プログラミングの独学でフリーランスに独立する5STEP

プログラミング独学でフリーランスになれるの?
エンジニアのフリーランスって需要あるの?

未経験からフリーランスを目指す場合、本当にフリーランスになれるのか不安に思っている人もいるのではないでしょうか。最近では、無料でプログラミングを学べる動画や本も充実しているため、独学でフリーランスを目指そうと思っている人も多くいます。

この記事では、プログラミングの独学でフリーランスになる具体的な手順を、ステップ形式でわかりやすく解説します。独学でフリーランスになれる理由や向いている人の特徴も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

未経験からプログラミングの独学でフリーランスは目指せる

未経験からプログラミングの独学でフリーランスは目指せる

未経験からプログラミングを独学してフリーランスを目指すことは可能です。しかし決して簡単ではありません。

ここでは、フリーランスへ独立する独学者の割合や難易度などを掘り下げて解説します。

約6割が未経験からの独立に成功

小規模企業白書2019」から、フリーランスを本業としている人の約6割が、前職とは違う職種で独立に成功していることがわかっています。

この結果はITエンジニア以外のフリーランスも含まれますが、前職と違う分野で活躍しているフリーランスの数は多いです。そのため、未経験であっても、ITエンジニアとしての技術をしっかりと身に着ければフリーランスで活躍できる可能性は高くなります。

なかには独学途中に挫折する人もいる

約6割が未経験から独立を果たしているものの、なかにはプログラミングの学習途中で挫折する人もいます。事実、弊社の調査では

  • 不明点を聞ける環境になかった
  • エラーが解決できなかった
  • モチベーションが続かなかった

などの理由から、87.5%がプログラミングの学習途中で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

プログラミング学習における挫折率の調査
プログラミング学習者の87.5%が挫折を経験したことがある

調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES

このような問題は、独学の途中で挫折する最大の原因です。挫折を防ぐための方法には、オンラインの学習コミュニティへの参加や、メンターを見つけて指導を仰ぎながら学ぶ方法があります。

どうしても独学で勉強する場合には孤独になってしまいます。挫折を避けるためには、自分にあった学習方法を見つけ、自己管理をしながらモチベーションを保つことが重要です。

とはいえなかなか自分だけでは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。このような場合は、プログラミングスクールの活用もおすすめです。プログラミングスクールであれば、目標から逆算して毎月着実に学習を進められます。

なお、数あるスクールのなかでも挫折なくフリーランスへの独立を目指すなら「侍エンジニア」がおすすめです。

月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役エンジニアと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれるため、途中で挫折する心配はありません。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

なお、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してフリーランスへの独立が実現できますよ。

公式サイトで侍エンジニアの詳細を見る

独学でプログラミングを学びフリーランスになれる3つの理由

独学でプログラミングを学びフリーランスになれる3つの理由

ここからは、独学でプログラミングを学びフリーランスになれる理由を、3つにまとめて紹介します。

理由1:ITを扱える人材が不足している

フリーランスになって需要があるかどうかを知っておくのは大切です。そもそも需要がなければ、仕事を獲得することができません。経済産業省の予測によると、2030年までに40万人から80万人規模のIT人材が不足する可能性があるとされています。

経済産業省
出典:経済産業省

ここで注目すべきは、IT人材の不足は経験豊富なエンジニアだけでなく、独学で学んだ駆け出しのエンジニアにもチャンスがあるということです。IT業界ではスキルが重視される傾向にあるため、独学で十分な技術力を身につけていればフリーランスとして活躍できる可能性は十分にあります。

なお、フリーランスエンジニアの人口と需要に関しては下記の記事でも詳しく紹介しているのでご一読ください。

フリーランスエンジニアの人口と需要は?【結論】今後大幅に拡大する
更新日:2024年4月29日

理由2:独学しやすい環境が整っている

現在では、独学でプログラミングを学習できる環境が整っています。具体的には、下記のような媒体で学ぶことが可能です。

  • 動画
  • 書籍
  • Webサイト

さまざまな媒体で、無料や低価格で学べる環境が揃っています。高額なスクールに通う以外の選択肢もあり、以前より独学で学びやすい環境が整っている状況です。

理由3:未経験からでも参入しやすい

未経験者がフリーランスとして独立するのは簡単なことではありません。ただし、クラウドソーシングサイトなど初心者でも対応しやすい案件もあるため、参入しやすい環境があります。

また、いきなり独立しなくても副業の範囲でまず案件に応募してみる方法も取れます。リスクを少なくするためにも、まずは副業で初めてみてある程度生活できる見通しを立ててから独立するのがおすすめです。

また、リモートで完結できるケースが多いため、住む場所や時間に影響されずにチャレンジできるのも参入しやすい理由のひとつとなります。

プログラミングの独学でフリーランスになる5STEP

プログラミングの独学でフリーランスになる5STEP

ここからは、プログラミングの独学でフリーランスになる具体的な手順を、5つのステップにまとめて紹介します。

特に、2つ目の「学習するプログラミング言語選び」は、重要な行程です。それぞれ詳しくみていきましょう。

ステップ1:フリーランスの働き方を理解する

まずは、フリーランスの働き方について理解する必要があります。フリーランスがどのように働いているのか理解することで、自分に向いている働き方かどうか判断できるからです。

具体的には、正社員との違いについて理解しましょう。

働き方契約
正社員雇用契約
フリーランス業務委託契約

フリーランスの業務委託契約では受注者側が期日までに納品された成果物に対して報酬を支払う契約です。雇用契約との大きな違いは、期間が数か月~数年単位と比較的短く、案件が終われば更新するか終了になるところです。

ただし、正社員よりもフリーランスのほうが自由に業務を進めやすいメリットもあります。下記の記事にフリーランスエンジニアの1日を紹介しているので参考にご覧ください。

実はメリットだらけ!常駐型フリーランスエンジニアの一日を聞いてみた
更新日:2022年12月2日

ステップ2:学習するプログラミング言語を選ぶ

IT人材自体は不足が予想されています。そのなかで、どのようなジャンルのITエンジニアが伸びしろがあるか、収入に繋がるかなど判断して学ぶべきプログラミング言語などを判断する必要があります。

まだ本当に初心者で目指す方向性も決まっていない場合には、初心者におすすめの言語から選ぶようにしましょう。

SAMURAIENGINEERが2023年に100名の現役ITエンジニアへ実施したアンケート調査をもとに最初に学ぶべきおすすめのプログラミング言語を紹介します。

現役エンジニア100名に聞いた未経験者が最初に学ぶべきおすすめのプログラミング言語
未経験者が最初に学ぶべきおすすめのプログラミング言語TOP51位:Java(30票)
2位:Python(27票)
3位:C言語(15票)
4位:VBA(9票)
5位:JavaScript(8票)

調査概要:プログラミング言語に関する意識調査
調査期間:2023/11/15~2023/11/27
対象者:実務でプログラミング言語を扱う現役エンジニア100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES

アンケート結果によると、Javaが1位です。主な理由は、プログラムの基礎が学べることや、さまざまな開発に使われていることが理由となります。フリーランスで働くためには汎用性の高いプログラミング言語は魅力です。

2位のPythonは文法がシンプルで初心者でも取得しやすいのが特徴となります。3位のC言語は未経験者に適度な習得難度であり、基礎固めに適しています。

フリーランスで働くためには、一つ言語を覚えれば言い訳ではなく常に新しい言語や技術の習得も必要です。そのため、基礎固めができるものや汎用性が高いものを選んでおくことをおすすめします。

初心者におすすめのプログラミング言語については、下記の記事で詳しく紹介しています。

初心者におすすめのプログラミング言語ランキングTOP5【2024年最新】
更新日:2024年10月3日

ステップ3:プログラミングの案件を獲得する

必要なスキルが身についたら、実際に案件を獲得して実践を積んでいく必要があります。まだフリーランスとしてやっていく自信がない場合には、副業から始めるのがおすすめです。

副業で案件をこなしてから独立に向けて準備すると、無収入の期間を作らずに独立を目指せます。

具体的な案件獲得の方法は、下記がおすすめです。

  • クラウドソーシング
  • エージェント
  • SNS など

案件獲得の方法を理解して、継続的な案件獲得ができる状態を目指しましょう。

ステップ4:経験を積みながらフリーランスになる準備をする

実際に案件が獲得できるようになれば、さらに経験を積んでいきます。この段階で、収入の目安を掴むようにしましょう。

例えば、時給にしてどのくらい稼げるか、1か月稼働した場合の収入見込みなどをシミュレーションしてみます。

ここで、注意したいのが会社員の場合との違いです。会社員の場合、社会保険料などは給料から天引きされた状態で、手取り金額となります。

フリーランスの場合は、社会保険料など自分で支払う必要があります。必要な生活費・経費などを洗い出し、いくらくらいの金額があればフリーランスとして独立して大丈夫なのか目安を決めておくようにしましょう。

フリーランスになるための準備については、下記の記事でも詳しく紹介しています。

フリーランスになるための5つの準備とは?初心者向けに簡単解説
更新日:2024年6月14日

ステップ5:実績をもとに報酬単価を上げる

案件を受注して経験を積み、フリーランスとして独立の目安ができたら目標に向けてステップアップを目指しましょう。

プログラミング言語はひとつではありません。そのため、必要とされる言語や需要にも変化があります。

常に必要とされるフリーランスであるために、独立後も新しい言語を学ぶなどスキルアップを続けていく必要があることを覚えておきましょう

下記の記事では、実際にフリーランスデビューした方の体験談が確認できます。

「知識だけでは仕事に繋がらなかった」38歳接客業からフリーランスデビューできた理由
更新日:2024年9月4日

独学でプログラミングを学びフリーランスになれる人の特徴

独学でプログラミングを学びフリーランスになれる人の特徴

ここからは、独学でプログラミングを学びフリーランスになれる人の特徴を、3つにまとめて紹介します。

特徴1.アウトプットができる人

プログラミング独学でフリーランスになれる人の一つの特徴として、「アウトプットができる人」が挙げられます。これは、学んだ知識を形にする能力に繋がるからです。

具体的には、自身で考えたプログラムを書く力や、解決策を具現化する力などが必要です。

独学の場合、インプットを重視してアウトプットがおろそかになる場合があります。アウトプットすることで、見つかる課題もあるため、インプットとアウトプットのバランスを上手く調整する必要があります。

また、アウトプットした作品は自身のポートフォリオとしても活用できるため、フリーランスで活動する際には必要です。

下記の記事では、フリーランスエンジニアが難しいと感じてしまう理由について詳しく解説しています。

フリーランスエンジニアを目指すのが難しいと感じてしまう5つの理由
更新日:2024年4月29日

特徴2.失敗にめげない人

フリーランスのプログラマーとして成功するためには、失敗を恐れず、それを乗り越える強さが必要です。プログラミング独学では、エラーやバグに出会うことが頻繁にあります。しかし、それらは学びの一部であり、それを解決することでスキルが向上します。

失敗を恐れずに挑戦し、問題解決に取り組むことが大切なポイントです。このような思考がプログラミングスキルを磨き、フリーランスとして成功するための基礎になります。

また、新たな技術や言語にチャレンジすることも重要です。新しい知識やスキルを学び続けることで、市場価値を高め、より多くの案件を獲得することが可能となります。

特徴3.挫折せず学べる人

独学でプログラミングを学びフリーランスになれる人の特徴は、粘り強く学習を継続できる人です。

プログラミング学習者の多くが、学習の途中で挫折や行き詰まりを経験しているのが実情です。独学での学習では不明点を聞ける環境がなかったり、エラーが解決できなかったりと、つまずいた時に助けを求められずそのまま挫折してしまうリスクが高いのです。

一方で、挫折せずに学習を継続できる人には、以下のような特徴があります。

  • 自分で問題解決できるまで粘り強く取り組める
  • 学習コミュニティなどを活用し、助言を得ることができる
  • 適切な学習教材を選び、効率的に学習を進められる

つまり、独学でプログラミングを学ぶには、強い意志力と問題解決能力が求められるのです。さらに、自分に合った学習リソースを見つけ、効果的に活用することも重要となります。

独学だからこそ自分自身で学習方法を工夫し、モチベーションを維持していく必要があります。

まとめ:プログラミング独学でフリーランスになれるは挫折しないかどうかがカギ

需要も高いことから、プログラミングを学んでフリーランスになるのは可能です。ただし、独学でプログラミングを学ぶには挫折するかどうかがカギになってきます。

独学で学ぶことは、費用面の負担が少ないなどメリットもありますが、挫折を乗り越えるためには自己管理や学習意欲が不可欠です。また、挫折を経験したときの乗り越える力も必要になります。

またフリーランスになるためには、プログラミング学習以外にも生活費のめどを立てるなどの準備が必要です。自分が目指すべき方向を決めて勉強を始めても、挫折してしまっては意味がありません。

侍エンジニアなど、相談や質問できる環境を整えておけば挫折する確率も少なくなります。独学での勉強に不安を感じている人は、ぜひお気軽に下記よりご相談ください。

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この記事の監修者

フルスタックエンジニア

金田 茂樹


音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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