未経験からフロントエンドエンジニアへ就職・転職するにはどうしたらいいの?
未経験からでもフリーランスのフロントエンドエンジニアに独立できるのかな?
自由な働き方がしやすい「フロントエンドエンジニア」の需要は高まっています。しかし未経験の方の多くは、どのように学べばよいかわからず、悩みを抱えていますよね。
正しい学習方法やポイントを知らずに学習を始めると、行き詰まって挫折してしまいます。そうならないように本記事を読んで、未経験からフロントエンドエンジニアを目指すために必要な情報を押さえておきましょう。
IT系の専門知識がなくても理解しやすい内容なので、ぜひご一読ください。
なお、次の記事ではそもそもフロントエンドエンジニアとはどんな職業なのか、その仕事内容を年収や将来性も交えて解説しているので、良ければ参考にしてください。
→ フロントエンドエンジニアとは?仕事内容や年収、必要なスキルも紹介
この記事の目次
そもそもフロントエンドエンジニアとは?
Webシステムは、「フロントエンド」と「バックエンド」の2つで構成されています。このうち、フロントエンド部分の開発を担当する仕事が「フロントエンドエンジニア」です。
フロントエンドは、ユーザーがWebブラウザを通して見たり、操作したりする部分を指します。一方のバックエンドは、WebサーバーでWebシステムのデータを管理する部分のことです。
つまりフロントエンドエンジニアは、ユーザーの操作に応じてWebシステムの表示や動作を適切に制御する役割を担います。フロントエンドのプログラム開発では、バックエンドとの連携も欠かせません。
求人検索エンジン「求人ボックス」によると、フロントエンドエンジニアの平均年収は約571万円です。(2021年10月時点)

日本の平均年収と比べると、かなり高水準といえます。
未経験からフロントエンドエンジニアに就職・転職できる理由
未経験からでも、フロントエンドエンジニアへの就職・転職は可能です。その理由は、下記の2つが挙げられます。
- 需要が高く積極的に採用しているから
- フロント系の言語は初心者向けだから
1つずつ、順番に解説します。
需要が高く積極的に採用しているから
フロントエンドエンジニアは需要が高く、多くの企業が積極的に採用しています。実際のところ、転職サイト「doda」で「フロントエンド」と検索すると、2021年10月時点で1,600件を超える求人がヒットします。

フロントエンドエンジニアを求めている企業はとても多く、売り手市場なのです。しっかり必要なスキルを習得すれば、未経験でも十分チャンスはあります。
フロント系の言語は初心者向けだから
未経験からのプログラミング学習では壁にぶつかりやすく、常に挫折のリスクがともないます。
しかしフロントエンド開発の言語は構文がシンプルで、初心者でも理解しやすいものばかりです。難しい言語を学習する場合と比べて挫折しにくく、スキル習得を成功させやすいといえます。
また、いずれの言語もWebブラウザで表示や動作を確認でき、特別な検証環境が不要です。プログラムの動作もイメージしやすいため、初心者でも効率的に学習できます。
フロントエンドエンジニアに必要な3つのスキル
フロントエンドエンジニアに必要なスキルは、主に次の3つです。
- 言語スキル(HTML/CSS、JavaScript)
- 開発環境の知識
- フレームワーク・ライブラリの知識
それぞれの詳細については、次章でお伝えします。フロントエンドエンジニアの必要スキルを詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

未経験からフロントエンドエンジニアに就職・転職する5つのステップ
未経験からフロントエンドエンジニアに転職・就職するなら、下記の5ステップがおすすめです。
- 1. 開発環境の準備をする
- 2. 開発に必要なプログラミング言語を学習する
- 3. ライブラリ・フレームワークの基礎を学習する
- 4. ポートフォリオを作成する
- 5. 就職・転職の準備をする
各ステップについて、順番に解説します。なお、より詳細なフロントエンドエンジニアへのロードマップを知りたい方は、次の記事をご一読ください。

ステップ1:開発環境の準備をする
まずは、フロントエンドの開発環境を準備しましょう。フロントエンド開発自体は標準エディタでも可能ですが、開発環境を利用した方が効率的です。
おすすめの開発環境は、Amazon社が提供している「Cloud9」です。開発に必要なコーディングやプログラム実行、ファイル管理などを全てWebブラウザ上で完結できます。
下記の記事ではCloud9の使い方を詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。

ステップ2:開発に必要なプログラミング言語を学習する
次に、フロントエンド開発に必要な言語について学習しましょう。具体的には、次の2つの学習が必要です。
まずは、Webページの見た目を決める「HTML/CSS」を習得する必要があります。HTMLは「何を表示するか」、CSSは「どんなデザインで表示するか」を、それぞれ記述する言語です。
HTML/CSSが身についたら、「JavaScript」を学びましょう。JavaScriptは、Webシステムに動きを付けたり、バックエンドとデータをやり取りしたりするプログラミング言語です。
独学なら、参考書や学習サイトで学ぶことをおすすめします。参考書だと、1冊でじっくり学べます。学習サイトなら、パソコンで効率的に実践学習が可能です。
学習サイトの利用を考えている方には、弊社の「SAMURAI TERAKOYA(侍テラコヤ)」がおすすめです。月額2,980円(税込)で40種類以上の教材が使い放題となり、フロントエンドはもちろんバックエンドの言語も学べます。
学習でわからないことがあれば、「Q&A掲示板」で現役エンジニアへの質問も可能です。コストを抑えつつフロントエンドエンジニアを目指したい方は、ぜひご利用ください。
公式サイトで侍テラコヤの詳細を見るステップ3:ライブラリ・フレームワークの基礎を学習する
フロントエンド開発を効率化するために、「ライブラリ」と「フレームワーク」の学習も欠かせません。それぞれについて理解し、基本的な使い方を学びましょう。
ライブラリは、便利な機能を実現するためのプログラムを部品化して、再利用できるようにしたもの。フレームワークは、必要な箇所を肉付けするだけで便利な機能を実現できる、プログラムの骨組みです。
ライブラリやフレームワークを活用することで、コーディングの負担を大幅に削減できます。JavaScriptのライブラリ・フレームワークでは、下記の4つが代表的です。
- AngularJS(フレームワーク)
- Vue.js(フレームワーク)
- React.js(ライブラリ)
- jQuery(ライブラリ)
それぞれの特徴について詳しくは、次の記事を参考にしてください。

ステップ4:ポートフォリオを作成する
ライブラリやフレームワークを学んだら、プログラムの実践経験を積んでいきましょう。そして最終的には、プログラムの完成度を高めて「ポートフォリオ」を作成するのが理想です。
ポートフォリオとは、オリジナルのプログラム作品集のこと。良質なものを用意することで、企業への大きなアピールポイントになります。フロントエンドエンジニアを目指すなら、必ず作成しましょう。
ポートフォリオの作り方は、下記の記事を読むことで把握できます。

ステップ5:就職・転職の準備をする
就職・転職に向けて、ポートフォリオ以外にも準備が必要です。次の記事では転職サイトを紹介しているので、応募する企業が決まっていない方はご活用ください。

企業選びが済んだら、職務経歴書の作成や面接対策を行いましょう。企業に合った志望動機を考えて、面接のときに答えられるようにしておく必要があります。
不安のある方は、これらの準備をサポートしてくれる「転職エージェント」を活用するのも1つの手です。上記の記事では転職エージェントも紹介していますので、チェックをおすすめします。
未経験からフリーランスのフロントエンドエンジニアに独立するには

これまでは、フロントエンドエンジニアへの就職・転職について、主に解説してきました。しかし、より自由度が高いフリーランスでフロントエンドエンジニアを目指したい方もいますよね。
未経験からフリーランスのフロントエンドエンジニアを目指す場合でも、大まかには前章の5ステップと変わりません。ただし、クラウドソーシングサイトなどで在宅案件だけを受注する場合は、職務経歴書の作成や面接対策は不要です。
またフリーランスでの成功を目指す方には、下記の3点をおすすめします。
- 初めは簡単な案件で実績を増やす
- 資格を取得してアピールポイントを増やす
- フリーランス向けのサービスを活用する
実績がないと企業側もエンジニアのスキルを判断しづらいため、どうしても案件の受注が難しくなります。最初のうちは小規模で成功させやすい案件に応募して、実績を増やしましょう。
アピールポイントを増やすときには、資格を取得するのも効果的です。次の記事ではフロントエンドエンジニアにも役立つ資格を紹介していますので、ぜひご覧ください。

また、フリーランス案件を紹介してくれるエージェントサービスなども存在します。未経験で案件獲得に不安がある場合は、下記の記事にあるようなサービスを活用するのもおすすめです。

挫折なく未経験からフロントエンドエンジニアを目指すなら
ここまでの解説を踏まえ、未経験からフロントエンドエンジニアを目指そうと考えている人のなかには、
独学で習得できるかな...
途中で挫折したらどうしよう...
と不安な人もいますよね。
実のところ、フロントエンドエンジニアに必要なプログラミングスキルの習得途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。


調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。


調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな...」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、フロントエンドエンジニアへの就職・転職を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
料金 | 月分割4.098円~ |
実績 | ・累計指導実績3万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
- 現役エンジニア講師によるマンツーマンレッスン
- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
- 不安や悩み・勉強の進み具合を相談できる学習コーチ
といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。
侍エンジニアのサポート体制
また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でも効率的に必要なスキルだけを習得可能です。
侍エンジニアのカリキュラム例
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なぜ侍エンジニアが挫折せずフロントエンドエンジニアに必要なプログラミングスキルを習得できるのか気になる人はぜひ公式サイトをご覧ください。
公式サイトで詳細を見るまとめ
今回は、未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方向けに、下記の5点をお伝えしました。
- そもそもフロントエンドエンジニアとは?
- 未経験でも就職・転職できる理由とは?
- 必要なスキル
- 就職・転職するための5つのステップ
- フリーランスで目指すには?
フロントエンドエンジニアの言語は未経験でも習得しやすいものの、正しい方法で学習しないと挫折してしまいます。今回の内容を参考にして、ぜひフロントエンドエンジニアになる夢を実現させてください。
この記事のおさらい
①開発環境の準備をする
②開発に必要なプログラミング言語を学習する
③ライブラリ・フレームワークの基礎を学習する
④ポートフォリオを作成する
⑤就職・転職の準備をする
の5ステップをおすすめします。詳細は、本記事をご参照ください。
大まかな流れは、就職・転職と変わりません。ただし在宅案件専門であれば、職務経歴書の作成や面接対策は不要です。成功させるためには、「初めは簡単な案件で実績を増やす」「資格を取得してアピールポイントを増やす」「フリーランス向けのサービスを活用する」がポイントとなります。