未経験からUI/UXデザイナーになるには?目指す手順や必要なスキルも紹介

未経験の場合、UI/UXデザインに関する知識やスキルがなくてもUI/UXデザイナーになれるか不安ですよね。

結論、未経験からでもUI/UXデザイナーになれます。

本記事では、未経験からUI/UXデザイナーになる具体的な手順を、ステップ形式でわかりやすく解説します。UI/UXデザイナーとしての需要が増すおすすめの習得スキルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

本記事の解説内容に関する補足事項

本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。

また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。

記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。

目次

UI/UXデザイナーになる4つの方法

UI/UXデザイナーになる4つの方法

さっそく、UI/UXデザイナーになる方法を、4つにまとめて紹介します。

独学でスキルを習得しデザイン会社に就業する

UI/UXデザイナーになる1つ目の方法は、独学でスキルを習得してデザイン会社で就業する方法です。独学の方法には、書籍やYouTubeなどの動画教材、侍テラコヤなどの学習サイトの活用などが挙げられます。

独学のメリットは学習コストを抑えられる点です。例えば、YouTubeの場合、無料でUI/UXデザインに関する動画が配信されているため、学習コストをかけずにスキルを習得可能です。

独学でUI/UXデザインスキルを習得し、ポートフォリオを作成したり、資格を取得したりすることで、未経験からでもデザイン会社に就業できる可能性があります。

専門学校に通う

実務で活用できるUI/UXデザインスキルを習得したい人は、専門学校に通うのもひとつの手段です。専門学校ではUI/UXデザインの習得だけでなく、企画やマネジメント、コンテンツコンテンツ作りなど、Web制作全体のスキルについて学習できます。

また、オンライン講座も用意されているため、好きな場所・時間で学習を進められる点もメリットです。さらに専門学校のみに公開されている求人も多数取り扱っています。進路相談や就職サポートにも対応しているため、効率よくUI/UXデザイナーとして就業可能です。

実案件の経験を積み副業デザイナーになる

実案件の経験を積むことで副業デザイナーとして活躍できます。近年ではクラウドワークスココナラなどのクラウドソーシングでWebデザイン制作を外注するクライアントが増加しています。

案件の中には、未経験者でも応募可能なものから、実務経験が必要なものなど、さまざまな種類があります。

しかし、実務経験がなくても案件を獲得することは可能です。例えば下記の案件では、未経験者でも応募可能であり、サポート体制も整っています。

業務内容Webデザイン制作
対象者未経験からでも可能
報酬クライアントと別途相談
勤務時間指定なし。ただし、日中に稼働できる方が好ましい。

実案件の経験を積み上げることで、より高単価な案件も受注でき副業デザイナーとして収入アップも見込めます。いきなり本業として働くことが難しい人は、まずは副業デザイナーとして活動してはいかがでしょうか。

Webデザインスクール経由で就業する

短期間でUI/UXスキルを取得し就業したい人は、Webデザインスクールを活用しましょう。

Webデザインスクールでは、受講者に合わせた学習プランが提供されています。プロ講師の指導で最短効率でUI/UXデザインを習得することが可能です。

また、料金や学習内容はスクールごとで異なるため、気になるところを複数選択し、無料相談などを通じて詳細を確認しましょう。

なお、数あるスクールのなかでも挫折なくUI/UXデザイナーを目指すなら「侍エンジニア」がおすすめです。

月分割4,098円から学べる侍エンジニアでは、現役Webデザイナーと学習コーチが2名体制で学習をサポートしてくれます。そのため、途中で挫折する心配はありません。「受講生の学習完了率98%」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境で学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアでは最大80%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

※1:転職後の1年間、転職先での継続的な就業や転職に伴う賃金上昇などのフォローアップ

学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してUI/UXデザイナーを目指せますよ。

公式サイトで侍エンジニアの詳細を見る

未経験からUI/UXデザイナーになる5STEP

未経験からUI/UXデザイナーになる5STEP

ここからは、未経験からUI/UXデザイナーになる具体的な手順を、5つにステップにまとめて紹介します。

STEP1:UI/UXデザインスキルを身につける

UI/UXデザイナーになるためには、まず基本的なUI/UXデザインのスキルを習得する必要があります。デザインの基本原則やツールの使い方、ユーザーインターフェースの設計、ユーザーエクスペリエンスの理解などひと通りの内容を身に付けましょう。

UI/UXデザインスキルの基本を学ぶ際には、オンラインの学習プラットフォームや書籍、チュートリアル動画などの活用がおすすめです。近年では良質な教材が多く配信されており、学習コストを抑えつつ基本的なUI/UXデザインスキルを身に付けられます。

STEP2:優れたデザインを模写してみる

UI/UXデザインの基本的なスキルを身に付けたら、優れたデザインを模写しましょう。優れたUI/UXデザインの例を模写することで、デザインの原則やテクニックを理解でき、スキル向上にもつながりやすいです。

有名なWebサイトやアプリのデザインを分析し、そのデザインを再現してみることで、実践的な経験を積めます。模写するデザインに迷った際には、模写用サイトに掲載されているデザインを参考にしましょう。

STEP3:実際にデザインを描いてみる

UI/UXデザインの基本的なスキルや模写で学んだスキルを活かして、実際にデザインを制作しましょう。自分のアイデアやコンセプトをもとに、要素の配置や配色、フォントなどの要素を考慮し、実践的なデザインスキルを磨きます。

実際にデザインを描いて、失敗した点を振り返ることでUI/UXデザイナーとしてのスキルが高められます。UI/UXデザイナーとして成長するためには、学習によるインプットだけでなく、実際に制作するなどのアウトプットも重要です。

STEP1とSTEP2で得たスキルを活かして積極的にデザインを描きましょう。

STEP4:ポートフォリオを作成する

UI/UXデザイナーへの就職に向けてポートフォリオを作成しましょう。ポートフォリオは、自分のスキルやスタイルを企業に証明する重要なツールです。

模写や実際のデザイン作品を含め、多様なプロジェクトやデザインの例をポートフォリオに掲載することで、自分の能力のアピールにもつながります。

特に未経験からUI/UXデザイナーを目指す場合、UI/UXデザイナーとしての経歴がないため、ポートフォリオの質が重要です。UI/UXデザインスキルを証明するためにも、ポートフォリオは念入りに作り込みましょう。

ポートフォリオの作り方や参考例を詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

UI/UXデザイナーのポートフォリオ作成ガイド!参考サイトも紹

STEP5:UI/UXデザイナーになる準備を進める

最後に、UI/UXデザイナーになるための準備を進めましょう。UI/UXデザイナーへ就職するためには、業界のトレンドや求人情報を把握し、必要なスキルや経験を磨くことが重要です。

また自己分析から自身の強みや理想の働き方、年収などを明確にしておくと、UI/UXデザイナーに就職できる確率が高まります。自己分析した結果を元に、自分に合った企業へ積極的に応募しましょう。

UI/UXデザイナーの需要を高める4つのスキル

UI/UXデザイナーの需要を高める4つのスキル

UI/UXデザイナーは市場競争が激しく、スキルを高めなければ他のデザイナーとの差別化を図れません。UI/UXデザイナーとしての市場価値を高めるため、下記4つのスキルを身につけましょう。

ワイヤーフレーム作成スキル

ワイヤーフレームは、Webサイトやアプリのデザインの初期段階から使用されるため、UIやUXの設計プロセスにおいて重要なスキルです。

ワイヤーフレームとは、制作するデザインのレイアウトや中身のコンテンツの見せ方を決定するための設計図を意味します。例えば、良質なワイヤーフレームをできれば、制作過程がスムーズに進行し無駄なやり直し作業を最小限に抑えられます。

良質なワイヤーフレームはWeb制作全体の工数や出来栄えにも影響するため、ワイヤーフレーム作成スキルはUI/UXデザイナーとしての需要を高められる貴重なスキルといえるでしょう。

ターゲット分析スキル

市場価値の高いUI/UXデザイナーはターゲット分析スキルも備わっています。UI/UXを意識したWeb制作では、常にユーザーが使いやすく、見やすいデザインを意識することが重要です。

デザインスキルを身に付けることで、デザイン制作はできますが、ユーザー視点で利用しやすいデザイン制作ができるとは限りません。

UI/UXデザインでは、ユーザーが便利かつ見やすいデザインパターンを分析する必要があり、分析が的確であれば良質なWeb制作にもつながります。

デザインスキルを磨くだけでなく、ユーザー視点でデザインを制作できるUI/UXデザイナーは今後も需要が高まるでしょう。

トレンドをキャッチアップする力

UI/UXデザイナーとしての需要を高めるためにはトレンドをキャッチアップする力も重要です。UI/UXデザイナーが最新のトレンドを把握しておくことで、ユーザーが求めるデザインを制作可能です。

また、UI/UXデザインの分野は常に進化しており、競争が激しくなっています。最新のトレンドを理解し、デザインに取り入れることで、他のデザイナーとの差別化にもつながります。業界イベントやセミナーなどに参加し、積極的にトレンドをキャッチアップしましょう。

コミュニケーションスキル

UI/UXデザイナーにはコミュニケーションスキルも欠かせません。UI/UXデザイナーはプロジェクトのクライアントと直接コミュニケーションを取るケースもあります。クライアントの要求やニーズを理解し、適切に対応するためにはコミュニケーション能力が必要です。

また、デザイン制作は基本的にプロジェクトメンバーと協力しながら行います。コミュニケーションスキルが備わっていると、プロジェクトメンバーと効率的に業務を進められ、より良質なデザインを制作できます。

UI/UXデザイナーの実情

UI/UXデザイナーの実情

ここからは、次のトピック別でUI/UXデザイナーの実情を解説します。

平均年収

求人ボックスが発表した2024年2月時点におけるUI/UXデザイナーの初任給は約23万円、平均年収は約649万円です。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」で公表されている情報通信業全体の平均年収は約379万円であり、UI/UXデザイナーの平均年収はIT業界の中では高めといえます。

ただし、UI/UXデザイナーの平均年収は地域によって異なるため、一概に上記の平均年収であるとは限りません。例えば、求人ボックスが発表したデータによると、関東地域の平均年収が649万円に対して、近畿地方の平均年収が595万円と約50万円の違いがあります。

スキルや役職によっても年収は変動するため、面接時にはおおよその年収を聞いておきましょう。

働きがい

UI/UXデザイナーは、働きがいのある職業です。ユーザーの興味・関心は常に変動するため、UI/UXスキルを高めるためには常に学習する必要があります。同じ仕事をするだけでなく、新しい技術を身に付けながら業務に取り掛かれるため、自己成長しやすい職業ともいえます。

また、UI/UXデザイナーが制作したデザインが、実際の製品やサービスに反映されることで、成果を実際に体感できる点もUI/UXデザイナーのやりがいです。自身が制作に携わったデザインがより多くのユーザーに閲覧されると、モチベーションも高まるでしょう。

将来性

UI/UXデザイナーの需要は今後も高まると予想されます。Webサイトやモバイルアプリなどの需要の増加に伴い、UIとUXの重要性が高まるためです。

特に、ただデザインを制作するだけでなく、ターゲット分析スキルやフレームワーク作成スキルなどプロジェクト全体で活かせるスキルを身に付けておくと、UI/UXデザイナーとしてさらに市場価値を高められます。

今後はAIの登場によりUI/UXデザイナーの競争が激化することも予想されるため、さまざまなスキルを身に付け自身の需要を高めましょう。

UI/UXデザイナーについてのよくある質問

最後に、UI/UXデザイナーによくある質問へまとめて回答します。

UI/UXデザイナーの仕事はなくなるといわれるけど本当?

UI/UXデザイナーの仕事がなくなる可能性は低いといえます。

AIの発展により初心者でもデザインを制作できるツールは増えました。しかし、UI/UXまで考慮したデザイン制作はツールだけでは簡単にできません。

ユーザー目線に立ってデザインを制作できるのはUI/UXデザイナーだけであり、今後も需要は高まると予想されます。

UI/UXデザイナーにおすすめのツールはある?

UI/UXデザイナーにおすすめのツールとしてAdobe XDが挙げられます。Adobe XDはAdobe社が開発したソフトの1つでWeb制作に特化したツールです。ワイヤーフレームの作成からプロトタイプの作成、デザインの共同作業まで、幅広い機能を備えています。

チュートリアル動画や学習キットも用意されているため、初めてデザイン制作のツールを使う人でも安心してAdobe XDを活用できます。また、PhotoshopやIllustratorなど他のAdobeが提供するソフトと親和性が高い点もAdobe XDのメリットです。

UI/UXデザイナーにおすすめの学習サイトはある?

UI/UXデザイナーにおすすめの学習サイトとして侍テラコヤが挙げられます。侍テラコヤは無料で受講可能なオンラインWebデザイン講座です。初級者から中級者向けの幅広い教材を提供し、基本コースは無料で受講できます。

教材の内容は分かりやすく、無料コンテンツも豊富なため、デザインの基礎知識を学びたい人におすすめです。

UI/UXデザイナーに向いている人の特徴は?

学習意欲が高い人は、よりUI/UXデザイナーに向いているでしょう。UI/UXデザインはトレンドの移り変わりが早く、AIなどの新しい技術も次々発表されます。

新しいトレンドを常にキャッチアップし、進んでスキルを磨き上げられる人は、UI/UXデザイナーとしての市場価値を高められるでしょう。

UI/UXデザイナーとWebデザイナーの違いは?

WebデザイナーはWebサイトをデザインする職業であるのに対して、UI/UXデザイナーはUI/UXに特化してデザイン制作に携わる職業です。そのため、UI/UXデザイナーはWeb制作に限らずさまざまなサービスやプロダクトのUI/UXのデザインも担当します。

なお、企業によってはUI/UXデザイナーとWebデザイナーが明確に分かれておらず、兼業するケースもあります。

UI/UXデザイナーとWebデザイナーの違いに詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

WebデザイナーとUIデザイナーの違いまとめ│仕事の獲得法も解説

まとめ

未経験からでもスキルを身に付けることでUI/UXデザイナーとして活躍できます。UI/UXデザインスキルは独学や専門学校、デザインスクールで習得できるため、自分に合った学習スタイルを選択しましょう。

UI/UXデザイナーになるための具体的なステップが分からない人は下記5つのステップを実践してください。

この記事の監修者

株式会社SAMURAI

高木 晃

情報系の大学を卒業後、HR関連のサービスを複数展開する事業会社に勤務。コミュニケーションデザイン領域のデザイナーを4年ほど務め、LPやバナーデザインの制作、コーディング等を経験。現在は株式会社SAMURAIでWebデザイナーとして、バナーデザイン制作やLP改善、Instagram運用等に従事。

この記事を書いた人

中川 大輝のアバター 中川 大輝 メディア編集長

東京都多摩市出身。前職では都内ホテルにて設備機器のメンテナンスを経験。当時から副業として行っていたWebライティングと独学でのプログラミング学習経験を活かし、「プログラミング学習の挫折をなくすためのコンテンツ作成」を心がけています。
プライベートでは双子育児に奮闘中。将来、子どもたちが侍ブログを見て、プログラミングを学びたいと思えるメディアを作ることが目標です。
今更ながら「キングダム」にドハマリ中。

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