iOSアプリの開発に必要なものって何?
iOSアプリを開発するにはどうしたらいいの?
iOSアプリを開発しようにも、何が必要なのかわからない人は多くいますよね。また、具体的な開発手順のイメージが湧かない人もいるはず。
そこで、今回ははじめてiOSアプリを開発する人に向けに、必要なものから開発手順までわかりやすく解説します。開発に必要なスキルや学習方法、iOSアプリを収益化する方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の監修者
フルスタックエンジニア
金田 茂樹
音楽大学卒業後、15年間高校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、侍エンジニアのインストラクターを始め、フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも登壇している。
この記事の目次
【初心者向け】iOSアプリ開発に必要なものリスト
初心者の人に向けに、iOSアプリ開発に必要なものとその推奨理由を一覧にまとめました。
iOSはApple社が開発した携帯端末向けのOSであるため、その開発に使うパソコンもApple社のMacをおすすめします。また、スペックは高速処理や動画編集などを行うのでなければ、そこまで高いスペックは必要ありません。
Macにあわせて、iPhoneの実機とApple IDを用意しましょう。iOSアプリ開発では、開発環境はXcode、プログラミング言語はSwiftがよく使用されています。
開発環境・プログラミング言語はともに他の選択肢もあります。しかし、使いやすさやiOSアプリ開発との相性の良さを考えると、特別な事情がなければXcode・Swiftを選ぶほうが無難です。
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iOSアプリを開発できるプログラミング言語
ここでは、iOSアプリを開発できる5つのプログラミング言語を紹介します。
Swift
SwiftはiOS上のアプリ開発におすすめの言語です。今回紹介する言語のなかでは、iOSアプリ開発に最も向いています。Swiftは、Apple社が2014年に開発した言語であるため、iOSアプリ開発との相性がよいです。
文法がシンプルで処理速度が速いことから、処理速度を求められるアプリの開発もできます。また、Swiftは安定性が高く、不具合が起こりにくいといわれています。
少し専門的な話になりますが、Swiftはプログラムの実行時に、人間が理解できるプログラミング言語から、コンピューターが理解できる言葉に置き換える作業「コンパイル」が必要なコンパイル言語です。
コンパイル時に、文法エラーなどのチェックがされるため、コーディングの誤りを発見することができます。
さらに、Swiftは従来からiOSアプリ開発で使用されていたObjective-Cという言語と互換性があるため、過去に開発したアプリの移行開発などにも対応できます。そのため、アプリ改修時にも開発に導入しやすいです。
なお、次の記事ではそもそもSwift言語とはどんなプログラミング言語なのか、その特徴やできることを作れるものや将来性も交えて解説しているので良ければ参考にしてください。

Python
PythonはAI開発のイメージが強いですが、実はiOSアプリ開発もできます。
Djangoなどアプリ開発に使えるフレームワークが充実しているため、iOSアプリ開発が可能です。また、シンプルな文法で規則性があるコードが書けることから、エラーが少なくメンテナンスもしやすい言語でもあります。
例えば、行頭に空行を入れるインデントが必要なルールや、変数・関数の命名方法なども細かく決まっています。コード作成時は面倒に感じるかもしれませんが、規則がはっきりしていることで誰が書いても同じようなコードになる=可読性が向上するメリットもあります。
このように、使いやすさという点から、iOSアプリ開発に使用されることもあります。加えて、PythonはAI開発やiOS以外のアプリ開発にも使用できるため、覚えておいて損はない言語といえるでしょう。
C#
C#は、C++とJavaを参考に開発された言語で、アプリ開発やゲーム開発に使用されます。
Microsoftが開発した言語ですが、Visual StudioやXamarinなど開発環境ツールがオープンソース化されたことで、iOSアプリも開発できるようになりました。
C#はiOS・Mac向けのアプリはもちろん、Windows向けアプリ開発もできます。将来的に複数OSのアプリ開発に携わりたい人は、C#という選択肢も検討してみてください。
JavaScript
JavaScriptはWeb開発でよく使用される言語ですが、iOSアプリ開発でも使用できます。
主に使用されるのはハイブリッドアプリという手法を使うときです。ハイブリッドアプリは、ブラウザ上で動くWebアプリと、モバイル上で動くアプリの中間にあたるアプリをいいます。OSに縛られずに開発が行えるため、OSにあわせた開発環境や言語選びの手間がかかりません。
ちなみに、JavaScriptでiOSアプリを開発する場合、HTMLと一緒に使いながら開発を行うことが多いです。JavaScriptには、React NativeやVue Nativeなど、iOSアプリ開発に便利なフレームワークやライブラリが充実しています。
iOSアプリ開発ができるだけでなく、JavaScriptはWeb開発でもよく使用されるため、習得しておけば活躍の場が多くなります。
Dart
Dartは、JavaScriptの後継言語といわれている言語です。モバイルアプリ開発に便利なツール「Flutter」を使用するときに使用します。
Flutterは、iOS・Androidのアプリを同時に作成できるツールです。Flutterを活用すれば、Dartだけで両方のOS向けアプリをリリースできるメリットがあります。
DartはGoogleが開発した言語であることに加えて、Flutterがリリースされてからより利便性が高まりました。メイン言語にするには現状需要が心もとないですが、将来性に期待して習得しておくのもよいかもしれませんね。
iOSアプリ開発に必要なもの
ここからは、iOSアプリ開発に必要な3つを、おすすめのツールも交えて紹介します。
パソコン
iOSアプリ開発に使用するパソコンは、Macがおすすめです。後ほど解説しますが、iOSアプリ開発に使用できる開発環境は、Mac・Windowsどちらにも用意されています。そのため、MacでもWindowsでもiOSアプリ開発は可能です。
ただ、それでもMacをおすすめするのは、iOSアプリ開発に向いているXcodeという開発環境がMacでしか使用できないためです。Xcodeは、コードを作成しやすい便利機能が充実しているため、使用するメリットがたくさんあります。
そのため、WindowsよりMacをおすすめします。
ちなみに、iOSアプリ開発に使用するパソコンは、動画編集やゲームをプレイすることがなければ高スペックパソコンである必要はありません。最低限開発に必要なアプリ、ツールをインストールすることができて、開発に不都合がない程度のスペックがあればOKです。
具体的には、CPUがCore i5以上、メモリが8GB以上、ストレージがSSD256GB以上あればよいでしょう。あまりスペックが低いと、アプリやツール起動時にトラブルが発生するリスクがあるため、予算内で最もよいスペックのパソコンを用意することをおすすめします。
開発環境
iOSアプリを開発するには、開発環境を準備する必要があります。iOSアプリ開発で使用されている主な開発環境は、次のとおりです。
このなかでもおすすめなのが「Xcode」です。
Xcodeは、iOSの開発元であるApple社が提供している統合開発環境です。Apple社が開発していることもあり、iOS・MacOSなどアプリ開発に最適化された機能が実装されています。
Xcodeには、コードの補完機能があるため、コーディングがしやすいです。数文字を入力した段階で、文字を補完しコードを作成できます。また、ボタン・ラベル・ビューなど、アプリに必要な機能をドラッグ&ドロップで直感的に実装できるのも魅力です。
初めてのiOS開発でも、慣れると使いやすい仕様になっているため、iOSアプリ開発におすすめの統合開発環境です。
また、次の記事ではそもそもXcodeとは何なのか、その特徴や使い方を学ぶメリットも交えて紹介しているので、良ければ参考にしてください。

iPhone&Apple ID
iOSアプリを開発するときは、iPhoneの実機とApple IDを用意しましょう。
iOSアプリを開発するときには、リリース前にテスト作業が必要です。Xcodeでもテストは可能ですが、実際のデザインや使い勝手をテストするためには、iPhoneの実機でテストした方がいいです。
例えば、開発環境ではうまく動作したように見えても、実機でチェックするとページの遷移がうまくいかなかったり、デザインが思ったものと違ったりするケースもあります。
リリース後の修正はユーザーの満足度にもかかわるため、あらかじめ確認する必要があるのです。また、開発後にアプリをリリースするにはApple IDが必要です。
iOSアプリをリリースする前に、Apple Storeで「Apple Developer Program」への登録しなければいけません。登録にはApple IDが必要なため、個人もしくは法人用のIDを取得しておきましょう。
リリース時には審査があるため、審査待ちの期間が発生する点は注意が必要です。

iOSアプリ開発に必要な費用の目安
個人でのiOSアプリ開発に必要な費用目安は、約20~50万円です。iOSアプリを開発するには、パソコン代・ネット使用料・iPhone代・学習教材費等が必要となります。
パソコン・iPhone代が必要な費用の大半を占めますが、すでに持っている場合は新しい出費は発生しません。とくに、iOSアプリ開発では高いスペックは必要ないため、今Macを持っていれば十分に活用できます。
もし、持っていない場合は、Apple StoreのMac整備済製品を購入すれば、新品に比べてコストを抑えられます。Mac整備済製品は、動作テストやクリーニング作業を行っているため、中古品ではあるものの故障のリスクは少ないようです。
予算が少ない人は、Mac整備済製品もチェックしてみてください。
ちなみに、Mac製品の中古品はパソコン専門ショップなどで販売されているケースもあります。ただ、保証や品質は店舗によって差があるため、利用するときはよく確認しておきましょう。
また、iOSアプリをリリースする際、アプリ登録料が別途かかります。個人の場合は99ドル、社内アプリを登録したい法人は299ドルです。
社内向けアプリは特殊なケースであるため、基本的に99ドルかかると考えておけば問題ないでしょう。2022年6月現在、円安が進んでいる関係で価格が変動しています。
利用する前に、直近の相場を確認し、正確なコストを計算しておくとよいでしょう。
iOSアプリの開発手順

iOSアプリの開発は、大きく分けてこの5ステップで進めていくのが一般的です。
主に、iOSアプリの開発方法では「ウォーターフォール開発」と呼ばれる手法が用いられます。水が下に流れていくのと同じように後戻りはできません。先のステップを確実に終わらせたうえで、次のステップに進んでいきます。
また、企業でiOSアプリを開発する場合は、ステップごとに担当チームが決まっていることも珍しくありません。分業体制の方がそれぞれの作業に専念しやすく、全体として効率的に開発しやすいメリットがあるためです。
各ステップの詳細については、順番に解説します。
どんなiOSアプリが作りたいかを企画する
まずは、iOSアプリの企画を行います。
アプリの設計を考えるためには、ユーザー層やコンセプトなど、アプリの基盤となる完成図が必要です。具体的には、次のような観点から、企画を考えます。
- どんなアプリを作るか
- どんな機能があるか
- どういったデザインにするか
- 対象のユーザー
企画・設計が中途半端な場合、想定していたクオリティのアプリが開発できない可能性もあります。妥協することなく、時間をかけて検討してください。
料理に例えると分かりやすいですが、見切り発車で調理をスタートしても、最終的な料理を決めていなければおいしく作れませんよね。具材の切り方や、準備すべき調理器具などは、計画的に準備しなければいけません。
それと同じで、iOSアプリを開発するときも、まずは設計のもとになる企画を立てる必要があります。
企画に沿ってiOSアプリの設計を行う
iOSアプリの企画を立てたら、次は設計です。先ほど解説したとおり、ユーザー層や想定している機能などを確認したうえで、具体的な機能を設計します。
具体的には、アプリに実装する機能やデザイン、開発期間やスケジュールなども考慮しながら設計書にまとめます。
近年、ユーザーの利用しやすさを重視したデザインや、機能性を採用したアプリが主流になりつつあります。設計段階で、ユーザーが利用しやすいかどうかシミュレーションしておくことも大事です。
設計に沿ってiOSアプリを開発する
次は、設計をもとに実際に開発を行っていきます。
プログラミング言語は、作成したいアプリに応じてSwiftかObjective-Cかを選ぶと良いでしょう。もちろん、それ以外の言語を使用することもあります。
また、個人でiOSアプリを開発する場合も、スケジュールを意識することが大事です。個人の場合、開発を依頼されたわけではないので、アプリをスケジュール通りリリースしなくてもペナルティはありません。
とはいえ、ダラダラ開発していれば、アプリの完成に遅れがでてしまいます。リリース期日をしっかり決めて、メリハリのある開発を行いましょう。
開発したiOSアプリの動作をテストする
プログラムが作成できたら、設計通りに動作が行えるかエミュレーターや実機でテストを行います。
機能別のテスト(単体テスト)が終われば、全ての機能を統合してアプリの動作テスト(結合テスト)を行います。結合テストが終われば、総合テストと呼ばれるユーザーがアプリを操作する環境を使ったテストを行い完成に近づけます。
開発したiOSアプリをリリースする
テスト作業での不具合がなくなれば、いよいよAppStoreへアプリのリリースになります。
アプリ公開には、「Apple Developer Program」に登録が必要です。公開に必要なアプリタイトルや説明文・スクリーンショットなどの必要項目を用意し、Appleへの申請を行います。
iOSのアプリはAndroidアプリと比べると審査が厳しく、1週間から数週間かかるといわれています。無事に承認がされれば、AppStoreに公開できます。
iOSアプリ開発に行き詰ったときの対処法
iOSアプリ開発をしていると、予定どおりにいかず行き詰るケースもあります。うまくいかないときでも、慌てずに対処できれば、大きな遅れを出さずに開発を進めることが可能です。
ここでは、iOSアプリ開発に行き詰ったときの対処法を2つ紹介します。
検索エンジンで情報を探す
分からないことがあるときは、迷わず検索エンジンで情報を探しましょう。
上級のプログラマーであっても、分からないことが出てくることもあります。そのため、初心者の方がアプリ開発で分からないところが出てくるのは普通のことです。
アプリ開発において、分からないことは検索する癖をつけておくことが重要です。大抵のことは、ネット上に答えが掲載されているので、しっかりと調べましょう。
例えば、「iOSアプリ ログイン機能 コード」など、キーワードを複数含めて検索すれば、求めている情報にたどり着きやすくなります。
検索の仕方等については、次の記事で詳しく解説してあるので是非とも参考にしてみてください。
※
Q&Aサイトを活用する
iOS開発に行き詰ったら、Q&Aサイトも活用してください。
Q&Aサイトは、開発中やプログラミング学習中によくある質問や、行き詰りやすいポイントを解説してくれているサイトです。
主に以下のようなサイトがあります。
GitHubには多くのサンプルコードが掲載されており、自分が携わる開発と似たコードを見つけて参考にできます。GitHubのコード検索は少し特徴的で、書かれた言語やファイル名、ファイルの拡張子などで検索できて便利です。
コードを検索しながら、解決策を探したいときにGitHubがおすすめです。
また、iOSアプリ開発に関する情報収集におすすめなのがQiitaです。
Qiitaは、登録者の保有している専門知識や開発ノウハウ、よくある質問への回答などが投稿されています。キーワード検索で自由に情報が探せるため、分からないところがあるときや新しいノウハウを収集したいときにも役立つサイトです。
一方、teratailはエンジニア専用のQ&Aサイトです。Qiitaはエンジニア以外の学習者の投稿もありますが、teratailは、エンジニアの専門情報を入手できます。
具体的な質問をすれば、エンジニアがしっかり回答してくれるため、悩みがあるときに便利です。
iOSアプリ開発の学習方法
iOSアプリ開発に必要なスキルは、次の学習方法で学ぶのがおすすめです。
- Webサイトで学ぶ
- 本で学ぶ
- プログラミングスクールで学ぶ
- 番外編:勉強会で学ぶ
Webサイトで学ぶ
まずは、WebサイトでiOSアプリ開発に必要なプログラミング言語を学びましょう。Swiftのほか、使用する言語が学べる学習サイトは豊富です。
例えば、「Paizaラーニング」や「ドットインストール」「SAMURAI TERAKOYA」であれば、Swift・Python・C#など、iOSアプリ開発で使用される言語が学べます。
Paizaラーニングは、ブラウザ上で実行環境が用意されており、実際にコーディングできます。加えて、ドットインストールは、3分で見られる動画形式で学べるため、空き時間学習にぴったりです。
また、SAMURAI TERAKOYAは、iOS開発の学習をサポートしてくれるサブスクリプションサービスです。学習に必要な教材はもちろん、現役エンジニアによるレッスンや分からないところの質問までできます。
また、学習仲間も作れるため、モチベーションの維持もしやすいです。月額税込2178円で始められるので、ぜひ検討してみてくださいね。
公式サイトで詳細を見る本で学ぶ
学習サイトである程度基礎が学べたら、次は本で知識を深めましょう。
iOSアプリ開発のノウハウに関する本や、iOSアプリ開発の技術が学べる本など、多くの関連本が発売されています。本にはサンプルコードや問題集も付属していることが多いので、その内容を参考に実践学習をしてみてください。
ちなみに、おすすめの本については、次の記事で詳しく解説しています。

プログラミングスクールで学ぶ
iOSアプリ開発は独学でも学べます。しかし、短期間で効率的にスキルを習得したい場合、プログラミングスクールの利用がおすすめです。
スクールを利用すれば、講師のサポートが受けられます。また、カリキュラムがしっかり決まっているため、短期集中で学習できるのも魅力です。
iOSアプリ開発を行う企業で働きたい人は、スクールで本格的に学ぶのがおすすめです。
番外編:勉強会で学ぶ
番外編として、勉強会に参加することで知識を深める方法もあります。iOS関連の開発を行う人は増えており、学習者やエンジニア同士の勉強会が開催されてます。
勉強会に参加すれば、他の学習者・エンジニアのノウハウを知ることが可能です。また、他者から刺激を受けて、モチベーションをアップすることもできるでしょう。
勉強会は頻繁に参加するものではありませんが、モチベーションアップのためにも参加してみるのもよいかもしれませんね。
なお、Swiftを使ったアプリ開発の学習方法を、次の記事で解説しています。iOSアプリをSwiftで開発したい人はぜひ参考にしてください。

開発したiOSアプリを収益化する方法
開発したiOSアプリを収益化する方法は、次の3つです。
- アプリを有料に設定する
- アプリ内広告で稼ぐ
- アプリ内課金システムを作成する
1つめの方法は、アプリを有料に設定することです。iOSアプリはApple Storeに登録することで、ダウンロードできるようになります。このとき、ダウンロードを有料に設定しておけば、ダウンロードされるごとに収益を得られるのです。
1回のダウンロードで得られる収益は少ないですが、人気が出てダウンロード数が増えれば収益も増える特徴があります。なにより、有料設定をするだけなので、手軽に収益化できる方法といえるでしょう。
2つめは、アプリ内の広告で稼ぐ方法です。みなさんもアプリを使用していて、画面の上部や利用途中に広告が入ることありますよね。アプリ内で広告を表示する設定をすれば、広告表示回数やクリック数などに応じて収益が得られます。
ただし、広告で稼ぐ場合、収益性とユーザーの利便性のバランスは注意しなければいけません。収益を増やしたいからといって広告を増やし過ぎると、ユーザーが使いにくく感じてしまいます。
3つめは、アプリ内課金システムで稼ぐ方法です。アプリ内でアイテムを購入するときや、追加でサービスを利用したいときなどに課金できる仕組みがあるアプリも少なくありません。
分かりやすい例がゲームアプリです。ゲームをクリアするためのアイテム購入や、キャラクターガチャを行うためのコイン購入などは、すべて課金機能です。課金できる仕組みを導入しておけば、それ以外の収益がなくてもアプリから利益を得られます。
このように、iOSアプリで稼ぐ方法は複数あるため、作成するアプリ内容もこれらを考慮して稼ぐ仕組みを作ってみてください。
まとめ
今回は、iOSアプリ開発に関する次の7点を解説しました。
- iOSアプリを開発できるプログラミング言語
- iOSアプリ開発に必要なもの
- iOSアプリ開発に必要な費用の目安
- iOSアプリの開発手順
- iOSアプリ開発に行き詰ったときの対処法
- iOSアプリ開発の学習方法
- 開発したiOSアプリを収益化する方法
Apple社製品を使用する個人・企業は多く、iOSアプリの需要はあります。そのため、iOSアプリ開発のスキルを身につければ、活躍できる場が広がるでしょう。
iOSアプリが開発できるようになれば、個人でもアプリから収益を得ることができます。興味がある人は、ぜひスキル習得にチャレンジしてみてください。