20代で転職するときの流れや失敗しないコツは?
キャリアアップや自分がイメージするエンジニア像を目指し、転職を考えている人は少なくありません。しかし、最初の一歩を踏み出すのは予想以上に難しいですよね。
転職は自分の人生にも大きくかかわることですし、失敗しないよう進めたいはずです。そこで今回は、「20代エンジニアでも転職して大丈夫か?」といった疑問にお答えしていきます。
「転職活動の具体的な進め方」や「転職成功するために普段からやっておくべきこと」についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事の目次
20代エンジニアでも転職して大丈夫?
まずは、「20代エンジニアでも転職して大丈夫?」といった疑問にお答えします。結論から言うと、20代エンジニアは転職しても問題ありません。
なぜなら、以下のように20代エンジニアの求人情報は多いからです。
2020年7月14日時点ですが、求人サイト「Re就活」で「131件」求人情報がありました。これだけ件数が多いので、困ることは少ないでしょう。
また、また転職エージェントなどを利用すれば、公開されていない案件を紹介してくれることもあります。ただし、「今までエンジニアとしてやってきたこと」については、確実に聞かれます。
実績やスキルをしっかり証明できるように、準備しておくことは重要です。しかし、具体的にどんな流れで準備すればいいかわからない方もいるのではないでしょうか。
そこで次に、「20代エンジニアの転職活動の進め方」について解説します。
20代エンジニアの転職活動の進め方
20代エンジニアが転職活動するときは、次の流れで進めるのがおすすめです!
- 手順1:自己分析(スキルの棚卸し)
- 手順2:転職したい会社を選ぶ
- 手順3:実際に応募→採用
自己分析(スキルの棚卸し)
まずは、次のように自分の頭の中を整理しましょう。
ざっくりとでもいいのでメモ帳やノートに、書きなぐるところから始めてみてください。書いていると頭が整理されて来るので、おすすめです!
転職したい会社を選ぶ
自己分析ができたら、次は転職したい会社の選定です。もし未経験の場合はそこまで深く考えず、まずは興味を元に入れる会社で経験をつむことを優先しましょう。
20代経験者の場合は、30代でどんな人生を歩みたいのか?どんな経歴を積んで、どんなポジションでキャリアを築いていたいのか?から逆算して、今自分が入りたい会社を選ぶようにしましょう。
- 今身についてるスキルをさらに突き詰める
- 別の言語を身につけて幅を広げる
- 上流のポジションで経験をつむ
などの選択肢が考えられるので、会社の規模や雰囲気、規模感なども加味しながら何を身につけたいのかを考えていきましょう。
受託開発から自社開発の会社に移る場合もあれば、規模感を小さくして裁量の上がる会社に行ったり、0→1を立ち上げられるベンチャーに行ったりなど、様々な選択肢があるため、他の人や、転職エージェントなどに相談するのも1つの手段です。
実際に応募→採用
会社を選んだあとは実際に応募して選考段階に入ります。選考ではこれまでの経験やどんなプロダクトを作ったかなどを聞かれるので、最初の自己分析をしっかりやっておきましょう。
面接中は実際に自分が作ったプロダクトを見せれると実力の証明になるので、これまで関わったプロダクトや、業務外の時間で自分で作成したものなどをいつでも見せられるようにしておきましょう。
この段階では、転職サイトで自分から探しつつ、転職エージェントに相談などをして探していくのもおすすめです。
20代ITエンジニアが転職成功するために普段からやっておくべきこと
次に、20代ITエンジニアが転職成功するために普段からやっておくべきことについて解説します。やっておくべきことは、大きく分けて次の4つです。
- 勉強、スキルアップ
- 自分で何か作ってみる
- 情報収集
- 繋がり増やす
勉強、スキルアップ
IT業界は他の業種に比べて特に技術進歩が早い分野であり、毎日のキャッチアップは非常に重要なポイントになります。
例えば、数年前までは機械学習・IoT・VR・5Gのような言葉はほとんど聞くことはありませんでした。しかし、今ではこれらの技術に関わるエンジニアは非常に重宝されているわけです。
自分の技術・スキルを磨くうえでも、最新のトレンドや動向をチェックしていち早く試してみる姿勢が必要でしょう。これは、自分自身のレベルアップだけでなく、転職にも必ず有利に働くはずです。
ただ、今すぐどのようなジャンルを学習するべきかを決めるのは難しいはずです。
そこで、弊社の「学習診断アプリ」を使ってみてください。自分が目指す方向性にピッタリなプログラム言語や技術などがすぐに把握できるようになりますよ。
プログラミング学習プランを診断する
自分で何か作ってみる
こちらは勉強繋がりで、部分的に学ぶだけでなく、1つのサービスやサイトを作ってみましょう。
初心者、経験者共に「結局なにを作れるの?」っていう部分が面接や、書類選考時に大切になってきます。
1つのサービスを自分で企画し、形にするという経験は、技術力だけでなく、企画力も培われるためかなりのレベルアップをすることができます。
情報収集
転職時にスムーズに自己分析をし、いきたい企業を決めるためには情報収集がとても大事です。
技術力を高めるための情報はもちろん、今流行ってるサービスや、人気の出ている言語、自分のレベル感など情報収集をする中で新たな興味や挑戦してみたい言語などが見つかります。
他にどんな働き方をしてる人たちがいるのか、キャリアアップ事例など、色々な情報を集めていきベストな選択ができるようにしましょう。
最近だと有名エンジニアがやっているオンラインサロンなど、有料コンテンツから集めるのもおすすめです。
繋がり増やす
日頃から他社のエンジニアと積極的に関わって繋がりを増やすことで、別の会社の働き方や、キャリア相談などをできる人を見つけておきましょう。
やはり生で人から聞く情報が一番価値が高く、色々な人と話す中であなたの思考が整理がされてやりたいことが見つかるかもしれません。
また、繋がりから仕事をもらったり、転職先が見つかったりなどする可能性もあるので、勉強会やもくもく会などに参加して積極的にコミュニケーションをとっていきましょう。
20代エンジニアが転職で絶対にやってはいけないこと
次に、「20代エンジニアが転職で絶対にやってはいけないこと」について解説します。「20代エンジニアが転職で絶対にやってはいけないこと」は、大きく分けて次の3つです。
- キャリアプランが明確ではない
- 環境のせいにして転職を繰り返す
- 辞職を切り出せない
1つずつ詳しく見ていきましょう。
キャリアプランが明確ではない
これから自分が目指すエンジニア像をまずはイメージできるようになってください。
Web系エンジニアなのか、インフラ系エンジニアなのか、組み込み系エンジニアなのか、その目的に応じて目指すべき方向性はかなり違ってきます。具体的なエンジニア像がイメージできないままなんとなく転職してしまうと、結果的に無駄な時間だけが過ぎてしまいます。
また、もっと将来的なプランも必要でしょう。
最終的にスペシャリストとして独立するのか、フリーランスとして複数の案件を掛け持ちしながら仕事をするのか、自分がどのような環境で活動をしていきたいのかも決めておくとベストです。
あとは、その目標に向かって必要と考えられる技術を吸収していくだけです。
環境のせいにして転職を繰り返す
今、自分が仕事をしている環境であったり業務内容だと、目指すべきスキルは得られないと考えるのは早計です。また、人間関係がうまくいかないとか、会社のサポートが薄いといった内容も同様です。
どんな会社であっても、また独立したとしてもこのような悩みは尽きません。
そうではなく、重要なのは「今、できることの最善を尽くす」ということです。今の自分にできることを最大限やってみた結果、「できること」「できないこと」を明確にしましょう。若いうちは自分自身を把握するのが難しいからです。
そして、今後のキャリアプランにおいて「できないこと」を改善するべきなのか、「できること」をもっと伸ばしていくべきなのかを検討し、転職活動に繋げていくのがベストです。
辞職を切り出せない
会社の雰囲気、上下関係、友情…など、いざ転職を考えた時に壁となるポイントはいくつかあります。
ここで重要なのは「優先するべきことを明確にする」という点です。
キャリアプランを検討するときに、自分が目指すべきエンジニア像をイメージしてくださいと言いましたよね。今の会社でそのイメージ通りのことができるのであれば、転職は必要ないでしょう。
しかし、例えばWebサイトだけを作る会社に所属していて、組み込み系エンジニアを目指すのはなかなか厳しいですよね。
つまり、もっとも自分にとって必要となるスキルが学べる環境をまずは優先するべきです。
そうでなければいつまで経っても時間だけが過ぎていき、いつのまにかキャリアップするには難しい年代になってしまうわけです。
20代エンジニアの転職キャリアパス事例
次に、「20代エンジニアの転職キャリアパス事例」について見ていきましょう。以下3つに分けて、詳しく解説しますね。
- プログラマーからマネージャーを目指す場合
- 経験を積んでフリーランスエンジニアに転向する場合
- 未経験からまずは転職する場合
1つずつ詳しく解説します。
プログラマーからマネージャーを目指す場合
エンジニアでもっとも多いキャリアパスの事例としては、下記のステップで下流から上流に移っていく例です。
ベンチャーのような規模の小さい会社なら1つの会社でどんどん上流に移っていく流れが学べますし、すでにポジションが埋まってそうな場合は別の会社に移りつつ、上流の経験を積んでいくのもおすすめです。
経験を積んでフリーランスエンジニアに転向する場合
昨今では、企業の中でキャリアを積み上げていくだけでなく、フリーランスとしてキャリアを積んでいく人もいます。
その場合は、フリーランス前に1社もしくは複数社の経験を積んで、その時のクライアントさんから仕事をもらってフリーランスデビューするパターンもあれば、様々な勉強会で繋がりを増やしていく過程で、仕事を振ってもらい徐々にシフトしていくなど色々なケースがあります。
- プログラマー→フリーランスエンジニア
- プログラマー→SE→フリーランスエンジニア
弊社「侍エンジニア」のインストラクターの大畑さんもSES、受託開発、自社サービスと様々な開発経験ののちにフリーランスエンジニアとして活躍されていますので、是非こちらの記事を見てみてください。

未経験からまずは転職する場合
未経験からエンジニアへ転職する場合は、最近はプログラミングスクールで学習して転職するケースが増えてきています。
スクールで学習をすることで、効率よく学ぶことができ、そのスクールが提携している企業へスムーズに就職ができるため、未経験の方はスクールでの学習がおすすめです。
こちらは侍エンジニアで学習し、未経験ながらプログラマーとして転職成功した学習エピソードですので、ぜひご覧ください。
20代エンジニアが転職を考えるときによくある2つの質問
ここからは、20代エンジニアが転職を考えるときによくある質問について、以下2つ紹介していきます。
- 質問1:年齢によって転職に有利/不利はあるの?
- 質問2:転職活動をスムーズに進める方法はないの?
質問1:年齢によって転職に有利/不利はあるの?
1つ目の質問は、「年齢によって転職に有利/不利はあるの?」です。結論から言うと、有利/不利と言うほどの違いはありません。
しかし、年齢によって求められるスキルやレベルが変わってくるのは事実です。たとえば20代、30代では、次のように求められるスキルが変わります。
- 20代:現状のスキル + 成長意欲重視
- 30代以上:スキル・成果重視
そのため、しっかりとスキル・実績を積み上げていかないと、転職が不利になってしまうこともあるかもしれません。不安な方は、転職する/しないに関わらず、転職活動を進めてみるのがおすすめです。
質問2:転職活動をスムーズに進める方法はないの?
2つ目の質問は、「転職活動をスムーズに進める方法はないの?」です。転職先の探し方は、求人サイトを自分で見て応募する方法だけではありません。
「転職エージェント」を利用して、転職先の企業候補を探してきてもらうこともできます。時間を有効活用しながら良い企業を探しやすくなるので、転職エージェントを活用するのはおすすめです。
以下でおすすめの転職エージェントや選び方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

20代ITエンジニアの転職はアウトプットとスキルアップが鍵
IT業界が未経験のまま独学を続けていると、方向性を見失ったりこのままで大丈夫なのかと不安になりがちです。そんな時は弊社「侍エンジニア」をご利用ください。
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まとめ
今回は、「20代エンジニアでも転職はできるのか?」といった疑問や、具体的な進め方について解説しました。最後に、もう一度ポイントをおさらいしておきましょう!
- 20代エンジニアでも転職はできる
- 転職活動ではまず自己分析が何よりも重要になる
- 不明確なキャリアプランや周囲の影響を理由にしては転職できない
- 新しい技術のキャッチアップや成果物を作ることは転職に有利
上記内容を踏まえて、ぜひ自分でもプログラミングに取り入れて活用できるように頑張りましょう!