バックエンドエンジニアの仕事内容と必要なスキル、将来性とは?


バックエンドエンジニアってどうやったらなれるの?
バックエンドに必要な知識・スキルってなんだろう
フロントエンドエンジニアとの違いはなに?

バックエンドエンジニアってあまり聞き慣れない言葉ですよね。

簡単に説明すると、サーバー側のWeb開発を担当するエンジニア。でもそれって何をしているの?  とか、どんなスキルが必要なのかよく分からないという方も少なくありません。

一体、これからバックエンドエンジニアを目指す人は、いったいなにから勉強していけば良いのでしょうか?

そこで、この記事では初心者でもバックエンドに必要なスキルを理解するための方法について分かりやすく解説していきます。

ぜひ最後まで読んで理解を深めていただければ幸いです。

バックエンドエンジニアとは


画像:Shutterstock

バックエンドエンジニアは、主にサーバー側の開発を担当するのでユーザーがあまり目にしない裏方部分の作業が中心です。

ところで、サーバー側の開発とは、一体どんなことをするのでしょうか?

一般的には

  • ログインなどの認証機能を開発
  • データベースの制御・操作
  • ショップなどの決済機能の開発
  • 予約機能の開発

といった作業を行うことが多い職種です。

バックエンドエンジニアは、Webアプリやサービスを成立させるために、なくてはならない存在です。重要な要素であることが多いため、求められる知識・スキルも高くなる傾向にあります。

ただし、最近ではバックエンドを手軽に構築できるFirebase・Heroku・AWS・Docker・Netlifyなど、さまざまなツールやサービスが提供されるようになり、以前に比べればサーバー側の処理を構築する敷居は下がっています。

フロントエンドエンジニアとの違い


バックエンド・フロントエンドの違い

今回のテーマであるバックエンドエンジニアとは逆の意味でよく使われる言葉にフロントエンドエンジニアがあります。

バックエンドが主にサーバー側を担当するのに対して、フロントエンドは主にクライアント側を担当します。これは、つまりWebブラウザが処理するプログラムを担当するという解釈できます。

フロントエンドは一般のユーザーが目にする部分であるという点が、バックエンドとの違いです。プログラムの効率化はもちろん、デザインやUXなどユーザー体験の向上も考慮する必要があります。ただ単にプログラムを組み立てるだけでなく、ユーザーの目線に立った考え方できるかどうかが非常に重要です。

フロントエンドでよく使う言語やフレームワークとしては以下のようなものがあります。

  • HTML / CSS
  • JavaScript
  • jQuery
  • Angular / React / Vue

最近では、最新のJavaScriptを全ブラウザに対応させるために「Babel」といったトランスパイルツールを使ったり、複数のJavaScriptを管理・圧縮・結合するために「Webpack」を使うなど、さまざまなビルドツールも扱えることが、フロントエンドエンジニアのスキルとして当たり前になっています。

バックエンドエンジニアのスキル

ここでは、バックエンドエンジニアがどのような段階を踏んで学習を進めていけば良いのか、見ていきましょう。まずは言語の選択から。その後、パッケージ・データベース・フレームワークという順番で学んでいきます。

バックエンドエンジニアが使うプログラミング言語とは?


画像:Shutterstock

バックエンドを開発するのによく使われているプログラミング言語には、一体どのようなものがあるのでしょうか?

特にWeb開発に関わるバックエンドに限定すると以下のような言語が候補として挙げられます。

  • PHP
  • Python
  • Ruby
  • Node.js
  • Go

他にも、Scala, Java, Rustといった言語もありますが、利用ユーザー数や人気度などから考慮すると上記に挙げた言語が多いです。

それぞれの言語には特徴や強みがあります。

PHP

システムの土台の上に乗せるサービス開発に便利な言語です。集客サイト、SNS、ECサイト、社内の情報共有システムなどの作成に使われています。

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Python

今話題の機械学習(AI)やIoTの分野でよく使われており、便利なライブラリやパッケージが無料で公開されています。

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Ruby

国産の言語ということもあり、日本語資料が多く存在していたりRailsに代表されるフレームワークの恩恵を受けられます。

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Node.js

フロントエンドでも利用するJavaScriptが使えます。さらに、Reactに代表されるフロントエンドフレームワークを使うために必要な言語でもあり、バックエンドも同じJavaScriptで開発を進められます。

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Go

APIサーバー開発やアプリ開発、コマンドラインインターフェース(CLI)ツール作成に使われています。軽量・高速・シンプルなプログラミング言語として知られ、需要と共に学習を始める人が増えている言語です。

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まずは各言語の特徴を把握し、プロジェクトに必要な言語を選択するのが最初のステップです。

パッケージマネージャ


パッケージマネージャについて

パッケージマネージャは、パソコンにインストールするライブラリやツールなどを管理するもので、バージョンの記録、削除、新規追加、検索、依存関係などを簡単に行なえます。

また、必要な機能をライブラリやパッケージから検索してインストールすることで、短時間で開発を効率よく進められるというメリットもあります。このようなツールは利用するだけでなく、自分で開発して世界中に公開することも可能です。

バックエンドのプログラミング言語でよく使われるパッケージマネージャは以下の通りです。

  • npm (Node.js)
  • pip (Python)
  • gem (Ruby)
  • dep (Go)

特に、Node.jsの環境でよく使われる「npm」については、フロントエンド開発においてもよく使われるので使い方を知っておいて損はありません。Angular / React / Vueなどのフレームワークだけでなく、ビルドツールや自動化などさまざまなケースで利用されています。

最初のステップで選択した言語の基本的なコードが書けるようになったら、パッケージマネージャについても合わせて学習しておきましょう。

データベース


データベースについて

データベースさまざまな情報を保持しておくのに必要な存在です。例えばログインされた数百万規模のユーザー情報を保持しておくといったケースでよく使われています。

業界標準のデータベースとして知られるMySQLはリレーショナルデータベースとも呼ばれ、データを行・列の概念で保持しておくものです。エクセルのようなテーブル表をイメージすると分かりやすいと思います。

人気のCMSである「ワードプレス」は、膨大な記事データをMySQLで保持しているのは有名な話ですね。

実は、データベースは大きく2種類に分けることができます。

2種類に分けられるデータベース

RDBMS」は先ほど出てきたMySQLなどに代表されるリレーショナルデータベースのことで、主にSQLという言語を利用してプログラムを組み立てます。

反対に、NoSQLSQL言語を使わなくても利用できるデータベースで、一般的なバックエンドのプログラムが書けるならすぐにでも利用できるのがメリットでしょう。

主な特徴は以下の通りです。

  • 【RDBMS】複雑なデータに最適だが膨大な量を処理すると遅い
  • 【NoSQL】単純なデータに最適で膨大な量を高速に処理できる

上記の違いを理解するためにも、必ず両方のデータベースを操作して学習することが重要です。また、いずれにしてもデータの記録・更新・削除・検索の4つがメインの学習ポイントになります。

フレームワーク


フレームワークについて

フレームワークはWebアプリやサービスを効率よく構築するための機能が多数盛り込まれたプログラムの塊のようなものです。

フレームワークを利用すれば、ゼロから開発するよりもずっと速く構築できます。他にも、開発に関わる人たちが共通の仕様に沿って作業できたり、高度なセキュリティやトレンド技術などを安心して使えるようにあらかじめ用意されていたり、さまざまな恩恵を受けられます。

バックエンドで一般的に使われるフレームワークには以下のようなものがあります。

  • Express(Node.js)
  • Ruby on Rails(Ruby)
  • Python(Django)
  • Laravel(PHP)

もちろん上記以外にもいくつか存在しますが、まずは自分が選択した言語のフレームワークを1つ選んでミニアプリを作ってみるのがおすすめです。フレームワークの特性を経験しながら別のフレームワークを学習すると効率が良くなります。

バックエンドエンジニアの年収

バックエンドエンジニアの年収は一体、どのくらいなのでしょうか?バックエンドエンジニアはWeb系企業でそう呼ばれることが多いのですが、基幹系企業ではサーバーサイトエンジニアと呼ばれることが多い職種です。サーバーエンジニアの平均年収は約465万円

引用元:マイナビAGENT  https://mynavi-agent.jp/helpful/income/category/it_07.html

ITエンジニアとしては、ごく平均的な年収と言える金額です。

出典:サーバーエンジニア(マイナビAGENT)

引用元:FindJob!  https://www.find-job.net/income/shokushu-203/?fil=%7B%22pr%22%3A%7B%22Q9264Q%22%3A%7B%22clk%22%3A%22601fe66d3509450cc8bce4445e161f21%22%2C%22ym%22%3A%22201812%22%7D%7D%7D

Webエンジニアの平均年収は456万円ですので、IT系エンジニアの中で、バックエンドエンジニアはわずかながら年収が高い職種と言えそうです。

出典:Webエンジニア・Webプログラマの平均年収・給料・給与(Find Job!)

バックエンドエンジニアの将来性

バックエンドエンジニアの転職サイトやフリーランスの求人は、残念ながらそう多くありません。とは言え、新たなWebサービスやWebアプリケーションは日々生まれており、サービスの改修や保守といったメンテナンスはずっと続いていくため、一度受注すれば継続的に仕事を獲得し続けられる職種です。

また、バックエンドエンジニアが使う言語はフロントエンドエンジニアよりも複雑なので、ライバルが少ないのもポイントです。

WebサービスやWebアプリケーションの構築には、バックエンドとフロントエンドの両方が欠かせません。そのため、バックエンドはもちろん、フロントエンドにも対応できるエンジニアは需要が高いため、将来性がより高まります。

まとめ

今回は、バックエンドエンジニアについて求められるスキルを解説してきました。

最後に、もう一度ポイントをおさらいしておきましょう!

  • バックエンドエンジニアは主にサーバー側のWeb開発を担当する
  • 言語・パッケージの活用・データベース・フレームワークの学習が重要
  • フロントエンドは主にWebブラウザが処理する開発を担当する

上記内容を踏まえて、ぜひ自分でもプログラミングに取り入れて活用できるように頑張りましょう!

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書いた人

マサト

フリーランスのIT系ライターを10年従事する兵庫県出身の40歳。侍ブログ編集部としては、これまで270記事以上を執筆。
30歳を過ぎてから独学でJavaScript, Node.js, Linuxを習得した経験を活かし、初心者が迷わない記事作成を意識しながらプログラミングの楽しさを知ってもらうために活動しています。趣味はキャンプと登山です。