クラウド時代に変わるインフラエンジニアの仕事内容とは?

インフラエンジニアの仕事は
クラウドサービスの普及でどのように変化するの?

これからのインフラエンジニアが習得しておくべき
スキルと知識はどんなもの?

クラウドサービスが浸透しつつあるIT業界で、インフラエンジニアの仕事がどのように変化して、どんなスキルや知識を習得しておくべきかは知っておきたいですよね。

そこでこの記事では、クラウドサービスにおけるインフラエンジニアの仕事についてと、今後のインフラエンジニアに必要なスキルと知識について解説します。変化の激しいIT業界においては、時代の潮流をしっかりと見極めて早めに対応するのが得策ですよ。

クラウド時代のインフラエンジニアの仕事は

クラウド時代のインフラエンジニア

ITシステムのインフラがクラウド化することで、インフラエンジニアが担うことになった仕事を見てみましょう。

ソフトウェアの制御プログラム

物理的な自社設備で運用するオンプレミスのITインフラでは、シェルコマンドやバッチファイルを扱うことはあっても、プログラミングの必要性はほとんどありませんでした。

ITインフラのクラウド化ではソフトウェアによって、サーバー、ネットワーク、ストレージといったインフラが仮想的に構築されます。

オンプレミスでは機器を配線で繋ぎ、設定することでITインフラを構築していましたが、クラウド化されたITインフラではソフトウェアの構築・制御をプログラミングで行えます。

また、プログラミングでインフラの構築や運用が可能になったことで、作業の自動化による生産性の向上が図られています。

クラウド上にIT基盤を構築

ITインフラのクラウド化は、IT基盤(IT Infrastructure)がソフトウェアなどのプログラミングコードで記述されるていることから、Infrastructure as Codeと言われます。Infrastructure as Codeが進展することによって、コスト、生産性、正確性などの大きなメリットが期待されています。

ITインフラのクラウド化によって、IT基盤に携わるインフラエンジニアにプログラミングできる能力が求められるようになっています。

サーバーの運用・保守管理

オンプレミスのITインフラでは機器のスペック拡張や故障に、スピーディーに対応することが困難な場合が多くありました。

クラウドサービスでITインフラを構築していると、スペック拡張に時間がかかることはなく、機器のメンテナンスや障害を気にする必要はありません。

クラウドサービスの普及に伴ってWebアプリの開発においては、最低限の機能でリリースしてユーザーの反応を見て機能の追加や改善する、リーンスタートアップという手法が採用されるようになっています。

また、サーバーの運用と保守が柔軟になったことで、品質の高い製品の継続的デリバリーのための開発と運用を並行して行なうDevOpsの考え方が浸透しつつあります。

このようなことからプログラミングを含めた、多様な対応のできるインフラエンジニアが求められるようになっています。インフラエンジニア向けのプログラミング言語を解説している記事を紹介しておきます。

インフラエンジニアにも必須!PythonやRubyを習得しよう
更新日 : 2020年9月19日

なぜインフラエンジニアの仕事が変化するのか

インフラエンジニアの仕事と環境

インフラエンジニアを取り巻く環境の変化を見ていきましょう。

物理環境からクラウドへの環境変化

クラウドサービスが普及する前のITインフラは、企業が自ら用意したスペースにサーバー機器を購入して設置する物理的な環境(オンプレミスと言います)で管理と保守を行なっていました。サーバーの構築・管理・保守にはハードウェアとソフトウェアの両方の知識が必要だったのです。

クラウドサービスではハードウェアを扱う必要がなくなりましたが、提供されているクラウドサービスを熟知した上で、ソフトウェア化したサーバーの設定を最適化しなければいけません。

インフラがソフトウェア化

クラウドサービスではサービスを提供している企業のハードウェア上に、仮想化によって独立した環境が構築され、そのなかに必要なサーバーをソフトウェアで配置します。

そうすることで、ITインフラを機能や性能の変更、設定、管理できるソフトウェア上のシステムとして扱えるようになります。

また、ITインフラがソフトウェア化することで、ITインフラの構築・運用・管理をさらにソフトウェアで自動化することが可能になり、インフラ業務が効率化します。

クラウド時代にインフラエンジニアに必須なスキル

学習方法

必要なスキル

次に、クラウドサービスが普及するなか、インフラエンジニアに求められるスキルを見てみましょう。

サーバーの知識

クラウドサービスではサーバーは仮想化されていて、機器としての物理的な実態はありませんが、個々の仮想サーバーとして存在しています。サーバーはシステムにとって重要な要素であり、最適な構成を検討した上で構築して適切に運用・保守していかなければなりません。

仮想サーバーは自由度が高いため、柔軟に対応できる深い知識とスキルが求められます。クラウドサービスにおける標準的なサーバーOSはLinuxなので、基本的にはLinuxサーバーの構築・運用スキルが必要です。

ネットワークの知識

企業内のシステムをクラウド化したからといって、ネットワークの知識が必要なくなるわけではありません。企業内からクラウドサービスにアクセスして利用できるように、企業内にネットワークを敷設する必要があります。

クラウドサービスは外部のハードウェアに依存するため、セキュリティに対する危惧が根強く存在します。安全にデータ通信を行ない、クラウドサービスと企業内ネットワークを適切な管理・運用していくための知識が必要です。

ミドルウェアやツールの知見

Webサーバーやデータベースサーバーなどのサーバーは、サーバーOSにそれぞれのミドルウェアをインストールし、ツールとなるアプリケーションを導入して使用します。

WebサーバーであればApache HTTP Server、データベースサーバーであればDBMS(DataBase Management System)などがミドルウェアにあたります。

ITインフラとしてクラウドサービスを利用する際の階層構造は下から、クラウドサービス、仮想環境、サーバーOS、ミドルウェア、ツールとなり、インフラエンジニアにはそれぞれについての知見が必要になります。

プログラミングのスキル

クラウドサービスによってインフラがソフトウェア化されると、サーバー間のネットワークやサーバーの設定をプログラミングコードで操作できるようになります。プログラミングしたコードで操作できると、一定のサーバー構築や設定処理を再利用したり処理の自動化が可能になります。

プログラミングでコード化した処理は、生産性の向上や操作ミスの削減に寄与します。そのため、プログラマーがインフラ領域の管理を担うケースも見受けられるようになっています。

インフラエンジニアにプログラマーほどのコードの記述スキルは必要ありませんが、ある程度のプログラミングスキルは持っておくべきでしょう。

クラウドエンジニアの需要と求人についてまとめている記事を紹介しておきます。

クラウドエンジニアの需要は高いといえる3つの理由│将来性と必要なスキルも解説
更新日 : 2020年9月19日

インフラエンジニアはクラウド時代でも需要性高い

webデザイナー

インフラエンジニアの需要の高さ

プログラマーがインフラ領域の仕事もすれば、インフラエンジニアは要らなくなるのでしょうか? そんなことはありません。インフラエンジニアはIT業界にとって欠かせない職種です。

物理環境が無くなることはない

クラウドサービスでITインフラを構築するメリットを中心に見てきましたが、デメリットもあります。クラウドサービスではハードウェアのカスタマイズが、オプションの範囲内でしかできなかったり、既存のシステムとクラウドサービスを連携させることが難しいケースもあります。

また、クラウドサービスは使用容量やアクセス数で利用料金が変動するものが多く、大規模なシステムや製品サービスに利用するとコストが割高になります。つまり、スタートアップ企業などではクラウドサービスが採用されても、大きな企業では依然、オンプレミスのITインフラが採用されています。

ITインフラにおいて、物理環境であるオンプレミスの需要は縮小しても、一定の利用ケースは保たれるのでなくなることはありません。

オンプレ・クラウドどちらもできるエンジニアは重宝

ITインフラにおけるオンプレミスとクラウドサービスには、一長一短があります。また、インフラエンジニアの仕事は、オンプレミスのインフラ環境で研鑽されたものでもあります。

インフラエンジニアには将来的に発生し得る問題やリスクを予測して、インフラを構築することが求められます。オンプレミスでの実務経験はサーバーの知識とともに、ITインフラに対する知見を保証してくれるでしょう。

現状として、オンプレミスでの実務経験があって、クラウドサービスも扱えるインフラエンジニアが重宝されます。

まとめ

クラウド時代におけるインフラエンジニアの仕事について解説しました。ITインフラにおけるクラウドサービスの需要拡大はこれからも続き、それに伴いインフラエンジニアにも変化が求められています。

とはいえ、従来のオンプレミスのITインフラについての知見が、軽視されるわけではありません。オンプレミスとクラウド両方の知識とスキルを身に付けるのが最善と言えます。

ITの基盤を支えるインフラエンジニアは仕事内容が移り変わっても、重要性が失われることはなさそうですね。

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