未経験から在宅エンジニアになるには?手順を詳しく解説

在宅エンジニアにはどんな種類があるのだろう?
未経験でも在宅エンジニアになれるの?
在宅エンジニアになったらいくらぐらい稼げる?

在宅ワークのエンジニアであれば毎日出勤する必要もなく、時間の融通がきくことから導入する企業も増えてきています。そこで、この記事では在宅エンジニアについて解説した上で、未経験から在宅エンジニアになるための流れを解説してきます。

働き方の変革期と言われる現在、自分にあった仕事と働き方を検討しましょう。

この記事の要約
  • 未経験から在宅エンジニアになるなら副業やフリーランスの働き方がおすすめ
  • Web系の在宅エンジニアは未経験からでも目指しやすい
  • PHPといったWeb開発言語を習得しつつ、実案件で経験・実績を積もう

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本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」、を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

未経験で在宅エンジニアになれるの?

画像:未経験で在宅エンジニアになれるのか

慢性的な人手不足に悩まされるIT業界において、エンジニアは未経験からでも比較的なりやすい職種です。なかでもプログラマーは在宅業務しやすく注目が集まっています。プログラマーは仕様書に従ってプログラミングして、設計どおりに動作するソースコードを作成する仕事のため、どこで仕事をしても差し支えありません。

在宅エンジニアは労働環境として2つの形態にわけられます。ひとつは企業と雇用契約を結んで在宅勤務やリモートワークでの働き方と、もうひとつはフリーランスとして個人で案件を受注する働き方です。

しかし、ITエンジニアとして未経験の社員をいきなり在宅勤務で雇用してもらうのは難しいでしょう。未経験から在宅エンジニアとして仕事するのであれば、フリーランスで案件を受注して仕事する形態になる可能性が大きいです。

未経験からフリーランスエンジニアになる方法については、以下の記事を参考にしてください。

未経験からフリーランスエンジニアとして仕事獲得するまでの全手順
更新日:2024年3月8日

主な在宅エンジニアの種類

画像:在宅エンジニアの種類

ここでは、在宅エンジニアの種類について見ていきましょう。

デザイン・コーディングのWeb系

Webサイト制作におけるWebページや、ECサイトのデザインおよびコーディング、または、ロゴやバナーの作成などを業務として行ないます。Webサイトの改修やメンテナンスを継続的に受け持つこともあります。

デザイン業務の画像加工にはPhotoshopを使用したり、イラスト作成にはIllustratorといったグラフィックツールを使いこなす必要があります。WebサイトのコーディングではHTML、CSSの知識や、JavaScript、PHP、Rubyなどのプログラミングスキルが求められます。

システム・アプリ開発

業務システムの構築、Webアプリやモバイルアプリの開発における、システムエンジニアやプログラマーの仕事を業務として行ないます。システムエンジニアは要件定義や設計を行ない、プログラマーはプログラミングしてコードを記述します。

システムエンジニアは案件を受注する際に、顧客から制作物の要件をヒアリングしたり、プログラマーにプログラミングを発注して納期を管理したりと、実務経験がないと難しいでしょう。未経験から在宅エンジニアを目指すのであれば、まずプログラマーとして仕事するのがおすすめです。

未経験から在宅エンジニアになるための5ステップ

ここでは、未経験から在宅エンジニアになるための具体的な方法を順番に解説します。

  • 1.プログラミング言語を選択する
  • 2.プログラミングの勉強をする
  • 3.ポートフォリオを作成する
  • 4.クラウドソーシングで応募する
  • 5.本格的に仕事を受注する

プログラミング言語を選択する

プログラミングに使用するプログラミング言語は、案件によって変わります。つまり、自分がプログラミングできる言語の仕事を受けることになります。主に使用されているプログラミング言語は、以下の通り。

  • 業務システム:Java、C/C++
  • Webアプリ・サービス:Python、JavaScript、Ruby
  • iOSアプリ:Swift
  • Androidアプリ:Kotlin、Java
  • 人工知能(AI)開発:Python

基本的には、自分のやりたい仕事によってプログラミング言語を決めましょう。また、プログラミング言語には人気ランキングがあったり、初心者が学習しやすいとされるものがあるので、あわせて検討するのもおすすめです。

プログラミングの勉強をする

初心者がプログラミングを勉強する方法としては、大きく分けて独学で習得する方法とプログラミングスクールなどのサービスを利用する方法の2つがあります。

独学では書籍などを読みながら、実際にパソコンでコードを実行して習得していきます。しかし、プログラミングに必要なパソコンの環境構築がうまくいかなかったり、行き詰まっても質問できる人がいないなど、困難をきたすことがあるのがデメリット。

プログラミングを学習できるサービスは以下のように多様なものがあります。

  • オンラインで受講するプログラミングスクール
  • 定期的に通うプログラミン教室
  • 合宿形式で短期の習得を目的とするプログラミングキャンプ
  • プログラミング講習会

サービスによって費用はかかりますが、短期間で確実にプログラミングを習得するには独学よりも有効な方法です。

ポートフォリオを作成する

プログラマーとして仕事を受注するには、自分の持っているスキルを発注者に示さなければなりません。そのためのものがポートフォリオです。ポートフォリオとは、過去の実績やスキルを証明する資料などを指します。未経験の場合実績はありませんから、何らかのものでスキルを証明しなければいけません。

プログラマーであれば実績がなくても、成果物を提示することでスキルを証明できます。Webアプリやモバイルアプリならポートフォリオ用に公開したり、実際に記述したコードをGitHubで閲覧できるようにしておきます。

クラウドソーシングで応募する

IT業界は人手が不足しているため、クラウドワークスなどのクラウドソーシングには常に多くの案件が存在しています。自分にあった案件を探して応募することで発注者に検討してもらいます。

しかし、人気の分野であったり好条件の案件は競争率が高く、なかなか受注できないことがあります。競争率が高くなると実績が重視されるのが実情で、未経験では分が悪いと言えます。最初はポートフォリオとしてきちんとスキルを示した上で、条件が良くなくても実績作りのための案件として応募していくのが良いでしょう。

仕事を受注する

クラウドソーシングで案件を受注できたら、発注者が求めているものを作成して納期までに納品します。納期を守って納品する以外にも、注意しなければいけない点がいくつかあります。

1つ目は、要求に則した完成度の高いものを納品すること。発注者側からしてみれば価値のないものには1円も支払いたくはありません。受注した際には後になって発注者側との齟齬が生じないように、要件をしっかりと確認しておきましょう。

2つ目は、コミュニケーションを図ること。プログラミングの案件は納期までに期間があるので、特に確認事項などがなくても1〜2週間おきに進捗状況の報告などとしてコミュニケーションを図っておくのが望ましいでしょう。

未経験在宅エンジニアですぐにできるのはWeb系

画像:未経験にWeb系エンジニアがおすすめな理由

未経験から在宅エンジニアになるのであれば、Web系のエンジニアが習得もしやすく需要もあっておすすめです。

未経験でも習得しやすい

Webページ作成の案件はページをデザインするのがおもな仕事で、WordPressやプログラミング言語のPHPを習得することで可能です。HTMLやCSSの知識なども必要になりますが、全体的に浅く広く習得しておけばポートフォリオを作成して受注できるでしょう。

実際に案件をこなしながら実績を積んで、WordPressのカスタマイズや高度な機能の導入、SEOなどのスキルを身に付けるとレベルアップできます

Web系は単価が低いことを覚悟

ただし、Web系の案件は需要があるものの競争率も高く、未経験から受注できるものは単価が安くなります。単価の高い案件は実績も信頼もあるベテランが持っていってしまうのが現状です。

単価の低い案件であっても実績を積むために、積極的に受注する覚悟で取り組むしかありません。逆に言えば、未経験者でも単価の低い案件なら受注できて、実績にしていけるのが需要の高いWeb系のメリットです。最初のうちはあまり収益を見込めないことを、認識しておきましょう。

在宅エンジニアの年収はいくら

画像:在宅エンジニアの年収

気になる年収について見ていきましょう。

副業の場合

副業としてITエンジニアの仕事をする場合、年間で平均47万円(出典:リクナビNEXT )の報酬が得られるとされています。副業だとエンジニア業務に多くの時間を割けないために受注できる案件が限られ、あまり多くの収入にはならないようです。多くの収入をITエンジニアとして得るには、業務にあてるまとまった時間が必要になります。

副業で多くの報酬を得るのではなく、フリーランスエンジニアになるための準備として取り組むのなら有効な方法です。本業で収入を得ながらITエンジニアとしての実績を積んでおくと、フリーランスになってから安定した収入が得られます。

フリーランスの場合

2020年3月時点のフリーランスエンジニアの平均年収は636.0万円(出典:CREATIVE JOB)と算出されています。フリーランスエンジニアの報酬は受注する案件数と単価によるので、実務経験を積んで単価の高い案件を多くこなすことで年収を高くなります。

フリーランスエンジニアになったばかりの頃は難しくても、実績とスキルが身に付いてからは単価の高い案件だけを受注したり、時には発注者に報酬について交渉すると効率的に年収を高くできるでしょう。

未経験在宅エンジニアの仕事の探し方

画像:未経験在宅エンジニアの仕事の探し方

在宅エンジニアになったものの、仕事がないのでは困りますよね。ここでは、フリーランスエンジニアの仕事の探し方を詳しく解説します。

クラウドソーシングを利用する

まずは手軽に登録できて、実際にどのような案件が発注されているのか見ることのできるクラウドソーシングを活用しましょう。社会的に需要のあるIT分野の案件は、日々新しいものが掲載されています。

報酬も極端に低いものから、相場よりも高めに設定されているものでさまざま。相応な報酬であったり高めに設定されている案件は、基本的にポートフォリオと実務経験が求められます。

クラウドソーシングサービスでは、登録してからの案件の受注数や業務の完了率を、発注者が確認できます。最初は受注数を増やすことを目的に報酬の低い案件をこなしながら、ポートフォリオに磨きをかけていくのが堅実なやり方です。

フリーランス専門エージェントを利用する

フリーランス専門エージェントは、フリーランスとして仕事をしている人のスキルや希望にあわせた案件を紹介してくれる無料のサービスです。フリーランスは個人なので営業力には限界があり、安定的に仕事を受注するためにエージェントにサービス登録しておくと良いでしょう。

しかし、エージェントを介しても実力の世界ということに変わりはなく、エージェント側からスキルや仕事ぶりの信用を得られれば、次々に案件を紹介してもらえます。経験が浅いとなかなか紹介してもらえる案件がないため、ポートフォリオを充実させて得られた案件を確実にこなしていく必要があります。

ITエンジニアは売り手市場なので、実力をつけて信用さえ得られればエージェントは心強い味方になります

知人に紹介してもらう

人脈があるなら経験の浅いうちは、自分の人となりを知ってくれている知人を頼るのが最善です。また、経営者や企業の担当者ばかりでなく、フリーランスでは他のフリーランスの人の仕事を下請けすることも珍しくありません。

単価の高い案件は、有能なフリーランスエンジニアのところに集中しているという現状があります。能力の高い人のもとで仕事をするのはステップアップのチャンスになるので、人脈を辿ってみてそのようなエンジニアがいるのなら、頼んでみると一気に道が拓けるかもしれません。

SNSを活用する

TwitterやfacebookなどのSNSでフリーランスエンジニアとして発信しておくと、営業の助けになります。クラウドソーシングで応募する際にもアカウントを提示しておけば、興味を持ったときに見てもらえてプラスになるでしょう。

多くの人の目に触れる可能性があるSNSで発信しておくと、思わぬところから仕事が得られるかもしれません。SNSだけで案件を安定して受注することはできませんが、うまく活用すれば力強いツールになります。

未経験者が在宅エンジニアになるにはスクールが一番

画像:未経験者が在宅エンジニアになるためにスクールがおすすめな理由

未経験者から在宅エンジニアになるためのプログラミング学習には、プログラミングスクールを利用するのがもっとも効率的です。有料サービスになりますが、短期間で確実に習得できることからコスト面でも有効性が証明されています。

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まとめ

在宅エンジニアについて解説し、未経験から在宅エンジニアになる流れと仕事の獲得方法を見てきました。

未経験から在宅エンジニアとしてやっていくのは容易いことではありませんが、この記事で示した流れでひとつずつ攻略していけば不可能ではありません。自分らしいより良い仕事へのステップアップを検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン
【SNS】
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