ICT教育先進国はどんな国?授業内容事例3つとデジタル教材の特徴3つ

 

ICT教育先進国にはオーストラリアをはじめヨーロッパの国々があります。

ICT教育先進国ではID管理を徹底し、子供たちの安全を確保しつつ、wordやPowerPoint、デジタル教材の利用により、子供たちのICTにかかわる能力を高める工夫をしています。

今回はそのようなICT教育先進国でどのような授業内容やデジタル教材を使っているのかをご紹介していきます。

ICT教育先進国はどんな国?

2020年から日本の小学校でもプログラミング教育が必修化されることになり、教育現場ではICT化に向けて準備を進めています。ICT教育先進国と呼ばれる国には、オーストラリア、デンマークそしてエストニアなどがあります。

他にもイギリスなどのヨーロッパ諸国もICT教育が進んでいます。今回はオーストラリア、デンマークそしてエストニアの3か国の先進的なICT教育についてご紹介していきます。活用方法や具体例を知って、今後の日本のICT教育の参考にしていきましょう。

オーストラリア

ICT教育先進国であるオーストラリアでは、小学校でプログラミングの授業が行われるため、タブレット端末を持つことを義務付けている学校もあります。

義務教育のあいだにプログラミングの基礎から応用まで学ぶことができ、論理的な考えや問題解決能力を養っています。2020年からプログラミング教育が必修となる日本と比べても進んでいるといえるでしょう。

デンマーク

ICT教育先進国であるデンマークでは、学校生活におけるさまざまなシステムにICTを取り入れることを進めています。

国際大学グローバルコミュニケーションセンター研究員の猪狩典子氏によると、デンマークの教育省は「グローバル化のなかで、競争に勝ち抜くための教育システム構築」のためにICTの利用を中心とした国家を目指しているということです。

この国家戦略は大きく3つに分けられ、その1つがICT教育です。すべての教育現場でICT環境を整え、デジタル化を進めています。

エストニア

ICT教育先進国であるエストニアは、国をあげてICT活用を進めており、ほとんどの公共サービスはオンラインで提供されるようになっています。

そして、エストニアはSkypeを生み出した国でもあり、旧ソ連からの独立後は大きな教育界改革が行われています。全学校にパソコンとインターネット環境を整備し、タイガー・リープ・プロジェクトと呼ばれるICT教育プログラムによって、プログラミング教育が進められています。

ICT教育先進国の授業内容事例3つ

ICT教育先進国の授業内容の事例として、パソコン教室でWordやPowerPointを使って国語の授業を行うという事例があります。

ICTを活用した授業とはどのようなものなのか、メリットも合わせてご紹介していきます。参考にしてみてはいかがでしょうか。

授業内容事例1:パソコン教室で国語の授業を行う

ICT教育先進国の授業内容事例として、パソコン教室で国語の授業を行っています。ICT環境が整っているパソコン教室で国語の授業を行うことで、授業で使うドリルの内容や質問とその答えを、授業を受けている生徒全員と共有することができます。

リアルタイムでパソコンの画面に映し出すことができ、授業を円滑に進めることができるでしょう。

授業内容事例2:作文ではWordを使わせる

ICT教育先進国の授業内容事例として、Wordを使って作文を書くことがあります。ICT教育の先進国であるエストニアでは、小学生にWordを使って国語の授業を行っており、作文もWordで作成します。

作文を手書きではなくWordを使って作成すると、文章の修正や構成を簡単に変えることが出来るというメリットがあります。

Wordを使うメリット:低学年でも長文を作りやすい

ICT教育先進国ではWordを使って作文を書くことが増えています。Wordを使うことで、加筆や修正をしやすくなり、何度でもチャレンジすることができます。低学年でも長文を作りやすくなるでしょう。

また、アウトライン機能を利用すると見出しとそのあとの文章を一体にすることが可能です。見出しの順序を変えるだけで、それ以下の文章を移動出来るため、文章の構成や長文作成の能力が身に付きます。

授業内容事例3:表現力育成の為にPower Pointを使わせる

ICT教育先進国では、授業で表現力を育成するためにPower Pointを使っています。小学生の時からPower Pointを使って自分でプレゼンテーションの資料を作り、みんなに発表する授業を行います。

自分の意見を論理的に組み立てる力や、自分の意見を言う力を養うことができるでしょう。

ICT教育先進国オーストラリアのデジタル教材の特徴3つ

ICT教育先進国であるオーストラリアはデジタル教材がとても豊富で、このデジタル教材を使った教育が進んでいます。無料で使えるものから、有料のものまで幅広く存在しています。

このデジタル教材とは何なのか、そしてどのような特徴があるのか具体的にご紹介していきます。

特徴1:デジタル教材が豊富

ICT教育先進国であるオーストラリアのデジタル教材の特徴として、種類が豊富であるということが挙げられます。オーストラリアでは有料の教材だけでなく無料の教材も豊富にあるため、学校ではその中から選択して授業で使用できます。

有料の教材の場合は、学校の費用で購入して使用することになります。さらに、オーストラリアでは、国がウェブ上にデジタル教材を提供しており、これも大きな特徴でしょう。

特徴2:ONE SCHOOLとONE PORTAL

ICT教育先進国オーストラリアのデジタル教材には、ONE SCHOOLとONE PORTALというウェブサイトがあります。国が作った無料のデジタル教材は、オーストラリアではポータルサイトのONE SCHOOLで提供されています。

また、国で用意したONE PORTALというポータルサイトでは、教育要領などを提供しています。予算が少ない学校でも学校間で格差が生じないように、オーストラリアでは国が提供したデジタル教材を授業で使うことができます。

特徴3:教師1人に3人のプログラマーを付けて教材を作る

先述した通りオーストラリアには多くのデジタル教材がありますが、新たなデジタル教材を作成していくために、教師1人につきプログラマーが3人付いて教材づくりに取り組んでいます。

新しく作成されたデジタル教材は学校のサーバーに格納され、ほかの教員も使用することができ、さらに自由にプリントすることもできます。

できた教材をウェブにアップ

ICT教育先進国オーストラリアのデジタル教材の特徴として、新たに教員とプログラマーによって次々に新しいデジタル教材が作られています。新たなデジタル教材はその学校のサーバーにあり自由に使用できますが、ほかにもできた教材はウェブにアップされて、国中で利用することができます。

ICT教育における先進国のID管理

ICT教育先進国ではIDを管理することにより、子供たちの安全管理と見守りが行われています。IDを管理する事で、インターネットハッキングが起きてもすぐに対処することができ、さらに授業を通して子供たちにインターネットの危険性を教え込むことが出来ます。

IDを管理することにより教員から子供たちへの連絡も可能になります。電子掲示板を利用することで、授業の予定や連絡事項を保護者や生徒と共有することができるでしょう。

学校のパソコンを使う時にはID番号を利用する

ICT教育先進国では学校のパソコンを使う時にID番号を利用するのですが、これによりインターネットの恐ろしさを最初に教えることになります。パソコンの専用IDとパスワードが発行されるまで、保護者も平日に講習を受けインターネットの危険性を学びます。

また、子供たちが専用IDでログインするため、どこのサイトをいつ見たか、常に大人が監視することができます。危険なサイトを見ていてもすぐに注意することができます。

ICT教育の先進国から学ぼう

今回は、ICT教育先進国の取り組みについて紹介しました。

日本も2020年からのICT教育の導入にむけ、多くの課題を残しています。ICT教育のメリットだけでなく、デメリットも克服していく必要があります。

ICT教育はメリットの多い教育方法で、小学生からICT機器を扱いプレゼンテーション能力を高め、社会へ出てからも役に立つ教育が可能です。小学生からICT機器の活用を学ぶことは、近い将来のためにも財産となりますので、ぜひICT先進国を参考にしてみましょう。

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書いた人

城戸健太

城戸健太

兵庫県西宮市出身。現在大学4年生。プログラミングスクールを卒業したのち侍エンジニア塾でインターン生として活動中。
記事の執筆や編集、業務改善システムの改善を担当中。

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