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Amazon AWSとは?メリット/デメリットを初心者向けにわかりやすく簡単に解説!

AWS(Amazon Web Services)について調べていると、

難しい言葉が並んでいてよくわからない…
知りたいことが書いていなかった…

という経験はありませんか?

実は、AWSは「100種類以上のサービスの総称」なのですが、公式の説明をみても全体像がよくわからなくて挫折した人も多いと思います。

私は、AWSの各サービスの使用イメージをいくつか見ていたら、全体像が徐々に分かるようになりました。

公式の説明では、「コンピューティング」や「ストレージ」のように機能ごとにまとめて説明されているのですが、私は構成例から理解した方が分かりやすいと思いました。

そこで今回は、

  • AWSとは?
  • AWSで「できること」は?
  • AWSを導入している企業の事例
  • AWSを使う「メリット・デメリット」とは?


といった内容を解説していきます。

さらにAWSをこれから仕事にしたいと思う方のために、AWSエンジニアの需要・年収例や勉強法まで合わせて解説します。

できるだけわかりやすく書いていますので最後までお読みいただければ、きっとすっきり解決することと思います!

Amazon AWSとは?

aws amazon

引用元:AWS公式 https://aws.amazon.com/jp/

AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供する様々なWEBサービスの総称です。

(以下、AWSと呼称します)

まずは、AWSのいくつかのサービスを組み合わせることで、便利なサービスを作れると考えていただければ、間違いありません。

AWSは、クラウドサービスのシェア1位のサービスです。

AWSを利用しているのは、「インターネット上で、何かしらのサービスを提供したい!」とか、「インターネット上にデータを保存しておきたい!」と考える企業や個人です。

これから代表的なサービスの利用例をいくつか紹介しますが、AWSは全部で100種類以上のサービスを提供していて、現在もさらに増え続けています。

AWSの導入事例

引用元:日本国内のお客様の導入事例(AWS)https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies-jp/

では続いて、AWSを導入している企業の事例をご紹介します。

シャープ株式会社

シャープでは、AloT家電を快適に利用するためにAWSを導入しました。

ヘルシオをはじめとした AIoT 家電を利用するユーザーが、ストレスなく安心してCOCORO+のサービスを利用できるようにするためには、信頼性や安定性が高く、レスポンスも十分なクラウドインフラの確保が不可欠でした。

引用元:AWS 導入事例:シャープ株式会社 https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/sharp/

導入してみたところ、AWSは堅牢性・信頼性ともに安心感が高く、さらに柔軟性、冗長性の高さについても満足度が高く、ビジネス環境の変化に合わせてスピーディーに対応できる点にメリットを感じているようです。

任天堂株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー

任天堂とディー・エヌ・エーは協業でスマートデバイス向けゲーム「Super Mario Run(スーパーマリオ ラン)」を開発。

そのiOS版では150もの国と地域を配信対象に配信するにあたって、以下の課題があったとのこと。

堅牢なシステムインフラを極めて短期間に構築することが必要でした。

(中略)クラウドであればピーク時の負荷にも柔軟に対応でき、コストの最適化という意味でも大きなメリットになると考えました。

(中略)DeNA がオンプレミスで実績を積んできたアーキテクチャーを、そのままクラウド化できることでした。

引用元:AWS 導入事例:任天堂株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/nintendo-dena/

結果、世界中のユーザーからのアクセスが一気に集中しても、AWSのインフラは十分なレスポンスを返し続け、問題なく運用ができたとのことです。

株式会社ジャパンネット銀行

ジャパンネット銀行はネット専業銀行として、インターネットを通じて320万の個人・スモールビジネスの顧客にサービスを提供していましたが、サーバー老朽化、OSの保守切れといった問題を抱えていました。

そこで、以下にあるように他のネット専業銀行でシステム移行の実績があったことからAWSが選ばれました。

「以前より金融機関でのクラウド活用の事例は聞いていましたが、2014 年にソニー銀行様が行内システムの AWS への移行を発表されたことには触発されました。」(出口氏)

引用元:AWS 導入事例:株式会社ジャパンネット銀行 https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/japannetbank/

結果、短期で構築、コストも抑制でき、規模変化への柔軟な対応も可能になり、災害対策にまで対応。

特に費用面では固定費が変動費に変わったことで、データセンターの運用やハードウェアの購入費、保守費用などが削減され、成功を収めました。

Retty株式会社

Retty株式会社は元々VPSサーバーを使用していましたが、サービスの急成長に伴い「少人数でもスピードを落とさずスケールさせる基盤が必要」ということでクラウド環境への移行を検討。

以下のように考え、最初からほぼAWS一択で検討していたとのことです。

マネージドサービスの充実度、API の充実、質の高いユーザーコミュニティから提供されている資料やツールによる運用ノウハウの蓄積。中~大規模な Web サービスを運営するにあたって他のクラウドサービスには無い恩恵にあずかる事ができる基盤という事で決定しました。

引用元:AWS 導入事例:Retty株式会社 https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/retty/

利用開始時からユーザー数は10倍以上になりましたが、安定稼働できており、AWSのメリットを感じているようです。

全日本空輸株式会社(ANA)

ANAでは、同社の持つビッグデータを人工知能(AI)や機械学習などの最新デジタル技術と癒合させることで分析業務の大幅な効率化・高度化を実現させています。

同社はこれを実現させるために柔軟性と拡張性を備えたデータ分析基盤が必須と考え、Amazon Redshift と、Amazon EC2、Amazon S3、Amazon Aurora などを採用。

結果、AWSを以下のように評価しています。

オンプレミス環境で運用してきたデータ分析基盤を、大きなトラブルなくクラウドに移行できました。

(中略)ヘビーユーザーほど「レスポンスが速くなった」「使い勝手が良くなった」と実感しているといいます。さらに今後、分析業務の効率化や高度化が進んでいくことも期待されています。

引用元:AWS 導入事例:全日本空輸株式会社 https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/ana/

上記に加え、ディスク容量の拡張、バッチ処理の長時間化、運用業務の負荷などの、AWS導入前の問題点も解消され、快適に運用ができているとのこと。

AWSで「できること」は?

画像:Shutterstock

続いて、AWSの各サービスを組み合わせると何ができるのかを少し具体的にイメージするために、AWSではどんなサービスがあり、それぞれどんなことができるのかを見ていきましょう。

構成例や導入事例は、以下のページにまとまっていますので、ぜひご覧ください。

参考:https://aws.amazon.com/jp/cdp/
参考:https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies-jp/

Webサイト・Webサービスの構築・運用(Amazon EC2など)

画像:Shutterstock

上記でご紹介したANAのように、WebサイトやWebサービスの構築や運用に用いられるのが、AWSの最もよくある使い方の1つ。

主に「Amazon EC2」という、必要なリソースを必要な分だけ調達できるレンタルサーバーのようなサービスが利用され、CMSをインストールしたり、ドメイン取得・バックアップを作成したり、初柔軟性・拡張性ともに優れたサイト・サービスの運用が可能。

耐久性にも優れているため障害に強く常に安定した運用ができ、かつ従量課金制で費用も抑えることが可能。

他に、Amazon Lightsailというサービスもあり、一般的なレンタルサーバーのように、WordPressを用いてさくっとブログ等のWebサイト、Webサービスをたった数クリックで作れるサービスもあります。

※サービスの詳細な説明は下記からどうぞ。

Amazon EC2

Amazon Lightsail

データのバックアップ・災害対策

画像:Shutterstock

Webサイトやスマホアプリ、社内アプリケーションからIoT機器のデータなど、データの種類・場所によらずデータをバックアップするシステムも、AWSの優れた機能の1つです。

代表的なサービスはAmazon S3で、インプレースクエリ機能を備えた唯一のクラウドストレージサービスで、保管中のデータに対する分析を直接実行できる利点もあります。

また、クラウド上だけでなくオンプレミスでもアプリケーションデータをバックアップでき、あらゆる事態に備えて柔軟なデータのバックアップが取れる体制が整っています。

※サービスの詳細な説明は下記からどうぞ。

Amazon S3

ビッグデータの蓄積・分析・運用

画像:Shutterstock

顧客情報やIoTデータをはじめとした企業の取り扱う膨大なビッグデータの蓄積から、分析、運用まで可能。

関連するサービスとしては、ビッグデータ分析の処理に優れ、機械学習、データ変換 (ETL)などによる解析まで可能な「Amazon EMR」が中心。

Amazon EC2Amazon S3を用いてデータを蓄積した上で連携して効率よくビッグデータの解析を行えます。

他に、高速クラウドデータウェアハウス「Amazon Redshift」や、ストリーミングデータ等をリアルタイムで分析することに特化した「Amazon Kinesis」等、様々なサービスがあります。

上記のシャープやANAの他、ファイザー、エクスペディア等の名だたる大企業が活用しています。

※サービスの詳細な説明は下記からどうぞ。

Amazon EMR

⇨ Amazon Redshift

Amazon Kinesis

基幹・業務システムの構築

画像:Shutterstock

顧客管理や販売管理、給与計算などの基幹・業務システムの構築にも使えます。

たとえば無印良品は、会計システムのSTRAVIS (ストラビス)や給与システムCOMPANYをオンプレミスからAWSに移行し、ハードウェア保守切れやサイジング等の課題から解放され、運用管理が非常に楽に。

※参考:AWS 導入事例:株式会社良品計画

その他にも様々な有名企業で、物流管理システムやトレードシステム等、ジャンルを問わない多くの基幹・業務システムの構築に使用されています。

※基幹・業務システムの構築例は下記をどうぞ。

基幹・業務システム用途での AWS 国内導入事例

統合開発環境(IDE)の構築

画像:Shutterstock

AWS Cloud9」というサービスを使い、ChromeやSafari、Firefox等の各種ブラウザ上で動く、快適な統合開発環境を構築できます。

40以上のプログラミング言語をサポートし、それぞれの言語を扱う上で必要なツールがあらかじめパッケージ化。

リアルタイムでコードチェックも可能でチャットサービスも付随しているため、開発を何人ものメンバーがからむチーム開発の現場でも快適に作業・プロジェクトを進めていけます。

また、クラウド上で動くサービスなので、オフィス内だけでなく、遠隔地(自宅や旅行先、海外でも)からも利用できるというメリットもあります。

しかもAWS Cloud9自体の利用料は無料です。

※AWS Cloud9については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせて読んでみてください。

Cloud9の使い方と便利機能!最強プログラミング開発環境(IDE)
更新日 : 2019年8月5日

AWSを使う「メリット」とは?

画像:Shutterstock

従量課金制によるコストの最適化

一般的なレンタルサーバーの場合は、通信量にかかわらず毎月一定の料金がかかる仕組みになっています。

今回紹介しているAWSは、初期費用も不要で、利用した分だけの料金が発生するだけのサービスです。

たとえば、サーバーの利用では、使用した時間や通信量によって料金が計算されます。また、ストレージの場合は、利用した容量や通信量で料金が計算されるのです。

したがって、サービスに必要なサーバーの容量や通信量が予測しにくく、柔軟な対応が必要な場合には、AWSを利用することで、使った分のみ支払えば良い料金体系によってコスト削減が期待できます。

サービスを始める場合に、「必要以上に高性能なサービスを契約してしまって、無駄な支出が発生してしまった!」となることは防げるでしょう。

信頼性・セキュリティの高さ

Amazonが提供しているということでセキリュティの高さも人気の理由です。

16年以上Amazonを運営してきて大きなトラブルがないという実績がありますので、安心して利用できますね。

柔軟性・拡張性の高さ

AWSでは様々なサービスを提供していますので、あらゆる場面で利用できる柔軟性があります。

また、サービスによっては、簡単に規模を大きくしたり小さくしたりできる拡張性の高さもあります。

使用するデータの容量が大きくなったり、サービスの規模が大きくなったりして、サーバーの規模を倍増させたい!と思ったとき、一般的には規模を大きくするために時間や経費などのコストがかかりますが、AWSを利用していれば素早く簡単に対応できるのです。

これは大きなメリットですよね。

導入スピードが早い

新たにサービスを申し込んだり、容量を追加したいときなど、すぐに始めることができます。

サーバー選定や、HDD容量の検討など煩わしいことはなく、すぐに対応してくれるのでビジネスチャンスを逃しません。

パフォーマンスが安定している

常に最新のハードウェアへ定期的にアップグレードされているので、サーバーの安定度や反応速度(スピード)などが安定してり、サーバーの質が常に高く保たれています。

実際にオンプレミスからAWSに切り替えた企業でも、パフォーマンスが安定した、業務スピードが改善したと回答している例も少なくありません。

AWSを使う「デメリット」とは?

画像:Shutterstock

サービスが豊富すぎて選定が難しい

拡張性の高さは逆に言えばデメリットにもなりえます。

対応できるサービスが豊富で、何でもできてしまうので、どのサービスを選べばいいのか、どのようにサーバーを構築すればいいのか等の専門知識・ノウハウが必要になります。

毎月の料金が把握しづらい

従量課金制なので、毎月の費用が一定ではありません。

前提として、多くの企業はAWSに切り替えたことでコストが下がったと回答しています。

しかし、たとえばWebサイトの構築に使用していたとして、テレビに取り上げられたりしてバズが起こった際にアクセスが集中、高負荷がかかって料金が跳ね上がる等の懸念はあります。

障害・トラブル時には自己解決しなければならない

AWSではインフラを提供してくれるのみで、障害・トラブルが起こった際には対応してくれません。

その影響は小さくなく、2019年8月にはAWSの大規模な障害が起こった結果、様々なサービスで緊急メンテメンスが起こり、多大な影響をもたらしました。

そのため、障害対応の備えをきちんとしておかなければなりません。 

AWSエンジニアの需要はあるのか?

画像:Shutterstock

では、実際AWSを扱う仕事(AWSエンジニア)の需要はあるのでしょうか?

ここでは、主要な求人サイトからAWSエンジニアの求人がどれだけあるのかをご紹介します。

まず、単純な検索数は以下のとおりです。

※いずれも2019年11月15日時点のデータ。

上記のように合計で1万件を優に超える求人があり、AWSエンジニアは非常に需要が高い職業と言えます。

また、収入面においても優遇されていて、以下の求人のように年収500万円以上を提示する企業が目立ちます。

上記のように、中には「1000万円」を提示する企業もあり、AWSエンジニアは求人数の多さ・収入面ともに需要が安定しているのです。

AWSの使い方はどう勉強すればいい?

画像:Shutterstock

ではそんなAWSエンジニアになるには、どのようにAWSを勉強すればいいのでしょうか?

具体的な方法を3つご紹介します。

AWSの基礎部分から勉強したい人:入門書を使って勉強する

AWSは高い専門性が必要とされます。

そもそもサーバーやデータベース等の知識は必須ですし、これに加えてAWS自体の専門用語も多いことからとっつきづらい印象は否めません。

そのためまずは、以下の記事でピックアップした「入門書」を購入し、初歩的なところから徐々にレベルアップしていきましょう。

例を挙げると、「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版」等がおすすめです。

その他のおすすめ入門書と、おすすめのポイントは以下の記事に詳しくまとめていますので参考になさってください。

【2018年最新】AWSおすすめ入門書5選
更新日 : 2019年4月27日

AWSの使用をよりイメージしながら学習したい人:AWS入門サイト(スライド・動画など)で勉強する

2つ目は、入門サイトで勉強する方法です。

入門サイトにも色々な種類があり、動画を見て勉強するものから、スライド形式で解説を読む→設問を解くといったフローで学習を進めるものまで多数あります。

これらのサイトは、実際のAWSの画面やそこで使う技術をPCやスマホの画面を通して学習できるので、より「使っているイメージ」がしやすいのが特徴。

こちらもおすすめの入門サイトは以下の記事にまとめています。

どれも基本無料で使えるものですので、気になるものから使ってみて、あなたに合ったものを見つけてみてください。

AWS入門完全攻略ガイド【動画サイト/おすすめ書籍/ガイド】
更新日 : 2018年10月25日

アプリ開発など「AWSを仕事にしたい!」という人:スクールでプロに習う

最後に、「AWSを使ってアプリ開発したい」等、仕事にしたいと本気で思っている方はスクールでプロに習うのがおすすめです。

AWSを使った仕事は、実際にAWSを仕事にしているエンジニアに習うのが一番です。

スクールは現役のエンジニアが講師を務める事が多く、転職・フリーランスの案件獲得によらず仕事の紹介までしてくれるところもあります。

そのため、本気でAWSを使って仕事がしたいと思う方ほどスクールに通うのがおすすめです。

なお、プログラミングスクールにも色々なところがありますので、選ぶ際には以下の記事を参考になさってください。

【体験談まとめ】プログラミングスクール・教室3大あるある失敗談
更新日 : 2019年12月5日

まとめ

この記事では具体的な構築例を紹介しながらAWSのサービスを紹介しました。100種類以上のサービスから自分に必要なサービスを探すのは大変ですが、この記事で紹介した内容を参考にすればうまく見つけられるはず!

これからAWSを勉強したいという方も今回ご紹介した3つの勉強法を参考にぜひ進めてみてくださいね。

もし、AWSについて忘れてしまったらこの記事を思い出してください!

 

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侍テック編集部

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