iPhoneアプリを開発してみたいけど、手順がわからない…
パソコン以外にも必要なものはあるの?
普段から使っているiPhoneアプリの開発に興味はあるものの、どう開発を進めていけばよいのかわからない人は多くいますよね。開発準備からアプリのリリースまで、やらなければならない作業が多く難しいと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
実のところ、iPhoneアプリの開発は適切な手順を踏めば、初心者でも開発可能です。
本記事では、はじめてiPhoneアプリを開発する人に向け、ステップ形式で開発の手順をわかりやすく解説します。iPhoneアプリにつまずいた時の対処法や収益化する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- iPhoneアプリ開発は初学者でもできる
- iPhoneアプリはWindowsでも開発可能
- 挫折しないように事前に対処方法を知っておこう
本記事の解説内容に関する補足事項
本記事はプログラミングやWebデザインなど、100種類以上の教材を制作・提供する「侍テラコヤ」、4万5,000名以上の累計指導実績を持つプログラミングスクール「侍エンジニア」を運営する株式会社SAMURAIが制作しています。
また、当メディア「侍エンジニアブログ」を運営する株式会社SAMURAIは「DX認定取得事業者」に選定されており、プログラミングを中心としたITに関する正確な情報提供に努めております。
記事制作の詳しい流れは「SAMURAI ENGINEER Blogのコンテンツ制作フロー」をご確認ください。
初心者からでもiPhoneアプリは開発できる
冒頭で軽く触れましたが、開発ツールを活用すれば、専門的なプログラミング知識がない初心者でもiPhoneアプリ開発は可能です。
IT技術の進歩により、複雑なプログラムを組むことなく、直感的な操作のみでアプリ開発ができるツールがいくつも登場しています。もちろんアプリの機能が複雑になればなるほど開発難易度も高くなってしまうため、専門知識が必要になってきます。
まずは、単一機能しか持たないシンプルなiPhoneアプリを考え、アプリ開発を経験してみてはいかがでしょうか。おすすめのアプリ開発ツールを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ 簡単にアプリが作れるおすすめツール5選!選び方や作り方も紹介
iPhoneアプリはWindowsでも開発可能
Macに限らず、iPhoneアプリはWindowsPCでも開発可能です。
ただし、WindowsPCでiPhoneアプリ開発をするにはWindowsに対応した専用開発ツールの準備や、アプリを実際に動かして動作確認をするための実機(iPhone本体)が必要です。
加えて、開発環境を整える段階である程度の知識が必要となるため、あまり推奨はできません。
MacPCであれば、iPhoneアプリ開発におすすめな専用ツールを活用して、簡単に開発環境を準備できます。使用するMacPCの詳細については、後述する「パソコン」の章にて詳しく解説します。
アプリ開発の難易度についてより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
→ アプリ開発は簡単?開発の流れ・アプリの種類・おすすめツールを紹介
開発途中での挫折が不安な人はスクール活用もおすすめ
前述したように、初心者でも十分にアプリ開発は可能です。ただ、なかには開発途中で挫折しないか不安な人もいますよね。
実のところ、iPhoneアプリの開発といったプログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
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などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「iPhoneアプリを開発するのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そのため、挫折しないか不安な人や短期間でiPhoneアプリの開発スキルを習得したい人はスクールで学ぶのが賢明といえます。
先ほども解説したとおり、学習途中で挫折しないか不安な人や短期間でアプリ開発エンジニアへの就職や転職に必要なスキルを習得したい人は、プログラミングスクールの活用がおすすめです。
ただ、プログラミングスクールは数多くあるため、どこを選べばいいのかわからない人もいますよね。
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侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、iPhoneアプリ開発といったプログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
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また、侍エンジニアではカウンセリングにて受講生一人ひとりの目的をヒアリングしたうえでカリキュラムを作成するため、限られた受講期間でもアプリ開発エンジニアへの転職や副業での収入獲得に必要なスキルだけを効率的に習得可能です。
最短距離で目的を実現できるようカリキュラムが組まれているため、勉強する順番や内容を誤り非効率に時間や手間を費やす心配もありません。
なお、ITエンジニアへの転職を見据えアプリ開発を学びたい人は受講料の最大70%が給付される「AIアプリコース」がおすすめです。金銭面での支援を受けつつ、アプリ開発スキルの習得から転職活動・就業後のフォローアップ(※1)までを一貫してサポートしてもらえます。
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公式サイトで詳細を見るiPhoneアプリ開発には「Swift」がおすすめ
iPhoneアプリの開発には、Appleが開発したプログラミング言語「Swift」がおすすめです。
もちろん、PythonやJavaScriptをはじめとしたSwift以外のプログラミング言語でも、iPhoneアプリは開発できます。しかし、初心者がSwiftを使用せず、他の言語を使用するメリットがあまりありません。
Apple社が開発したプログラミング言語Swiftは、iPhoneアプリやその他Apple社製デバイスのアプリ開発に最適化されています。他にも、Apple社ではインストールしたらすぐに開発を始められる統合開発環境「Xcode」も提供しており、Swiftは高い相性を発揮することから、初心者でも使いやすいです。
このように、Swiftを活用すれば初心者にもわかりやすい構文で設計されたプログラミング言語を使いながら、相性のよい環境でiPhoneアプリの開発に集中できます。
Swiftの特徴をより詳しく知りたい人は、下の記事を参考にしてください。
→ プログラミング言語「Swift」とは?大注目言語を徹底解説!
iPhoneアプリの開発に必要なもの
ここからは、iPhoneアプリ開発に必要なものを、4つにまとめて紹介します。
パソコン
iPhoneアプリ開発には、パソコンが必須です。
iPhoneはApple製品ということもあり、パソコンはMacを使うのがベストです。WindowsのパソコンでもiPhoneアプリの開発自体はできます。しかし、WindowsでiPhoneアプリを開発するためには、専用開発ツールを準備したりWindows内に仮想OSを作成したりしなければならないため、初心者には難度が高いです。また、予期せぬエラーが発生するリスクも高くなるため、あまりおすすめできません。
そのため、iPhoneアプリの開発をしたいのであれば、MacPCの購入をおすすめします。新しくパソコンを用意するのであれば、性能が高い新しいモデルのMacを購入するのがよいでしょう。
なお、Macの公式サイトにある整備済製品であれば、定価より安く購入できます。自分の予算と相談して、購入するパソコンを検討してください。
iPhoneアプリ開発に最低限必要なMacのスペックは、次のとおりです。
CPU | M1チップ |
メモリ | 8GB以上 |
ストレージ | 128GB以上(SSD) |
アプリ開発は、動画編集やCG作成のような負荷がかかる処理は多くありません。そのため、高性能なパソコンは不要です。最低限必要なスペックを満たしているのであれば問題ないでしょう。
CPUに関しては、Apple社が開発しているM2チップ搭載のMacが主流です。長期的に使用することを考えれば最新技術が詰まったM3チップがおすすめです。ただ、M1チップでも十分機能性は高いため、予算に限りがある場合はM1チップ入りのMacも検討するとよいでしょう。
アプリ開発では使用するソフトやアプリ、ツールなどをインストールする機会もあるため、ストレージは余裕をもって確保しておきたいです。
初期費用を抑えたいのであれば、中古品も視野に入れましょう。しかし、しばらく使い続けるのであれば、パソコンのスペックは少し高めのものを選択しておくのがおすすめです。
次の記事では、アプリ開発におすすめのパソコンを詳しく紹介しているので、よければ参考にしてください。
→ アプリ開発におすすめのパソコン8選!選び方や必要なスペックも紹介
開発環境
iPhoneアプリを開発するには開発環境が必要です。アプリはプログラムコードを組み合わせて作成しますが、プログラムの実行やエラーの確認などは開発環境で行います。
iPhone開発に使用する開発環境は、主に次のとおりです。
このなかで、とくにおすすめがXcodeです。XcodeはApple社が開発しているMac専用の統合開発環境で、iPhoneアプリ開発と相性がよいです。
前述したように、Xcodeはプログラミング言語Swiftを選択可能で、iPhoneアプリ開発に最適化されています。また、コードが少なくて済む特徴もあり、初めて開発する人でも使いやすいです。
XamarinはC#で操作でき、Windowsで開発するときに使用される開発環境。FlutterはDartで操作でき、デザイン性の高いアプリ開発に向いている開発環境です。
ただ、相性でいえばXcodeが向いているため、とくにこだわりがなければXcodeを選択するとよいでしょう。
Xcodeについてより詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
→ 【5分でわかる】Xcodeとは?意味や特徴、使い道を徹底解説
iPhone&Apple ID
iPhoneアプリを開発する際は、テスト用のiPhoneも必要です。
開発自体はパソコンで行いますが、最後に実機を用いてアプリの動作確認を行い、エラーや不都合が発生しないかどうか確認します。
また、App Storeにアプリを申請する際はApple IDが必要です。個人で開発した場合は個人アカウント、法人で開発した場合は法人用アカウントの登録を行います。
iPhoneアプリ開発を始める前に、テスト用のiPhone本体とApple IDは用意しておきましょう。
Apple Developerアカウントの取得費用
作成したアプリをリリース(他者へ配信)する場合、「Apple Developer Program」に登録する必要があります。また、個人で登録申請する場合は年間99ドル(または現地通貨の同等額)の登録料が必要です。(※1)
一方、作成したアプリを自分用として使用したい場合は、自身のiPhoneにインストールしてそのまま使用できるため、料金はかかりません。
仮に、パソコンやiPhoneを何一つ所持していない状態でiPhoneアプリを開発するのであれば、おおよそ22万前後必要となります。
用意するもの | 費用 |
パソコン代 | 10万円~ |
iPhone代 | 10万円~ |
Apple Developer Program登録料 | 99ドル |
インターネット代金 | 5,000円~ |
学習費用 | 0円~ |
パソコンとiPhoneが金額の大半を占めるため、予算が不安と感じる人は中古品や前述したApple Storeの「Mac整備済製品」の購入をおすすめします。
また、Apple Developer Programの登録料は1年ごとのサブスクリプション形式です。そのため、更新の必要がない場合は解約手続きを忘れずにしておきましょう。
iPhoneアプリの開発手順【5STEP】
ここからは、基本的なiPhoneアプリの開発手順を、5つのステップにまとめて解説します。
- STEP1:作りたいアプリを企画する
- STEP2:企画に沿い開発アプリを設計する
- STEP3:設計に沿いアプリを開発する
- STEP4:開発したアプリの動作をテストする
- STEP5:アプリをApp Storeに公開する
STEP1:作りたいアプリを企画する
iPhoneのアプリを開発するには、まずアプリの企画を考える必要があります。
アプリにはたくさんの種類があるので、まずは自分が作りたいアプリの構想を立てましょう。明確に作りたいアプリが決まっていないときは、日常生活の中からヒントを得てみるのもよいでしょう。
アイデアを出すときは、「こうできれば便利だ」と思ったことがアプリで実現できるか考えてみてください。普段の生活を少し快適にできるアイテムの開発という意識があれば、楽しくポジティブに進められます。
STEP2:企画に沿い開発アプリを設計する
大まかな企画ができたら、その企画内容をもとに設計します。アプリのデザインや機能面、画面遷移の構成などできるだけ細かく決めてください。
業務内でアプリを開発する場合、上流から下流まですべてのメンバーがここで制作した画面設計をもとに開発を進めます。
そのため、誰にでも理解しやすい画面設計を制作しなければならないため、設計する際は丁寧にわかりやすくすることが大切です。
STEP3:設計に沿いアプリを開発する
アプリの企画・設計ができたら、次は開発に着手します。前述したとおり、iPhoneアプリの開発は
- 開発ツール:Xcode
- プログラミング言語:Swift
を使って開発するのがおすすめです。
スムーズに開発を進めるためにも、事前にSwiftの文法や特徴、iPhoneアプリの開発方法について、学習サイトや書籍などで学習しておきましょう。
開発をしていればエラーが発生したり、目的の機能が作成できなかったりするかもしれません。しかし、根気よく試行錯誤を繰り返していけば、思い描いたアプリを完成させることができるでしょう。
STEP4:開発したアプリの動作をテストする
アプリのコードが作成できたら、次は正常に動作するかテストを行います。
テストは、複数回に分けて行うのが一般的です。コード・機能ごとに実行して動作を確認した上で、全体をとおして動作チェックを行います。可能であれば、実機は複数種(iPhone15やiPhone8など)のバージョンを用意しましょう。
すべてを確認し、問題なければ次の作業に進みます。
STEP5:アプリをApp Storeに公開する
自分用にiPhoneアプリを作成するのであれば、動作確認が完了した時点で目標は達成です。しかし、アプリを公開して収益化まで考えているのであれば、「Apple Developer Program」の登録が必要です。
App Storeで公開するためには審査を通過しなければなりません。審査は約1週間~数週間で結果がわかるといわれていますが、審査に通らないことも。審査を通過するまで時間がかかることを念頭に置き、余裕を持ったスケジュールを組むとよいでしょう。
iPhoneアプリ開発につまづいたときの対処法
はじめてiPhoneアプリを開発すると、思うように開発が進められないこともあります。そこで、ここではiPhoneアプリ開発につまづいたときの対処法を、3つにまとめて紹介します。
完成を最優先に作業を進める
iPhoneアプリの開発で最優先にすべきことは、まず完成させてみることです。
最初から完璧を求めて開発を進めると、小さなポイントで作業が止まり、なかなか解決できないまま開発をあきらめてしまうこともあるでしょう。とくに開発しはじめの頃は、分からないことや自分の思いどおりにいかないことが多いです。
しかし、細かいポイントを気にしすぎると開発の進みが悪くなります。そのため、まずはiPhoneアプリの完成を最優先にして、作業を進めるのがおすすめです。iPhoneアプリは完成後も修正・アップデートが可能なので、余裕があるタイミングで少しずつ改善するとよいでしょう。
他のiPhoneアプリを参考にする
開発が思うように進まないときは、似たアプリをマネしてみるとうまくいくことがあります。
すでに審査を通過し公開されているアプリであれば、基本的な動作は保証されていると判断できます。
最初のうちは既存アプリを参考にしながらコツをつかみ、慣れてきたらオリジナルのiPhoneアプリに仕上げるとよいでしょう。
質問できる環境を整える
質問できる環境を整えておけば、iPhoneアプリ開発で分からないところが出てきても安心できます。
1人でアプリ開発をしていて行き詰った場合、いくら調べても解決できず長時間作業が進まないケースもあるでしょう。分からない状態から脱出するのは簡単ではないため、第三者に質問できる環境があれば心強いです。
メンターを見つけることができれば、学習方法や開発ノウハウ、分からない箇所の対処法などを教えてもらえます。
例えば、無料で始められるプログラミング学習サービス「侍テラコヤ」では、現役エンジニアが回答してくれるQ&A掲示板をいつでも使えます。掲示板の文字だけでは伝わらない場合は、オンラインレッスンで直接エンジニアに相談可能です。
1人でアプリ開発を続けるのが不安であれば、助けになる学習サービスを活用してみてはいかがでしょうか。
開発したiPhoneアプリを収益化する3つの方法
なかには、開発したiPhoneアプリでお金を稼ぎたい人もいますよね。そこで、ここからは開発したiPhoneアプリを収益化する3つの方法を解説します。
アプリの利用を有料化する
iPhoneアプリの稼ぎ方として、アプリの利用を有料化する方法があります。
一般的にスマートフォンアプリは、無料でダウンロードすることが多いです。しかし、なかにはダウンロードが有料なアプリも存在します。
有料ダウンロードはダウンロード数が無料アプリより少なくなりやすいです。しかし、本当に利用したいユーザーにアプリを届けることができます。ただし、有料アプリはダウンロードのハードルが上がるため、価格に見合った魅力があるアプリを作成しなければいけません。
ただ、人気になれば継続して収益を得られるため、稼ぎ方の1つとして検討する価値はあるでしょう。
アプリ内に広告を掲載する
iPhoneアプリ内に広告を掲載し、広告収益で稼ぐ方法もあります。
アプリを利用していると広告動画が流れたり、アプリ内に広告バナーが掲載されていることがありますよね。これらのアプリ内広告で、収益が発生します。
例えば、表示回数に応じて報酬がもらえる広告、クリック回数に応じて収益が発生する広告があります。
1つあたりの広告収益自体は少額ですが、利用者が多く広告の露出が多ければ安定して稼げる方法です。
ただし、ユーザーの使いやすさと収益性のバランスには注意が必要でしょう。ユーザーにとって広告はときに邪魔な存在になるため、あまり数を増やすとアプリからの離脱につながります。
逆に広告数を少なくし過ぎると、広告が目に入らなくなり、広告収益は減少します。アプリ内広告を導入するときは、広告にどれくらいの比重をおくのかあらかじめ検討しておくといいでしょう。
アプリ内に課金サービスを設ける
アプリ内課金で稼ぐ方法もおすすめです。
どんなアプリを開発するかにもよりますが、有料サービスやアイテムなどを作成しておけば、アプリ内課金で継続的に稼げます。
例えば、ゲームアプリの課金システムが一般的です。武器やガチャを回すなどのアイテム、課金で購入する仕組みで収益化できます。
他にも、プログラミング学習アプリの定額課金システムや、マッチングアプリの課金なども当てはまりますね。必要に応じて課金するシステムの場合、定期的な課金は見込めません。しかし、イベントやキャンペーンなどを開催することで、課金を促せます。
一方、定額課金制の場合、毎月費用が発生するためユーザーも課金に慎重になります。しかし、一度課金してもらえれば継続して収益化しやすい仕組みです。課金で稼ぐのは効率的なため、アプリで稼ぐなら課金システムを採用することをおすすめします。
ちなみに、iPhoneアプリで稼ぐコツは、たくさんアプリを開発することです。
自分で作成したアプリで稼ぐ場合、開発したアプリがヒットするかはリリースしてみないと分かりません。需要が高いと思って開発しても、リリースするとライバルが多く人気が出ない場合もあります。逆になんとなく作成した暇つぶしゲームが人気になり、収益が増える場合もあるでしょう。
どのアプリが稼げるかは、発表してみないと分かりません。アプリ開発に慣れてきたら、とにかく数をこなしてリリースしていくのがおすすめです。そうすれば、収益化しやすいアプリの種類や特徴も分かってくるため、さらに収益増加につながります。
iPhoneアプリ開発に必要なスキルの学習法
ここからは、iPhoneアプリ開発に必要なスキルの学習方法を、3つにまとめて紹介します。
Webサイトで学ぶ
iPhoneアプリ開発は、Webサイトで学び始めるのがおすすめです。
Webサイトの場合、インターネット環境があれば気軽に学習できるため、パソコン・スマホなどを使って空き時間に学習しやすいです。また、初心者にもわかりやすいように、テキストだけでなくイラスト・動画・図解など、目で見てわかりやすく解説されています。
文章だと何を書いているかなかなか理解できない人でも、視覚的に理解できるのはメリットですね。
おすすめサイトは「Paizaラーニング」や「ドットインストール」などがあります。
本で学ぶ
iPhoneアプリ開発はWebサイトとあわせて、本で学ぶのもおすすめです。
Webサイトでも基礎は学べますが、実際のコーディングやサンプルコードでの学習は本を使った方がやりやすいです。
iPhoneアプリ開発の解説書はたくさん発売されており、今の自分に合った難易度の本を使用できます。また、サンプルコードや問題集が多く掲載されている本もあり、実践学習をスタートするときに便利です。
あまりたくさんの本を併用すると、学びが中途半端になる可能性があります。まずは、1~2冊の本に絞って、繰り返し学習するといいでしょう。
なお、次の記事ではiPhoneアプリの開発方法や必要なスキルが学べるおすすめの学習本を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
プログラミングスクールで学ぶ
初心者がiPhoneアプリを開発する場合、同時にプログラミングスキルやツールの使用方法など、平行して学習すべきことが多いです。
そのため、iPhoneアプリ開発をはじめとしたプログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。そこで、プログラミングスクールを活用すれば、体系的にプログラミングを学習できるだけでなく、分からないことをすぐに現役エンジニアに質問できる環境が整っているため、アプリ開発や学習を継続しやすいです。
1人でアプリ開発を進めたり、学習を続けたりするのに不安を感じるのであれば、プログラミングスクールの活用もおすすめです。
アプリの開発スキルが学べるおすすめのプログラミングスクールを詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。
まとめ
今回は、iPhoneアプリの開発に必要なものや開発手順などを、7項目に分けて紹介しました。
iPhoneアプリを開発するには、開発環境の準備やプログラミング言語「Swift」の学習などが必要です。一度開発からリリースまでを経験できれば、自分のアイデアを形にして楽しんだり、収益化して稼いだりすることも可能です。
iPhoneアプリ開発に興味がある人は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。