Linuxコマンドは覚える必要があるの?
よく使うLinuxコマンドについて知りたい
こんな風に思ってはいませんか?初めてLinuxコマンドに触れた時は、あまりの数の多さや小難しさに挫折寸前になってしまったことを鮮明に覚えています。
ですが、実際によく使うものはそこまで多くなく、使っていればすぐ慣れて簡単にLinuxコマンドを使いこなすことができます。なので今回は、まずはこれだけ覚えておけば大丈夫というLinuxコマンド33種を一覧表でご紹介します。
数あるLinuxコマンドの中でも、初心者がまず覚えるべき、よく使われるコマンドを厳選しました。加えて、使えると便利なターミナルのショートカットキーや、さらに困った時の対処法なども網羅して載せています。
これから初めてLinuxを触っていこうとしている方は、この1ページを覚える、またはブックマークだけでもしておけばひとまずは困らないでしょう。それではどうぞ!
※この記事ではLinuxの基礎的なことも解説してます。手っ取り早くコマンドが知りたい方はこちら。
そもそもLinuxとは?
Linuxはどんな使われ方をしているの?
LinuxはWindowsやMacなどと同じOSで、コンピューターのすべてのハードウェアを管理しているソフトウェアのことです。Linuxはリーナス・トーバルズ氏によって開発され、1991年に最初のバージョンが公開されました。
当初はパソコン用に作られたOSでしたが、いまではスーパーコンピュータ、サーバー、組み込みシステム(携帯電話やテレビなど)など、大小さまざまなシステムで使われています。
自分で開発したWebアプリなどを公開する際、VPS(Virtual Private Server)を借りることになります。Linuxは、VPSにインストールできる標準的なOSです。
Linuxは開発において、主にサーバーとしての用途で使われます。
Linuxについては、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Linuxコマンドを理解する必要性とは?
Linuxの操作はWindowsやMacのようにマウスで操作するGUI(グラフィカルユーザインタフェース)方式ではなく、キーボードからコマンド打って操作するCUI(キャラクタユーザインタフェース)方式になります。
Linuxはコマンドを打ってあらゆる操作を行いますので、最低限のLinuxコマンドを理解しておく必要があります。
LinuxはWeb開発やシステム開発など、さまざまな開発の現場で使われます。たとえば開発に関わる基本的な操作、Gitなどのコマンドやファイル管理などでコマンドを使用します。
そのため、基本的なLinuxのコマンドは習得しておかないと、開発の現場においては不便を強いられます。「無料カウンセリングの詳細はこちら」
よく使うLinuxコマンド一覧
まずは、Linuxでよく使うコマンドを紹介していきます。ここで紹介しているコマンドは使用頻度が高いので、ぜひ実際にコマンドを打って動作を確認してみましょう!
コマンド | 説明 | 使用例 |
---|---|---|
cd | ディレクトリ(フォルダ)移動 | cd 移動したいフォルダ名 |
ls | フォルダの内容をリスト形式で表示する | 中身をみたいフォルダに移動して、ls |
mv | ファイルを移動 | mv (移動元ファイル名/フォルダ名) (移動先ファイル名/フォルダ名) |
cp | ファイルやフォルダをコピーする | cp (移動元ファイル名/フォルダ名) (移動先ファイル名/フォルダ名) |
clear | 消さずに画面を綺麗にする | - |
mkdir | フォルダを作成する | mkdir フォルダ名 |
touch | ファイルを作成する | touch ファイル名 |
rmdir | 空のフォルダを削除する | rmdir フォルダ名 |
rm | ファイルやフォルダを削除する | rm ファイル名/フォルダ名 |
pwd | 現在いる位置を表示する | - |
find | ファイルの検索をする | find / -name ファイル名 |
cat | ファイルの内容を表示する | cat ファイル名 |
diff | ファイルとファイルの内容の違いを表示する | diff 旧ファイル名 新ファイル名 |
grep | 指定した文字列がテキスト内に存在した場合その行を抽出する | grep "検索したい文字" * ファイル名 |
chmod | ファイルやフォルダのアクセス権限を変更する | chmod 権限ファイル名 |
chown | ファイルやフォルダのオーナーやグループを変更する | chown 変更したいユーザー名 変更したいファイル名 |
history | コマンドの履歴を表示する | - |
ln | ファイルやフォルダにリンクを設定する | ln リンク元ファイル名 リンク先ファイル名/フォルダ名 |
man | コマンドのマニュアルを表示する | man コマンド |
apropos | manページの内容を検索する | apropos キーワード |
less | テキストファイルを閲覧する | less ファイル名 |
more | ファイルをページ単位で閲覧する | more ファイル名 |
目的別!よくLinux使うコマンド
目的別にLinuxコマンドを使いたい時があると思います。その中でとくによく使うものをご紹介しますので、これだけ覚えておいて、細かいものはその都度調べてみてください。
ユーザー管理したいとき
コマンド | 説明 |
---|---|
useradd/adduser | ユーザーを新規作成する |
deluser | ユーザーを削除する |
groupadd | グループを新規作成する |
groupdel | グループを削除する |
chfn | ユーザー情報を変更する |
システム管理したいとき
コマンド | 説明 |
---|---|
free | 空きメモリや、使用中メモリを表示する |
last | 最近ログインしたユーザー名を表示する |
finger | ユーザー情報を表示する |
ネットワーク関連を設定したい時
コマンド | 説明 |
---|---|
route | ルーティングの表示や設定を行う |
ftp | ファイルをFTPで転送する |
ssh | sshでログインする |
Linuxコマンドは他にもたくさんありますが、全部覚えようとしても効率が悪いです。せっかく覚えても一生使わないものもあります。
まずは上で紹介しているものだけで十分ですので、ぜひ実際に手を動かして試しながら使ってみてください。
覚えておくと便利なショートカットキー
覚えておくと非常に役立つショートカットキーをご紹介します。これは頭で覚えるというより、指に慣れさせましょう。便利そうだなーと思ったものから早速つかってみるといいでしょう。
必須というわけではありませんが、これを使いこなすか否かで、効率性が2~3倍違ってきます。
ショートカットキー | 説明 |
---|---|
↑ ↓ | コマンド履歴を順に表示 |
tabキー | フォルダやファイル名の予測変換 |
Ctr(control) + a | カーソルを先頭に |
Ctr + e | カーソルを終端に |
Ctr + b | カーソルを一文字戻す |
Ctr + f | カーソルを一文字進める |
Ctr + d | カーソル位置の文字を消す |
Ctr + h | カーソル位置の左側の文字を消す |
Ctr + w | カーソル位置の左側の単語を消す |
Ctr + r | コマンド履歴の中で検索する |
困ったときの調べ方
Linuxのコマンドはコマンドごとにオプションが用意されています。たとえば、「ls」コマンドだったらファイルを一覧で表示させたり、更新されたファイル順に表示させたいときもあるでしょう。
そんなときは「man」コマンドを使用すると、対象のコマンドの使い方や使用できるオプションを調べることができますので、使い方はぜひ覚えておきましょう!
manコマンドは以下のように記述します。
man コマンド名
また、上でも説明していますが、Linuxコマンドは全てを覚える必要はありません。現役のエンジニアやプロでも全て覚えている人はほとんどいないでしょう。
では日々どうやってプログラミングしているのかというと、「必要になったら調べている」のです。その正しい調べ方を知っていれば、どんな問題も怖くなくなります。
この記事の冒頭の「そもそもLinuxとは」のリンク先の記事でも、調べ方のコツを載せていますので、こちらもぜひ目を通してみてください。
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調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
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調査概要:プログラミング学習サイトの活用経験がある人への意識調査
調査期間:2022/9/9~2022/9/19
対象者:プログラミング学習サイトを活用した経験がある10~60代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
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