Rubyとは?特徴やできることを初心者向けにやさしく解説

Rubyとはどんなプログラミング言語?

Rubyを使ってできることは何?

「Ruby」という言葉を聞いたことがあっても、実際どんなプログラミング言語なのか知らない方も多いですよね。

Rubyは初心者におすすめのプログラミング言語です。この記事を読めば、そのことがわかるでしょう。

そこで今回は、Rubyの特徴やできることから学習方法まで、初心者向けにわかりやすく解説します。これからプログラミングを始めたい方は必見です。

Rubyとは?

Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって生み出された、日本製のプログラミング言語です。ここではRubyについて、以下の4つのパートに分けて解説していきます。

  • Rubyの特徴
  • オブジェクト指向言語の特徴
  • スクリプト言語の特徴
  • RubyとRailsの関係性

Rubyの特徴

Rubyが持つ最大の特徴は何と言っても、文法が分かりやすくシンプルなコードが書けることです。詳細は後述しますが、他のプログラミング言語では5行以上必要な処理でも、Rubyでは1行で済んでしまうこともあります。

また、Rubyは記述形式で言えば「オブジェクト指向言語」、実行形式で言えば「スクリプト言語」に分類されます。オブジェクト指向言語とスクリプト言語については、次章で解説していきますね。

オブジェクト指向言語の特徴

オブジェクト指向言語はわかりやすく言うと、プログラムの登場人物を「オブジェクト」として扱うプログラミング言語です。あらかじめ用意した「ひな形」を元にオブジェクトを生成して動かしていく、という形式でプログラムを記述していきます。

オブジェクト指向

オブジェクトやひな形という単位ごとに独立して扱えるため、プログラムにまとまりが生まれ、影響範囲を明確にできます。

その結果プログラムの変更がしやすくなったり、バグの発生時に問題の特定がしやすくなったりするのが大きなメリットです。

オブジェクト指向についてより詳しく知りたい方には、以下の記事も合わせて御覧ください。

オブジェクト指向とは?誰でもわかるようにやさしく解説
更新日 : 2021年10月1日

スクリプト言語の特徴

Rubyはコンパイルせずにそのまま実行できる「スクリプト言語」に分類されます。コンパイルとは、人間が読みやすい形で記述されたソースコードを、パソコンなどのCPUが理解できる形に翻訳することです。

スクリプト言語とコンパイル言語の違い

Rubyのようなスクリプト言語は、プログラムの実行と同時に1行ずつソースコードを翻訳します。そのためコンパイル作業が不用な分すぐに動作を確認できるため、スクリプト言語は習得難易度が比較的低い言語です。

スクリプト言語についてもっと理解を深めたい方は、以下の記事も確認すると良いでしょう。

専門知識いらず!スクリプト言語とは?言語の種類やオススメを解説
更新日 : 2021年1月25日

RubyとRailsの関係性

Rubyでの開発は「Ruby on Rails」というフレームワークを使うことで、より効率的にできます。フレームワークとは、プログラム開発の手間を減らすために便利な機能をまとめたものです。

このRuby on Railsには、「MVC」という概念が採用されています。MVCとは、アプリケーションをModel(データ)・View(表示)・Controller(制御)の3要素に分割する考え方です。

MVCモデル

Controllerはユーザーからの要求を受け取ってModelやViewを制御します。それにしたがってModelはデータを更新し、Viewは画面表示を更新する、というのが大まかな流れです。

MVCは各要素の役割がはっきりしているため方針が分かりやすく、開発しやすいというメリットがあります。

Rubyでできること、作れるもの

Rubyは特にWeb開発を得意分野としており、サーバーサイド処理(Webサーバーを操作する処理)で使われることが多くあります。そしてWeb開発だけでなく、さまざまな用途に使える汎用性の高さも魅力のひとつです。

具体的にRubyを使ってできることは、以下の4つがあります。

  • Webサービスやサイト制作
  • Webアプリ開発
  • スマホアプリ(Android)開発
  • スクレイピング

ひとつずつ順番に解説していきます。

Webサービスやサイト制作

Rubyを使うとメディアサイトや通販サイトのような、Web上で情報やサービスを得られるサイトの制作が可能です。主にユーザーの操作に応じて、適切な情報をWebブラウザ上に表示する目的で使われることが多いです。

Webサイトによくある検索機能の流れは、以下のとおりです。

検索機能の処理の流れ

このように、ユーザーが入力した内容をWebサーバー上で検索し、結果をWebブラウザ上に表示する、といった処理はRubyで実現可能です。

■開発にRubyが使われた代表例:グノシー

出典:グノシー

 Webアプリ開発

動画共有サービスなどのWebアプリ開発は、Rubyの得意分野です。前述のRuby on Railsを使うことで既存のライブラリを流用でき、開発量を減らせます。

データ管理はもちろん、ログインなどの認証機能にもRubyは良く使われています。たとえば、ユーザーが入力したユーザー名やパスワードが正しいか判断する、といった処理がRubyで実現可能です。

■開発にRubyが使われた代表例:cookpad(クックパッド)

出典:cookpad

スマホアプリ(Android)開発

Rubyを使うとスマホアプリでもWebアプリと同等の技術を利用できるため、ハイブリッドアプリを開発できます。ハイブリッドアプリとは、ネイティブアプリ(インストールして使うアプリ)とWebアプリの長所を組み合わせたスマホアプリです。

スマホアプリのそれぞれの種類

たとえば、RUBOTOというRubyのフレームワークを使えば、Androidスマホにインストールして使えるアプリが開発可能です。データ管理や画面表示の制御など、スマホアプリで必要となる広い機能をカバーできます。

上記フレームワークを使わない場合でも、Webサーバーとデータ通信するためのAPI開発にRubyが使われることもあります。APIとは、他のアプリから使えるプログラム要素のことを指します。

APIについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

APIとは?意味やメリット、使い方を世界一わかりやすく解説
更新日 : 2021年10月5日

■開発にRubyが使われた代表例:Twitter

出典:Twitter

開発事例については、以下の記事でも詳しく解説しています。

Webアプリ・スマホアプリの開発例30選┃あなたも開発にチャレンジ
更新日 : 2021年8月1日

スクレイピング

RubyはWeb上での処理が得意なので、スクレイピングにも使えます。スクレイピングとは一口に言うと、Web上のデータを抽出することです。

Web上から抽出したデータを調査や分析に活用するために、個人的に取り入れている方も多くいます。

スクレイピングのイメージ

Rubyでは「Nokogiri」というライブラリを使うことで、簡単にスクレイピングが実現できます。スクレイピングについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

はじめてのRuby!Nokogiriでスクレイピングの基礎を理解しよう!
更新日 : 2021年3月8日

Rubyの需要と将来性

求人専門の検索エンジンである求人ボックスで「Ruby」と検索すると、2020年現在11,000件を超える求人がヒットします。Rubyの需要はかなり高いといえるでしょう。

Rubyは国内での採用実績が多いため、新しい企業にも採用されやすいといえます。そのため、今後も安定した需要が期待できるプログラミング言語です。

また、日本だけでなく海外のベンチャー企業にもRubyが積極的に採用されています。ライブラリの豊富さや、コードがシンプルで管理しやすいことが人気の理由です。

単価は案件により大きく前後しますが、高単価な案件も多数あります。たとえば、以下の案件はコミュニティサイトの開発で、月給68万円~85万円です。

以下の案件はフリーマーケットアプリの開発で、月給50万円~70万円です。

Rubyがプログラミング初心者におすすめの理由

Rubyは、プログラミング初心者にもおすすめの言語です。その理由は以下の3つがあります。

  • コードがシンプルでわかりやすい
  • Ruby on Railsで高速にWebアプリを開発できる
  • 知りたい情報にたどり着けやすい

それぞれ順に解説していきます。

コードがシンプルでわかりやすい

Rubyの文法は分かりやすく、シンプルなコードが書けます。

たとえば、画面上に「侍エンジニア」と表示するプログラムを考えてみましょう。プログラミング言語のJavaとRubyでの書き方は、それぞれ以下のとおりです。

■Javaの場合

public class Sample
{
    public static void main( String[] args )
    {
        System.out.println("侍エンジニア");
    }
}

■Rubyの場合

puts "侍エンジニア"

Javaはclassやmainのように、クラスやメソッドと呼ばれるものを定義する必要がありますが、Rubyはその必要がありません。

このようにRubyの文法は全体的に簡単なため、プログラミング初心者でも理解しやすいのが大きなメリットです。

Ruby on Railsで高速にWebアプリを開発できる

先ほど解説した通り、Rubyの開発にはRuby on Railsというフレームワークを使用可能です。Ruby on Railsには、開発効率を高めるためのライブラリ(便利ツール)が豊富に存在します。

たとえば、「devise」と呼ばれるライブラリを使うことで、自分で作ることなくログイン機能が追加できます。このように開発にかかる負担を大きく減らせるため、プログラミング初心者でもWebアプリなどを開発しやすいでしょう。

補足ですが、Rubyではライブラリのことを「gem」と呼んでいます。

知りたい情報にたどり着けやすい

前述のとおりRubyは日本製で、人気も高いプログラミング言語です。そのため公式サイトは日本語で書かれており、日本語の参考サイトも豊富にあります。

プログラミングで不明点がある時は、Webサイトから必要な情報を探しますよね。そういった時に探していた答えが見つかりやすいのは、プログラミング初心者にとって大きなメリットといえます。

Rubyを学ぶべき人のチェックリスト

Rubyの学習を迷っている方も多いですよね。そういった方のために、Rubyを学習すべきか判断できるチェックリストを用意しました。

Rubyを学ぶべき人のチェックリスト

チェックリスト5項目中3項目以上当てはまった方は、Rubyとの相性が良いでしょう。

また、侍エンジニアではプログラミング学習プラン診断が無料で受けられます。Rubyの学習を始めようか迷っている方は、一度確認してみることをおすすめします。

プログラミング学習プランを診断する>

Rubyの学習方法

Rubyとの相性も分かったところで、Rubyのプログラミング学習を始めたくなった方も多いですよね。ここでは、Rubyのプログラミング学習方法を3つご紹介します。

  • 書籍で学習する
  • サイトで学習する
  • スクールで学ぶ

詳しい内容は順に解説していきます。

書籍で学習する

書籍は1冊でカバーできる情報の幅広さや、信ぴょう性の高さが魅力です。Rubyを書籍で学習したい方には、おすすめの書籍を2冊ご紹介します。

プログラミング初心者の方でも安心して読める、分かりやすい内容です。初めてプログラミングに触れる方は、この書籍から始めることをおすすめします。

Ruby開発者・まつもとゆきひろ氏が監修しています。1冊目よりも少しだけ難易度が高いので、1冊目を完了した方や初級編では物足りない方におすすめです。

サイトで学習する

学習サイトはオンラインで使える手軽さが魅力です。RubyをWebサイトで学習したい方には、おすすめの学習サイトを2つご紹介します。

出典:Progate

スライドで文法や概念について理解した後に、すぐコードを書いて実践しながら学習できます。プログラミング初心者にぴったりの学習サイトです。

動画を見ながら学習できるサイトです。1つの動画を3分程度で見られるので、ちょっとした隙間時間にでも学習できます。

スクールで学ぶ

書籍や学習サイトを使った学習は、途中でつまずいても自分だけで進み続けなければなりません。

そのためプログラミング学習に孤独を感じやすく、弊社がプログラミング学習経験を持つ240名の方を対象に行ったアンケート結果によると、90%の方が挫折しています。

【挫折率90%】プログラミング学習に失敗する原因と正しい学習ステップ
更新日 : 2021年10月7日

もし「挫折してしまうかも……」と感じた方は、プログラミングスクールをおすすめします。プログラミングスクールならプロの講師に直接教えてもらえるので、分からないことがあってもすぐに答えが見つかりますよ。

侍エンジニアは挫折率8%という圧倒的低さに加えて、スキル習得から案件獲得までしっかりサポートします。Rubyを仕事で使いこなしたい方はぜひ、無料カウンセリングを試してみてくださいね。

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Rubyの学習で気をつけるべきこと

前章でも触れましたが、独学でプログラミング学習する場合、「挫折」が最大の天敵です。挫折せずにRubyの学習を成功させるために気をつけるべきポイントを、3つご紹介します。

  • モチベーションを保てるよう工夫する
  • Q&Aサイトを積極的に活用して問題解決する
  • 毎日継続する

1つ目は、モチベーションを保つためには「何をどこまでできるようにする」といった目標設定が大切です。また、同じ学習仲間を見つけると良い刺激をもらえて、モチベーション向上につながるでしょう。

2つ目は、プログラミング初心者は学習でつまずいた時に問題解決できないと、挫折しやすいといえます。teratailなどのQ&Aサイトを積極的に活用して、問題を早期解決できるようにしましょう。

3つ目は、毎日継続することです。「この時間はRubyを学習する」とタイミングを決めて学習することで習慣化され、息切れすることなく学習できるでしょう。

まとめ:Rubyは未経験者におすすめの言語

今回は、Rubyというプログラミング言語について、以下7点を解説しました。

  • Rubyとは
  • Rubyでできること
  • Rubyの需要や将来性
  • Rubyがプログラミング初心者におすすめの理由
  • Rubyを学ぶべき人のチェックリスト
  • Rubyの学習方法
  • Rubyの学習で気をつけるべきこと

Rubyはコードがシンプルなうえに仕事も豊富で獲得しやすく、プログラミング未経験者にもおすすめの言語です。「プログラミング学習したいものの、何を学んだらよいか分からない…」という方は、ぜひRubyを学習してみてはいかがでしょうか。

なお、初心者向けのおすすめプログラミング言語については、次の記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。

【2021年】プログラミング言語おすすめランキング!現役エンジニア100人が推薦!
更新日 : 2021年10月27日

Writer

佐藤

文系大学出身、なんとか自力で頑張りプログラマー歴今年で8年目。
自力で頑張って勉強した経験を生かし、読者の皆様に分かりやすく親しみやすい記事を書けるよう日々邁進中です。
出来る言語はC#,VB,Java,Delphiなどなど、幅広く触っています。

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