こんにちは。侍エンジニアブログ編集部のダイキです。
最近、会社員からフリーランスに転向するエンジニアが増えていることをご存知ですか?
アメリカでは一般的とされていた働き方ですが、近年日本でもフリーランスという働き方が普及し始めており、ランサーズの調査によると労働人口の17%がフリーランスとして働いています。
しかし、いざフリーランスになると、
「フリーランスになったら、ローンが組めなくなった!」
「収入が不安定過ぎてヤバイ!」
などの問題が発生します。
そこで今回は、フリーランスになる前に「どんな準備が必要か」「資金繰りはどうすれば良いか」についてご紹介します。
これからフリーランスを目指す方には必ず役立つ内容ですので、ぜひ最後まで読んでください。
【この記事はこんな方に向けて書きました】
・フリーランス転向を考えている
・フリーランスになるにはどんな準備が必要か分からない
・フリーランスは収入が不安定で不安
この記事の目次
フリーランスになる前に準備すべきことは?
フリーランスは、残念ながらまだまだ社会的信用を得られていません。
企業に勤めているうちに準備しておきたいことがいくつかありますのでご紹介します。
クレジットカードの作成
フリーランスという働き方は、まだまだ社会に普及しておらず、収入が安定しないという点から、なかなかクレジットカードの審査が降りないとうい問題を抱えています。
クレジットカードは報酬の振込が遅れた時など金銭面で予期せぬトラブルが発生した時に役に立つため、企業に勤めているうちに必ず作成しておきましょう。
ローンの契約
ローンもクレジットカードと同様、フリーランス転向後に組むことは難しいです。
フリーランス転向には何かと、資金が必要になります。
もし貯蓄に不安があるようなら、無理のない範囲で転向前にローンを組んでおくと良いでしょう。
不動産や自動車に関しても、なかなかローンが組みにくいため、こちらも必要であれば事前にローンを組む必要があります。
忘れないよう注意しましょう。
準備資金はいくらくらい必要?
フリーランス転向時の準備資金はこれからフリーランスを目指す上で気になりますよね。
具体的な額は決まっていませんが、最悪の事態を考えて、1年間は仕事がなくても生活できるくらいの貯蓄があると安心してフリーランスに転向できるでしょう。
「そんなに貯蓄はないけど、早くフリーランスに転向したい!」という方でも、最低100万円は用意しておきたいですね。
フリーランスになる前に身に付けたいスキル
税金関係の基礎知識
フリーランスになると、いままで会社が処理してくれていた税金の支払いを全て自分で行わなければなりません。
特に問題になるのが「確定申告」です。
確定申告は税金に関する知識がないとかなり損をしてしまいます。
フリーランスに転校する前に、まず「青色申告」「白色申告」といった確定申告に関する知識やどこまでが経費として計上できるのかなどをしっかりと身に付けておきましょう。
フリーランスとして強みとなるスキル
フリーランスの人工が増えてきたことで、各案件の獲得にも競合相手がいることが多くなりました。
そのため、仕事を獲得するためにはフリーランスとして、貴方が「これは自信がある!」といえるようなスキルが必要になります。
例えば、エンジニアであれば
「Pythonに関する知識なら誰にも負けない!」
「Javascriptに関しては任せてくれ!」
といった感じです。
このように、人よりも秀でたスキルを身に付けてからフリーランスになることで、転向してすぐにでも案件を獲得できるようになりますよ。
フリーランスの収入とは?
フリーランスは企業に勤めていた時と収入形態が大きく変化します。
まずはどのような違いがあるかおさらいしておきましょう
フリーランスの収入は安定しない
フリーランスは会社員と違って、月給が定められていません。
基本的に案件ごとに成果報酬が決められており、仕事をこなすことで報酬を得るということになります。
月ごとに収入が決まっているわけではないため、金融関係からの信用を得るのがなかなか難しいという問題があります。
しかし、スキルさえあれば会社員よりも多くの収入が望める他、自分の好きなように仕事量を調整することができるため、近年ではフリーランスの人口が増えています。
報酬は振り込まれて初めて資金となる
会社員のように毎月の給料日が決まっている訳ではなく、案件をこなすことで報酬が振り込まれます。
しかし、案件をこなしてすぐに報酬が振り込まれると決まっている訳ではありません。
振り込まれていないうちに報酬を資金として考えてしまうと、なんらかのトラブルで振込が遅れた際、税金などの資金繰りに間に合わなくなる恐れがあります。
そのため、フリーランスとして活動する際は、常に資金に余裕を持っておくことと新規案件の契約を結ぶ時に報酬がいつ振り込まれるかを確認することが重要になります。
フリーランス転向後の資金繰り
フリーランス転向後は、不慣れな働き方で資金繰りに困る方が見受けられます。
そこで、フリーランス転向から1年間どのようなことに注意して資金繰りを行えば良いかをご紹介します。
まずは開業に必要な物品を購入しよう
いざ開業といっても、フリーランス転向には様々な物品が必要になります。
初期投資を節約してもフリーランスに転向することは可能ですが、周辺機器を充実させることや名刺、HP作成などは自身のスキルアップに繋がるため、惜しみなく投資しましょう。
特にフリーランスは名刺交換を頻繁に行うため、名刺にはこだわりを持って作成しましょう。
スキルアップに繋がる自己投資は惜しまない
IT業界は他の業界より早くトレンドが変わっていきます。
そのため、フリーランスとしてスキルを磨くことは非常に重要です。
業界のトレンドを把握できるセミナーや勉強会などの参加費用は惜しまず、率先して参加しましょう。
最先端の技術を取り入れることで、自身の市場価値を高めることができるため、参加費用が高くても結果的に新規案件の獲得など様々な恩恵を得られます。
生産性を意識しよう
フリーランスは案件をこなすことで報酬を得ることができます。
単価が高い案件でも、時間をかけ過ぎてしまうと報酬が少なくなってしまいます。
自分の力量を見極め、無理のない範囲で行える仕事を選ぶことが重要になります。
フリーランス1年目でありがちなのは、仕事を多く受けてオーバーワークになってしまうことです。
自由に働けるのですから、自分に見合った仕事を受けるようにしましょう。
資金に余裕が出来たら経理を任せよう
フリーランス転向で最初の壁となるのが、税金関係の事務処理です。
税金の支払いなど事務処理に時間を掛けることは、生産性のない時間を過ごすことと同じです。
資金に余裕がある場合は税理士などに外注して、事務処理に費やしていた時間をインプット時間に変えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はフリーランス転向時の金銭面についてご紹介しました。
フリーランス転向に失敗しないためにも金銭面のことは重要ですよね。
この記事でフリーランスを目指す皆さんの役に立つことができれば嬉しいです。
フリーランス転向に必要な実践的スキルについてはこちらにまとめています。
ぜひ参考にしてください。