プログラミングスクールのメリットは?デメリットや受講時の注意点も解説

プログラミングを学びたいけど、やっぱりスクールに通う方がいいのかな?
独学と比べてプログラミングスクールを選ぶメリットってなんだろう?

国内におけるIT人材不足の深刻化を背景に、ITエンジニアといったプログラミングスキルがある人材の需要は増し、他の職種に比べ高い報酬を設けるケースが増えてきました。

そんななか、転職や副業での収入獲得に向けたリスキリングを目的に、スクールでプログラミングを学ぼうと考えている人は多いですよね。

ただ、なかにはスクールに通おうか悩んでいる人もいるはず。

そこで、本記事では

  • プログラミングスクールに通う必要があるのか
  • プログラミングスクールに通うメリット、デメリット
  • 失敗しないためのプログラミングスクールの選び方

などについて解説します。

先に結論をお伝えすると「しっかりと今後に活かすためのスキルを身につけたい!」と思っているのであれば、最初からプログラミングスクールに通うのがおすすめです。

スクールであれば挫折しづらく、正しい知識もつけられるため、効率よくプログラミングスキルを身につけられます。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

プログラミングスクールは必要なのか

本記事を読んでいる方の中には、独学でプログラミングを学ぶべきか、スクールなどに通って講師に教えてもらうべきか悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

実際、弊社で約300名の男女に調査した結果によると、独学でプログラミングを学び始める人が多いのは事実です。

プログラミングを学ぶ人のうち58.3%は独学

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

ただ、独学でのプログラミング学習途中で挫折する人は多くいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由で、87.5%がプログラミング学習で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

プログラミング学習者の87.5%が挫折や行き詰まりを感じたことがある
挫折する理由の多くは、不明点を解決できる環境がなかったこと

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

ですが、プログラミングスクールの場合は、

  • プロから正しいプログラミング技術を教えてもらえる
  • プロのエンジニアに相談できる
  • 最短ルートで就職・転職・フリーランスを目指しやすい

など、独学では解決できない課題を解決できます。

そのため、最初から効率よく学びスキルを身につけたいのであれば、プログラミングスクールを選択するのがおすすめです。

また、独学とプログラミングスクールどちらに通えばいいのか悩んでいる方には、以下の記事もおすすめです。独学とスクールのそれぞれの学び方の違いやどちらが自分にあうのか考え方を紹介しているので、是非ご参考ください。

プログラミングスクールと独学、どちらを選ぶべきかエンジニアが解説
更新日:2024年4月5日

プログラミングスクールに通う5つのメリット

プログラミングスクールに通う5つのメリット

ここからは、独学とは違うプログラミングスクールならではのメリットをお伝えしていきます。具体的には、以下の5つのメリットがあげられます。

  • 【メリット1】実務経験やスキルの高い講師から学べる
  • 【メリット2】独学よりも効率的に正しい技術を学べる
  • 【メリット3】わからないことがあっても相談できる
  • 【メリット4】業界未経験でも、転職や就職サポートで有利に進めやすい
  • 【メリット5】一緒に学ぶ仲間がいるため、モチベーションを維持しやすい

それぞれ詳しく解説していきます。

【メリット1】実務経験やスキルの高い講師から学べる

1つ目のメリットは、実務経験やスキルの高い講師から学べる点です。

下表は代表的なプログラミングスクールの講師に関する情報をまとめたものです。

スクール名講師の特徴
SAMURAI
ENGINEER
経験年数3年以上の現役エンジニア
Code
Camp
採用率8%の採用試験を通過した現役エンジニア
tech
boost
実務経験2年以上の現役エンジニア

このように、どのスクールも実際の開発現場を熟知した現役エンジニアが講師を担当してるため、実践的なスキルを学べます。

独学では、教材本や動画、ツールなどを活用し学ぶことが多く、経験者に直接教えてもらう機会がほとんどありません。そのため、教材に書いてないこと以外はわからなかったり、最低限の知識やどの知識が実際に役に立つのかなどがわからなかったりといった場合が多いです。

スクールで実務経験やスキルの高い講師から学べば、現場で必要となる知識を習得できますよ。

【メリット2】独学よりも効率的に正しい技術を学べる

プログラミングスクールに通うメリット:目的に必要なスキルが効率良く学べる

次にあげるメリットは、プログラミングスクールの方が効率的に学べる点です。

先ほどもお伝えしましたが、独学の場合は、1人で学ばないといけないため学習した知識が正しいものなのか、判断が難しい場合があります。

また、最初のうちはどの部分が間違っているのかも気付けないことも多く、つまづいていてしまうとなかなか先に進めないといったことも少なくありません。

プログラミングスクールの場合は、ツイートのように講師にフィードバックがもらえるため、どこが間違っていて、どう直せば良いかすぐにわかり、効率的に学んでいけます。

【メリット3】わからないことがあっても相談できる

プログラミングのメリット:独学よりも挫折しづらい

次にあげるメリットは、わからないことがあっても相談できる点です。

プログラミングスクールでは、講師がついているため、わからない点があってもすぐに聞くことで解決できます。

独学の場合は、わからないことがあると自分で調べなければいけないうえ、なかなか解決方法が見つけられず挫折してしまうことも少なくありません。

そのため、プログラミングスクールのように、わからないことがあったらすぐに聞ける環境はプログラミングを学ぶ上で非常に重要なポイントになります。

プログラミング学習でつまずきやすい原因や対策方法については、以下の記事にて紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

【挫折率90%】プログラミング学習に失敗する原因と正しい学習ステップ
更新日:2024年3月9日

【メリット4】業界未経験でも、転職や就職サポートで有利に進めやすい

プログラミングのメリット:目的の実現を支援してもらえる

4つ目にあげるメリットは、業界未経験でも就職や転職サポートで有利に進めやすいことです。

プログラミングスクールの中には、ただプログラミングスキルを学ぶだけではなく、就職や転職を実現するために手厚いサポートを実施してくれるところもあります。

また、何も学んでいない状態でエンジニアを志望するよりも、スクールに通い一定のスキルを有していることをアピールすれば、業界未経験でも就職や転職に成功する確率はアップします。

事実、次の調査では約90%のスクール卒業生が、ITエンジニアの内定を獲得しています。

出典:PR TIMES

独学の場合は、自力でポートフォリオを作成し、就職や転職活動をしないといけないうえ、未経験からとなると希望の企業への就職が難しい場合も少なくありません。

未経験者がスクールへ通えば、就職や転職の実現に向けて大きなアドバンテージを得られる点は大きなメリットといえます。

なお、就職支援を行っているプログラミングスクールについては、次の記事でまとめて紹介していますので、ぜひご参考ください。

転職向けプログラミングスクールおすすめ13選【2024年版】
更新日:2024年4月18日

【メリット5】一緒に学ぶ仲間がいるため、モチベーションを維持しやすい

最後に紹介するメリットは、一緒に学ぶ仲間がいるためモチベーションの維持がしやすい点です。

プログラミングスクールの場合、一緒に講義を受ける仲間やチームを組んで課題を進めることも。そのため、一緒に切磋琢磨する仲間ができ、1人で学ぶことよりモチベーションを維持しやすい環境になります。

独学で学ぶ際に挫折してしまう理由の1つとして、モチベーションの維持が難しいという点があります。共にプログラミングを学ぶ仲間ができるということは、スクールに通う魅力的なメリットと言えます。

では、デメリットには何があるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

プログラミングスクールに通うデメリット3つ

プログラミングスクールに通うデメリット3つ

プログラミングスクールに通う場合には下記の3つのデメリットがあげられます。

  • 【デメリット1】独学と比較すると費用が高くなる
  • 【デメリット2】学べる内容が限られているケースもある
  • 【デメリット3】レッスン可能な時間が決まっている

1つずつ詳しく解説していきます。

【デメリット1】独学と比較すると費用が高くなる

1つ目のデメリットは、独学と比較すると費用が高くなることです。

独学で学ぶ場合にかかるおおよその費用は、平均1〜2万円前後。一方、プログラミングスクールにかかる費用の平均は、約28万円前後となっています。

ただし、プログラミングスクールの中には受講料金が割引になったり、お得な特典を獲得できるところもあります。また「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」のように、万が一転職に失敗した場合は受講料金が返金される「転職保証制度」を設けているスクールも。

こうしたスクールを選べば、費用面のデメリットを軽減することが可能です。

なお、40種類以上の教材が登録無料(有料は月額2,980円~)で学べる侍テラコヤでは、平均回答時間30分以内の「Q&A掲示板」でわからないことや悩みを解決しながらプログラミング学習を進められます。

700x700_01 (2) (1)
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700x700_03 (1) (1)
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700x700_06 (1) (1)
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さらに、必要に応じて現役エンジニアとのマンツーマンレッスンも受けられるため、初心者の方でも挫折なくスキル習得が可能です。なお、同スクールは入会金不要・いつでも退会OKに加え、利用から1ヵ月の間は「全額返金保証制度」が適用されます。

「少しでも費用は抑えたいけど、独学では不安…」という方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

公式サイトで詳細を見る

また、プログラミングスクールにかかる費用の詳細を知りたい方は、以下の記事にてスクールごとにかかる費用をまとめていますので、こちらもご参考ください。

プログラミングスクールの料金相場!全33校の費用を一覧比較
更新日:2024年4月5日

【デメリット2】学べる内容が限られているケースもある

プログラミングスクールに通う際の注意点:学習内容が選べないスクールもある

2つ目のデメリットは、学べる内容が限られているケースもあるという点です。

プログラミングスクールのなかには、あらかじめスクール側が用意したカリキュラムで学び進めるところも少なくありません。具体的には下表のとおりです。

スクール名コース名カリキュラム内容
KEN
スクール
Javaプログラマー養成コース・Java
・HTML/CSS
・Spring Framework
INTERNET
ACADEMY
プログラマー入門コース・HTML/CSS
・JavaScript
・Dreamweaver
Code
Camp
プログラミングコース・HTML/CSS
・JavaScript (jQuery)
・PHP (Laravel)

独学で学ぶ場合、スクールのようにカリキュラムに縛られることなく自身が学びたいスキルを、好きな順番で好きなだけ学べます。

SAMURAI ENGINEERのように、受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成してくれるスクールもありますが、コースが設定されている以上、学習可能なスキルが限られる可能性がある点はスクールのデメリットといえますね。

【デメリット3】レッスン可能な時間が決まっている

3つ目にあげるデメリットは、勉強する時間が決まっていることです。

プログラミングスクールのメリットとして、講師に教えてもらえる点をあげましたが、講師に教えてもらえることと引き換えに、自分のペースで学ぶことが難しくなってしまいます。

また、学校や仕事をしている人でも通いやすいカリキュラムや時間割のスクールはありますが、独学の場合と比べるとやはり勉強する時間やタイミングの自由度は劣ってしまいます。

とはいえ、自分で勉強時間を確保しコツコツ進めることが苦手な人にとっては、勉強する時間が決まっていることがメリットになることも。どちらが自分に合っているか、考えてみると良いかもしれません。

なお「自分のペースで学びながら、わからないことだけ質問したい」といった場合は、侍テラコヤもおすすめです。実践型教材を活用したプログラミング学習はもちろん、現役エンジニアへの質問も可能です。

プログラミングスクールに通うメリットが大きい人の特徴

プログラミングスクールに通うメリットが大きい人の特徴

ここまで、解説したプログラミングスクールに通うメリットやデメリットを踏まえると、下記に当てはまる人はスクールに通うメリットを十分に享受できるといえます。

  • 1人でプログラミングを習得できるか不安な人
  • わからないときは直接講師(エンジニア)に相談したい人
  • プログラミングスキルを身につけつつ、就業活動や副業に対するサポートを受けたい人

先ほど述べたとおり、エラーや不明点を解決できないことでプログラミング学習で挫折する人は多くいます。そのため、初学者が質問や相談できる環境のない状態で独学しても、自力で不明点を解決できない可能性は高いです。結果的に、かけてきた手間や時間を悔やみ、プログラミング習得自体を諦めてしまうかもしれません。

1人でプログラミングを習得できるか不安な人は、スクールを活用しながらスキルを身につけるのがおすすめです。

なお、そもそもどのようなスキルを身につければいいのかわからない人、あるいは何から勉強を進めればいいのかわからない人は、弊社の「プログラミング学習プラン診断」をお試しください。

診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。

どのプログラミング言語を学ぶかあいまいな人は、ぜひ一度お試しください。

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失敗しないプログラミングスクールの選び方

2024年時点で67校以上と、プログラミングスクールは数多くあるため、どこにしようか迷う人もいるはず。

2024年版プログラミングスクールカオスマップ

※上記のカオスマップはPR TIMESにも掲載されています。

そこで、最後に独学ではなくスクールを検討している方へ向け、失敗しないスクールの選び方をお伝えします。

失敗しないための自分にあったプログラミングスクールを選ぶには、以下の7つのポイントが重要です。

  • 1.自分の予算に合ったスクールなのか
  • 2.学習時間は自分に合うものなのか
  • 3.受講方法が自分の生活に合うものなのか
  • 4.自分が習得したいスキルが学べるのか
  • 5.学習時などのサポート体制が整っているのか
  • 6.説明会や体験授業などがあるのか
  • 7.口コミや評判が良いスクールなのか

上記のポイントは、「受講してからやっぱり合わなかった…」と後悔しないためにも重要なポイントです。

気になっている2〜3社の無料カウンセリングを受けてみて、それぞれのカリキュラムや特徴を比較しながら通うスクールを決めることをおすすめします。

さらに具体的な選び方のポイントについては、以下の記事にて詳しく解説しているので、合わせてご参考ください。

プログラミングスクールの選び方!7つの基準から徹底解説
更新日:2024年4月3日

プログラミングスクール受講後に後悔しないためには

ここまで独学ではなくプログラミングスクールにしようか検討している方へ向け、プログラミングスクールを受講後に後悔しないためのポイントや注意点についてお伝えします。

プログラミングスクールに通うメリットとして、プロの講師がついているため独学と比べると挫折しづらかったり、学びやすい環境や就職しやすい環境が揃っている点をあげました。

ですが、それは独学と比較した場合であり、必ずしもプログラミングスクールで学べば失敗しないとは限りません。

プログラミングスクールに通ってもただ受講だけしていて自分で勉強する気力がないのでは、身に付くものも身につきません。

実際にスクールに通った方を調査したところ、こんなツイートを発見しました。

プログラミングスクールを選んでも、あくまでやる気がある前提であり、自分でしっかりと学ぶ姿勢やスキルを身につける努力が必要です。

まとめ:プログラミングスクールは独学で補えないメリットが多い

プログラミングは独学でも学べますが、冒頭でも解説したように独学の場合、挫折や正しい知識をつけられないことも少なくありません。

そのため、プログラミングスキルを身につけ就職や転職を考えている場合はプログラミングスクールを選ぶのをおすすめします。

とはいえ、

具体的にどんな流れで学習が進んでいくのか
自分が抱えている悩みは解決できるのか
自分が思い描くエンジニアになるために役立つか

など不安な点も多いでしょう。そんなときは、無料カウンセリングを受けてみませんか?

無料カウンセリングではプロのコンサルタントがあなたの疑問や不安をヒアリングし、適した学習プランや目標を具体的なものにするサポートをさせていただきます。

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この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

【プロフィール】
Webライター8年目。IT企業でPM(プロジェクトマネージャー)として複数プロジェクトの管理を行う傍ら、2017年からWebライター活動を開始。IT分野を中心に、オウンドメディアの記事執筆を担当。2021年から侍エンジニアブログの記事制作を務めており、現役エンジニアならではの視点を意識し、読者に有益な情報提供を心掛けています。
【専門分野】
Web開発/プロジェクトマネジメント
【保有資格】
基本情報技術者試験
応用情報技術者試験
AWS Certified Developer - Associate認定

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