Unityでできることってなんだろう?
ゲーム開発ならUnityって聞くけど、他にできることははないの?
Unityで何ができるのか、イメージが湧かない人は多くいますよね。
Unityといえばゲーム開発エンジンとして有名ですが、最近ではさまざまな分野で活用されています。
この記事では、Unityでできることを活用事例も交え詳しく紹介します。これからUnityを学ぼうと検討されている人は、ぜひ目を通してみてください。
なお、次の記事ではそもそもUnityとは何なのか、その特徴や使い方をわかりやすく解説しているので良ければ参考にしてください。

この記事の監修者

フルスタックエンジニア
音楽大学卒業後、15年間中高一貫進学校の音楽教師として勤務。40才のときからIT、WEB系の企業に勤務。livedoor(スーパーバイザー)、楽天株式会社(ディレクター)、アスキーソリューションズ(PM)などを経験。50歳の時より、専門学校でWEB・デザイン系の学科長として勤務の傍ら、副業としてフリーランス活動を開始。 2016年、株式会社SAMURAIのインストラクターを始め、その後フリーランスコースを創設。現在までに100名以上の指導を行い、未経験から活躍できるエンジニアを輩出している。また、フリーランスのノウハウを伝えるセミナーにも多数、登壇している。
Unityでできること

さっそくUnityでできることを紹介します。
Unityでできることは、
- ゲーム開発
- XRコンテンツ開発
- アプリ開発
大きく分けて、この3つです。3つと聞くと、できることが少ないんじゃないかと感じるかもしれません。しかし、そういう訳でもないんです。
活用事例も交え、それぞれ詳しく解説します。
ゲーム開発
Unityはもともとゲーム開発エンジンであるため、ゲーム開発に特化しています。
Unityといえば有名なのは3Dゲーム開発ですが、実際は2Dゲームも開発可能です。また、Unityはあらゆるプラットフォームに対応しています。例えば、PC用ゲームを作成した場合、WindowsやMacはもちろん、LinuxやiOS・Androidにも対応させることができます。
また、PS4やXBox・Wii Uなどの家庭用ゲーム機にも対応しており、Unityひとつでほぼ全ての機器に対応したゲーム開発を実現できるのです。
Unityで開発されたゲーム例は次のとおりです。
- ポケモンGo
- 白猫プロジェクト
- スーパーマリオラン
- ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
ポケモンGoは世界的に大流行しました。また、マリオやドラゴンクエストなども、日本を代表するゲームです。これらのゲームも、Unityで開発できます。
あらゆるゲームをプログラミングなしでも開発できるのはUnity最大の魅力といえます。
XRコンテンツ開発
ゲーム開発の他にUnityでできる代表的なことといえば、XRコンテンツ開発です。
XRとはVR・AR・MRの総称で、これら全てをUnityで開発することができます。VRは馴染みがあると思いますが、AR・MRは少し聞き慣れない言葉かもしれませんね。
VRはバーチャルリアリティ(仮想現実)のことです。限りなく現実に近い仮想空間を作り出す技術のことをいいます。VRゴーグルやVR専用ゲームなど、近年VRコンテンツは増えていますね。
ARは拡張現実という意味があり、「ポケモンGo」がAR技術の使用例として有名です。ポケモンGoのように現実の画面に架空の映像を組み合わせることをARと呼びます。
MRは複合現実という意味があり、AR技術をさらに発展させたものです。ARでは、実際に架空の映像に近づくことはできませんでしたが、カメラやセンサーを駆使することで、映像の後ろに回り込んだりすることができる技術です。
まだまだ開発段階の技術ですが、今後主流となってくることは間違いないでしょう。実際、XRコンテンツは自動車産業・医療現場・宇宙産業・不動産業など、幅広い業界で活用が進んでいます。
現在はまだ主流とはいえませんが、将来的には日常で誰しもが触れるような技術になるでしょう。
アプリ開発
Unityはアプリ開発も可能です。
Unityは2Dだけでなく、3Dアプリ開発を得意としています。もともとUnityは3D開発を得意とするツールであるため、アプリ開発にも使いやすいです。
また、UnityはWindows・Mac・iOS・Androidなど、ほとんどのOSに対応できるマルチプラットフォームに対応しています。そのため、1度アプリを作れば、ほぼすべての端末で使用できるのです。
あわせて、Unityでは機能を組み合わせるだけで簡単にアプリが作れます。複雑な動きのあるアプリは難しいですが、簡単なアプリならノンプログラミングで開発できるのも、アプリ開発に使用される理由の1つです。
例えば、下記のようなアプリもUnityで作成できます。
- VRアートアプリ
- 広告を読む取ってコンテンツを表示するARアプリ
- 手術のシミュレーションVRアプリ
現状では、Unityを使ったアプリは業務内で使用するものが多いです。しかし、今後技術が浸透していけば、私たちが普段から使うアプリにも使用されるかもしれませんね。
下の記事では、Unityで作れるアプリの例を詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。

ゲームだけじゃない!Unityの活用事例
先ほどから解説しているとおり、Unityの使い道はゲーム開発にとどまりません。ここからは、ゲーム開発以外のUnity活用事例を4つ紹介します。
- 自動車産業
- 医療現場
- 建築・不動産業
- 宇宙産業
自動車産業
自動車産業では実際に車のデザイン設計にVRを用いている企業もあります。
欧米で人気の自動車メーカーアウディでは、デザイナーチームがVR空間で車をデザインしている様子が紹介されています。組立ラインやお客様への説明、コンセプトカーのダッシュボードディスプレイなどにも活用されています。
日本の大手自動車メーカートヨタ自動車も、従業員を教育するためのVRコンテンツや、リアルな映像で車のデザインなどを検討できるシミュレーターなどをUnityで作成しています。
実際に実物の車を使ってシミュレーションすると、何台ものデモ機が必要です。しかし、VRアプリをうまく活用することで、手軽にシミュレーションできます。
また、UnityはCADデータのエクスポートで有名なPiXYZとパートナーシップを結んでいます。この技術を取り入れたことで、さらにリアルな質感表現が可能となり、自動車産業では活用の場は広がっていくと予想されています。
医療現場
Unityは医療現場でも活躍しています。
Unityを活用することで、医者でもわからなかった生きた骨や関節の動きを3Dで再現可能です。細かく条件を指定して、筋肉や骨を3Dで動かすこともできるため、医療教育の場で重宝されています。
他にも、手術前のシミュレーションソフトもUnityで作成可能です。手術前にMRIなど精密検査をしてから行うわけですが、実際に手術してみると事前に分からなかった問題が見つかることもあります。
事前にリアルなVRソフトでシミュレーションしておくことで、予行練習ができるのです。血管の動きや配置もリアルに再現されているため、本番に役立ちます。
また、リアルなVRシミュレーターは医師の育成場面でも使用されており、今後はさらに普及することが予想されています。
上の動画では、医療分野でのUnity活用事例が解説されているので、あわせて参考にしてください。
建築・不動産業
Unityで作成されたシステムは、建設・不動産業でも活用されています。
例えば、株式会社大林組では、建設現場の生産性を向上するために、施工中の現場をバーチャル空間に再現するシステムをUnityで作成しています。
設計情報や資材・重機などの情報、作業員の位置情報などをリアルタイムで再現できます。これにより、効率化できる箇所や問題点が可視化でき、生産性向上につながるのです。
また、株式会社積木制作では、バーチャル空間で物件の内見ができるVRサービスを開発しています。内見は物件まで出向くのが一般的です。しかし、コロナウイルスの影響で、内見が難しいケースも出てきています。
VRサービスを使えば、オンラインで実物に近い物件を内見できます。また、360度見渡せるため、実際に住むときのイメージもしやすいです。
このように、Unityは建築・不動産業でも使用されつつあります。
宇宙産業
Unityは、宇宙産業でも活用されつつあります。
宇宙産業といえばロケットやそれに付随するシステム制作などが有名ですよね。精密部品やシステムを作成するときは、説明書などを見ながら作業を行います。このとき、ARサービスを利用することで、目の前に必要な情報を表示しながら作業できるため、生産性を向上できます。
また、宇宙産業で使用される機器を使用するトレーニングに、VRサービスが使用されることもあります。実際の操作では危険が伴う場合でも、VRであれば安全に操作訓練が可能です。
このように、宇宙産業ではUnityで作成したAR・VRサービスを使用する場面があります。
上の動画では、宇宙産業でのUnity活用事例が解説されているので、あわせて参考にしてください。
Unityを学ぶべき人は?

ここまでUnityでできることや活用事例を紹介しました。しかし、気になるのは、本当にUnityを学ぶべきかどうかですよね。
最先端技術を扱うことができるUnityですが、次のような人は学ぶメリットがあるでしょう。
- さまざまなゲームを自主的に開発したい
- ゲーム開発を仕事にしたい
- XRコンテンツを作成したい
- 最先端技術に携わりたい
このような人にとって、Unityは相性のいいスキルです。ゲーム開発をしたい人はもちろん、XRコンテンツのアプリを開発したい人にもおすすめの選択肢ですね。
とくにXR分野の将来性は高いと予想されているため、今後開発需要が高まる可能性があります。今からスキルを習得しておけば、第一線で働ける可能性もあるでしょう。
しかし、Webサイト開発や人工知能などに興味があるなら、もう一度どの言語を学ぶべきか考え直したほうがいいかもしれません。
Webサイト開発であればJavaScript・PHP・HTML/CSS、AI開発ならPythonといった適したプログラミング言語があります。自分のやりたいことが実現できる言語を選びましょう。
なお「どの言語を学べばいいのかわからない…」という人は、弊社が提供している「プログラミング学習プラン診断」をご活用ください。
診断にかかる時間は1分ほど。4つの質問に答えるだけで、次のようなあなたにあうプログラミング言語やおすすめの学習プランを診断してもらえます。
どのプログラミング言語を選べばいいのかわからない人は、ぜひ一度お試しください。
あなたにあうプログラミング言語を診断してみるUnityの学習方法
Unityの学習方法は、主に独学とプログラミングスクールで学ぶ方法があります。どちらを選ぶべきかは学習する目的によって異なります。
ここでは、次の目的別にUnityを学習する方法を解説します。
- 趣味でゲーム開発するなら独学でも
- 仕事につなげたい人、挫折しないか不安な人はスクールへ
趣味でゲーム開発するなら独学でも
趣味の範囲でゲームを開発したい人は、学習サイトや本を使って独学がおすすめです。
- 自分が作りたいと思ってるものが作れるか
- どんな仕組みでゲームが作られているのか
上記の内容は、学習サイトや本での独学でも理解できます。プログラミングやITツールを触ることに抵抗がない人であれば、独学だけでも簡単なゲームなら作れるでしょう。
とくに最近では、QiitaやブログなどでUnityを使った自作ゲーム作りについて情報を投稿する人もいます。こうしたノウハウを参考にすれば、初心者でも簡単なゲームは作れますね。
なお、次の記事ではUnity初心者が最初に学ぶべきポイントを、独学方法も交え詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

仕事につなげたい人、挫折しないか不安な人はスクールへ
Unityを習得して仕事に繋げたい人や挫折しないか不安な人はプログラミングスクールを活用しましょう。
実のところ、Unityといったプログラミング学習で挫折する独学者は多くいます。事実、弊社の調査では
- 不明点を聞ける環境になかった
- エラーが解決できなかった
- モチベーションが続かなかった
などの理由から、87.5%が「プログラミング学習で挫折や行き詰まりを感じた」と回答しています。


調査概要:プログラミング学習の挫折に関するアンケート
調査対象:10代〜80代の男女298名
調査期間:2019年8月13日~8月20日
調査方法:インターネット調査
掲載元:PR TIMES
また、こうした背景もあってか、弊社がプログラミングに興味がある人100名へ実施した別の調査では
- 確実にスキルを身につけられると思ったから
- 独学では不安がある
- 効率よく学べそう
などの理由から、61%が「プログラミングの勉強を始めるならスクールを選ぶ」と回答しています。


調査概要:プログラミングに興味がある方の意識調査
調査期間:2021/11/19~2021/12/3
対象者:プログラミング学習を検討している10代~50代の男女100名
調査媒体:クラウドワークス
掲載元:PR TIMES
加えて、プログラミングスクールの卒業生に「独学ではなくスクールを活用した理由」を聞いたところ「できるだけ短い期間でITエンジニアへの転職や副業に必要なスキルを身につけたかった」という回答も多く寄せられました。
上記から、1人でプログラミングスキルを習得できるか不安な人や短期間でスキルを習得したい人ほど確実性を求め、現役エンジニアといったプロの講師に質問できるプログラミングスクールを利用する傾向にあるのがわかります。
いざ独学でプログラミングを学び始めても、勉強の最中に挫折しまっては学習にかけた時間を悔やむだけでなく「プログラミングスキルを身につけるのって思っていたよりも難しいんだな…」とスキルの習得自体を諦めかねません。
仮にわからないことを飛ばしながら勉強を進めたとしても、ITエンジニアへの転職や副業での収入獲得を実現できる実践的なスキルが身につかなければ、結局後悔することになります。
そこで、おすすめしたいのが「SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)」です。
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実績 | ・累計指導実績4万5,000名以上 ・受講生の学習完了率98% ・受講生の転職成功率99% |
侍エンジニアをおすすめする最大の理由は「挫折しづらい学習環境」にあります。
先ほど述べたとおり、独学者の多くは自力で不明点やエラーを解決できないためにプログラミング学習を挫折しています。そのため、未経験者が現役エンジニアのようなプロに質問や相談できない状況で、プログラミングスキルを習得するのは非常に難易度が高いといえます。
しかし、侍エンジニアでは
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- 現役エンジニアに質問できるオンラインでのQ&Aサービス
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公式サイトで詳細を見るまとめ
今回は、Unityでできることを活用事例も交え詳しく紹介しました。
Unityはゲーム開発ができることで有名ですが、実はアプリ開発やXRコンテンツの開発もできます。とくにXRコンテンツは将来的に需要が高まるといわれており、注目の分野です。
Unityに興味がある人は、今回紹介した内容を確認したうえで、ぜひスキル習得にチャレンジしてくださいね。
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