システムエンジニアがきついと言われる7つの理由【元SEが解説】

システムエンジニアの仕事はきついって本当?
システムエンジニアの仕事がきつい理由はなに?

システムエンジニアはきついと言われている理由が気になる、という方もいますよね。

そこでこの記事では、システムエンジニアがきついと言われる理由を紹介します。また、システムエンジニアの仕事の魅力を元SEが過去の経験を元にわかりやすく解説します。

システムエンジニアの仕事を詳しく知ると、もっと興味や関心が強くなるかもしれませんよ。

そもそもシステムエンジニア(SE)とは

システムエンジニアとは

システムエンジニアは、システム開発のチームにおいて開発工程の全般に携わる仕事です。システムの開発工程は顧客から要求をヒアリングし、プログラミングしてシステムを完成させ、リリース後の運用やメンテナンスも含めた一連の流れです。

システム開発のチームは、主にシステムエンジニアとプログラマで構成されます。システムエンジニアが工程全般に携わるのに対して、プログラマはプログラミングや記述したソースコードのテストなどの実装に関係する工程を担当します。

また、システム開発チームのリーダーを務めるのもシステムエンジニアです。チームのリーダーを務める場合、滞りなく開発工程が進むようにチーム全体の士気にも配慮してマネジメントします。

システムエンジニアについて、詳細を解説している記事がありますので紹介しておきます。

システムエンジニアとは?アプリ開発の仕事/年収/必要なスキル
更新日 : 2021年11月17日

顧客の要件の確認から設計までの上流工程を担当するシステムエンジニアは、次に紹介するような一日のスケジュールで動いています。設計作業と同等かそれ以上に、チームや顧客とのコミュニケーションの比重が高いことが分かるでしょう。

あくまでも一例ではありますが、参考にしていただければ幸いです。

  • 1.メールチェック
  • 2.朝の定例ミーティング
  • 3.担当箇所の設計
  • 4.顧客との打ち合わせ
  • 5.議事録の作成
  • 6.夕方の定例ミーティング

構築担当のシステムエンジニアの一日や、システムエンジニアの一日の流れから見えてくることについては次の記事で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

【担当別】システムエンジニアの一日の流れ|上流工程担当の一日の流れ6つ
更新日 : 2021年11月19日

システムエンジニアの3K(きつい・厳しい・帰れない)とは?

システムエンジニアの3Kとは

システムエンジニアは3Kの仕事です。一般的に3Kとは「きつい・汚い・危険」のことを指しますが、システムエンジニアの3Kは「きつい・厳しい・帰れない」です。

システムエンジニアの仕事ではどんな点が3Kに当てはまるのか、それぞれ解説します。

システムエンジニアはきつい

システムエンジニアの仕事は、達成感ややりがいを感じられる仕事です。しかし一方で、きつい面があるのも事実です。

どんな仕事でも大変なことはあります。しかし、システムエンジニアを目指すと「やめとけ」と言われてしまうことも多いようです。

それだけシステムエンジニアとして働いてきつい思いをした人や、働き方を周囲で見ていて「きつそうだ」と感じた人が多いといえるでしょう。システムエンジニアの仕事がなぜきついのか、その理由は次の「システムエンジニアがきついと言われる7つの理由」の章で解説します。

また次の記事では、システムエンジニアはやめとけと言われてしまう理由や将来性について解説しています。ぜひあわせてお読みいただければ幸いです。

システムエンジニア(SE)はやめとけと言われる3つの理由と将来性
更新日 : 2021年7月19日

システムエンジニアは厳しい

システムエンジニアは厳しい

システムエンジニアは、働く環境が合わないと厳しい仕事でもあります。

例えば次の記事では、稼働時間によって収入が下がってしまうフリーランスと、補助的な業務が多くなりがちな社内エンジニア、2つの例をあげてシステムエンジニアの現状を解説しています。

システムエンジニアの現実2つ|SEに必要なこと・活かせる職種や経験とは
更新日 : 2021年11月17日

ここで紹介した例を見てもわかるとおり、システムエンジニアと一言で言っても、それを取り巻く環境はさまざまです。何がきついと感じるかは個人差もあるので、就職前に自分にとってどんな環境が理想なのか考えておくとよいでしょう。

システムエンジニアは帰れない

システムエンジニアは納期がギリギリ、急な仕様変更、不具合による開発の遅延といった理由で遅い時間まで帰れなくなることもあります。

また、システムエンジニアは人手不足の傾向がある職種で、特に高いスキルを持った技術者は不足傾向が強くなっています。しかし、人手不足であっても仕事は進めなければなりません。

次の記事では、システムエンジニアが人手不足となっている理由について解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

システムエンジニアが人手不足になっている5つの理由と解決策
更新日 : 2021年11月17日

システムエンジニアがきついと言われる7つの理由

システムエンジニアがきついと言われる理由

どうしてシステムエンジニアの仕事がきついと言われているのでしょうか。

システムエンジニアはシステム開発の工程全般に携わるために、納期に向けた工程の管理やチーム内の情報共有や顧客への報告、また、開発環境の整備などの業務も大変です。また、システムエンジニアにはIT技術をはじめとした高い技術力が求められます。

ここでは、システムエンジニアがきついと言われる理由を、次の7つの項目に分けて解説します。

  • 高いスキルを求められる
  • さまざまな関連作業に追われやすい
  • 常に納期に追われている
  • 残業が多い
  • マルチタスクになりがち
  • マネジメントが大変
  • クライアントやプロジェクトの調整

それぞれ、具体的に見ていきましょう。

理由1:高いスキルを求められる

システムエンジニアにはIT技術の知識はもとより、コミュニケーション、マネジメントに関する高度なスキルが必要です。

顧客に最適な技術を取り入れたシステムを提案できるように、常に情報をキャッチアップしていかなければなりません。これには最新の情報だけでなく、類似した案件の事例や業界の動向なども含まれます。

本来システムエンジニアの主な担当は、顧客の要望から要件を整理して、システムの設計を行うことです。コードのプログラミングとテストはおもにプログラマーの仕事ですが、人員が不足しているときにプログラミングができると工程の遅れをカバーできます。

システムエンジニアには、多方面の高いスキルが求められると言えます。

理由2:さまざまな関連作業に追われやすい

さまざまな関連作業に追われやすい

システム開発のチームにおいても、さまざまな関連作業があります。顧客とのミーティングをセッティング、資料の作成やデータ整理などもしなければなりません。

プログラマーにはプログラミングに専念してもらわないといけないので、この手の雑務は若手システムエンジニアの仕事になります。また、開発チームの規模が大きくなればなるほど雑務は増える傾向にあります。

働き始めてから新たな後輩がチームに加わるまでの1年目などは、主に雑務ばかりに追われることも多いようです。雑務の合間の隙間時間に本業の経験を積むという状態には、忍耐や信念が必要です。

理由3:常に納期に追われている

通常の開発プロジェクトでは、納期は工程と人員から算出されます。しかし顧客の事情などにより、余裕のないタイトな納期が設定される場合があります。

タイトな納期であっても工程が滞りなく進めば問題ありませんが、トラブルや急に人員が欠けたときなどは、システムエンジニアとして対策に取組まなくてはなりません。

今後の受注を考えると、安易に納期の延長を要請することはできません。

つまり、システムエンジニアは常に納期を意識して業務を行なっています。プレッシャーに弱く、トラブルが起きたときに前向きに対処できないという人には向かないでしょう。

理由4:残業が多い

残業が多い

常に納期に追われていることに加え、前の章でも解説した通りシステムエンジニアは人手不足の傾向が強い職種です。その2つの理由から、残業が多くなりがちです。

一方で、総務省の2019年の調査データによると、10人以上の規模の企業ではシステムエンジニアの残業時間は平均で約14時間。平均すると毎日1時間に満たない程度の時間です。

意外と少ないと思われるかもしれませんが、この数字はあくまでも平均的なものであり、企業によって残業時間には大きな差があります。また、同じ企業でも時期によって差が出る場合もあります。

就職活動を行うときには、応募先の残業時間について調べておくことをおすすめします。

次の記事では、システムエンジニアの残業代、残業を減らす方法や残業のない仕事を見つける方法などを解説していますので、お読みいただければ幸いです。

システムエンジニアの残業時間はどのくらい?残業がある原因4つ
更新日 : 2021年11月16日

出典:賃金構造基本統計調査 

理由5:マルチタスクになりがち

システムエンジニアは、進行中の複数のプロジェクトを同時に抱えることも多いものです。

1つのプロジェクトに集中する場合と比べると、案件ごとの状況把握やタスクの優先順位を考えることが負担になります。優先度を考えた結果、どうしても期限ギリギリにならなければ着手できないタスクが出てくることもあり、それがプレッシャーになってしまう場合もあります。

想定外のことが起きてしまった場合には、それぞれのプロジェクトの状況を考えながらトラブルに対処する力も必要です。

理由6:マネジメントが大変

マネジメントが大変

システムエンジニアとして経験を積むと、チームのマネジメントを任されることもあります。

マネジメントを行うようになると、チームメンバーの進捗状況を把握するなど、自分が担当する作業以外の部分も気にしなければならず、その分負担が大きくなります。

従業員の業務遂行能力を把握するのに役立つのが「スキルマップ」というツールです。スキルマップを作成すると、メンバー集めの際の判断やプロジェクトを進める際、見通しを立てるのに役立ちます。

次の記事では、スキルマップについての詳細や作り方、作成時の注意点などを解説していますので、ぜひご覧ください。

エンジニアがスキルマップを作るための5つのステップ
更新日 : 2020年6月19日

理由7:クライアントやプロジェクトの調整

プロジェクトの途中で急な仕様変更や機能追加の要望を受けるのも、珍しいことではありません。また、希望納期に無理があるようなケースもあります。

全ての要望を断ってしまうのは簡単ですが、それでは顧客との信頼関係が築けません。しかし、無理な要求でも受け入れてしまえば、自分だけでなくメンバーが無理な仕事を抱えなければいけなくなりますし、今後も無理な要求を突きつけられることも考えられます。

クライアントの要望はできるだけ受け入れる姿勢を示しつつ、納期の交渉を行うなどの調整が必要です。

それでもシステムエンジニアがおすすめな3つの理由とは

システムエンジニアがおすすめな理由

確かにシステムエンジニアの仕事にはこれらのようなきつい面もありますが、それを遥かに凌ぐ3つのメリットがあると考えます。

  • 年収が比較的高い
  • さまざまなスキルを身につけられる
  • 常に需要が高い

能力に自信があって意欲があるなら、システムエンジニアはおすすめです。1つずつ解説していきます。

理由1:年収が比較的高い

システムエンジニアの平均年収は平均年収.jpによると、500万円ほどとなっています。若い年代だと年収はそれほど高くないものの、年代が高くなるにつれて年収も高くなる傾向が顕著にみられます。

同じく平均年収.jpによると30代の平均年収は490万円ですが、50代では660万円で、年代別では50代の年収がもっとも高くなっています。単なる年功だけではなく、スキルアップによる昇給要素もあり、若いうちからチャレンジする環境も整っています

また、ヘッドハンティングなども盛んなため、ヘッドハンティングに応じたり転職エージェントを利用したりすることでより高い年収が得られます。

実績と信頼のあるシステムエンジニアであれば、会社に所属しているよりもフリーランスのほうが年収は高くなります。地域別に年収を比較すると地方よりも都心部のほうが年収は高く、東京におけるシステムエンジニアの年収は顕著に高くなっています。

能力と意欲の高い人にとって、経験の積み重ねが年収に結びつくのは魅力と言えます。

理由2:さまざまなスキルを身につけられる

さまざまなスキルを身につけられる

システムエンジニアの仕事はシステム開発全般に携わるため、システム開発に関してはすべてのスキルが身につきます。

システム開発の上流工程を担うのがシステムエンジニアなので、経験を重ねることで必要な工程をすべて熟知したエンジニアになれます。

また、顧客とのミーティングでは技術的な面から提案なども行なうため、IT技術だけに留まらず営業力も身につけられます。フリーランスになってもシステム開発の外注案件を獲得できるのは、持っているさまざまなスキルを評価されるからです。

多くのスキルを身につけられるのは仕事としてやりがいがあり、また自分自身の強みにもなるでしょう。

理由3:常に需要が高い

将来的にもシステムエンジニアは必要とされ、需要は高いでしょう。システムエンジニアはシステム開発の現場を総合的に管理・運営する仕事なので、たとえ個々の工程が自動化されたとしても、システム開発にシステムエンジニアの視点は欠かせません。

短期間でシステムエンジニアに必要なスキルを身につけるのは不可能なので、一度身につけてしまえば確固たる強みになります。また、実績を積み重ねることによる関係や信頼が活きるので、頑張りが将来へ繋がっていきます。

システムエンジニアの将来性は高く、今後も必要な仕事なのは間違いないのでおすすめです。

未経験からシステムエンジニアを目指すためのポイント3つ

システムエンジニアを目指すためのポイント

システムエンジニアは多くのスキルが必要な仕事ということもあり、未経験から目指すのはきついと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、上述したようにシステムエンジニアは人手不足のため、未経験者を採用している企業もあります。

未経験からシステムエンジニアを目指すためのポイントは、次の3つです。

  • まずは課題を見つける
  • 資格を取得する
  • 経験を積み実績を作る

1つずつわかりやすく解説します。

ポイント1:まずは課題を見つける

システムエンジニアを目指すための学習を始めるには、まず自分自身の課題を見つけましょう。システムエンジニアには多くのスキルが必要です。

不足しているスキルを把握し、そのスキルを学ぶにはどうしたらよいのか、どのように身につけるか考えて学習計画を立てます。目指す企業が決まっているのであれば、その企業で求められているスキルを調べてみましょう。

次の記事では、システムエンジニアになるための学習方法を紹介しています。必要なスキルやおすすめの勉強法についても解説していますので、ぜひご覧ください。

システムエンジニア(SE)に自学は必須!理由と効率的な勉強法を紹介
更新日 : 2021年6月15日

ポイント2:資格を取得する

資格を取得する

ある程度学習が進んだら、次は資格の取得に挑戦してみましょう。

資格を取得する過程で知識を深められますし、面接の際のアピールポイントにもなります。企業によっては、選考時に資格のありなしでふるいにかける場合もあるので、取得しておいて損はありません。

どんなスキルを示したいのか、そのためにはどの資格が適しているのかを考えて、挑戦する資格を選んでみてください。

ポイント3:経験を積み実績を作る

資格取得後、もしくは学習と並行して実際にコーディングや要件定義などの経験を積み、実績を作っていきましょう。最初は、練習問題などを解くところから始めるのがおすすめです。

実力が付いてきたら、クラウドソーシングサイトなどを利用して実際に案件を受注すれば実績となります。また、実務経験が積めるアルバイトを探すという方法もあります。

案件を受注して自分だけでやり通せるか心配な方は、スクールでサポートを受けるのもおすすめです。SAMURAI ENGINEERのマンツーマンレッスンでは、日本唯一の案件獲得保証型コースである「フリーランスコース」を設置。

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まとめ

パソコン
システムエンジニアは必要とされる仕事

ここまで、システムエンジニアの仕事がきついと言われる理由と、それでもシステムエンジニアの仕事をおすすめする理由を解説しました。

システムエンジニアは高いスキルが求められ、残業も多くなりがちな大変な仕事です。しかしその分年収が高く、常に需要があるというメリットがある仕事でもあります。

能力に自信があって意欲的に取り組むことで高い報酬を得たいのなら、システムエンジニアはおすすめの仕事です。

システムエンジニアは、これからのIT社会においても必要とされる仕事です。ぜひ、挑戦することを検討してみてください。

この記事のおさらい

システムエンジニアの仕事がきついといわれる理由は?

「高いスキルを求められる」「さまざまな雑務に追われやすい」「常に納期に追われている」「残業が多い」「マルチタスクになりがち」「マネジメントが大変」「クライアントやプロジェクトの調整」の7つです。

きつくてもシステムエンジニアがおすすめの理由は?

「年収が比較的高い」「さまざまなスキルを身につけられる」「常に需要が高い」の3つです。

未経験からシステムエンジニアを目指すための3つのステップは?

「1.まずは課題を見つける」「2.資格を取得する」「3.経験を積み実績を作る」です。

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