インフラエンジニアは、エンジニアの中でも未経験から目指しやすい職種。インフラエンジニアを目指して、これから勉強しようという方も多くいるでしょう。しかしプログラミングスクールは20万前後の費用がかかることが普通で、決して安い金額ではありません。そこで、
と思いませんか?
今回はインフラエンジニアのスキルや、それを無料で学べるスクールを紹介します。この記事を読めば、未経験から無料でインフラエンジニアを目指せるスクールには、どんなものがあるかわかりますよ。
この記事の目次
無料のインフラエンジニア向けスクール一覧
無料でインフラエンジニアの学習ができるスクールは以下のとおりです。
スクール名 | 学習期間 | 対象年齢 |
侍エンジニア | 1ヶ月or2ヶ月 | 制限なし |
GEEK JOB | 2ヶ月 | 20代 |
エンジニアカレッジ | 1~2ヶ月 | 30歳以下 |
ネットビジョンアカデミー | 1ヶ月 | 18~31歳 |
無料のプログラミングスクールは、企業に人材を紹介することで報酬を得て運営しています。そのためサポートも手厚く、未経験からでも転職できるように支援してくれるのが特徴。スクールの詳細については、記事の後半で紹介します。

インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアはその名のとおり、ITインフラの整備や保守をする仕事です。業務内容は大きく、設計、構築、運用・保守の3段階に分かれています。
設計
クライアントとの打ち合わせから、設計書の作成までをする段階です。まずはクライアントにヒアリングを行ってサービスの規模や予算などを決め、それに必要な要件を書き出していきます。必要な要件が決定したら、次はそれに沿った設計書の作成です。
インフラエンジニアの仕事は規模の大きいプロジェクトが多いため、作業者が見てもわかりやすい設計書を作成することでスムーズに仕事をすすめられます。
構築
設計が終わったら、作成した設計書を元に実際にインフラ環境を構築していきます。機材を搬入して、組み立てや配線作業を行います。サーバーやスイッチといったネットワーク機器をラッキングしていきますが、廃熱効率や電源効率を考えなければトラブルの原因になるため、疎かにできない大切な作業です。
その後は必要なソフトウェアをインストールし、動作確認や負荷テストを行います。
運用・保守
運用が始まったインフラが正常に動いているかを監視する業務です。24時間動き続けているため、基本は交代で業務を行います。アクセスの増加による障害や機材の故障など、トラブルが起こった際は早急に対応が必要です。またトラブルが起こらないようにするため、システムの負荷を考慮した管理作業を行っています。
インフラエンジニアの仕事内容についてより詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

習得したいインフラエンジニアの知識・スキル
インフラエンジニアはサーバーやネットワーク、セキュリティ、ハードウェアまで、幅広い知識が必要です。またクラウドやAIの急速な発展により、求められる技術も変化しています。エンジニアは慢性的な人手不足のため、市場のニーズが高いスキルを習得すれば、多くの企業から必要とされる人材になれるでしょう。
AWSなどクラウドサービスの知識
ここ数年、クラウドを活用したサービスが増え続けていることから技術トレンドになっています。
これまでは自社にサーバーやネットワーク機器を設置する、オンプレミスという運用方法が当たり前でした。しかし現在は、クラウド上で簡単にサーバーの構築・運用ができるようになっています。その場合ハードウェアの管理が不要になり、ソフトウェアを使用してインフラ環境を構築、最適化する技術が必要です。
今後クラウドを扱うインフラエンジニアを目指すのであれば、Amazonが提供するAWSやGoogleのGCPなど、クラウドサービスの学習もしておきましょう。
AIなどの知識
AIの技術が進むにつれ「エンジニアの仕事が奪われる」と言われることもありますが、実際に全ての仕事が奪われるわけではありません。AIが得意とするような単純作業が代替されていく可能性は高いですが、それ以外の作業やAI自体を扱う仕事はなくならないでしょう。
単純作業のオペレーションエンジニアは今後厳しいかもしれませんが、AIなどの専門技術を持っていれば強みになります。
プログラミングスキル
インフラエンジニアでも、プログラミングスキルを学べば活躍の場も広がります。作業を効率化するためのシェルスクリプトやバッチファイル用言語などは、将来性を高めるために学んでおきたい技術です。
さらにインフラがクラウド化してきたため、コードを書いてインフラを制御する仕事が増えてきます。インフラの自動化にはPythonやRubyなどの言語を用いることが多いため、最近ではPythonやRubyを学ぶインフラエンジニアも増えているようです。
またエンジニアが不足しているため、幅広いスキルを持ったフルスタックエンジニアが求められるようになっています。インフラエンジニアのスキル+プログラミングなどのスキルがあれば、需要の高いエンジニアになれるでしょう。
無料でインフラエンジニアを目指せるスクール【質も高い】
ここでは、無料でインフラエンジニアを目指せるスクールをいくつかご紹介します。スクールによって特徴が違うので、どのようなカリキュラムなのかや、どのくらいで就職・転職できるかを確認して選びましょう。
侍エンジニア
侍エンジニアの転職コースは転職に成功すれば受講料はかからないため、完全無料で学べます。入塾時に必要なのはデポジットのみで、こちらも転職に成功すれば返還されます。
専属講師によるマンツーマンレッスンのため効率良く学ぶことができ、習得までの時間が短く済むのも特徴です。生徒一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムで、無駄なく学習できます。転職支援も充実しており、職務経歴書の作成や面接対策、自己PR対策などのサポートを無料で受けられるほか、約2000もの求人から、個人のスキルや経験に合わせた求人を紹介しています。
侍エンジニアでは無料学習相談や無料体験レッスンを行っているので、まずは気軽にご相談ください。
GEEK JOB
GEEK JOBは最短22日間の短期間で、インフラエンジニアを目指せるスクールです。サーバーやネット―ワーク、クラウドまで網羅的にインフラのスキルを学べます。常に現役のネットワークエンジニアが待機しているため、わからないことがあったら質問できる環境であり、また他のキャンプ生に質問や雑談をできるのも、通学型のメリットです。
未経験者の転職支援に特化しているので、社会人スキルや一般常識といった、エンジニアとしてのスキル以外もカリキュラムのなかで教えています。
エンジニアカレッジ
エンジニアカレッジは就職支援に強いスクールです。面接対策や履歴書・職務経歴書の作成、服装や言葉遣いなどのビジネスマナーまで同時に習得できます。教材の読み込みや講座などの一方的な研修ではなく、アウトプットを重視したメソッドで、より実践に近い技術を習得できます。
もし転職できなかった場合でも違約金はなく、完全無料のスクールです。
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーは、ネットワークエンジニアを目指す方向けのスクールです。資格を取ってからの就職活動を支援しているため、CCNAの資格を取ることができ、合格率・就職率ともに高いのが特徴です。
上京支援サポートがあり、提携シェアハウスに敷金・礼金・仲介手数料なしで最大2ヶ月間住めるので、地方在住の方でもスクールに通えます。
有料だがインフラエンジニアを目指せるスクール
無料ではありませんが、インフラエンジニアを目指せるスクールを紹介します。
KENスクール
KENスクールのネットワークコースでは、ルータやスイッチなどのネットワーク機器を使って、実機での研修を行っています。採用担当や現場の声をカリキュラムに反映し、より実務に近い形での学習が可能です。
個別指導にこだわっており、授業の間は1人の講師がついて教えてくれるので、未経験でも安心して受けられます。また、フリースタイル制のため通学日や時間の規制はなく、好きな日時に好きな校舎を選んで通えるのも特徴です。
DMM WEB CAMP
DMM WEB CAMPは完全オンライン完結のスクールなので、通学の必要がありません。住んでいる場所に関係なく受講できます。
有料のスクールではありますが、3ヶ月のカリキュラムを達成してもし転職できなかった場合、全額返金の保証が付いています。また、学習期間が終了した後も転職できるまで最長1年間のキャリアサポートが受けられるため、転職成功率が高いです。
まとめ
インフラエンジニアになるための、無料で通えるスクールを紹介してきました。
無料で通えるスクールは企業から報酬を得ているため、転職までのサポートも行っています。そのため、未経験からでも十分インフラエンジニアになることは可能です。無料体験や相談会を行っているスクールも多いので、まずは気軽に話を聞いてみてはいかがでしょうか?