未経験からいきなりシステムエンジニアに転職するのはきつい?
未経験からシステムエンジニアになるにはどうしたらいいの?
IT産業の需要拡大にともない、システムエンジニアに興味を持つ人は増えています。しかし「未経験からシステムエンジニアへの転職はきつい」という声もあり、不安を抱えている人も多くいますよね。
そこで、この記事では未経験からシステムエンジニアになる方法を、必要なスキルや大切なポイントも交えて紹介します。この記事を読めば、システムエンジニアになるイメージが明確になりますよ。
なお、次の記事ではそもそもシステムエンジニアとはどんな職業なのか、その仕事内容を年収や将来性も交え詳しく解説しているので参考にしてください。
→ システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収、将来性も紹介
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
この記事の目次
未経験者がいきなりシステムエンジニアとして転職するのは困難

プログラミング未経験者がいきなりシステムエンジニアとして転職するのは困難でしょう。なぜなら、システムエンジニアに必要なスキルを、すべて実務経験なしで身につけるのは難しいためです。
高品質なプログラムを設計するうえで、システムエンジニアには実務レベルのプログラミングスキルが欠かせません。それ以外のスキル(詳細は後述)も、実務経験を通して得られるものが多いといえます。
よってシステムエンジニアになるなら、まずはプログラマーとして現場で実務経験を積み、そこからキャリアアップするのが賢明です。実務経験がない点を独学だけでカバーすることは、現実的ではありません。
30代、40代と年齢が上がるにつれて求められるレベルも上がり、転職のハードルは高くなります。中には「未経験可」とうたう求人もあり、20代ならポテンシャルに期待して採用されるケースもあるでしょう。
しかし、必要なスキルがないままシステムエンジニアになっても、実務についていけず挫折するリスクがあります。システムエンジニアとして成功したいなら、年齢にかかわらず未経験から脱却することを考えましょう。
未経験からシステムエンジニアへの転職が「きつい」と言われる理由

未経験からの転職が「きつい」と言われる理由は、システムエンジニアの業務範囲の広さにあります。システムエンジニアは下記のように、システム開発に必要となるプロセス全般に関わることになるのです。
要件定義 | 顧客の要望をヒアリングして、業務のどの部分をシステム化するか、どんなシステムを作るのか、どんな機能が必要かを明確にする。 |
設計 | 要件定義をもとに、システムの実現方法を具体化する。たとえば、どのような機器構成がよいか、どのような画面構成にするか、どんな表示・操作にするかなど。 |
コーディング | 要件定義や設計の内容をもとに、システムを実現するためのプログラム(コード)を作成する。 |
テスト | 形になったシステムを実際に動かして、想定通りになっているか確認する。 |
運用・保守 | 完成したシステムを、顧客が稼働させるための支援を行う。必要に応じて、システムのアップデートや障害対応なども実施する。 |
システムエンジニアがメインで担当するのは、要件定義や設計といった「上流工程」です。しかし開発チームの状況によっては、コーディングやテストといった「下流工程」や、システム納品後の運用・保守も行うことになります。
未経験の人が、これらすべてを実務レベルでこなすことは現実的に難しいでしょう。
特に設計では、次工程の担当者であるプログラマーにもわかる設計書の作成が求められます。設計の豊富なノウハウはもちろん、「頭の中でプログラムが完成するレベル」の高いプログラミングスキルがないと務まりません。
またシステムエンジニアは、開発チームの最終成果物である「システム」の品質を大きく左右します。上記のようなスキルが不足している未経験者だと、高品質なシステムの完成は難しいといえます。
結果として顧客からの信頼が得られないばかりか、チームメンバーにも迷惑をかけることになり、「きつい」となってしまうのです。
目指す前に確認しておきたいシステムエンジニアの基礎知識

システムエンジニアを目指す前に、この基礎知識を確認しましょう。
平均年収
求人検索エンジン「求人ボックス」が公開している給料ナビによると、システムエンジニアの平均年収は約509万円です(2022年10月時点)。

国税庁が公表している日本全体の平均年収(令和2年時点)が約433万円であることを考えれば、かなり高水準です。
もちろん、スキルや転職先によっても年収は大きく前後しますが、年収800万円を超える高収入な人もいます。システムエンジニアは、収入アップを狙えるチャンスが多い仕事といえるでしょう。
需要・将来性
求人ボックスで「システムエンジニア」と検索すると2022年10月現在、31万件を超える求人がヒットします。システムエンジニアの需要はとても高いことがわかります。

今ではSNSやスマホアプリなど、生活のいたるところにプログラムの存在があります。プログラムがなければ暮らしが成り立たないといっても過言ではありません。
こうしたプログラムを作るうえで欠かせない要件定義や設計を担うのが、システムエンジニアです。十分な数のプログラマーがいたとしても、システムエンジニアがいなければ高品質なプログラムは開発できません。
IT業界全体で深刻化する人材不足も相まって、システムエンジニアの需要はさらに高まると予想されます。確かなスキルさえあれば仕事探しに困ることはまずなく、システムエンジニアは将来性の高い仕事といえるでしょう。
システムエンジニアに必要なスキル4つ

システムエンジニアに必要なスキルは、主に次の4つです。
ひとつずつ、順番に解説します。
プログラミングスキル
「システムエンジニアにプログラミングスキルはいらない」という噂もありますが、そのようなことはありません。システムエンジニアが主に担当するのは上流工程ですが、プログラミングスキルは必要です。
下流工程のプログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書に沿ってコーディングします。プログラムを作ることまで十分に想定した設計書でないと、プログラマーが混乱したり、技術的な問題が後から判明したりすることも。
実現性の高いプログラムを設計するためには、システムエンジニアがプログラムについて熟知している必要があるのです。コーディングを手伝うことになる場合もあるため、プログラムを書くスキルも必要となります。
なお、プログラミングの世界には何百種類もの言語が存在し、開発現場に合わせた言語のスキルが必要です。システムエンジニアにおすすめのプログラミング言語を知りたい人は、次の記事をお読みください。

コミュニケーションスキル
「ITエンジニアにはコミュニケーションスキルが不要」と思われがちですが、そのようなことはありません。ITエンジニアには開発チームとのやり取りが欠かせないため、コミュニケーションスキルが必須です。
特に、社内外の人と関わるシステムエンジニアにとっては、より重要なスキルとなります。プログラマーやテスター(テスト担当者)のフォローはもちろん、顧客とのシステムに関する認識合わせも大切な役割です。
顧客と情報交換しながら認識の差異をなくし、システムのあるべき姿を明確にしていきます。双方向のコミュニケーションが上手く行えないと、顧客が本当に求めるシステムの仕様にはたどり着きません。
誤解なくスムーズに相手と意思疎通するために、コミュニケーションスキルが欠かせないのです。
マネジメントスキル
システムエンジニアがチームを成功に導く上で、マネジメントスキルも重要となります。
システム開発のプロジェクトには、必ず納期があります。納期までにシステムを納品するためには、システムエンジニアがメンバーの作業進捗をしっかり管理できなければなりません。
また、プロジェクトで問題が発生した時には率先して解決にあたったり、顧客と交渉したりするのもシステムエンジニアの役割です。自分のことだけではなく、チーム全体を見て動ける能力が求められます。
論理的思考能力
ハイクオリティな要件定義や設計を実現するためには、「論理的思考能力」も必要です。論理的思考能力とは、筋道を立てて論理的に物事を考えるスキルのこと。
システムの構想を練るとき、顧客に言われたことをただシステムに入れるだけでは、うまく行きません。性能やコストなど多くの要素を考慮して、最適なシステムとして練り上げる必要があります。
そこで論理的思考能力があれば、複雑に絡み合う要素を論理的に整理して考えられます。その結果、無駄や矛盾のない良質なシステムの構想を練ることが可能となるのです。
また、下の記事ではシステムエンジニアに必要なスキルを習得する方法も交えて解説しているので、あわせて参考にしてください。

未経験からシステムエンジニアになるための7ステップ

前述のとおり、システムエンジニアになるならまずはプログラマーとして現場で実務経験を積みましょう。未経験からプログラマーを経てシステムエンジニアになる手順としては、次の7ステップがおすすめです。
1ステップずつ、順番に解説します。
ステップ1:なりたいシステムエンジニア像を明確にする
どんなシステムエンジニアを目指すか、なりたいSE像を明確にしましょう。そうすることで、モチベーションを維持しやすくなる上に、何を重点的に学ぶべきかも見えてきます。少なくとも、この2つは明確にすべきです。
- 業務形態(社内SE/客先SE/在宅SE)
- 開発分野(Web系/スマホ系/業務系/組み込み系など……)
システムエンジニアの業務形態には、大まかに3種類あります。所属企業内で働く「社内SE」、さまざまな企業に常駐働く「客先SE」、主に自宅で働く「在宅SE」です。
また、システムエンジニアが携わる開発分野も、Web系やスマホ系、業務系、組み込み系など多岐にわたります。どんな分野の開発を行いたいかも決めておきましょう。
ステップ2:学ぶプログラミング言語を決める
プログラマーを目指すなら、少なくとも1種類以上のプログラミング言語を使えることが求められます。プログラミング言語の種類はとても多いため、自分が学びたい言語をよく考えて決めましょう。
業務形態や開発分野が明確になると、それらに適したプログラミング言語がある程度は絞られます。その中でも言語によって習得難易度や需要、平均年収などが変わるため、しっかり比較して選ぶことが重要となります。
「1つの開発分野に絞りたくない」という場合は「Java」がおすすめです。Javaは習得難易度がやや高いものの汎用性がとても高く、需要も高いため転職先を探しやすいでしょう。
なお、どの言語が自分にあうのかわからない人は、弊社の「プログラミング学習プラン診断」をご活用ください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。
どのプログラミング言語を選べばいいのかわからない方は、ぜひ一度お試しください。
自分にあうプログラミング言語を診断してみるステップ3:必要なスキルを身につける
プログラミング言語を選んだら、必要なスキルを身につけましょう。独学なら教材選びや学習計画、進捗管理まで自分で行う必要があります。
プログラミング言語の基礎学習はもちろん、実務でプログラムを書けるように実践学習も必要です。プログラミング以外にも、前述した必要スキルで不足しているものがあれば、参考書などで学びましょう。
プログラミングスキルのほかに、業務知識やネットワーク、データベースなどシステムに関する様々なスキルも必要となります。
ステップ4:オリジナルのポートフォリオを作成する
未経験からプログラマーになるなら、オリジナルの「ポートフォリオ」を作成しましょう。ポートフォリオとは、自分のスキルや経験をアピールするためのプログラム作品集や資料のことです。
「スキルを身につけました」と主張しても、実務未経験では説得力がありません。その点、独自性の高い良質なポートフォリオがあれば、IT企業にわかりやすくアピールできます。
身につけたプログラミングスキルをフル活用しつつ、前述した開発プロセスに沿ってポートフォリオの作成を進めましょう。「何を作るか」から自分で考えて、既存サービスの模倣にとどまらないプログラムを作成してください。
Web系言語ならWebサイト、それ以外の言語ならパソコンで動かせるアプリがおすすめ。複雑な環境構築が必要なポートフォリオだと、採用担当者に見てもらえない場合があるため注意が必要です。
ステップ5:転職するための準備を行う
転職に向けて、ポートフォリオ以外にも下記3つの準備を行いましょう。
- 求人探し
- 職務経歴書作成
- 面接対策
まずは、自分のスキルに合った求人を探します。未経験なら、いくつかの候補を決めておきましょう。求人探しには「Forkwell Jobs」のように、IT系に特化した求人サイトがおすすめです。
応募したい求人が決まったら、職務経歴書の作成や面接対策も行いましょう。職務経歴書には、自分のスキルや経験をできる限り詳細に記載することが大切です。
面接の受け答えは、ある程度は使い回せるようにパターン化しても問題ありません。ただし志望動機などは、応募する企業に合わせて最適な受け答えを考えておきましょう。
なお、こうした転職の準備をトータルサポートしてくれる「転職エージェント」もおすすめです。詳しくは後ほど紹介します。
ステップ6:転職したい求人に応募する
転職の準備ができたら、転職したいプログラマーの求人に応募しましょう。
未経験だと1社で決まる可能性は高くないため、現実的には複数の求人に応募するのが賢明です。ただし、同時に応募する求人を増やしすぎると、1社あたりに費やせる時間が減るので注意してください。
自分だけで転職活動する場合、上手くいかないこともあるでしょう。不採用だったとしても、失敗の原因を振り返って次の採用選考に活かすことが大切です。
ステップ7:実務経験を積みシステムエンジニアになる
IT企業から内定がもらえたら、プログラマーとして実務経験を積んでいきましょう。
システムエンジニアへのキャリアアップは一朝一夕にはいかず、早くても数年はかかると考えてください。長い道のりではありますが、システムエンジニアを見据えて着実にスキル・実績を重ねていくことが大切です。
「少しでも早くシステムエンジニアになりたい」という人には、次章で紹介するキャリアアップのポイントが役に立ちます。
プログラマーからシステムエンジニアにキャリアアップするポイント

プログラマーからシステムエンジニアへのキャリアアップを少しでも早めるなら、下記のポイントを押さえましょう。
それぞれについて、詳しく解説します。
ポイント1:資格を取得してスキルを証明する
キャリアアップにつながりやすい資格を取得するのがおすすめです。
資格があるとスキルを客観的に証明できるため、社内評価アップが期待できます。社内評価を高めることで、キャリアアップのチャンスが増えるでしょう。IT企業によっては、資格手当がもらえる場合もあります。
システムエンジニアにおすすめの資格は、次の2種類です。
- 情報処理技術者試験
- ベンダー資格
「情報処理技術者試験」は、IT系の幅広い知識・スキルを証明できる資格です。国家資格のため知名度が高く、システムエンジニアに求められる豊富な知識のアピールにつながりやすいでしょう。
「ベンダー資格」とは、特定のIT製品・サービスに関する知識・スキルを証明できる資格のことです。IT製品・サービスの提供企業(ベンダー)はさまざまなベンダー資格を運営しているため、開発現場に合ったものを選びましょう。
たとえばネットワーク機器を扱う現場なら、ネットワーク機器トップシェアのシスコシステムズ社が認定する「シスコ技術者認定」がおすすめです。
システムエンジニアにおすすめの資格を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

ポイント2:プログラミング以外のスキルもアピールする
プログラミングスキルは高くても、ほかのスキルが不足していればシステムエンジニアは務まりません。上流工程も任せてもらえるように、プログラミング以外のスキルが高いこともアピールしましょう。
特に、人と関わるコミュニケーションスキルやマネジメントスキルは重要です。下記のような点に気をつけて、これらのスキルに問題がないことを示しましょう。
- 報告・連絡・相談をおろそかにしない
- 自分はもちろん、チーム全体の状況もしっかり把握する
- 困っているチームメンバーへ積極的に働きかける
システムエンジニアは開発チームをまとめる役割のため、プログラミング以外のスキルも重要となるのです。
ポイント3:先輩SEから上流工程を学ぶ
プログラマーとして開発チームで働くなら、先輩SEが近くにいるはずです。先輩SEの働きぶりを見て、上流工程を積極的に学びましょう。
システムエンジニアが主に担当する上流工程のコツは、座学だけでは自分の中に定着しません。「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、実際に目で見て学べることのほうが大きいのです。
できるのであれば、顧客との打ち合わせにサポート役として参加させてもらうのも良いでしょう。提案したり交渉したりするときのコツがわかり、システムエンジニアに向けての大きな学びになります。
未経験者におすすめの転職エージェント3選

IT業界の内定率は、ほかの業界と比べて高くありません。未経験者だと内定がもらえず、転職活動で挫折してしまうことも考えられます。
そこで、エージェントが転職活動を支援してくれる転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントでは求人探しや書類の添削、面接対策といった幅広いサポートが受けられます。
しかし転職エージェントの種類は多く、中にはプログラミング未経験者向きでないサービスも。ここでは、未経験者におすすめの転職エージェントを3つピックアップして紹介します。
マイナビIT AGENT

「マイナビIT AGENT」は、IT・Webエンジニアに特化した転職エージェントです。非公開求人が豊富にあり、他のサービスでは扱っていない仕事に出会える魅力があります。
専属のキャリアアドバイザーが丁寧にサポートしてくれるので、未経験でも心配ありません。自分の強みを活かした自己PRの提案から、採用担当者との交渉まで幅広いサポートが受けられます。
公式サイトで詳細を見る社内SE転職ナビ

「社内SE転職ナビ」はその名の通り、企業の情報システム部門に所属して働く「社内SE」に特化した転職エージェントです。社内SEは勤務場所が変わらずに済む、残業が比較的少ないなどの魅力があります。
プログラマーとして経験を積んだうえで、社内SEに転職したい場合におすすめです。オンライン面談も受けられるため、会員登録して利用してみるのも良いでしょう。
公式サイトで詳細を見るWORKPORT

「WORKPORT」は、IT業界に限らず幅広く使える転職エージェントです。転職決定人数ナンバー1の実績があり、専属のコンシェルジュが丁寧にサポートしてくれます。
未経験者向けの求人を多く扱っているため、別業種からの転職にも適しています。オンラインで職務経歴書を作成できるアプリを無料で使えるのも魅力です。
公式サイトで詳細を見る未経験から挫折なくシステムエンジニアを目指すなら

ここまで解説したとおり、未経験からシステムエンジニアを目指すなら、プログラマーとして実務経験を積み、そのうえでキャリアアップするのが賢明です。
ただ、プログラマーに必要なプログラミングスキルを身につけようにも
学習途中で挫折しないか心配...
と不安な人もいますよね。
実のところ、プログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、多くの独学者が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。


調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、6割以上が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。


調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
「効率よく学べそう」という回答に関しては、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたインタビューでも「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな...」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績3万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% ・転職成功後の平均年収65万円UP ・転職成功後の離職率3% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
冒頭で述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロのアドバイスなしでプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
侍エンジニアのサポート体制
また、侍エンジニアでは受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なプログラミングスキルだけを効率的に習得可能です。
侍エンジニアのカリキュラム例
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なぜ侍エンジニアが挫折せずプログラマーに必要なプログラミングスキルを習得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。
公式サイトで詳細を見る未経験からシステムエンジニアを目指す人によくある質問

最後に、未経験の人が抱えがちな4つの疑問に対して、順番に回答していきます。
Q1:システムエンジニア以外のキャリアも考えるべき?
システムエンジニアは、プログラマーからのキャリアアップでなるケースが多い仕事です。そのため、まずはプログラマーを目指すのが最も確実でしょう。いきなりシステムエンジニアを目指すなら、当然ハードルは上がります。
またIT業界には、システムエンジニアやプログラマー以外にも、さまざまなキャリアがあります。どのキャリアに進むべきか迷っている人には、次の「ITキャリア診断」がおすすめです。
いくつかの質問に答えるだけであなたにあうキャリアを教えてくれますよ。
自分にあうキャリアを診断してみるQ2:システムエンジニアは在宅ワークも可能?
システムエンジニアは在宅ワークも可能です。最近のテレワーク普及もあって、在宅ワークが可能なシステムエンジニアの求人も増えています。
ただし、当然ながら必ずしも在宅ワークが可能なわけではありません。顧客が社外での作業を許可しないケースも多いため、求人を選ぶ際には在宅ワークの可否をチェックしましょう。
また、在宅ワークが可能な案件だとしても、現地調査などで企業に出向く必要がある場面も考えられます。
Q3:女性でもシステムエンジニアになれる?
女性でもシステムエンジニアになることは可能です。2020年の「情報サービス産業 基本統計調査」によると、ITエンジニアのうち約21%は女性となっています。
「ITエンジニア」の中には、少なからずシステムエンジニアも含まれます。男性よりは割合として少ないものの、活躍している女性のシステムエンジニアも確かにいるのです。
Q4:どんな人がシステムエンジニアに向いてるの?
システムエンジニアに向いている人の特徴は、主につぎの3つです。
- 人と関わるのが好き
- 幅広い視野を持っている
- 忍耐力がある
システムエンジニアは、開発メンバーや顧客など多くの人と関わりを持ちます。そのため、人との関わりが好きでないと、日々の業務がストレスになってしまうでしょう。
また、システムエンジニアの担当業務は多岐にわたる上に、要件定義や設計では複数の要素を考慮しなければなりません。よって、1つの要素にとらわれず、幅広い視野を持っている人の方が適しています。
そしてシステムエンジニアは立場上、顧客からの風当たりを真正面から受けることも。困難な状況でも折れない心を持つ、忍耐力がある人の方が向いています。
まとめ
今回は、未経験からシステムエンジニアを目指す人向けに、この8点についてお伝えしました。
- 未経験者がいきなり転職するのは困難
- 未経験からの転職が「きつい」と言われる理由
- システムエンジニアの基礎知識
- 必要なスキル4つ
- なるための7ステップ
- プログラマーからキャリアアップするポイント
- 転職エージェント3選
- よくある質問
システムエンジニアは収入アップが狙いやすく、需要も高い魅力的な仕事です。しかし、未経験から目指すにはハードルが高い仕事でもあるため、今回の内容をしっかり頭に入れてチャレンジしましょう。
挫折しないか不安な人には、プログラミングスクールや転職エージェントの利用をおすすめします。