Webデザインを始めたいけど、
どのパソコンを選べばいいかわからない...
どの程度のスペックが必要か知りたい
と悩んでいませんか? そこで、今回は、これからWebデザインを始める人のために、下記の内容を中心に解説します。
- Webデザインに必要なパソコンの選び方
- Webデザインを始めるために用意したいもの
- Webデザイナーを独学で目指す人におすすめのサイトやサービス
これからWebデザインを始めたいと思っている皆さんの、お力になれれば幸いです。ぜひ、参考にしてください。
株式会社SAMURAI
SAMURAI ENGINEER Blog編集部
日本初の現役エンジニア講師によるマンツーマン専門プログラミングスクールを運営。卒業生は累計28,000名以上。挫折しないプログラミングスクールNo.1にも選ばれています。2013年創業以来の運営で得た知見をもとに、プログラミング学習・スクールの選び方・エンジニアのキャリアについて専門的な立場から解説します。
【初心者向け】Webデザインに必要なパソコンの選び方は?
Webデザインをするために、まず必要なものがパソコンです。Webデザインに必要なパソコンを購入するのには10万円以上かかってしまうため、購入してから後悔したくないですよね。そこでここでは、下記の項目を中心にパソコンの選び方を解説します。
- スペック
- OS(Windows or Mac)
選び方1:スペック
Webデザインに必要なパソコンのスペックは、下記の3つです。
- CPU
- メモリ
- グラフィックボードの有無など
一つめのCPUとは、コンピューターの制御や演算や情報転送をつかさどる中枢部分のこと。パソコンのCPUの性能は、パソコンの処理能力を決めます。
代表的なのが、インテルのCPU。i7・i5・i3の3種類があり、数値が大きくなるほど、処理能力が高くなります。Webデザインをする場合は、i3では、作業内容によっては支障がでてしまう恐れがあるため、i5以上のパソコンがおすすめです。
次に確認したいのが、メモリです。メモリは、簡単に言うと作業スペースの広さのこと。Webデザインをする場合、PhotoshopやIllustratorなどのデザインソフトや、Slackなどのチャットツールなど複数のソフトやアプリケーションを同時に立ち上げて作業します。快適に作業を進めるためには、メモリは最低16GB以上のパソコンを選ぶといいでしょう。
グラフィックボートとは、グラフィック専門のCPUを搭載したパーツのことです。映像を滑らかに仕上げたい場合は必要ですが、Webデザインの場合、画像にそこまでこだわらないなら必要ないでしょう。
選び方2:OS(Windows or Mac)
必要なスペックが決まったら、次はODをWindowsかMacにするか決めましょう。Windows、MacどちらでもWebデザインをすることは可能ですが、それぞれにメリット・デメリットがあるので、下記を参考にして決めてください。
Macを選ぶメリットは、以下の4つ。
- Webデザインで欠かせないフォントがインストールされている
- プログラミングをしやすい
- 高画質なディスプレイ
- Windowsも使える
一方で、Macを選ぶデメリットは2つです。
- Windowsに比べて、値段が高額
- 他社製品との互換性が低い
次に、Windowsを選ぶメリットは以下の4つ。
- Macに比べて、値段がリーズナブル
- Windowsを採用している企業の方が多い
- アプリケーションの種類が豊富
- 大多数のユーザーと同じ環境で検証できる
一方で、Windowsを選ぶデメリットは2つです。
- Webデザインで使えるフォントの数が少ない
- SketchなどのMac限定のツールが使えない
将来、Webデザイナーとして仕事をするつもりなら、ユーザーと同じ環境で検証したりクライアントとのやりとりをしたりするので、Windowsの方が都合がいいでしょう。もし、どうしてもMacを利用したいなら、MacにWindowsをインストールするのをおすすめします。
Webデザインを始めるには、他に何を準備すればいいの?
Webデザインを始めるのにパソコン以外に必要なものは、下記の4つです。
- インターネット環境
- デザインソフト
- テキストエディタ
- レンタルサーバー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
必要なもの1:インターネット環境
Webデザインをする際には、何かと調べ物が欠かせません。さらに、最近はクライアントとZOOMやスカイプなどを利用した打ち合わせも増えているため、インターネット環境を整えておく必要があります。
ただし、頻繁に動画など大量のデータをアップロードする訳ではないため、低速でなければ問題ないでしょう。また、外出先で作業をする場合には、モバイルルーターがあると便利です。ただし、予算的に無理であればスマホのテザリングでも十分なので、無理して購入する必要はありません。
必要なもの2:デザインソフト
Webデザインをするためには、Webサイトに使う画像を編集したり、ロゴマークなどを作成する時に利用する「デザインソフト」が欠かせません。
デザインソフトには無料のものから、有料のものまでさまざまなものがありますが、本格的にWebデザインをしたい場合や、将来Webデザイナーとして仕事をしたい場合は、PhotoshopやIllustratorがおすすめです。
PhotoshopやIllustratorの価格は下記の通りです。
PhotoshopやIllustratorはWindows、Macどちらでも使えます。PhotoshopやIllustratorに関してはこちらの記事でも詳しく解説しているので、よかったら参考にしてください。

もし、デザインソフトに費用がかけられないのなら、まずは無料のソフトから使ってみるのもいいでしょう。無料のデザインソフトでおすすめなのは、下記の3つです。
- ロゴや画像を作りたいなら、Canva
- 画像編集なら、Pixlr Editor
- Webデザイン・UIデザインの制作なら、AdobeXD
デザインソフトは、たくさんあるため、用途や予算に合わせてベストなものを選んでください。
必要なもの3:テキストエディタ
WebデザインでHTMLタグを書く時に便利なのが、テキストエディターです。WindowsにもMacにもテキストエディタは搭載していますが、効率的に作業をしたいのなら、テキストエディタを使うのがおすすめ。おすすめのテキストエディタは下記の通りです。
名称 | 価格 | 対応OS | 特徴 |
Atom | 無料 | MacOSX
Windows Linux |
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Visual Studio Code | 無料 | MacOSX
Windows Linux |
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SublimeText | ライセンスの購入のみ
有料 | MacOSX
Windows |
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Brackets | 無料 | MacOSX
Windows |
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Liveweave | 無料 | MacOSX
Windows |
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テキストエディタの特徴や選び方については、こちらの記事で詳しく紹介しているで、参考にしてください。

必要なもの4:レンタルサーバー
レンタルサーバーとは、サーバーを貸し出しするサービス。個人が自分で作ったWebサイトをアップし、公開するためにはレンタルサーバーが必要です。国内にある主なレンタルサーバーは以下の3つです。
さくらサーバー | 月額131円〜 |
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ロリポップ | 月額100円〜 |
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Xサーバー | 月額720円〜 |
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このように、レンタルサーバーは月額1000円以下で利用できるため、Webデザインをするなら契約しておきましょう。
Webデザイナーを独学で目指す人におすすめのサービス
独学でWebデザイナーを目指す際に活用したいのが、学習サイトやサービスです。ここでは、おすすめの学習サイトやサービスを紹介します。
- Dribbble
Dribbbleは、プロのデザイナーが作品を投稿するコミュニティーサイトです。世界中のWebデザイナーの作品を無料でみることができるので、サイトをチェックすることでWebデザインのトレンドをいち早く掴めるでしょう。 - Adobeヘルプセンター
Adobeヘルプセンターでは、PhotoshopやIllustratorの基本が学べるチュートリアルが公開されています。基本的な使い方が網羅されているので、初心者におすすめです。 - chot.design
chot.designは、無料でWebデザインやUI/UXデザインが学べる学習サイトです。Webサイトを作成するのに必要なPhotoshopやIllustratorだけでなく、デザインの基本や考え方など、カリキュラムが豊富に揃っています。 - Progate
Progateは、 Webデザインに必要なHTML/CSSを学べる学習サイトです。実際にサイトを作りながらHTML/CSSを勉強できます。
独学でWebデザインを学ぶのにおすすめのサイトについては、こちらのサイトでも紹介しているので、よかったら参考にしてください。

まとめ
今回はWebデザインをこれから始める方のために、下記の内容について紹介しました。
- パソコンの選び方
- Webデザインをするために必要なもの
- Webデザイナーを独学で目指す人におすすめのサイトやサービス
ぜひ、この機会にWebデザインに挑戦してみてくださいね。