プログラミングを学ぶのはもう遅い？年齢別の理由や習得難易度も紹介

プログラミングスキルを身につけようと考えている一方で、今から学んでも遅いのではないかと不安な方も多くいますよね。

しかし、「プログラミングスキルを習得した際のメリット」を考えると、年齢でプログラミング学習を諦める必要はありません。

この記事では、今からプログラミングを学んでは遅いのか、その理由や学ぶメリットを成功例も交えて紹介します。この記事を読めば、今からプログラミングを習得すべきか判断できますよ。

「プログラミングはもう遅い」と言われる3つの理由

まず、はじめに「今からプログラミングを学んでも遅い」といわれる代表的な3つの理由を紹介します。

現役のエンジニアに追いつけない

30代・40代など年齢を重ねてからはじめてエンジニアになった場合、現役エンジニアに追いつくのは簡単ではないためもう遅いといわれることがあります。

現役エンジニアは20代もしくは学生時代からプログラミングを学習しており、開発経験も豊富です。年齢にもよりますが、入社してからすでに経験を積んでいるエンジニアに追いつくのは難しく、活躍できないという意見があります。

しかし、実際は経歴が長くても成長具合には差があります。一定のレベルまでスキルが伸びるとスキルアップのスピードが鈍化するタイミングもあり、年齢による差を埋めることは可能です。

新しいことを覚えるのが大変

年齢を重ねるごとに新しいことを覚えるのが大変になるといわれている点も、プログラミングを学ぶのが遅いといわれる理由の1つです。

人によって物覚えには差がありますが、年齢を重ねるごとに新しいことが覚えにくいと感じる人も確かにいます。とくにプログラミングは、普段聞きなれない専門用語や概念を覚える必要があり、記憶力と理解力が必要です。

仕事をしていれば、その合間に知識を覚える必要があり、年齢によってはきついことも。

ただし、実際には年齢を重ねていても、学習方法を工夫することで覚えやすくなります。何かを覚えるのが苦手な人も最初から諦めるのはもったいないので、まずはチャレンジしてみましょう。

働きながら学習時間を確保するのが難しい

社会人は仕事をしているので、働きながら学習時間を確保するのは難しいです。そのため、プログラミングを習得できないのではないかという意見もあります。

調査概要：エンジニアになるまでの1日の平均学習時間
掲載元：PR TIMES
調査期間：2020年1月~2月
調査方法：インターネット調査
調査対象： SAMURAI ENGINEERブログユーザーとSAMURAI ENGINEERのインストラクター
調査人数：50名

弊社SAMURAIが調査した結果によると、現役エンジニアが実際にエンジニアになるまでの1日平均学習時間は4時間24分で、学習期間は平均17ヶ月かかっています。

この数字を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが、一般的に会社勤めで1日4時間以上学習するのは簡単ではありません。

もちろん、平均なので休日にまとめて学習するのは可能です。しかし、それでも働きながら1日4時間以上の学習時間を確保するのが大変なことに変わりはないといえますね。

今からでもプログラミング学習が遅くない3つの理由

ここまで、「今からプログラミングを学んでも遅い」といわれる代表的な理由を紹介しました。しかし、実際にはつぎの3つの理由から「今からプログラミングを学び始めても遅くない」といえるのです。

それぞれ詳しく解説していきますね。

IT業界は深刻な人手不足

IT業界は深刻な人材不足の状況であるため、これからプログラミングを学んだ人であっても必要としている企業もあります。

経済産業省の報告書によると、2030年には最大で約79万人の人手不足が発生すると想定されています。実際、近年では未経験者を採用する企業も増えており、社内で育成する仕組みを作っている企業もたくさんあります。

また、仮に入社時に現役のエンジニアと経験やスキルに差があったとしても、仕事がないわけではありません。たとえば、システムのテスト作業や運用・保守作業など、スキルが未熟な人材であっても活躍できる工程があります。

最初から諦めるのではなく、まずは通用するスキルの習得にチャレンジしてみましょう。

年を重ねても記憶力は衰えない

年齢によって記憶力が衰えることから、「プログラミングといった新しいことを覚えるのは大変」という意見がありますが、実は年齢と記憶力の衰えはそれほど関係ないという研究もあります。

アメリカのタフツ大学の研究によると、記憶力は年齢による差はあまりなく、むしろ「年を取ると記憶力が衰える」という思い込みの影響から、記憶に自信を失くしているのではないかという結果が出ています。

年を重ねるとともに記憶している容量が増えていくため、思い出そうとしているものを探し出すのに時間がかかったり、探し出せなかったりするということです。

記憶できていないというよりは、記憶していてもうまく思い出せないというのが正しいかもしれません。

最近だと、脳トレなど記憶力を鍛える方法や、頭の引き出しをうまく動かす訓練方法が紹介されています。記憶力に自信がない場合は、工夫しながら学ぶとよいでしょう。

毎日1時間の学習でもスキルは身につく

長い時間が確保できないからといって、プログラミング学習ができないわけではありません。

毎日30分・1時間でも学習時間を確保し、積み上げていけば1日にまとまった学習時間を確保するのと変わらない成果が出ます。

例えば、土曜日に6時間学習するのと1日1時間×6日で学習するのでは、トータルの学習時間は同じです。また、記憶力の観点でも、毎日反復できるのはむしろ効果的といえます。

みなさんも経験があるかもしれませんが、一夜漬けで学習した内容より毎日コツコツ勉強した内容の方が長期間覚えているケースも多いですよね。

人の記憶は時間とともに薄れていくため、定期的に学習した方が効率よくスキルを身につけられます。まとまった学習時間を取るのが難しい人は、1日30分からでもいいので、学習を習慣化しましょう。

今からでも遅くない！プログラミングを学ぶ4つのメリット

「今からプログラミングを学び始めても遅くはない」と理解できても、プログラミングスキルを習得するメリットがわからないままでは学ぶ意欲も湧きづらいですよね。

そこで、ここからはプログラミングを学ぶ4つのメリットを紹介します。

キャリアの選択肢が広がる

プログラミングを学ぶことで、キャリアの選択が広がります。

プログラミングスキルを習得すれば、エンジニアを目指せるだけでなく、IT関連企業の営業職などIT知識を必要とする業界への道も開けます。

エンジニアになる場合、企業に就職してエンジニアとして活躍するほかに、副業で稼ぐ方法やフリーランスになる方法、独自のサービスを開発して起業することも可能です。

キャリアを実現させるにはプログラミングスキル以外にもスキルが求められますが、キャリアの選択肢が広がるのはメリットといえるでしょう。

年収アップも目指せる

プログラミングを学習しエンジニアになることで、年収アップも目指せます。

エンジニアになったからといって必ず年収アップできるわけではありませんが、スキルを高めれば年収アップも可能です。

プログラミングを行うだけのプログラマーや、コーダーでは年収アップに限界があります。しかし、開発経験を積んだのちに、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどマネジメント職になれば年収がアップする傾向があります。

他にもAI開発・クラウド開発・データ分析・IoT関連など、需要が高く人材が不足している分野であれば、年収は高めです。

なお、次の記事ではプログラミング言語別の平均年収をランキング形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

プログラミング言語別の平均年収ランキング！高収入を狙える言語は？

更新日：2024年3月21日

将来性が高い仕事に就ける

プログラミングを習得できれば、将来性が期待できる仕事に就ける可能性があります。

IT化が進むなかで今後需要が減っていく仕事もあれば、増えていく仕事もあります。プログラミングを活用するIT業界は今後さらに需要が高まるといわれている業界であり、エンジニアは将来的にも需要が期待できるのです。

とくにクラウド開発・AI開発など需要が高まっている分野では、長期にわたって需要が高いと予想されます。将来的に活かせるスキルを身につけたいのであれば、今からプログラミングを学ぶべきでしょう。

在宅ワークがしやすい

プログラミングを習得しエンジニアになった場合、在宅ワークがしやすいメリットがあります。

一昔前は会社に出社して働くのが一般的でしたが、インターネット環境の普及とともにエンジニアが在宅ワークをするケースも出てきています。

とくにWeb開発では自宅でも開発環境を整備しやすく、リモートワークで働く企業も多くあります。コロナ禍の影響で在宅ワークを希望する人も増えています。

自由な働き方を実現したい人にとって、プログラミングスキルを習得するメリットは多いといえるでしょう。

なお、下の記事では今回紹介したプログラミングを学ぶメリットを、習得して得られるものも交え詳しく解説しているので良ければ参考にしてください。

プログラミングを学ぶメリット・デメリット！習得して得られるものとは

更新日：2024年3月20日

【年齢別】プログラミング習得の難易度

プログラミング学習は年齢関係なく可能ですが、スキル習得の難易度には年齢で差があります。ここでは、次の年齢別にプログラミング習得の難易度を解説します。

20代・大学生

20代や大学生であれば、プログラミングを学習するのはまったく遅くありません。

20代で仕事をしている人であっても、スキルを習得できれば十分エンジニアを目指せます。企業側としても20代のエンジニアは求めているため、仕事をしながらスキルを習得するとよいでしょう。

大学生でプログラミングに興味があるなら、今すぐにでも学習をスタートするのをおすすめします。

大学時代は社会人に比べてまとまった学習時間が取りやすく、プログラミングを継続学習するのに向いている時期です。

プログラミングスクールに通うお金を用意するのが大変という人は、まずはWebサイトや書籍などコストをかけずに学べる教材からスタートするとよいでしょう。

20代・大学生のうちにプログラミングを習得しておけば、キャリアの選択肢を増やせますよ。

30代

30代からプログラミングを学ぶ場合、20代に比べると難易度は高くなりますが、30代でもエンジニアになれます。

30代未経験でも募集しているIT企業もありますし、IT業界は実力主義の世界でもあるため、スキルが高ければ活躍できる可能性はあるでしょう。

また、30代であれば前職の経験が何かしらあると思います。コミュニケーション力・提案力・マネジメント力などエンジニアになってから活かせるスキルもあります。

とはいえ、30代になると年を重ねるごとに転職の難易度が高まるので、効率よく学習しできるだけ早く行動に移したいですね。

40代

40代になると、20・30代に比べると難易度はかなり上がります。年齢に伴って新しいことを覚えるのが大変になりますし、同じスキル力なら若手を採用して育てたい企業側の考え方もあるでしょう。

ただし、40代だからといって諦めるのはもったいないです。

40代でもスキルを身につければ、採用してくれる企業はありますし、自分でサービスを作って利益を出すという選択肢もあるでしょう。

40代未経験からいきなり仕事をやめてチャレンジするのはリスクが高いため、働きながらプログラミングを学習し、スキルが身についたら転職を検討してみてください。

年齢は関係ない！プログラミング学習者の成功事例

ここまで記事を読んできた方の中には、

という方もいますよね。

そこで、ここからはプログラミング学習者の成功事例を3つ紹介します。

40代未経験からエンジニア転職に成功した介護職員

40代未経験からエンジニアに転職を成功させた日下さん。もともとプログラミングに興味があり、趣味で勉強していたそうです。

本業は介護職でしたが、介護の現場を効率化したい思いが芽生え、本格的にプログラミングを学び始めています。

独学でも楽しかったそうですが、プログラミングスクールに通うことでエンジニア業界のリアルなエピソードなどを知ることができ、モチベーションにつながったと語っています。

日下さんはスクールを卒業後、ECサイトの運営・管理に携わっています。40代未経験からでも、しっかりスキルを身につければ、エンジニアになれることが分かる成功例ですね。

日下さんがエンジニアに転職するまでの経緯を詳しく知りたい方は、次の記事をご一読ください。

介護職からエンジニアに転身！40代未経験から夢を叶えた成功プロセス

更新日：2023年11月3日

内定取り消しからフリーランスエンジニアへの独立に成功

転職の内定取り消しからフリーランスエンジニアに転身した山田さん。

キャリアチェンジのために転職を目指し退職するも、事故に遭い入院生活を余儀なくされました。入院中にキャリアを見直すなかで、手に職をつけるためにプログラミングを学ぶことにしたそうです。

山田さんの場合は独学からスタートせず、すぐにプログラミングスクールを受講しています。できるだけ早くスキルを習得したいことと、プロに指導してもらえる点に魅力を感じて受講を決めたと語っています。

卒業後はフリーランスエンジニアとして、ホームページ作成などの仕事をしているとのことです。山田さんのように、人生の転機でプログラミングを習得してみようと思う人もいるでしょう。

プログラミングを習得できれば、キャリアの選択肢が増えるという事例といえますね。

山田さんがフリーランスエンジニアになるまでの経緯を詳しく知りたい方は、下の記事をご一読ください。

「自分の力で稼ぎたい」入院・内定取り消しを経て掴んだ自由な働き方

更新日：2023年8月13日

30代未経験からエンジニア転職に成功した元アパレル店員

30代未経験からエンジニアに転職した井田さん。もともとアパレル店員として働いており、IT業界とは接点がありませんでした。

アパレル店員として働くなかで、自分でサービスを生み出したいという思いが生まれ、プログラミングを学ぶ決意をしたそうです。30代後半の厳しい現実を理解しながらも、逆境をバネに努力を重ね、エンジニアとして転職を成功させています。

30代後半で未経験からエンジニアになるのは簡単ではありませんし、転職活動で不合格になり落ち込むケースもあります。ただし、井田さんのように、諦めずに行動していれば30代後半でもエンジニアになれる可能性はあるのです。

山田さんがエンジニアに転職するまでの経緯を詳しく知りたい方は、下の記事をご一読ください。

異業種からのキャリアチェンジ！38歳・元アパレル店員がエンジニアへ

更新日：2024年3月14日

挫折なくプログラミングスキルの習得を目指すなら

ここまで記事を読み、プログラミングを学んでみようとしている方のなかには

と不安な方もいますよね。

実のところ、プログラミングの学習途中で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では

などの理由から、87.5%のがプログラミングの学習途中で「挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。

調査概要：プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象：10代〜80代の男女298名
調査期間：2019年8月13日~8月20日
調査方法：インターネット調査
掲載元：PR TIMES

またこうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では

などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。

調査概要：プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間：2021/11/19~2021/12/3
対象者：プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体：クラウドワークス
掲載元：PR TIMES

加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました(※1)。

※1：スクール卒業生に実施したインタビュー詳細の動画

上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。

いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。

仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。

そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER（侍エンジニア）」です。

分割料金	一括料金	受講期間
4,098円~	16万5,000円~	1ヶ月~

• 累計指導実績4万5,000名以上
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• 転職活動で内定が獲得できなければ受講料を全額返金

侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。

先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。

しかし、侍エンジニアでは

といったサポート体制を整えているため、学習中に出てきたわからないことや不明点をいつでも相談可能です。「受講生の学習完了率98%」「転職成功率99％」という実績からも、侍エンジニアなら挫折しづらい環境でプログラミング学習を進められるといえます。

また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもITエンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。

最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。

なお、侍エンジニアでは最大70%OFFで受講可能な「給付金コース」を提供中。金銭面での支援を受けつつ、理想のキャリア実現に向けたスキルの習得から、転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。

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学習と金銭面をどちらもサポートしてくれる侍エンジニアなら、未経験からでも安心してITエンジニアへの転職や副業での収入獲得などの目的が実現できますよ。

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まとめ：やる気があるうちにプログラミング学習を始めよう

今回は、年齢を重ねてからプログラミングを学んでも遅くはない、その理由や学ぶメリットを成功例も交えて紹介しました。

プログラミングを今から学習するのはもう遅いといわれることもありますが、実際は年齢に関係なくスキルを身につければエンジニアになれる可能性があります。

もちろん、現実的には年齢を重ねるごとにエンジニアになる難易度は高まるため、できるだけ早くスキルを習得すべきです。

20代など時間に余裕があれば独学もよいですが、30代・40代未経験で学習するならスクールなど、知識がある人に指導してもらうほうがよいでしょう。

年齢を理由に諦めるのではなく、ぜひ積極的にプログラミング学習にチャレンジしてみてくださいね。