小学校へのICT教育導入の必要性|小学校へのICT導入でできること6つ

ICTを教育の現場に導入すると、どのようなことができるようになるのでしょうか。

今回は小学校にICTを導入することでできることを教科別に6つご紹介します。また、既にICTを導入している小学校を5つ紹介しますのでご参考ください。

目次

小学校へのICT教育の普及は広がっている?

教育の現場でどのぐらいICTが普及しているのか、初等教育である小学校での普及率を見てみましょう。文科省の発表によると、ICT教育に関する小学校の環境整備として、2018年3月の時点でこどもひとりに対してのパソコンの数は5.6/台です。

パソコンの数から考えると、まだ不足しているでしょう。また地域差によって、ICT教育の格差は小学校で生まれています。

小学校へのICT教育導入の必要性

ICTを用いることで、より効果的な教育ができると考えられています。また、学校事務を改善し業務の負担を減らせるとも言われています。

ICTの導入により、小学生の理解を助け、個々が学習しやすい環境を整えることができるからです。

【科目別】小学校へのICT導入でできること6つ

ここからは、小学校へICT教育を導入した時にどのようなことができるのかを6つご紹介していきます。

小学校へICT教育を導入することで、教師や小学生、その保護者が何をすればいいのかがわかるため、参考になるでしょう。

【算数】導入でできること1:表示させた図形を操作して構造を理解

ICTを使って小学校の算数での教育でできることのひとつに、電子黒板を使って、図形を映し出すことがあります。図形を動かすことができるのがICT教育の特徴の1つです。パソコンなどを使っているため、動きのある教育をすることができます。

ICTを使い図形が動くことで、平面的だったものに躍動が生まれます。そのため、小学校の算数授業において、子供たちの習熟度を高めてくれます。

【国語】導入でできること2:良いと感じた文章に端末上でラインを引いて共有

小学校の国語にICTを導入することで、教育現場がどのように変化するかというと、デジタル教科書にすることで、文章へのハイライト、マーカー付けが簡単にできるようになります。

また、どこにマークを付けていいのかわからない場合でも、電子黒板でテキストを映し出し、瞬時にハイライトをすべき箇所を伝えることができるので、理解しやすくなります。

【図工】導入でできること3:撮影した作品をスクリーンで映して発表

小学校の図工にICTを導入することで、作品を大型スクリーンで発表することができます。また、アニメーションなども見せることができるので、今まで以上に想像力豊かな作品を発表できるようになります。

【体育】導入でできること4:動きを動画で撮影して確認させる

小学校でICTを体育に導入することで、動作を録画することが可能になります。どのように活用するかという例を説明しますと、同時進行で行われていることを、1人の教師が一度に見ることはできませんが、動画に残しておくことでいつでもチェックし指導することが可能になります。

また、小学校の運動会や他の行事などにおいて、生徒全員で行うパフォーマンスのチェックなどのときにも、ICTが導入されていると役立ちます。

【理科】導入でできること5:観察を写真や動画で記録し発表に使う

ICTを小学校の理科に導入することで、実験や植物観察などの記録を動画に撮影できます。

これによって、独自端末があると、夏季休暇の自由研究の観察日記なども動画によって撮影ができますし、成長の過程がより分かりやすくなります。

【英語】導入でできること6:発音練習に役立てる

英語の場合はICTを導入することで、スピーキングの練習にて役立ちます。またリスニングにも同様のことが言えます。

日本人の英語教師によるのではなく、英語圏の人の発音をきくことでリスニング力、スピーキング力を高めることができるでしょう。

小学校へのICT教育導入事例5つ

ここからは、全国の小学校ですでに教育を導入して授業に活用している学校を紹介していきます。紹介する5つの小学校では、どのようにICTを利用しているのかを見ていきましょう。

ICT教育導入事例1:横浜市立峯小学校

大正時代に創立した歴史ある小学校が「横浜市立峯小学校」です。峯小学校はICT教育に力を入れている小学校で、積極的にデジタル教育を進めています。

学校ではタブレット導入、デジタルテレビの活用などをしています。ユニット型電子黒板とメディアボックスを導入して、電子黒板で小学生が興味を持つ内容を映しだすことで、子供が意欲的に勉強できる環境を整えています。みらいスクールステーションの教材を活用して授業を行っています。

ICT教育導入事例2:大阪信愛学院小学校

キリスト系学校である大阪信愛学院小学校では、個性を生かして力を伸ばせる「学び舎」を教育のモットーとして掲げています。

135年という伝統をもちながらも、ICTという新しいテクノロジーを使うために、全ての教室にはICT機材を常設しています。そのため、学内は無線LAN環境が整っていて、21世紀型が授業ができます。

ICT教育導入事例3:荒川区立ひぐらし小学校

荒川区立ひぐらし小学校は、1988年に開校した小学校です。平成30年の児童数は全校生徒で422人います。学校の目標としているところは、「げんきで なかよく かしこい子」です。

学校のICT環境ですが、校内LANがあります。この校内LANの環境のおかげで、運動会などの行事を映像配信することができ、保護者は大型のスクリーンやテレビモニターをとおして自分の子供の運動会やイベントの様子を見ることができます。

ICT教育導入事例4:武蔵野東小学校

東京都にある武蔵野東小学校は、インクルーシブ教育を積極的に行っている学校です。このインクルーシブ教育とは健常者とそうでない生徒などが同じ環境で学ぶことです。

みらいスクールステーションというICT導入により、電子掲示板でのお知らせの発表や授業のペーパーレス化に励んでいる学校です。

ICT教育導入事例5:小布施町栗ガ丘小学校

長野県にある小布施町栗ガ丘小学校は、電子黒板機能付きプロジェクターモニターを導入しています。日々の授業をリモコン操作で、素早く教材を大型スクリーンに映し出すことができます。

リモコン操作なので教師も扱いが楽なため、デジタル教材を使って必要なテキストをすぐにスクリーンに映しだすことができます。スムーズな進行で、授業も滞ることがすくないのがICTのメリットです。

小学校へのICT教育導入を考えよう

ICTの環境を整えることで、生徒の学習意欲を高めることができます。また、教師が授業をスムーズに行えるようになるため負担も減るので、その分、生徒一人一人が理解しているか習熟度をチェックする時間もできます。

教師一人では見切れない部分をICTが補ってくれるので、教師の負担も減ります。また、保護者が、運動会などのイベントで子供の様子をよくみることができるなどメリットが多くあります。

 

この記事を書いた人

【プロフィール】
DX認定取得事業者に選定されている株式会社SAMURAIのマーケティング・コミュニケーション部が運営。「質の高いIT教育を、すべての人に」をミッションに、IT・プログラミングを学び始めた初学者の方に向け記事を執筆。
累計指導者数4万5,000名以上のプログラミングスクール「侍エンジニア」、累計登録者数1万8,000人以上のオンライン学習サービス「侍テラコヤ」で扱う教材開発のノウハウ、2013年の創業から運営で得た知見に基づき、記事の執筆だけでなく編集・監修も担当しています。
【専門分野】
IT/Web開発/AI・ロボット開発/インフラ開発/ゲーム開発/AI/Webデザイン

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