こんにちは!侍ブログ編集部(@samuraijuku)です。
最近、テレビのCMでソーシャルゲームを目にする機会がとっても増えてきましたよね。やったことのある方も多いと思います。そんな中で、
と思う方も多いのではないでしょうか?最近はiOS(iPhone)よりもAndroidの方が人気になってきていますしね。
でもきっとAndroidアプリ開発に関して、「作ってみたいけど、作り方が右も左もわからない..」という状態の人も多いはず。そこでこの記事では、初心者の方向けにAndroidアプリ開発の全手順を紹介したいと思います。
- Androidアプリ開発ではどんな言語を使うのか?
- 開発はどんな手順で行うのか?必要な要素は何か?
- 初心者におすすめのサイトや本はどれか?
などなど全てを網羅した記事になっています。コーディングいらずでアプリ開発ができるツールなど、目から鱗な情報も紹介するので、Androidアプリ開発に興味のある方はぜひご活用ください。
初心者でも本当にアプリ開発が出来るのか心配という方は弊社侍エンジニアをご利用ください。現役エンジニアがマンツーマンで基礎の基礎からアプリ開発をサポートいたします。
この記事の目次
そもそもAndroidアプリとは
Android端末で動作するアプリケーション全般のことを「Androidアプリ」と言います。
まずはAndroidアプリの基本事項をiOS(iPhone)と比較しながらみていきましょう。
Androidアプリの開発数
上記の通り、2017年時点でAndroidアプリ(Google Playの方です)の数は350万を超えています。
iOSと比較してわかる通り、ここ数年でAndroidアプリの開発数は爆発的に伸びていることがわかりますね。
Androidアプリのシェア
主要国のOSシェア率によると、2019年3月時点では、日本においてのAndroidのシェア率が56.7%、iOSが43.2%と、Androidが上回っているようです。
日本ではiPhoneの利用者が多いイメージでしたし、事実過去の数字ではiOSが上回っている時期もありましたが、現時点ではAndroid優勢です。
世界的にみても、2019年3月現在ではAndroidのシェア率が約70%〜80%前後と高い比率を占めていると言われています。若い層だけで見るとiPhoneが人気だったりするのですが、全体で見ると実はAndroidが人気なんですね。
Androidアプリで作れるもの
Androidアプリでは、スマートフォンのアプリを開発することができます。
主にGoogle playで配信され、ソーシャルゲーム以外にも、ビジネス用アプリとして利用しているケースもあり、様々な企業がアプリケーション開発を進めています。
もちろんiOSアプリと同じものを作ることができますが、デザインなどが変わります。
また、Androdアプリはリリース時の審査がiOSアプリに比べて敷居が低く、リリースしやすいというのも特徴です。自分が作ったアプリがリリースされると思うと、とてもワクワクしますよね。
Androidアプリ開発の難易度
どの言語を使用するかによりますが、初心者がAndroidアプリの開発をすのは簡単とは言えません。
詳しくは後述しますが、Androidアプリで一般的に使われる言語であるJavaは習得難易度が比較的高いからです。iOSで使われるSwiftは新しい言語なので情報が少ないのが難点ですが、Javaよりも直感的で扱いやすい言語です。
なので、iOSと比べるとAndroidアプリ開発の方が若干難易度が高いと言えるでしょう。しかし、最近では書きやすいと評判の「Kotlin」という言語がAndroidアプリ開発で使用できるようになったこともあり、今後は難易度が下がっていくことも考えられます。
Androidアプリ開発に必要な言語は?
Androidアプリは、Javaを筆頭に、JavaScrypt、C#、Kotlinなどの言語で開発することができますが、2019年現在では、
- Java
- Kotlin
この二つがメインとなっています。
Javaは昔から長く使われているプログラミング言語で、Androidアプリ開発といえばJavaでしたし、今でも主流な言語です。難易度は比較的高いですが、守備範囲が広く人安定的に需要がある人気な言語です。
Androidアプリを開発したい人はまず勉強すべき言語と言えるでしょう。

一方、今流行りなのがKotlinです。
こちらの言語は2011年に発表され、2017年にGoogleがAndroidアプリの開発言語に選定した公式言語です。Javaよりもコードが短く簡潔で書きやすく、Javaのコードを呼び出すこともできるので、今とても人気になっています。
現状はまだまだJavaがメジャーですが、今後Androidアプリ開発にはKotlinが主要になってくる可能性もあるので、将来性を考えるとこちらを習得するのもいいかもしれません。

Androidアプリの開発手順【5ステップ】
では、Androidアプリの開発手順を説明していきます。
ざっくり分けると以下の5つのステップになります。
- 1. 環境構築:パソコンに開発環境を作る
- 2. 企画:どんなアプリを作るか決める
- 3. 開発:ソースコードを書いてアプリを作る
- 4. テスト:正しく動くかをチェックする
- 5. リリース:Androidアプリを公開する
それぞれの肯定を説明していきましょう。
【前提】Androidアプリの開発に必要なもの
まず大前提としてAndroidアプリの開発に必要なものは、
- pc(Mac/Windows/Linuxのいずれか)
- Android Studio
- java(Kotlin)
です。プログラミング言語は先ほど紹介したKotlinでもいいのですが、この記事ではJavaを使うことを前提に解説していきます。(ツールを使うことでコーディングせずともアプリ開発できる方法もありますが、それは後述します)
Android Studioとは、Androidアプリを開発するためのGoogle公式の開発ツールです。

では、必要なものがわかったところで、開発手順の説明に入っていきましょう。
1. 環境構築
まずは自分のパソコンでAndroidアプリが開発できるような環境を構築しましょう。
と言っても、Androidの開発環境を構築する手順は、順番に必要なものをインストールしていくだけです。具体的な開発環境の手順としては、
- 1. JDKをダウンロード・インストール
- 2. AndroidStudioをダウンロード・インストール
- 3. 足りないSDKを追加でインストール
- 4. エミュレーターを設定する
以上4つです。この4つを行うことによりAndroidアプリを開発する準備が整います。
ちなみに、Androidの端末を持っている方はアプリの動作確認に必要な「4. エミュレーターを設定する」の手順は行わなくても問題ないでしょう。
具体的なダウンロード、インストール手順に関しては、以下の記事でWindows、Mac、Linuxに分けてそれぞれ紹介しているので、参考にしてください。

2. 企画
開発環境が構築できたら次は「企画」です。
これはその言葉の通りで、「どんなアプリを作るのか決める」というフェーズですね。仕事として共同開発をするのであれば別ですが、個人で作るアプリであればガチガチに決める必要はないでしょう。
以下の記事で、アイディアを出すコツを紹介しているので、アイディア出しで躓いてしまっている人や、今思いついてるアイディアをよりブラッシュアップしたい人はぜひ参考にしてみてください。


3. 開発
開発環境が整い、どんなアプリを作成するのかイメージが湧いたら、実際に開発を進めていきましょう。
実際の開発の様子は、後にも紹介するドットインストールを見るとわかりやすいです。
また、以下の記事では弊社侍エンジニアの受講生で、未経験からアプリを開発したkanettさんにインタビューをしています。つまずいたポイントやその時の解決法、実際に作成したアプリなど、参考になる情報が盛りだくさんとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。

4. テスト
開発が完了したらすぐにリリースをするわけではありません。その前に開発したアプリがきちんと作動するかどうかをチェックする「テスト」というフェーズが必要になります。
ここでは、Android端末を持っていると、その端末に開発したアプリをインストールできるので便利です。
ただ、先ほども少し触れましたが、エミュレーターというPC上で動く仮想のAndroid端末を使うこともできるので、必ずしもAndroid端末を持っている必要はありません。
Android開発では「Geny Motion」というエミュレーターがよく使われるので、必要な方は以下からインストールしてくださいね。
→「Geny Motion」インストールへ
また、実機でアプリを実行して見る場合は、こちらの記事が参考になるかと思うので、チェックしてみてください。
5. リリース
アプリ開発が完了したら、いよいよ最終段階であるアプリのリリースです。
記事の前半でも少し触れましたが、Androidアプリをリリースする場合はGoogle Playで公開するのが一般的です。Google Playでのアプリリリース手順は、
- 1. Googleデベロッパーアカウントを作成
- 2. デジタル署名したパッケージファイル(apkファイル)を準備
- 3. GooglePlayにアプリケーションを登録=リリース
という流れになります。Googleアカウントをデベロッパーとして登録する必要があり、その際に$25が必要になりますが、一度支払ってしまえばずっと使用可能です。具体的な手順はこちらの記事が参考になるので、活用してください。
ちなみにAndrodアプリは、リリース時の審査がiOSアプリに比べて敷居が低く、リリースしやすいというのも一つの特徴ですよ。
以上の5段階が、Androidアプリの開発手順となります。
Androidアプリで収益を得よう
多くの人がそう思っているでしょう。開発したアプリで収益を得るには、
以上の4つの方法がメインになります。
どんなアプリなのか?どんな人に使ってもらうのか?開発コストはどれくらいか?似たアプリはどのような収益モデルを取っているのか?などなど、様々な要素を考慮して、最適な収益化モデルを決めるといいでしょう。
ちなみに、アプリ全体の売り上げの約90%がアプリ内課金と言われています。特に決まっていない方はまずはアプリ内課金を検討してみるのがいいでしょう。
【入門者必見】Androidアプリ開発を叶える方法
ツールを使ってサクッとAndroidアプリ開発する
ここまで、Androidアプリに必要な言語や環境など解説してきましたが、実はツールを使うことで、プログラミングをせずともAndroidアプリを開発する事ができます。
多少なりともお金がかかったり、決められた項目しかカスタマイズができなかったりと、デメリットもあるのですが、初心者の方からすると環境構築が必要なかったり、コーディング(Java)をする必要がなかったりとメリットも大きいでしょう。
以下の記事でもアプリ開発を簡単に行えるおすすめツールを紹介していますが、いくつか抜粋して紹介していきますね。

yappli
yappliはお手軽に本格的なアプリを開発できるツールになります。
利用するのに月額費用がかかってしまうので無料がいい人には微妙かもしれませんが、34種類ものデザインが用意されていたり、カスタマイズも豊富だったりと、有料なだけあるツールと言えますよ。
コーディングはしたくないけど、本格的なアプリを開発したいという人には非常におすすめのツールでしょう。
joint apps
こちらのjoint appsは、初期費用、月額費用ともに「完全無料」で利用できるうえにiPhone、Android両方のアプリが作成できるサイトです。
もちろん、コーディングの必要はありません。とっても気軽にアプリ開発を行う事ができますよ。
しかし、こちらのツールでアプリ開発をした場合は、オリジナルアプリとして配信することはできません。(ブラウザ上で動くアプリに留まるため)なので、趣味の範囲でアプリ開発を行いたい人におすすめですね。
学習サイトでAndroidアプリ開発を学習する
JavaはAndroidアプリ以外にも様々なアプリケーション開発が可能であり、言語をマスターするまでに時間がかかります。
しかし、最初からJavaを完璧にマスターすることをゴールにするのではなく、簡単なAndroidアプリを作ることを目標にすることで、手を止めずに開発を進めることができます。そのために必要な、Androidアプリ開発の入門サイトをご紹介します。
ドットインストール(【旧版】Androidアプリ開発入門)
【こんな人におすすめ】
- とにかくAndroidアプリ開発の流れを知りたい人
- 隙間時間を利用して学習したい人
- 動画を見ながら学習したい人
プログラミングを動画で学習できるサイトです。1動画3分と短いため、空いた時間に学習することができます。Androidアプリ開発入門では、アプリ開発に必要なJavaの知識も学ぶことができるのでお勧めです!
この講座の他にも「Androidでおみくじアプリを作ろう」など実際にアプリを作っていく学習動画もありますので、とにかく何かを作ってみたいという人はぜひそちらもチェックしてみてください。
初心者必見!10時間で作るはじめてのAndroidアプリ−前編
【こんな人におすすめ】
- とにかく実用的なAndroidアプリを作ってみたい人
- ある程度プログラミングの知識があり、「Java」を理解している人
SNSサイトを閲覧するためのアプリを開発していく過程を学ぶことができます。10時間という短い時間で開発しているのですが、Javaの基礎知識を必要としているため、ドットインストールで基礎を積んでから実施することをお勧めします。
開発環境の構築からアプリ開発の一連の流れを知ることができますので、おすすめです。似たようなアプリを開発したいと思っている人は、ぜひ見てみてください!
世界を目指せ!Androidアプリ開発入門
【こんな人におすすめ】
- 環境構築から学び最終的にアプリを公開したい方
- 時間をかけてでもしっかり開発できる技術を習得したい方
全12回に説明内容が分かれており1回の内容がとても濃いですが、一通り終わらせることでAndroid開発のいろはを抑えることができます。「ドットインストール」、「初心者必見!10時間で作るはじめてのAndroidアプリ−前編」と比べると時間はかかりますが、その分詳しく理解が深まるのでお勧めです!
「Androidの肝,アクティビティ」などAndroidアプリ開発における重要な部分についても詳しく説明されています。
素敵な言葉があったので、筆者の言葉を引用したいと思います。
微力ですが,この連載が何かのヒントになり「いいアプリ」を生み出すキッカケではなく,ユーザの心を掴む「すばらしいアプリ」を世界に送り出せるキッカケになればと考えています。
引用:gihyo.jp http://gihyo.jp/dev/serial/01/androidapp/0001
時間をかけてでも、Androidアプリ開発の肝を抑えたい方はおすすめです。
書籍でAndroidアプリ開発を学習する
入門サイトで全体の概要をなんとなく掴んだら、次のステップとして書籍を使うのもありです。
以下の記事でandroidアプリの開発におすすめな本をまとめているので詳しくはそちらもみて欲しいのですが、ここでも2つほどピックアップして紹介しておきますね。

イラストでよくわかるAndroidアプリのつくり方 Android Studio対応版
プログラミングが全くの未経験の方におすすめな本です。イラストをうまく使いならが基礎を解説してくれているので、非常にわかりやすいです。
全くの初心者の方はまずはこの本から読むといいでしょう。
スッキリわかるJava入門 第2版 (スッキリシリーズ)
androidアプリの開発に必須な言語である「Java」の基礎が学べる本になっています。サンプルのプログラムを実際に動かしながら学べるような内容になっているので、初心者の方でもつまずく事なく進めていく事ができるでしょう。
初めてJavaを学ぶ人にぴったりな一冊です。
プログラミングスクールで学ぶ
未経験者の場合、自力でAndroidアプリを開発するのに不安を持つ人もいます。その場合、サポートをしっかり受けられるプログラミングスクールで学ぶのがいいでしょう。
基礎知識からAndroidアプリ開発ができるまでサポートしてくれるので、安心して学習を進めることができます。
下記にAndroid開発におすすめのプログラミングスクールをまとめているので、参考にご覧ください。

本当に未経験からAndroidアプリ開発はできるのか?
開発はできるが難易度は高い
結論から言うと、未経験からでもAndroidアプリ開発はできます。ですが、自力でやるとなるとどの分、時間がかかり努力が必要となります。
しかも、Android開発に必要なJavaというプログラミングは初心者に取って難易度が高く、独学で学習するとなるとスクも伴います。
上の図は、侍エンジニアが独学で学習する298名の人にアンケートを実施した結果です。結果を見ると、独学での学習に挫折や行き詰まりを感じると答えた人は87.5%もいることがわかりました。
なので、大半の人は挫折してしまうという現実があります。挫折してしまう理由としは、
- エラーが解決できない
- モチベーションが保てない
- 不明点を聞けない
この3つが主な原因となっています。
アプリ開発に躓いてしまったら..
この記事では初心者がAndroidアプリ開発をするために必要な要素や入門サイトについて解説いたしました。
しかし、初めてAndroidアプリを開発する場合、Java + Androidアプリの開発方法を学ぶ必要があるため、勉強する範囲が広く独学での習得に詰まってしまう方もいらっしゃいますよね。そんな時、アドバイスをくれる存在がいたら学習を効率的に進めることが出来るはずです。
そこで、侍エンジニアでは「挫折を感じた時にあったらよかったと感じたこと」についてもアンケートをとっています。

その結果、1番多かったものとして「不明点を気軽に聞ける環境」があげられています。プログラミング学習には必ずエラーがつきものです。そういったエラーで挫折する人が多いんです。
弊社侍エンジニアでは現役エンジニアがマンツーマンでアプリ開発をサポートいたします。あなただけのオリジナルカリキュラムでより効率的にAndroidアプリ開発を習得することが出来ますよ。
気になる方は、下記のカレンダーからお好きな日程を選んでいただければ、弊社の無料体験レッスンを受講することが出来ます。無料体験レッスンでは、アプリ開発のノウハウやあなたのキャリアについてなど様々なご相談をお受けいたしますよ。