【Ubuntu 18.04】17系からの変更点や注意点、バグなどをまとめる

Ubuntuの18.04がリリースされましたが、うまく使えているでしょうか? 18.04に関する記事はまだ少なく、具体的にどう変わってどう良いかなどイマイチわかりませんよね。

そこで今日は、

  • Ubuntu 18.04とは
  • Ubuntu 18.04の変更点

というUbuntu 18.04のことがわかる内容から、

  • Ubuntu 18.04を使う上での注意点、バグ

という内容について詳しく説明していきます! Ubuntu18.04の利用を検討している人は是非一度目を通して見てください!

目次

Ubuntu 18.04とは

UbuntuとはLinux系の無償OSですが、Ubuntu LTS 18.04が2018年4月にリリースされました。なぜ18.04かというと、2018年04月にリリースされたためです。17.04は2017年の4月にリリースされたということですね。

LTS版ってなに?

さて、Ubuntu 18.04の意味はわかりましたが、LTSってなんだ?と思う方もいるかもしれません。LTSはLong Term Supportの略で、サポート期間が長いことを意味します。最新バージョンへの遷移が早いUbuntuですが、最新バージョンが出ても5年間はサポートされます。

つまり、バグなどがあっても5年間は修正保証がされるということですね。因みに、LTSのないバージョンであれば、最低9ヶ月間となってしまうので、長く使う場合であればUbuntuのアップデートに合わせてこちらもアップデートしなければなりません。基本的にはLTSを使っておけば問題ないでしょう。

更新頻度は?

Ubuntuには基本的にXX.04とXX.10が多いことからもわかるように、基本的には6ヶ月おきに更新されています。定期的に更新されていますが、必ずしも良くなっているとは限らない? (と個人的には思ってます)ので自分にあったものを利用すると良いでしょう!

もちろん基本的には、最新バージョンであればあるほど安定してしてサポートされているので迷ったら最新バージョンのLTS版ですね!

Ubuntu 18.04の変更点!

さて、17系からの具体的な変更点を上げていきましょう! 難しい話をしだすと際限がないのでこうなったよ!ということだけを説明していきます。全ては紹介できないので大きなもののみ説明していきます。

Linux kernelが採用

Linux kernel 4.15ベースのLinux kernelが採用されました。まあ、核となるものが変わったんだ!と思っていただければよいです。具体的には、Intel製品の最新ハードウェアなどに対応することができ、周辺機器の幅が広がっています。

ifupdownからNetplanへ

これは、17.10からの変更ですが、04を使っていたけど10は使っていない人も多いと思うのであげておきます。これはネットワークの設定を行うものですが、それがNetplanに変わったんだなーと思ってもらえればよいです。

そのため、今まで通りの設定ではできませんので良く調べて設定しましょう!

セキュリティの向上

これはアップデートの度に行われているのですが、今回はASLR(Address Space Layout Randomization)というものをより効率的に活用できるようになりました。セキュリティがアップデートされるのはやはり安心ですね。

L2TP over IPSecの搭載

これは話せば長くなるので割愛ですが、一言で言えばVPNを簡単に接続できるようになったということです!

デスクトップUIがUnityからGnomeへ

これが一番目につく大きな変更ではないでしょうか。UnityとかGnomeとか何かを詳しく知る必要はないですが、デスクトップのデザインや使い方が変わったと思ってもらえれば良いです。Gnomeの方が色々カスタマイズできて個人的には好きなので嬉しい変更ですね。

Pythonがデフォルトで3系に

各種プログラム言語のアップデートは行われていますが、これもPythonを使う人には朗報ですね。以前まではPythonの2系がデフォルトでインストールされていましたが、今回からPython3.7がインストールされるようになりました。

基本的に2系は使わないので、3系を入れてデフォルトに設定しなおすおという手間が省けますね!

Ubuntu 18.04の注意点!

さて、次はアップデートに伴って生まれたバグや注意点についてみていきましょう。バグなどもシステムにはつきもので多々あるので、こちらも大きなもののみ紹介していきます。詳しくはこちらにまとまっています。

日本語環境で電卓などが文字化けする可能性がある

これは、変更点でもあるのですが今までdebパッケージというものがデフォルトでインストールされていたのですが、それがSnapパッケージがインストールされるようになったため起こります。

とはいえググれば解決方法もありますし、Snapは随時更新されていくのでいずれ対応されることでしょう。

いくつかの管理ツールが動作しない

これはWayland上のGNOMEで起こります。Waylandとは17.10から導入されたディスプレイサーバです。これは、管理者権限の問題なのですが、一部のデスクトップアプリケーションなどは動作しません。代表的なものはGPartedやSynapticです。

あれ、動作しないぞと思ったらWaylandのセッションでログインしていないか確認し、Ubuntuにてログインし直しましょう。

起動しない

これは、大問題ですがこれもWaylandがデフォルトになっているためです。Ubuntu 18.04では、ログイン画面がWayland、デスクトップ環境がX.orgとなっているため、ログイン画面が表示されないということが起こります。

X.orgもディスプレイサーバなのでその場合はログイン画面もX.orgに変更してやることで解決します。

電源に繋いでいないマシンにリモートアクセスするには注意

これは、電源に繋いでおらず使用している即ちバッテリー駆動のマシンにsshなどでアクセスしている場合に20分以上操作がないと中断されてしまうというものです。

基本的にsshなどして利用するときは、本体を電源に繋いでいると思いますが、テストを行っていたりそのような場合もあるかもしれないので気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Ubuntu18.04の概要、変更点、注意点についてまとめてみました。最新バージョンは積極的に取り入れていきたいものですのでUbuntuの導入を検討している方は是非参考にしてみてください!

この記事を書いた人

日向徹かこよすぎか

kaikaikai8217@gmail.com

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