インフラエンジニアの需要が知りたい
インフラエンジニアって将来性あるの?
ITにおけるインフラ業務に携わるのが、インフラエンジニアです。インフラエンジニアは今後も需要や将来性はあるのでしょうか?
そこで、この記事ではインフラエンジニアの需要について詳しく解説します。また将来の需要予測や年収相場、必要なスキルも紹介していきます。
この記事を読めば、インフラエンジニアの魅力や必要なスキルが分かりますので、ぜひ職種選びの参考にしてください。
なお、次の記事ではそもそもインフラエンジニアとはどんな職業なのか、その仕事内容を年収や必要なスキルも交え詳しく解説しているのでよければ参考にしてください。
→ インフラエンジニアとは?仕事内容や年収、必要なスキルも紹介
インフラエンジニアの需要
インフラエンジニアに興味がある人にとって、現在・今後の需要は気になりますよね。ここでは、現時点での需要と今後の需要予測を紹介します。
現時点でのインフラエンジニアの需要は高い
2021年12月時点でのインフラエンジニアの需要は高いです。
インフラエンジニアは、企業や個人事業主がサービスを運営するうえで必要なサーバーやネットワーク環境などを構築しています。サーバーやネットワークなどのインフラ環境は、サービスの基礎であり必要な仕組みです。
また、近年はセキュリティ対策を重視する企業も増えており、インフラエンジニアの存在感が増しています。
実際、求人サイトindeedの求人数を検索してみると2021年12月現在、58,077件の求人がヒットします。
近年人気の高いAIエンジニアの求人が41,530件であることを考えても、求人数は豊富です。
このようにインフラエンジニアの需要は高く、今後の需要も期待できる職種といえます。
インフラエンジニアの今後の需要予測
インフラエンジニアは、今後も需要が高いと予測されています。その要因には、ITエンジニア不足とインフラエンジニアが担当する仕事内容が挙げられます。
上記のデータは、インフラエンジニア以外のエンジニアも含む試算です。日本では、今後ITエンジニアが不足する予測が出ており、2030年には最大約79万人不足するシナリオもあります。
エンジニアが足りないということは、スキルがあるエンジニアの需要はますます高まります。エンジニア全体が不足しているということは、インフラエンジニアも不足していると考えるのが妥当です。
そうであれば、インフラエンジニアの需要も高まります。担当するネットワークやサーバーなどインフラ環境の整備にかかわる仕事は今後も需要があると予測できます。
クラウド型のインフラ構築に移行しつつあるため、インフラエンジニアの役割が変わっていくのは事実です。
とはいえ、それでも将来性は期待できます。
いくらクラウドに移行したとしても、ネットワークの設計やOSの設定など設計・構築業務は求められます。また、仮想サーバであっても数々の設定は必要ですし、いきなりすべてのインフラをクラウド化するより、一部をクラウド化しハードウェアと融合した構成で使用するケースも多いです。
クラウドとハードウェアの両方を扱い、うまく共用できる仕組みを作るにはインフラエンジニアの力が必要でしょう。
今後は、従来のようにネットワークやサーバーなどの知識に加え、クラウドサービスのスキルなどが求められます。
従来、インフラエンジニアはプログラミングをあまり行わないエンジニアですが、スクリプトを多様することから、これからインフラエンジニアになる場合は他のエンジニア同様プログラミングセンスがあると良いでしょう。
インフラエンジニアの年収相場
インフラエンジニアを目指す場合、現実的に年収相場も気になりますよね。ここでは、インフラエンジニアの年収相場を会社員とフリーランスに分けて解説します。
会社員の場合
転職サイト「doda」の調査によると、インフラエンジニアの平均年収は438万円です。
IT系全体の平均年収と同程度ですね。しかしこれはあくまでも平均で、年収600万円を超える方もいます。年収を高めるには、やはり高いスキルを習得することが重要です。
※インフラエンジニアは「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」に大別されています。
フリーランスの場合
レバテックフリーランスによると、インフラエンジニアの平均月額単価は66万円です。12か月換算すると年収792万円となります。
もちろん、フリーランスなので毎月一定の収入があるわけではありません。案件によって単価にかなり差があります。それでも、全体としてかなり高単価な案件が多いと言えるでしょう。
ただし、一般論としてフリーランスになるにはかなりのスキルが求められます。特にインフラエンジニアは企業がクライアントになるケースが多いため、未経験からフリーランスになるのは難しいのです。
企業でインフラエンジニアとしてスキルを身につけ、企業との信頼関係を築けばフリーランスとしての活躍も可能です。

これからのインフラエンジニアに必要なスキル
これまでのインフラエンジニアであれば、サーバーやネットワークなど知識があれば十分活躍できました。しかし今後はクラウド化が進むこともあり、必要なスキルが変化すると予想されます。
これからインフラエンジニアになるなら、次のスキルが求められます。
- クラウドサービスの知識
- 最新セキュリティ対策の知識
- IoTや5Gにかかわる知識
- プログラミングのセンス
これらのスキルは全て必須というわけではありません。しかし、クラウド化が進むこれからのIT業界を生き残るには、これらのスキルがあると便利です。
特に、クラウドサービスやIoT・5Gなど最新技術は要注目です。あわせて最新技術に対応したセキュリティ対策方法などを学んでおけば、長く活躍できるインフラエンジニアになれます。
設定や監視などで自動化を行う際には、OSコマンドなどでスクリプトを作成する機会も多くあります。これは、簡単なプログラムのようなものです。プログラミング言語とは少し異なるかもしれませんが、繰り返し、分岐などプログラミングと同じセンスが求められます。

インフラエンジニアとして今後も働き続けるためには?
インフラエンジニアとして継続して活躍するには、新しいスキルを学び続ける意欲が大事です。ここでは、インフラエンジニアとして今後も働き続けるためのコツを2つ紹介します。
- 資格を取得する
- 複数スキルを身につける
資格を取得する
インフラエンジニアが分かりやすくスキルを証明するには、資格取得がおすすめです。
インフラエンジニア向けの資格にはネットワーク系資格やクラウド系の資格があり、取得すれば転職時や昇給時に評価してもらえます。また、実際に業務に活かせる知識も多いため、資格学習をとおして実力も伸ばせます。
インフラエンジニアには次のような資格がおすすめです。
- Linux技術者認定試験
- CCNA
- AWS認定資格
- Microsoft Azure認定試験など
これらの資格は、世界的に評価してもらえる資格です。また、ネットワークやサーバー、クラウドサービスの知識を深められます。
それぞれの資格について詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

複数スキルを身につける
これから活躍するなら、ハードウェア以外にもクラウド・IoT・プログラミングなど複数スキルを習得することをおすすめします。
インフラエンジニアに求められるスキルは少しずつ増えており、ハードウェアだけのスキルでは活躍の場が限られる可能性があります。
現時点では、必ずしも複数スキルが必須とまではいえません。しかし、複数スキルがあれば働く場所の選択肢も多くなります。
また、インフラエンジニアからキャリアチェンジする場合にもスキルを活かせます。
たとえば、PythonやRubyなどプログラミング言語を習得しておけば、アプリケーション開発やAI開発などにチャレンジすることも可能です。
複数スキルを習得しておいて損はないため、ぜひ積極的にチャレンジしてくださいね。
まとめ
インフラエンジニアの需要は現在高く、将来的にクラウド化が進んだとしても需要が高いと予測されています。
ただし、インフラエンジニアに求められる技術は少しずつ変化しており、これからインフラエンジニアになるならプログラミングやクラウドサービスなどの知識も求められそうです。
ぜひ、この記事を参考にインフラエンジニアについて理解を深めてください。
この記事のおさらい
現在の需要は高いです。求人数も豊富ですし、サーバーやネットワーク環境を構築する機会も多いことから需要は高いといえます。
インフラのクラウド化が進んでも需要はなくならないと予測されています。いきなり全てがクラウド化されるわけではなく、クラウド化したとしてもネットワーク整備などやるべき仕事は多いのです。
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