれからエンジニアを目指すのであれば、転職エージェントなどを活用することでプロのキャリアコンサルタントに相談できます。プロに相談することで現実的かつ具体的なキャリアプランを立てることができますよ。

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この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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